東ノ川(池原ダム)オクノ谷 右又の左又

- GPS
- 08:06
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 985m
- 下り
- 1,001m
コースタイム
- 山行
- 7:57
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:57
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
前夜泊シュラフ
ヘッドランプ
トイレットペーパー
チョッキ
合羽上
合羽下
ヘルメット
ハーネス
沢靴
スパッツ
靴下
SUNTO
ザック
笛
ナイフ
地形図
ハーケン落ちんようにするやつ
コンパス
デジカメ
防水ノート
鉛筆
たわし
ハーケン
カム・ナッツ類
下降器
ロープスリング数本
テープスリング数本
カラビナ数個
安全環付カラビナ2個
レスキューシート
ポイズンリムーバー
絆創膏
三角巾
ハンマー
ライジャケ
|
---|---|
共同装備 |
リングボルト
ジャンピング
キリ
1〜2人用ツェルト
8mm30m
8.1mm10m
原さん分
前夜泊用テントとマット2人分
ゴムボート
|
感想
※2018/12/5 追加の写真と遡行図をアップ。
・行先選定の理由
諸事情によりゴムボートが使える、というか、せっかく入手したのに使わんかったら、もったいないオバケ出よるで、ってことで、ダム渡りにゴムボートを使える この谷に行くことにした。2006年6月にクミちゃんとキンゴさんと俺の3人で行った谷。この時はカヤック3艇で一人ずつ漕いでいった。大滝より下流で どこかの滝を巻いてる時、雨が激しなってきて、大滝を眺めつつ、引き返した憶えがある。
・11/24(土)
22:17 JR環状線鶴橋駅着。原さん指定場所まで5分あるく。煙草の香りがするジムニーの助手席に乗る。夕陽丘ICから阪神高速松原線→南阪奈道と進む。原さんは いつもは、スーパーで おつとめ品の お惣菜を買うために、橿原からR24で向かうらしいが、今回は本城ルートの新鹿路トンネルを通るルートで。どうでもいいけど、ググってみたら、旧鹿路トンネルは心霊スポットらしい。
・11/25(日)
00:45頃 白川バス停着。原さんのコーナンのテント張って一瞬 晩酌してから寝る。少し寒かった。原さんは「横を通る車がうるさかった」とのこと。白川又川林道に少し入ってからテント張ったら静かやったのにね。オクノ谷対岸へ車で移動。
6:50頃 朝飯くったり、着替えたりする。ゴムボートを下ろして広げようとするが、底に穴が開いてるのに気づいた。気づけたことは良かった。が、前に使った人が、これをあるスペースに押し込んだ時に、おそらく地面などにこすって出来た穴と思われる。もう一つゴムボートを持ってきてたので、そちらを出して、手動の空気入れを二つ並行して使い、空気を入れるが、なかなか膨らまない。結局、半時間ほどかかって ようやく「漕いでも大丈夫かな」というぐらいになった。この時は、「ゴムボートの空気入れが核心かもな。」て おもてた。
8:30〜
ボートで対岸のオクノ谷出合を目指す。原さんと交代ごうたいで漕いだ。二人のって、ザックも積んでたので、狭くて、手が当たったりして、漕ぎ難かった。
8:47〜
ボートをデポって遡行開始。2006年に来た時よりも、ダムの湖面が低く、以前は湖面に注ぎ込んでたF1だが、今回は、ゴムボート上陸地点から20mくらい歩いて ようやくF1の滝下。F1は巻く気まんちくりんやったが、原さんは、いけるやーん、って感じで、左岸側から水流横の岩面を ひょいひょいと登ってしもた。いけるやろか、ビレイしてもらおかなぁと思いつつも、行ってみると、フリクションはよく、スタンスも豊富で簡単に登れた。
