甲斐駒ヶ岳
- GPS
- 06:40
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 1,134m
- 下り
- 1,124m
コースタイム
仙水小屋 07:45
仙水峠 08:10-08:15
駒津峰 09:25-09:30
甲斐駒ヶ岳 10:50-11:00
駒津峰 12:05-12:15
双児山 12:50-12:55
北沢峠 13:50
天候 | 終日快晴。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
※甲府で前泊 甲府 04:00-(山梨交通バス)-06:12 広河原 06:50-(南アルプス市営バス)-07:10 北沢峠 (帰り) 北沢峠 14:20-(南アルプス市営バス)-14:50 広河原 16:00-(山梨交通バス)-18:01 甲府 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※登山行程が1日に収まっているため、1日行程として登録しましたが、前日に甲府へ移動して前泊しているので、行程全体としては1泊2日となっています。 コース全体が一般登山道で、危険箇所や迷いやすい箇所はありません。 ただし駒津峰から甲斐駒ヶ岳へ向かう際に、一旦鞍部まで下りますが、その間は大岩の間を縫うような道となります。 段差の大きな箇所や、手を使って岩や木の幹などを頼りながら通過する箇所が出てくるので、両手をフリーにしておくほうがスムーズに通過できそうでした。 ※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。 ※GPS導入前なので、ルートは推測です。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
感想
甲府駅を早朝4時に出発するバスに乗るために、前日のうちに甲府に入って1泊しました。
当日は少し早い時間から駅前を窺いますが、バス停にようやく行列ができ始めたのは3時35分頃で、早速行列に加わります。
最終的に発車時刻までに現れたのは約30名ほどで、2台のバスで全員座って広河原へと向かいました。3連休の最終日とあって、乗客はやや少なめだったようです。
広河原に着くと、一気に涼しいを通り越して寒くなります。
持っていた衣類(雨具を除く)を総動員して、なんとかしのげる気温で、手袋も冬用を着用しました。
なにしろ北沢峠へ行くバスへの乗り継ぎで40分も待たされるので(何故こんなダイヤを組むのでしょうか?)、寒さ対策をしておいて正解でした。
北沢峠からは、始めやや下ってから仙水小屋の前を通り、岩塊折り重なる中を通り抜けて仙水峠へ向かいます。
まだ急な登りはありませんが、ここで身体が程良く暖まって、上に重ねていた衣類が次々と不要になり、峠に着いた時点では山シャツ姿になりました。
峠から先は樹林帯の急登となって、駒津峰まで一気に約500mを登りますが、思っていた程には大変ではなく、駒津峰には割とあっさりと着いた印象でした。
駒津峰から先が核心部で、まずは小刻みなアップダウンを繰り返しながら、トータルではもったいない程下ります。
大岩が連なる中を縫うような道で、その岩や木の幹などにすがりながら通過するような場所が多々あって、結構腕力を多用しました。手は普段何も鍛えてないだけに、握力がどんどんなくなっていきます。
最低鞍部まで下ると、あとは普通に歩ける道で登り返していきますが、1箇所だけ腕力を使ってよじ登る段差があり、それを前にして腕力不足で上手く登れずに立ち往生してしまいます。
一時は撤退の2文字が頭をよぎったほどですが、握力の回復を待って再度トライしたところ、今度はなんとか通過できました。
あとは頂上まで、白ザレの道が続きます。傾斜は比較的穏やかですが、そこまでのアップダウンがきいてきて、最後の登りはちょっと辛く感じました。
頂上では360度の大展望が広がって、しかもこの日はどの方角を見ても遠くまで全く雲がなく、すべてがクリアに見渡せます。
この週末大荒れだった北アルプスなど日本海側の高山は全山が白銀の世界で、富士山や御嶽山もうっすらと雪化粧をしています。
さらに、そういった山々だけではなく山麓の景色も広範に見下ろせて、まさに雄大という表現がぴったりの展望を堪能できました。
頂上を後にして下り始めると、意外なほど順調に足が進みます。往路で難儀した岩道も、復路で登りに変わるとかなり易しく感じます。
が、僅かに残っていた握力は、ここで少しずつ使っていくうちにほとんど尽きてしまったようでした(下山後、ザックを手で持ち上げられないなどの不便が生じました。今後は手も鍛えておかないと)。
駒津峰まで戻ってくれば、あとは特段困難な箇所はありません。一旦下った後での双児山への登り返しが、ややきつかった程度です。
双児山から先は樹林帯の急降下となりますが、滑りやすかったり段差が大きかったりする箇所は全くなく、快適に歩けるジグザグ道でした。
北沢峠に着くと、広河原へのバスはダイヤ通りならば1時間40分待ちというタイミングです。
でも乗車待ちの人数が一定数に達したためか、南アルプス市が臨時便を出してくれて、30分ほどの待ち時間でバスに乗ることができました。
ところが広河原から先は長距離路線となるためか、さすがに臨時便などは出ず、そこで1時間以上待つことになります。
とはいえ待ち合わせ場所が寒かった北沢峠ではなく、たっぷりの夕日が当たって暖かな広河原になったので、気持ちよく過ごすことができて幸いでした。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2006_10_12/mt2006_10_12.html#20061009
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