雌阿寒岳


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,287m
- 下り
- 1,287m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
樹林外は少し足元がガレガレしているところがある。 剣ヶ峰方面へ下るときは少し登山道がわかりづらいかもしれない |
写真
感想
今回は調査に行く友人を池田町に送って行ったついでに、雌阿寒岳に登ってきました。
実は、今回が初めての単独行。ちょっとドキドキでした。
3年半くらい前に春に訪れましたが、途中で天気が崩れ、雌阿寒の雄姿が少ししか楽しめなかったのが思い出されます。
雌阿寒温泉に車をデポして、久々に登山靴のひもを締めて。登山口から上っていきます。
最初は大きなトドマツが立ち並ぶ整然とした森。なんか鎮守の森っぽい雰囲気の中進んでいきます。
林床にはミツバオウレンなども咲いています。
結構登山者は多く、抜かしたり抜かされたりしながら登っていきます。
ちょっとハイペースできすぎたので、樹林外にでたところで一息つきます。
一人だとなかなかペース配分も難しいのがわかります。
曇りがちながらも、標高を上げていくと、展望が開けてきます。
オンネトーや雄阿寒などもみえます。
そして雌阿寒の魅力ともいえる火山地形も見れるようになってきました。
謎のランプなども見つつ、ガレガレとした急斜面を登って行き、外輪に出るとかっこいい雌阿寒の噴火口がみれました。
前回は、このあたりはガスってしまっていたので見るのは初めてです。
生き生きと噴気を出す姿には、強い生命力すら感じます。
噴火口を眺めつつもうひと踏ん張りすると雌阿寒の頂上です。
阿寒富士や剣が峰の方面に日本とは思えない、火山地形の荒涼とした風景が広がっています。
ちょっと十勝岳のあたりに雰囲気は似ているかもしれません。
少し休憩して、剣が峰方面からの雌阿寒を眺めるべく、そちらのほうへ下っていきます。
分岐から降りて行ったつもりが、夏道のあるであろう尾根を少し外してしまったようなので少し修正しつつ。
平らなところまで下って振り返ると、特徴的なヒダを備えた、ずっしりとした雌阿寒の姿が。
かつてガスに捲かれながらも垣間見た姿がありました。
剣が峰まで行こうと思ったのですが、若干満足したので引き返します。
そして今度は阿寒富士へ。
阿寒富士の分岐から先には高山植物のミネズオウが早くも花を咲かしていました。
大きな群落になっていって、砂礫の中にところどころ見ることのできるピンクの花はとてもきれいです。
さて、阿寒富士はひたすら上るのみ、ちょっと雲のかかる山頂めがけて登っていきます。
途中、帯広の高校の山岳部とすれ違いました。彼らは、下まで下ったや否や、また登りかえしてきました。
どうやらトレーニングのようです。
山頂に着くと、雌阿寒方面のガスがとれてかっこいい姿を見せています。
またなぜか山頂には自分の研究材料である寄生ハチがたくさんいました。
まぁ、国立公園内で採集はできないのですが。
山頂で追い付いてきた登山部の人と少し話をして、阿寒富士を後にしました。
さて、分岐からは下り一辺倒。
なんとなく高校時代を思い出してしまい、ここからは走りを交えての高速下山。
あっという間に樹林内に突入しあっという間にオンネトーまで。1合あたり5・6分のペースで駆け下りてしまいました。
オンネトーの周りには、オオサクラソウやミヤマハンショウヅル、ズダヤクシュなどがありました。
あとはのんびり歩いて雌阿寒温泉へ。
相変わらず湯船しかない渋い硫黄のにおいが強い温泉に入りました。
また、オンネトーにも寄りましたが、残念ながら山はガスの中。
再び池田町で友人を回収して帰札したのでした。
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