また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 1674145
全員に公開
ハイキング
中国

岡山市北区 龍王山〜最上稲荷 史跡&巨岩&紅葉&野鳥

2018年12月09日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:38
距離
8.6km
登り
530m
下り
521m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:28
休憩
1:05
合計
4:33
8:20
15
福谷河川敷公園駐車場
8:35
8:47
11
鳴谷川遺跡
8:58
8:58
22
最上稲荷奥之院参道入口
9:20
9:26
4
9:30
9:30
6
県道241号線方面分岐
9:36
9:36
3
龍王山国民休養地東屋方面分岐
9:39
9:42
11
ラジオ塔&奥ノ院駅跡
9:53
10:03
9
八畳岩&岩窟
10:12
10:20
19
題目岩&鬼子母神
10:39
10:44
9
最上稲荷旧本殿
10:53
10:56
12
最上稲荷仁王門
11:08
11:24
7
龍王山陣跡
11:31
11:32
27
荒行堂前(八大龍王像&十三重層塔)
11:59
12:00
3
龍王山国民休養地東屋
12:03
12:03
9
龍王山国民休養地東屋方面分岐(2回目)
12:12
12:12
21
県道241号線方面分岐(2回目)
12:33
12:33
20
県道241号線出合
12:53
福谷河川敷公園駐車場
備中高松城水攻め関連史跡や巨岩などの景観、動植物観察などを楽しむコース
歩行距離8.5km、歩行時間3時間30分、歩行数16,400歩、消費カロリー1,400Kcal
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2018年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
福谷河川敷公園駐車場に自動車を停めました。十台程停められます。また、少し南東にも同じく福谷河川敷公園の駐車場があり、やはり普通車10台程停められます。
コース状況/
危険箇所等
 大半は石段や土道の参道、アスファルト道で雨天でも大丈夫です。サルノコシカケの仲間の幼菌<写真48>撮影地点を経て県道241号線に向かう道は、標高230m辺りから落ち葉でかなり滑りやすくなっていますが、途中からトラロープが設置され下りやすくなります。
 題目岩&鬼子母神<写真25〜28>から龍王池方面は通行止めの掲示があります。
 龍王山陣跡<写真43>から北上する地形図の破線の道は、入口周辺に重機が入り一部囲って立ち入り禁止になっていました。十三重層塔<写真46>から地形図の破線の道に合流するまでは道ではありませんが、ヤブコギではありません。

