中伊豆の分水嶺 二本杉峠〜猿山〜十郎左ェ門〜大鍋越〜626.4m峰西

2018年12月01日(土) [日帰り]

• GPS: 11:50
• 距離: 31.6km
• 登り: 1,621m
• 下り: 2,098m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:44
• 休憩: 1:05
• 合計: 11:49

9:01 天城ゆうゆうの森入口
9:06 9:07 天城遊々の森
9:37 9:41 二本杉峠（旧天城峠）
9:59 10:03 滑沢峠
10:30 10:36 小僧山
10:54 10:54 962m峰
11:08 11:14 猿山
11:54 12:05 藷坪峠
12:46 12:46 877m峰
13:51 13:55 十郎左ェ門
14:29 14:33 三方平
15:38 15:40 740m峰
16:05 16:15 大鍋越の林道
16:25 16:25 須郷山(670m峰)
17:35 17:48 駒寄場
18:26 18:26 分水嶺から離れる．
19:43 19:43 満金からの車道
20:50 上箕作

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

修善寺から天城ゆうゆうの森入口までバス．
上箕作から下田までタクシー．タクシー料金は2590円．

コース状況／危険箇所等

　二本杉峠から滑沢峠までは登山道で指導標もある．滑沢峠から指導標がなくなるがやぶはほとんどなく歩き易い．猿山，諸坪峠までは樹林の中の踏み跡を歩く．諸坪峠から少し林道を歩くが稜線から外れるので分水嶺に戻る．この先も似たようなやぶの薄い稜線を歩く．踏み跡が不明瞭な場所もあるがやぶは薄く藪漕ぎしなければならない場所はほとんどない．十郎左ェ門への最初の登りは地形図ではわからない足場の悪い非常に急峻な岩尾根で緊張した．今回のコースでここが一番大変だった．この後の十郎左ェ門への最後の登りも急だが比較的明瞭な踏み跡があり注意して登った．十郎左ェ門から先は危険な場所はなく，猿山，諸坪峠付近と似たような稜線が続くが，杉の植林のある場所では枝打ちした木や倒木などで歩きにくい場所もある．大鍋越の林道を横切ってからしばらくすると西側に林道が稜線と並走するように通っているので利用できる．林道は624.6m峰の南側まである．ここで林道は東側に下っている．下山に利用したが特に問題はなかった．

　このコース全般に言えることだが指導標はほぼなく，赤テープなどのマーキングも登山用だけではなく林業用もあるので当てにすると別のルートに入り込むことがある．地形図やGPSでしっかり確認しないと間違う．また山頂から下る時は踏み跡が交錯しているので常に下る方向を確認する必要がある．

