記録ID: 1642526
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無雪期ピークハント/縦走
東北
分水嶺:甲子旭岳(赤崩山)
2018年10月22日(月) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 08:45
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,123m
- 下り
- 1,126m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 8:45
距離 11.1km
登り 1,124m
下り 1,132m
甲子温泉に向かう枝道(甲子大橋の下)の駐車スペース0610―0613甲子大橋横断0616―甲子トンネル西郷側入口0618―0621(大黒屋からの)登山道―0714猿ヶ鼻―0748甲子峠分岐―0806甲子山0817―0828旧道新道分岐―0836水吞場―0934甲子旭岳(赤崩山)1007―1213登山道1225―1232(⇔1234坊主沼1241)1244―1247坊主沼避難小屋1249―1325旧道新道分岐―1340甲子山1343―1354甲子峠分岐―1415猿ヶ鼻―1448大黒屋分岐―1450甲子トンネル西郷側入口―甲子大橋横断―1456甲子温泉に向かう枝道(甲子大橋の下)の駐車スペース
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
旭岳山頂付近には一般登山道はありません。 北側の稜線(中央分水嶺)には道形があります(勾配が急なところには固定ロープ有)。一方、南側の稜線(中央分水嶺)について言えば、上部は踏み跡がありましたが、下部になるにつれて不明瞭となり外すと木の上を歩けるうちは良いのですが、地を這うようになると、かなりしんどい(深い)藪漕ぎでした。 |
写真
甲子旭岳山頂からの時計回りパノラマ展望(4):流石山〜大倉山〜三倉山。左奥には日光連山(男体山・女峰山〜太郎山〜日光白根山)。右奥には、会津駒ヶ岳〜丸山岳〜会津朝日岳、七ヶ岳などなど、豪華絢爛。
撮影機器:
感想
前日に荒海山の東稜を踏査し、中央分水嶺踏査に一区切りをつけることができたのですが、気になって仕方がないのが、甲子旭岳(赤崩山)の山頂を踏んでいないこと。容姿端麗ですし、谷文晁(1763-1840)著「日本名山圖會」にも収録されている名山とのことですので、やっぱりここを空白にしておくのは、玉に瑕というものです。
というわけで、さっそく歩いてみました。北側は道形がしっかりあって、問題ありませんでしたが、南側は山頂から離れるにしたがって徐々に踏み跡が不明瞭となって、後半はかなり深い藪漕ぎになってしまいました。最後、ちょうど一般道が分水嶺を離れる地点で休憩されている単独行の男性(私より年長で那須塩原在住だそうです)がいらっしゃって、ゴソゴソと藪を漕いでいる私の物音が熊じゃないかと心配して、声を出して下さいまして、私もコールバックし、お互いに人間だと認め合ったのちは、誘導して下さったおかげで、ロスなく分水嶺踏査を完了することができました。
最後は、甲子山からの下り途中、甲子峠への分岐でその方とお別れしました。その他、山でお会いしたのは、夫婦連れが二組。一組は上記のポイントから坊主沼避難小屋までの間、もう一組は甲子山山頂でした。
これで、中央アルプス(茶臼山)〜吾妻連峰(東大巓)間の中央分水嶺踏査が(ほぼ※)すっきり!
(※)自衛隊演習場内など、ラインを厳密には辿れていない区間もまだありますが、目くじらを立てるほどでもないかな…
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コメント
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nomoshinさん、こんばんは。
無雪期の甲子旭岳南尾根(仮称)のレコ待ってました。(通知の登録をしていたので拝見することができました。)
私は一度下から登ろうと行っては見たものの、初っ端から激ヤブでアッサリ断念したのですが、上からだったら何とかなるかなぁと思いながら情報を求めていました。ありがとうございます。
ヤブは笹よりも灌木ですか?高さはどうですか?
nomoshinさんの記録を拝見しますと、あまり登山道には拘らず目的のルート踏破に重点を置いているようですね。ということは、現れるヤブは躊躇なく突き進む覚悟ができているんでしょうか。
私も時々ヤブ漕ぎに陥りますが、まだまだ覚悟が足りないようです。
お疲れ様でした。
kinoeさん、はじめまして(ですよね?)
> 通知の登録をしていたので…
へぇ、そんな機能があったんですか。ますます便利ですねぇ。
> ヤブはどの程度ですか?
> ヤブは笹よりも灌木ですか?高さはどうですか?
・私は南尾根を下りましたので、ある程度傾斜がある方が藪を突破しやすいですよね。登りだと逆に厳しくなるでしょう。
・山頂からCo1740mくらいまでは、藪の背丈も低く、踏み跡がかなり明瞭にあった(離れたところからでも見つけやすい)と記憶しています。(つまり、篤志家がそれなりに歩いているということはできると思います。)
・さて、そのあと傾斜が緩み、稜線上は灌木が多くなります。Co1717mくらいでちょっとしたコルとなり、登り返すあたりは、枝の上を歩く場面が増えてきます。ツルが絡まっているようなところももちろんあります。
・Co1723mくらいの小ピークを過ぎたら、あとは下るだけと読んでいましたがそれが大間違い。ここから藪の背丈が一気に増し、さらに地形図(Co1650mの等高線がちょっと二重稜線っぽくなっていますよね)よりも実際の地形が複雑だったりして、難儀しました。具体的に言うと、灌木と笹のミックスで丈は2m以上ありました。
・私のGPSログを詳細に見て頂くと分かりますが、GPSを参照しながら忠実に中央分水嶺を歩こうとしていたのに、最後(Co1645m→1600m)は斜面に流されかけています。これは濃い藪でトラバースが厳しかったためです。
結果的に、熊スズは無くし、ズボンには破れが生じ、足はかなりの青アザを頂戴しました。藪好きにはたまらない世界でしょう。
残雪期なら楽ちんだと、一般登山道に出たところでお会いした地元の方に諭されました(笑)
是非、逆向き(鉈が必要かと思います)で頑張ってください!
kinoeさん
ちょっと古い本ですが「会津百名山ガイダンス」(歴史春秋社、H10.4発行)という図書を古本屋で手に入れていたのを思い出し、「旭岳」の項をチェックしてみました。
---(引用ここから)---
山頂は西斜面への展望が刈り払われて、大峠から流石山、三倉山への稜線が目前に広がり、思わず快哉の声をあげることであろう。
北の反射板への稜線にはかすかな踏み跡があるが入り込まない方が無難である。
また、南側も三本槍岳の方向へ山頂付近だけは刈り払われ、200メートルほどは踏み跡もしっかりしており、さらには坊主沼の先にまわり込むように尾根が続き、三本槍岳への主縦走路に合流できそうに思われるが、ほどなく道はなくなる。猛烈なヤブこぎとハイマツ泳ぎを強いられるので、時間に余裕があり、視界と体調が良い日以外は下らないこと。往路を慎重に下ることを勧める。
---(引用ここまで)---
20年前から大きな変化はないように思いました。特に「時間に余裕があり、視界と体調が良い日以外は下らないこと。」については同感ですね。
nomoshinさん、こんばんは。
貴重な情報をありがとうございます。
確かに内容はnomoshinさんの感想と酷似していますね。
私は特にヤブ漕ぎが好きなわけではなく、できればピストンを避けたいという理由から南尾根に興味を持った次第です。
無理しない方が賢明そうですね。
と言うか、実は先週から仕事で東京府中市に出てきておりまして、那須の山は帰省時にタマに、という感じになっております。
いずれまた、宜しくお願いします。
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