暖かな師走の始まりは愛鷹山の越前岳と黒岳から
- GPS
- 05:25
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 745m
- 下り
- 915m
コースタイム
- 山行
- 3:15
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 5:25
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八王子05:34(JR横浜線) 町田06:01/06:20(小田急小田原線) 新松田07:04 松田07:23(JR御殿場線)※交通系ICカード利用不可(切符を買うのに時間がかかる) 御殿場07:57 御殿場駅08:30(富士急行バス)¥860※交通系ICカード利用可 十里木09:13 復路: 愛鷹登山口15:14(富士急行バス)¥650※交通系ICカード利用可 御殿場駅15:45※定刻の15:43に着けば15:45発の御殿場線に乗れたのだが… 御殿場16:22(JR御殿場線) 松田16:53 新松田17:05(小田急小田原線) 町田17:54/18:09(JR横浜線) 八王子18:35 |
写真
感想
ちょうど1年ほど前に計画し、結局行けなかった愛鷹山の越前岳へ行く。
愛鷹山は伊豆方面から見ると富士山を塞ぐようにそびえる山で、そこに登れば富士山を間近に眺められそうで前々から登りたいと思っていた山だ。
なので登る日は富士山が見える晴れた日でなければならない。
愛鷹山に登って富士山を見ることができなかったらかなり残念だからだ。
今日は移動性高気圧が西からきているのでなんとか天気はよさそうだったのだが、陽が昇るまでは曇っているように感じちょっと心配だった。
が、御殿場駅に到着するとビルの合間から富士山が山頂までくっきりと見えていて気分が高揚してくる。
行きは小田急線の新松田駅からJR御殿場線の松田駅に乗り換えた。
御殿場線が松田駅を出発する2分前に新松田駅に着く小田急線があったのだが、御殿場線はあいかわらず交通系ICカード非対応のようなのでその前19分前に着く小田急線で行くことにした。
新松田駅から松田駅へ乗り換える時、やはり切符を買うのに人が殺到しておりかなり時間がかかった。
ちょうど御殿場線上り列車も到着していて、そこから小田急線に乗り換える人も多く小さな改札は大混雑となっていた。
新松田駅と松田駅の間は50mほどしかないのだから、JR東海が新松田駅にTOICA改札を付けるだけで2分もあれば乗り換えできるのに本当に不便だ。
友人のひとりはJR東海道線に乗り国府津乗り換えで来たのだが、これもJR東日本とJR東海がまたがってしまうため御殿場駅で清算が必要となってしまう。
そしてさらに別の友人は特急あさぎりから改名した特急ふじさんに乗って来てのだが、これもネット予約できるのは小田急線内だけで、御殿場線の分は特急券、乗車券とも御殿場駅で清算となったらしい。
しかもネット予約の際に、小田急線の駅〜御殿場では検索できず、新松田までとしないとだめだったとのこと。
これでは特急あさぎりから特急ふじさんに名称変更しても利用者数はそんなに増えないと思う。
来春のダイヤ改正からJR東日本が中央線から富士急に乗り入れる特急を新設するそうだが、それに富士山系の名前を付けたらさらに混乱に拍車がかかりそうだ。
今でも、JR東日本のホリデー快速富士山、富士急のフジサン特急と富士山ビュー特急、小田急+JR東海の特急ふじさんと富士山の名前を付けすぎている。
特急ふじさんの命名理由は外国人旅行者に御殿場も富士山観光の入口だと認識してほしいからだそうだが、交通系ICカードが利用できなかったり、特急の予約が不便では、JR東日本+富士急の富士吉田・河口湖側に対抗できないと思う。
十里木へ向かうバスからは、富士山はもちろんよく見えていたのだが、箱根側もススキの穂が朝日に照らされていて一面にきらきらと光っていてきれいだった。
富士山には時折雲が湧き上がっているようで、山頂に着くまで姿を見せてくれているのか少し心配だ。
十里木のバス停から5分ほど歩くと十里木登山口に到着し、ススキの穂の輝く道を登っていき振り返ると、大迫力な富士山が迫っている。
十里木高原展望台まではすぐで、登山客ではない観光客もこのあたりまでは登ってきているようだった。
山頂までの登山道はかなり浸食されていた。
越前岳山頂に到着すると、山頂はそんなに広くなく富士山も頭しか見えず、しかもドロドロだったので、昼食は先にすることにした。
途中富士見台からの富士山は昭和13年発行の50銭札に描かれたそうだが、その看板に描かれた50銭札を見ると宝永火口が隠されたデザインになっている。
宝永火口が気になるならなんでこちらの方向からの富士山にしたのか謎である。
この宝永火口を開けた富士山も迫力があって、これはこれで好きな姿である。
でも、まじまじと宝永火口を見ると、あとちょっと位置が上だったら富士山の山頂は崩壊していたに違いなく、噴火前はきれいな形をしていたんだよという磐梯山と同じようなことになっていたのだろうと思う。
黒岳に向かう途中に飼い主と登山中の犬に遭遇。
家の犬が死んでからますます犬が気になるようになり、正面から写真を撮ってしまいちょっと怖がらせてしまったようで申し訳ない気持ちになった。
黒岳に到着するとこちらは広々とした山頂でテーブルまであり、富士山を見ながらゆっくりと昼食を摂ることができた。
みんないつもお昼やお菓子を持ってきてくれていて、今回は自分も配ろうかなと思ったお菓子を持ってきていたのだがみんなのと比べると見劣りしそうだったので結局出さずじまいだった。
昼食を摂りつつ再び宝永火口を開けた富士山を眺める。
富士宮口から富士山に登った時に歩いたルートがよく分かる。
あの時は山頂から宝永山に下り、そこから宝永火口を経て富士宮口五合目に戻ったのだが、今度は大砂走を御殿場口五合目まで走り下りたいなあと思う。
あれから4年経ち、年が明ければ5年なのでまたそろそろ富士山に登ってもいいかなと思う。
山頂部にはサンショウバラが自生しているとの看板があり、赤い実を付けているイバラがありそれがそうかなと思っていたのだが、後から調べてみるとサンショウバラの実とは形が違うようだ。
一体何の実なのだろうか。
黒岳から須山愛鷹登山口までは思ったよりも近く、30分ほどバスを待つことになってしまった。
この愛鷹登山口バス停は道路脇にあるのでゆっくり楽しめる場所ではないのだが、友人たちと立ち話をしていると楽しくあっという間に時間は過ぎた。
今日は師走の始まりとは思えないほど穏やかな暖かい日だった。
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