国見岳(樅木林道終点より往復)
- GPS
- 04:30
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 843m
- 下り
- 836m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
国道218号線〜国道445号線〜県道159号線〜五勇 林道 五家荘渓流キャンプ場前泊(キャンプ場は11/20で終了) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■樅木林道終点〜分岐点 樅木林道終点から2つのゲートを越えてさらに先に進む。新登山口から尾根筋に入ると急登が続く。一旦緩むが、再び急坂となり、これをこなすと分岐点に達する。 ■分岐点〜山頂 分岐点からしばらく雑木林の中の比較的平坦な道を進む。登りに取り付き、ひと登りすると、山頂部が目に入る。再び雑木林を抜け、山頂部を登る。縦走路との分岐に達して、シャクナゲ薮を抜けると山頂に達する。 |
写真
感想
体調が優れず、1ヶ月以上もご無沙汰になった山登り。鬱憤を晴らすには登りまくるしかない。ということで、本格的な寒波が到来する中、南に下れば雪には降られまいと思い、お休みを頂いて、九州に遠征しました。
第一弾は阿蘇山になる予定が、まさかのガス規制。登山口に近づくことすらできませんでした。気を取り直して、次なる目的地の国見岳に向かいました。ところがここでもハプニング。前泊予定の五家荘渓流キャンプ場が2日前から冬季閉鎖中。何とか車中泊だけ認めてもらいました(料金はテント持ち込みと同じ)。
翌朝暗いうちから樅木林道終点まで車を走らせ、7時前には出発しました。ゲートを2つ越え、林道を先に進み、新登山口から登山道に入ると、いきなりの急登。しばらく登ると、どこからともなく黒い柴犬のようなワンコが姿を現し、先導を始めました。少し先に行っては止まり、こちらを振り返る。時々ルートを外れて進み、見えなくなったなと思うと姿を現わす。ワンコに導かれ、旧登山口との分岐点までたどり着きました。
ここからしばらく平坦な道を進むと、ワンコはどこかに姿を消してしまいました。再び登りが始まり、ひと登り終えると、山頂部が見えてきました。山頂の近くは霧氷になっているらしく、白く輝いていました。登っていくと、草霧氷でした。草霧氷の中を登り切ると縦走路の分岐点に出て、シャクナゲの藪を抜けると山頂が現れました。
山頂はやや強風で寒く、上着を着込んでいると、またワンコが現れました。カロリーメイトを分け与えたら、しばらく疑っていましたが、最後にはボリボリ食べていました。山頂は開けていて、祖母山系、尾鈴山、市房山、遠くには霧島連峰まで眺めることができました。
寒いので山頂を後にすると、ワンコがまた先導を始めました。少し先に行っては、こっちを振り返り、僕が着くのを待つ。途中、別の登山者が上がってきたら、そちらについて行くそぶりを見せていましたが、しばらくすると再び僕を抜いて先導を始めました。やがてワンコは先に行ってしまい、見えなくなりました。すると旧登山口との分岐点で僕を待っていました。僕が到着すると起き上がり、また先に駆けて行きました。見えなくなったなと思っていたら、登山口で待っていてくれました。
林道に入ると、ワンコは一目散に駆けて行きました。今度こそいなくなったと思ったら、何と車のところで待っていてくれました。「待っていてくれてありがとう」というと、分かるのか、近寄ってきて、手を舐めてくれました。僕もお返しに撫でてあげました。気がかりだが、行かないといけない。ワンコに別れを告げて、車を走らせました。ワンコは駐車スペースに立ち尽くしていました。
気になったので後で調べると、ワンコは登山口から数キロ離れた家の子のようでした。登りから下りまで付き合ってくれて、まるで僕の犬のように振舞っていました。とでも賢いワンコでした。初めて犬と登山しました。なかなかできない経験をありがとう。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する