武奈ヶ岳(坊村から)【途中敗退】


- GPS
- --:--
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 883m
- 下り
- 876m
コースタイム
9:35 明王院登山口 9:46
12:39 御殿山 12:41
13:15 敗退地点
13:42 御殿山
14:58 明王院登山口【昼食】 15:33
15:36 葛川市民センター
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・駐車台数は40台程度 ・アプローチでは路肩に雪はありましたが、この日の路面は特に問題なく、ノーマルタイヤのみで到着しました |
コース状況/ 危険箇所等 |
【明王院〜846m地点】 杉林の中のため、トレースは付いており迷うことはありませんが846m地点手前からは風雪でトレースなし 【846m地点〜御殿山】 積雪はヒザ、踏み外すと足のつけ根まで埋もれます また急斜面では一部、胸までのラッセル 所々に赤テープありますが、新雪に覆われていると846m地点周辺はコースが分かりづらくなります S氏ラッセルするの巻→http://www.youtube.com/watch?v=s48HjOqguNM&feature=youtu.be 【御殿山〜敗退地点】 ところによりワカン付けていても足のつけ根まで埋もれます ※トイレは葛川市民センターから明王院方面に道路を渡ったところにあります |
写真
感想
12月末に登った武奈ヶ岳を、コースを変えて坊村から登る。前回のイン谷口からのコースと比較すると距離的にはかなり短くなるので余裕の山行と高をくくっていたが積雪量の違いと、トレースの無い道を進む労力に心を折られて結果的には目的地を踏むことなく無念の敗退となってしまった。ただ、その中から得られるものも多く『実りある敗退』としておこう(笑)。
当日は8時前に自宅を出発。途中、車の不調もあったりコンビニに寄ったりで9時頃に葛川市民センターに着く。駐車場の隅に車を置かせてもらい着替えを済ませてスタート。登山口となる明王院で早々にアイゼンとワカンを装着し、樹林の中の急登を進む。846m地点の手前まで登ると、それまで辿ってきたトレースがまったくなくなりルートを見つけながらの前進となる。846m地点を巻くように進んでしまい(結果的にはかなり回り道をしてしまった…)稜線に取りつく登りではS氏と交代で雪と格闘しながらのラッセル。初めてのラッセル体験で楽しいが想像以上に体力を消耗する。稜線をしばらく行くと御殿山への登りが目の前に現れる。トレースのない急登は、さながら壁のようで本当にここを登るものなのか?と不安になる。それでも所々で胸まである雪を押し潰し、あたりの木につかまりながら少しづつ登っていると、後ろに人の気配が…。振り返ると単独の青年がすぐ後ろまで迫ってきていた。挨拶を交わすと「ここまでトレースを辿らせてもらいましたので先頭を代わりましょうか?」との嬉しいお申し出(笑)。ここからは青年がスノーシューで付けてくれる大きな踏み跡を辿って進むが…人の踏み跡のなんと歩きやすいことか♪自分でラッセルしている時には何とも思わなかったのが、こうしてすぐ後ろを辿らせてもらうと、踏まれていない山を進む苦労とトレースの歩きやすさとありがたみが身にしみて分かる。今までは当たり前のようにトレースを辿り、当たり前のようにコースが見えていたのを思うと『目から鱗』的な感じ(今頃かい)。御殿山をすぎた鞍部からの登りで再び青年と先頭を代わるも、ワカン装着で腰まで埋もれる状況と、目の前に立ちはだかる最後の登りを見て撤退を決め、来た道を戻る。御殿山の手前で振り返ると青年が急斜面を四つんばいで進む姿が見え、登頂成功を祈る。
復路の稜線上では、先ほど歩いてきた足跡も風によって消えており改めて雪山の怖さを知らされる。だけどやっぱり雪山楽し♪
明王院まで下りたところで腹が減ったのでラーメンを食べた後、市民センターまで戻って帰宅の途につく。
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