F2は結構高さのあるゴルジュの滝。釜が淵っぽくなってて、とても入って行く気にはなれない。記念撮影後、左岸巻き。あまり苦労はなかった。
F3以降は、ゴルジュで3つの滝を まとめて右岸側から巻いた以外は、大体直登できたんちゃうかな。
地形図でオクノ谷と記載のある谷の二又から見える高い滝を写真に撮り、その二又右又をとる。川原歩きの中にも幾つか滝があり、その後ゴーロ帯に。等高線の詰まってるところに50m以上ある大滝の存在を予想していたが、そんなもんはなく、せいぜい20mぐらいで水量も少なかった。2006年に来た時に見た、やたらと高い大滝は、地形図でオクノ谷記載のあるほうの滝のようや。と、この時点で納得。
11:32〜
最初から、「11:30になったら谷の途中やとしても引き返して下山しよう」と言っていた。で、原さんと協議。「ピストンで降りたほうがリスクが低い」と言ったが、「詰めあがってから尾根下山したほうが絶対早い」というので、まぁその線で行ってみよかってことで、予定のルートとは違うが、結果的に、移動距離が短くなるであろう枯れかけの谷を詰めあがることにする。はじめ、結構、斜度のきつい谷&斜面やった。谷を少しあがり、地形図上でチェックしてよさげにみえた、左岸側の尾根を目指すが、左岸側尾根にでるまでの斜面が かなり斜度がきつく、ロープでも出さないと登れそうにないので、比較的斜度の緩い右岸側にトラバりつつ登っていく。途中から歩き易い尾根になり、休憩しつつ、尾根筋を ぐるーっと辿ってオクノ谷右岸尾根に回り込んでいく。途中から尾根に林業用モノレールが出現した。かなり安心感があった。しばらくモノレールを見ながら、歩き易いところを降りていき、ゴムボートをデポってるオクノ谷出合を目指すが、途中あらモノレールは出合より下流側を向き始めたので、あとは、磁石やGPSをマメにチェックしながら比較的あるきやすそうに見えるところを降りていく。一回、30mロープで、高さ7mほどの懸垂をしたが、そこも回り込めば懸垂せずに降りれたように見えた。境界杭や比較的あたらしめのピンクテープ、道標、ゴミなど結構みかけたので、思いのほか、この尾根は人が入ってきているようや。ダムの湖面が近づいてきて、途中、遡行時に滝を巻くときに通った斜面も出てきて、その後、大胆かつ慎重に降りるところを選んで、ゴムボートも見えたところで、10mのロープで2ピッチの懸垂をして、F1下のオクノ谷出合着。おめでとう。出来過ぎ君な下山となった。
帰りのほうがゴムボートを漕ぐのが大変やった。空気が抜けてたからやと思う。面倒でも入れなおしたらよかった。あとから原さんが言うには、どこかの栓が開いていたとのことやった。行きは交代ごうたいで漕いだが、帰りは途中から、一人が一本ずつのオールを漕ぐようにした。苦労したが、まぁなんとか帰れた。あとから思ったが、座る場所をボートのヘリにすれば もっと楽に漕げたのでは、と。
ゴムボートを畳み、お着換えをする。
ほんまの核心は、この着替え後に存在していた。原さんが落ち着かない様子で「車の鍵が無い」と言い始めた。二人して1時間ほど探すが見つからない。俺、大和八木駅22時終電やけど〜、、、との思いもむなしく、まぁおこってもしゃぁないし、携帯圏外やしってことで、圏内につながるであろう池原ダムを目指す。1時間半〜2時間あるいたところで、圏内になり原さんの奥さんにスペアキーを持って迎えにきてもらうことに。
その後、なんやかんやとバックアッププランが創出され、月曜の仕事には遅刻せずに出社できたが、この、池原ダム横の14km3時間ウォークと、その後の、ジムニー運転が 今回の山行の最大の核心となった。
思い出に残るであろう沢登りとなった。
池原ダム湖畔を歩いてる時の真っ暗な道と、夜空を明るく照らす満月が印象に残っている。
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