自分史上最も過酷だった山行【庚申山〜皇海山 銀山平から周回】
- GPS
- 10:56
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 2,322m
- 下り
- 2,308m
コースタイム
- 山行
- 9:56
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 10:56
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
百名山ということで訪れた「皇海山」。人気のない百名山です。そんなこと当時知りもせず、とにかく自分の家から日帰りで行ける百名山ということで、山登り初心者である私にとってはリストの順位は高くなります。「よし、皇海山 行くぞっ」
コースタイムが長いので早朝からとりかかります。ぶっ飛ばせば何とかなるっしょ。ところがどっこい、この日は自分にとって最も大きな試練の一日になるのです。
今(R2年5月)思えば、このコースプランを陽の短い12月に日帰りで組む事自体 無謀だったと言えます。コースタイムは14時間以上。でも当時の私は向こう見ずでかつ過信家だったのでしょう。(今でもあまり変わっていませんが...)
庚申山まではとても楽しいハイキングコースです。標高差は結構ありますが、天狗の投げ石以降、見所が随所にあり距離の長さをあまり感じさせません。薬師岳までは極めて快調でした。難所もなく計算通りのペースでどんどん行けます。ところが白山を過ぎるとまずは激下りand激登り。そしてハシゴやら鎖やらで、鋸山まではなかなかのビビり箇所が連続し、難度が上がります。鋸山頂の展望は360度で、ここがこの日一番でした。皇海山の方はというと、展望はありませんので、深田氏が言うように、一番のご褒美は苦労して辿り着いたという「達成感」なのでしょう。確かに。
さて、下山道の選択に悩みました。一つは来た道をそのまま引き返す。もう一つは六林班峠まで下りてからの水平移動路です。CTの違いは30分ほど。ならば走ることができれば時間短縮できるだろうと後者を選択しました。でも本当の理由は、峠経由の道の難度を知らなかったことと、登山時に鋸山下の道にびびっていたからです。
まずは六林班峠まで。人生初の「藪漕ぎ」の洗礼を浴びました。背丈もある藪でしたが、何となく人が通った感じがあるのと時折見られるテープでどうにかルートをキープしました。そしてもっと大きな問題はそれ以降でした。走れると目論んでいた水平のトラバース道はとても狭く、しかも左が山、右が谷でその道が常に微妙に谷側に傾斜しているのです! おまけに笹が足下を隠し気味で神経を使わせます。とても走ることなどできませんでした。この六林班から猿田彦神社まで延々と続く単調なイライラ道は2時間以上。コースタイム以上かかりました。一の鳥居を過ぎる頃には日の入り時刻を過ぎ、これまた初の日の入り後下山となってしまいました。とにかくとてもとても遠かったです。
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