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Yamareco

記録ID: 1667120
全員に公開
ハイキング
奥秩父

二子山(東岳・西岳)(坂本BS〜坂本BS)

2018年12月01日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:16
距離
8.2km
登り
941m
下り
941m

コースタイム

日帰り
山行
3:48
休憩
1:27
合計
5:15
10:38
14
10:52
10:58
35
11:33
11:42
30
12:12
12:32
20
12:52
12:53
42
13:35
14:01
26
14:27
14:50
8
14:58
14:58
40
15:38
15:38
12
15:50
15:52
1
15:53
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2018年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
登山口から二子山が垣間見える
登山口から二子山が垣間見える
廃屋を見ながらショートカット
廃屋を見ながらショートカット
股峠への道も急だ
股峠への道も急だ
冗談のような西岳の山容
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冗談のような西岳の山容
両神山の全貌が一望できる
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両神山の全貌が一望できる
東岳の奇観が間近に
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東岳の奇観が間近に
東岳から展望地まで進む
東岳から展望地まで進む
白石山の先に武甲山
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白石山の先に武甲山
御荷鉾山、オドケ山など西上州の山々
御荷鉾山、オドケ山など西上州の山々
奥に父不見山が見える
奥に父不見山が見える
股峠に立つ恐怖の案内図
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股峠に立つ恐怖の案内図
緊張感が走る上級コースの入口
緊張感が走る上級コースの入口
岩壁の直下に到着
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岩壁の直下に到着
束の間の休息ポイント
束の間の休息ポイント
一般コースと合流すれば西岳は間近
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一般コースと合流すれば西岳は間近
東岳を振り返る
西岳山頂の三角点
西岳山頂の三角点
心細い尾根へと踏み出す
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心細い尾根へと踏み出す
西岳の垂直絶壁
石灰岩の岩稜を越えて
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石灰岩の岩稜を越えて
足元に叶山の採掘場を見て下る
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足元に叶山の採掘場を見て下る
振り返れば奴がいる
振り返れば奴がいる
股峠の切れ込みがよく見える
股峠の切れ込みがよく見える

感想

安全登山をモットーにしていると、なかなか行こうという気にはならなかった二子山。埼玉で山岳事故と聞くと、真っ先に連想する山でもある。しかし、先週、破風山の山頂からその山容を見てしまうと、やはり惹きつけられるものがあり、ついに初訪問。
坂本には8時台に到着することも可能だが、東岳と西岳を回ろうとすれば、帰りのバスの時刻を考えると10時台のバスに乗ることになる。西武秩父駅からバスを小鹿野で乗り継ぎ、登山口の坂本に到着。
民家脇から車道をショートカットする山道に入り、いったん車道に出てから、本格的な登山道へと入っていく。二子山の股の間を流れる沢を遡るようにつけられた登山道はかなりの急坂で落ち葉が積もっていて見づらいところもあって注意が必要。
股峠の反対側は、登山者の車が見えるほど車道に近い。まずは東岳へアタック。危険地帯の岩場のトラバースを打ち付けられた金属のステップの力も借りてクリアさえすれば、あとは命の危険はなさそうな道だが、強風が吹くとあおられるのではないかという恐怖感がある。東岳の山頂から少し先に進めば、大展望の岩場に出られる。
股峠に戻り、少し登ってから上級コースへの踏み跡を辿る。手掛かりに困るようなことはないので、垂直に登っていく分にはよいが、所々岩角をまたぐように横に動くところはやはり怖い。下を見ないようにして岩壁を登り切れば西岳の稜線に出る。生き延びた安堵感に浸りつつ岩峰を越えて、一般ルートを合わせれば西岳の山頂に着く。
ここから先の稜線も細く凶悪で、とても気を抜くことはできない。岩峰を登ったり巻いたり、雨が石灰岩の岩肌を穿った穴も手掛かりにしながら、慎重に進んでいかなければならない。
正面に叶山の採掘場を見下ろして、岩稜からはお別れ。稜線からは、鎖場とロープの岩壁を下る必要があって、ここも危険個所だ。実際の転落事故がどのあたりで起きているのかは分からないが、上級コースよりもこういう所の方が気を抜きがちで危ないのではないだろうか。
魚尾道峠でローソク岩への道を分け、伐採地を左に見ながら尾根を下る。振り返れば杉林の緑の上に二子山の岩壁が白く見えている。鹿ネットをくぐって下っていくが、クマの生活サインも見られる。危険は絶壁だけではない。
299号に出て、車道を少し歩けば、民宿登人の看板がかかった民家の前に戻ってくる。あとは往路のルートを戻れば坂本のバス停に出る。帰りのバスは16時25分発を使うしかないので、日の短い冬季は日没とバス待ちの時間の両方を気にしながら下りてくる必要がある。
二子山は象徴的な山容や上級コースのイメージが強く、実際に事故も多く起きている山だが、一歩間違えば命に係わるのはどの山でもメジャールートであっても同じ。今日のルートを歩いたことで、安全に山を歩くことへの思いを改めて強くした。

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