四十三山(よそみやま) 洞爺湖有珠山ジオパーク勉強会
- GPS
- 02:24
- 距離
- 3.3km
- 登り
- 202m
- 下り
- 153m
コースタイム
11:09 四十三山山頂を通過
11:44 旧北大観測所で待機中のバス乗り、山行終了
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
洞爺湖有珠山ジオパーク勉強会に娘と参加してきました。
http://www.iburi.pref.hokkaido.lg.jp/ts/tss/sesaku/volcano-meister
そのなかで四十三山(よそみやま)登山もありました。
四十三山は1910年の噴火でできた山であり、今年で生誕100年になるそうです。
明治新山とも呼ばれています。
この噴火により温泉が見つかり、現在の洞爺湖温泉街の発展につながりました。
標高はたかだか250m程度の低山ですが、今も山麓から源泉を供給する貴重な場所です。
共同一号泉でマイスターによる解説がありました。
当日の源泉の温度は49.5℃。pHは6.7でした。
泉質はナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉だそうです。
希望者のみ源泉を飲みました。娘はなぜか固辞しましたが、
源泉に対してフェアでありたいと考える私はたくさん飲みました。
しかしながら、薄い塩分の中にほんわりと堅ゆで卵のにおいと味が混じった、
お世辞にも美味しいとはいいがたい、微妙な味でした。
この付近にはたくさんの火口があったようですが、
すでに樹木が生い茂り、火口らしさは全くありませんでした。
100年の重みを感じました。
山頂までドロノキが多かったです。そしてドロノキの倒木も多かったです。
マイスターの解説によりますと、もうこの山にドロノキは生えてこないそうです。
100年前の焼け野原から始まり、10年くらいかけて草地になり、
そこから明るいところを好むドロノキなどの林になり、
そこから徐々に、ミズナラやトドマツなどに置き換わっていくそうです。
山頂から反対斜面を降りて第28火口付近を目指すと、今度はカラマツが多くなりました。
以下、山行報告です。
9:19 市街地わきの散策路入口からスタート。
9:31 西丸山山頂(地形図の標高166m地点)で停止。
マイスターによる植生の講義。
その後、西丸山と四十三山の間にある共同一号泉に寄り、
マイスターによる温泉の講義。その後、四十三山に登る。
11:09 四十三山山頂を通過。この山はピークが二つあり、
三角点と展望台があるのはもう一方のピーク。
ただし、地形図では今回の山頂のほうが標高が高いように見受けられます。
(今後、再訪して検証予定)
その後、第28火口付近に進み、マイスターによる火山の講義。
11:44 旧北大観測所で待機中のバス乗り、山行終了。
総時間2時間24分。距離3.05km。平均速度1.3km/h。
消費カロリー583kcal。(平均心拍数91拍/分,総重量73kg[体重62kg],身長172cm)
下記URLにGPSトラック、歩行記録、写真を載せてみました。
http://yamasansaku.iiyudana.net/yosomiyama_101113.html
以下、その他の勉強内容です。
洞爺湖ビジターセンターにて「溶岩ドーム製作の実験」がありました。
ココアパウダーを土壌に、チョコレートとクリームの混合物をマグマに見立て、
下部から注射器でマグマを注入して溶岩ドームを製作しました。
製作したマグマが、その後の時間経過につれて降温して、
それによって粘度(viscosity)が増加していくこと、及び、
マグマの注入速度、注入量が主たるパラメータとなり、
参加者それぞれの溶岩ドームが形成されたものであると思われます。
宇井忠英 北海道大学名誉教授の目視判定によりますと、娘チームが製作の溶岩ドームは、
アメリカ ワシントン州セントヘレンズ火山の1980年から1986年にかけて
形成された溶岩ドームによく似ているそうです。
謝辞
このイベント(胆振総合振興局)は、そうべつエコミュージアム友の会からのDMで知りました。
昨年、昭和新山登山会(友の会)で、娘が学校行事で参加できなかったことを覚えてくださいました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-55116.html
この場を借りて御礼申し上げます。
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