霧ヶ峰でラッセル大会。お手軽スノーシューのはずだったのが…[車山肩-車山-蝶々深山-1792峰-八島湿原-沢渡-車山肩]


- GPS
- 04:15
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 366m
- 下り
- 366m
コースタイム
↓ 0h30
11:25 車山 ▲
11:30
↓ 0h20
11:50 車山乗越
↓ 0h20
12:10 蝶々深山 ▲
↓ 0h40 [物見岩に行くはずがトレース消失でコースアウト]
12:50 1792mピーク ▲
↓ 0h50 [膝丈ラッセル状態]
13:40 奥霧小屋
13:50
↓ 0h40
14:30 沢渡
↓ 0h40
15:10 車山肩 P
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
白樺湖の大門峠までは凍結箇所もなくノーマルでもOKな感じでしたが、大門峠先は固く凍った氷の上に雪が薄く乗っている状況で、スタッドレスもしくはタイヤチェーン必須です。 ●車山肩の駐車場 本来の駐車場は雪に埋もれほとんど利用できません。トータルで12-13台くらいしかとめられないと思われます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●コースの状況 車山〜蝶々深山を過ぎるあたりまではトレースがついている状況でしたが、蝶々深山から物見岩に行く夏道のトレースが全くなく、1792mピークにトレースが続いており、そこから八島湿原方面へは完全にトレースが消えている状況でした。 ●トイレ 車山肩に冬季も利用できるトイレがあります。今回たどったコース上では、他に冬季も利用できるトイレはありませんでした。 ●立ち寄り湯 ・白樺湖 すずらんの湯 http://www.city.chino.lg.jp/kbn/04030052/04030052.html 割引券をプリントアウトしていけば100円引きに。 |
写真
じゃあ、ココどこ?????
1792mの無名峰でした。。。。
道間違った。。。。
でも他にトレースなかったよなぁ。
しかしススキが顔を出しているあたり、なんだか雪深そう…。
感想
=超快晴の高原でお手軽スノーシューのはずが…=
昨年の晩秋に訪れた霧ヶ峰。草紅葉の誰もいない草原の景色に感動し「冬にこの雪原を歩いてみたい」と思いスノーシューを始めたのでした。
そんな念願かなっての霧ヶ峰スノーハイクはいかに?
=晴れたよ!晴れた!!=
気温は-10℃。時折吹く冷たい風が肌に刺すようなに痛かったですが天気は快晴。
そんなに元々雪の多い所ではない霧ヶ峰ですが、雪の量も申し分なく固くしまった雪の上に超パウダースノーが30〜60cm程積もっておりフッカフカ!
日曜日だけあって人が多く踏み固められているじゃないかと心配しましたが、車山で団体のツアーとすれ違ったくらいであとは蝶々深山で小さな子供を連れた若いご夫婦、霧ヶ峰の調査員の方、ソロの男性のみで後はずっとひとりでした。
これは素晴らしいスノーハイクになりそうと意気揚々と歩いていたのですが、その人の少なさが後々災いし、、、
=コースを間違えラッセル大会に…=
車山から車山乗越、そして蝶々深山とトレースもついており順調順調。蝶々深山を過ぎ沢渡から来る夏道と合流後、物見岩に向かおうとトレースに従い歩いていたところ、何故か途中でトーレスが消失。
「んん?」と思って端と立ち止り右方向を見ると本来行くはずだった物見岩が。。。「コースアウトしてしまった…」
本来は1792mピークを左に見て物見岩に向かうのが正しいコース取りなのですがそのトレースがなく、ついていたトレースは1792mへ続くものだったので間違えてしまったのでした。
「さてどうする。物見岩に行くにはコースを戻りそこからトレースがない道をラッセルして行かなきゃいかん。八島湿原に行くにはここから行くにせよ、物見岩から行くにせよどのみちラッセルか…」
という事で出した結論は、1792mのピークからラッセルして八島湿原に向かうというものでした。
天気は良好、目指す八島湿原は視界に入っている、昨年来ているので霧ヶ峰の地理的感覚はあった事(←ってコース間違ってるじゃん)もあり、そういう結論に。
ではじまったラッセル大会。スノーシューを履いた状態で膝あたりまで沈み、ストックは突き差すと60cmほど雪に沈む状態でしたが、雪がパウダースノーでフッカフカで重さがほとんどなく「これは楽しい!」。
しばしラッセルを続けると1792mのピークを降り切ったあたりで右方向に八島湿原方面に続くトレースの跡が。
「やっと元の道に戻れる〜」とほっとしたのですが、そのトレースとの間には吹きだまりで雪深そうな箇所が。しかしコースに復帰するにはそこを渡らねばならいため慎重に進むと、、、
=ズボっと腰まではまる=
「うがっ!」変な叫び声をともにいきなり落ちました。気分的にはいきなり落とし穴にドーンと落ちた感じです。
スノーシューが雪の奥深く入ってしまったので足が固定されてしまいなかなか身動きがとれなかったのですが、フガフガ言いつつもがいていたところ何とか動けるようになり、物見岩から続くトレースに合流。
しかしそのトレースもほとんど消えかかっており、結局そこからもラッセル状態。でもトレースがついているところのラッセルとそうじゃないところのラッセルは消耗度が違いますね。ぜんぜん楽チンです。
コースに復帰後はトレースが消えてしまう箇所もありましたが、樹林帯だったため木につけられた赤テープを頼りに無事に八島湿原までたどり着きました。
八島湿原から車山肩への帰路は特にラッセルする必要もなく、歩くスキーと思われる先行者のつけたコース上のトレースをたどり沢渡へ。沢渡からはスキー場跡を登り返し車山肩に無事到着となりました。
=まとめ=
予想だにしていなかったラッセル大会となってしまった今回のスノーハイク。たとえトレースがついていたとしても、そのトレースが正しいとは限らないといういい勉強になりました。
霧ヶ峰は昨年来ており天気もよく、コースを間違っても不安感はなかったのですが、もし天候が悪くガスにまかれてしまったら、一面の雪原でなんの目印もない霧ヶ峰ですと自分の位置が全くわからなくなっていてしまったかもしれません。
安易にトレースをたどるのではなく、常に自分の位置を把握しながら歩くという基本中の基本を改めて認識した山歩きとなりました。
反省反省。
コメント
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zawada さん こんにちは! 霧ヶ峰スノーシューお疲れさまでした
同じコースを何年か前に・・・
梅雨明け後すぐの
そのとき、すんばらすいと思っていたのですが・・・
この風景は
本当に素晴らしい
思うずんぶん堪能させていただきました。ありがとうございました。
そして、
beelineさん、こんばんは!ほんとに霧ヶ峰は素晴らしいところです。
1600-1900mという高層にこれだけの広さの台形状の地形が広がっているというのは、ホントにスペシャルな所だと思います。
丘陵、森、湿原となんでもありですし。
晩秋
霧ヶ峰には以前はあったテン場が今はなくなってしまったのですが、夏の間だけ霧ヶ峰キャンプ場が開設されてテントが張れるので、今夏はちょっと狙ってます
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