写真

12/1 9:07

9:07　天城遊々の森．

12/1 9:15

9:15　しばらく荒れた林道を歩く．

12/1 9:39

9:39　二本杉峠．

12/1 9:39

9:39　東屋がある．

12/1 9:49

9:49　滑沢峠に向かう途中の指導標．

12/1 9:54

9:54　植林の中の巻道．

12/1 10:01

10:01　滑沢峠．

12/1 10:16

10:16　落ち葉の中の気持ちいい道を歩く．

12/1 10:23

10:23　稜線は歩き易い．

12/1 10:32

10:32　小僧山(970m峰)．

12/1 10:32

10:32　周囲は樹林で展望はない．

12/1 10:54

10:54　962m峰．

12/1 11:11

11:11　猿山に着いた．

12/1 11:11

11:11　三角点．

12/1 11:11

11:11　山頂は落ち着いた雰囲気．

12/1 11:11

11:11　猿のぬいぐるみがある．

12/1 11:16

11:16　猿山から南に下る．

12/1 11:20

11:20　苔の着いた見事な根っこ．

12/1 11:56

11:56　諸坪峠で林道を横切る．

12/1 11:56

11:56　ここから下ってきた．

12/1 11:57

11:57　諸坪峠の指導標．

12/1 11:57

11:57　長九郎林道の起点．ここから少し林道を歩く．

12/1 12:46

12:46　877m峰．

12/1 12:46

12:46　ここも歩き易い．

12/1 12:51

12:51　ここの稜線は少し痩せている．

12/1 13:01

13:01　樹林越しに十郎左ェ門が見える．

12/1 13:20

13:20　ここから十郎左ェ門へ急登する．岩場で手強い．

12/1 13:53

13:53　十郎左ェ門に着いた．

12/1 13:53

13:53　山頂は穏やかでいい感じ．

12/1 13:53

13:53　三角点．

12/1 14:30

14:30　三方平(992m峰)．

12/1 14:31

14:31　ここもやぶはなく歩き易い．

12/1 14:35

14:35　快適な稜線が続く．

12/1 14:52

14:52　気持ちいい稜線．

12/1 15:02

15:02　ここは杉の植林で少し歩きにくい．

12/1 15:16

15:16　赤マーキングあり．

12/1 15:24

15:24　ケヤキ沢と書いてある．

12/1 15:39

15:39　740m峰．

12/1 15:39

15:39　山頂は杉の植林．

12/1 15:52

15:52　ここは広葉樹林．

12/1 15:54

15:54　ここは南側が開けている．

12/1 15:54

15:54　南の方の山．

12/1 16:00

16:00　大鍋越近くの立派な木．

12/1 16:01

16:01　境界見出標．

12/1 16:14

16:14　大鍋越の林道．夕日が当たっている．

12/1 16:14

16:14　ここから下ってきた．

12/1 16:15

16:15　ここから南に向かう．

12/1 16:25

16:25　須郷山の案内板がある．

12/1 16:44

16:44　地形図には記載がないが，稜線の西側に林道が通っているので利用する．少し暗くなってきた．

12/1 16:52

16:52　林道の目的はこれだな．

撮影機器：

LUMIX DMC-TX1 パナソニック

感想

yukitsubasa

　 中央分水嶺の奥秩父の笠取山付近から南下する石廊崎に続く南端の分水嶺歩きとしての山行．あと少しで石廊崎まで繋がる．

　最近の伊豆の分水嶺歩きは他の用事のついでに歩くことが多いが，今回は大人の休日倶楽部パスで分水嶺のみを目的に来た．仕事を終え神奈川のカプセルホテルで1泊し始発の電車で清水まで乗車し修善寺行きの電車に乗り換えた．始発のバスで天城ゆうゆうの森入口に降りたのが9時で夕暮れまで8時間ほどしかない．今回は二本杉峠から婆娑羅峠まで歩く計画を立てたが，遅い出発では距離的に明るいうちに歩き通すことは困難だったので日没覚悟で計画した．そのためにいつも使用しているヘッドランプ以外に大光量のヘッドランプも持参した．

　大鍋越からしばらくして暗くなったが，ちょうどその頃稜線に沿って林道が現れたので利用した．林道歩きで距離を稼げたが，626.4m峰付近で林道が稜線を離れたため間違って分水嶺以外の別の稜線を下ってしまった．すぐに気づいて戻ったが，この時点で婆娑羅峠まで歩く気力がなくなった．宿泊用の替えの衣類や靴，洗面用具なども持参して来たため荷物が重く疲れもかなり溜まっていた，そこで林道を下ることにし国道414号の上箕作まで歩き，そこから下田のタクシーを呼んだ．この続きは明日歩くことにし下田のホテルに1泊した．

　このコースは十郎左ェ門の登りが急で緊張するが，その他は特に危険な場所はない．明瞭な登山道はないが，全体的に踏み跡があり両手を使わなければならないやぶ漕ぎはほとんどないので登山道ではないルートとしては比較的歩き易い．ただし指導標はほぼないので地形図が必要でGPSもあったほうが安心できる．赤テープなどのマーキングは所々にあるが登山用だけではなく林業用もあるので当てにすると別のルートに入り込むことがある．境界見出標がある場所ではある程度利用できるが，これも別のルートに続く箇所があるので注意が必要．また山頂から下る時は林業用と思われる踏み跡が交錯しているので常に下る方向を確認しなければならない．二本杉峠から先の分水嶺では誰とも会わなかったので登山者に会うこともほとんどないと思うので自分でしっかりとルートを確認する必要がある．

　ここから東に続く分水嶺山行：
中伊豆の分水嶺　八丁池〜青スズ台〜丸山〜天城峠〜二本杉峠
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1645083.html

　ここから南西に続く分水嶺山行：
中伊豆の分水嶺　626.4m峰西〜599m峰〜婆娑羅山〜婆娑羅峠
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1669062.html

　ここから北西に続く分水嶺山行：
西伊豆の分水嶺　船原峠〜魂の山〜猫越岳〜二本杉峠
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2127571.html