 龍王山陣跡<写真43>から北上する地形図の破線の道は、入口周辺に重機が入り一部囲って立ち入り禁止になっていました。そのため、いったん引き返し荒行堂に向かいました。側の十三重層塔<写真46>から斜面に取り付き、地形図の破線の道を目指しました。崩れやすい斜面ですが、なんとなくジグザグに踏み跡らしきものがありました。
 破線の道に合流すると、低いササの間の細道で、西側に鉄条網がありました。破線がなくなるとササもなくなり、崩れやすい落ち葉斜面を登りました。
 標高160mのトラバースは踏み固めてあり歩きやすいのですが、上りはまた崩れやすく、標高170mからは木の間の細道でたまに赤いビニールテープがありました。龍王山国民休養地の東屋<写真47>から西へ延びる道は広くきれいでした。
その他周辺情報 ★吉備路の山全山縦走大会が2019年3月17日(日)に開催されます。
全山縦走コース(35キロ) ( JR服部駅⇒吉備津神社)
足守18キロコース (JR服部駅⇒足守小学校)   
稲荷24キロコース (JR服部駅⇒高松稲荷グラウンド)
吉備津彦32キロコース (JR服部駅⇒吉備津彦神社)
足守からコース(17キロ) (足守小学校⇒吉備津神社)
01セグロセキレイ
福谷河川敷公園駐車場近くに2羽いました。ハクセキレイとは違い、顔が黒く目の上に白い眉斑があります。尾羽を上下に振りながら歩くのが特徴です。動画も撮りました。
3
01セグロセキレイ
福谷河川敷公園駐車場近くに2羽いました。ハクセキレイとは違い、顔が黒く目の上に白い眉斑があります。尾羽を上下に振りながら歩くのが特徴です。動画も撮りました。
02モミジ
樹高1m未満の小さな木でしたが、きれいに紅葉していました。
1
02モミジ
樹高1m未満の小さな木でしたが、きれいに紅葉していました。
03サザンカ
路側帯に低い生け垣があり、ちらほら咲いていました。おしべの一部が花びら化しているので、寒椿かもしれません。寒椿は区別がつきにくく、最近はサザンカの一種とされているようです。
03サザンカ
路側帯に低い生け垣があり、ちらほら咲いていました。おしべの一部が花びら化しているので、寒椿かもしれません。寒椿は区別がつきにくく、最近はサザンカの一種とされているようです。
04鳴谷川遺跡
豊臣秀吉の備中高松城水攻めに関する遺跡で、岡山県の史跡に指定されています。長野川の水をせき止めて城へと流し込む作戦でしたが、工事半ばで開城となりました。目的は果たせたのでよかったと思うのですが、工事が間に合わなかった責任を取り奉行は切腹したといわれています。南に水奉行の墓があり、やはり岡山県指定史跡になっていますが、浄水場の敷地内のようなので立ち寄りませんでした。
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04鳴谷川遺跡
豊臣秀吉の備中高松城水攻めに関する遺跡で、岡山県の史跡に指定されています。長野川の水をせき止めて城へと流し込む作戦でしたが、工事半ばで開城となりました。目的は果たせたのでよかったと思うのですが、工事が間に合わなかった責任を取り奉行は切腹したといわれています。南に水奉行の墓があり、やはり岡山県指定史跡になっていますが、浄水場の敷地内のようなので立ち寄りませんでした。
05鳴谷川石垣
石伝いに歩いて川を渡りました。ところどころに転がっている大きな岩は、長野川のせき止め工事によるものでしょう。川幅は1mもなく、傾斜がほとんどないわりには、流れに勢いがありました。石垣は当時のものかどうかわかりません。
05鳴谷川石垣
石伝いに歩いて川を渡りました。ところどころに転がっている大きな岩は、長野川のせき止め工事によるものでしょう。川幅は1mもなく、傾斜がほとんどないわりには、流れに勢いがありました。石垣は当時のものかどうかわかりません。
06エナガ
たくさんいましたが、すばしっこいので動画を撮るのも大変でした。これは動画から起こしたものです。
3
06エナガ
たくさんいましたが、すばしっこいので動画を撮るのも大変でした。これは動画から起こしたものです。
07三色モミジ
さすがに落葉したモミジが多い中、この1本はまだ色づき半ばで緑から黄色、淡い赤とグラデーションがきれいでした。
1
07三色モミジ
さすがに落葉したモミジが多い中、この1本はまだ色づき半ばで緑から黄色、淡い赤とグラデーションがきれいでした。
08最上稲荷奥之院参道入口
ここから最上稲荷奥之院一乗寺<写真10〜13>までずっと古い石段が続きました。
08最上稲荷奥之院参道入口
ここから最上稲荷奥之院一乗寺<写真10〜13>までずっと古い石段が続きました。
09石仏群
5体の石仏はどれも同じように見えました。少し上には子安観音像がありました。
09石仏群
5体の石仏はどれも同じように見えました。少し上には子安観音像がありました。
10最上稲荷奥之院一乗寺
          題目石
石段を上り切りアスファルト道に出たところから歩きながら動画を撮り、いったん鳥居をくぐってライオンにしか見えない狛犬まで下ったところから引き返しました。最上稲荷の正式名称は「最上稲荷山妙教寺」といい、明治時代初頭に発布された神仏分離令においても、岡山県で唯一、神仏習合の形態が許されました。日蓮宗の寺なので、題目石が林立しています。
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10最上稲荷奥之院一乗寺
          題目石
石段を上り切りアスファルト道に出たところから歩きながら動画を撮り、いったん鳥居をくぐってライオンにしか見えない狛犬まで下ったところから引き返しました。最上稲荷の正式名称は「最上稲荷山妙教寺」といい、明治時代初頭に発布された神仏分離令においても、岡山県で唯一、神仏習合の形態が許されました。日蓮宗の寺なので、題目石が林立しています。
11最上稲荷奥之院一乗寺岩屋
スルーしてしまった三角点<写真13>を見に行く途中で気づきました。ちゃんと小さな石段もあり、かわいらしい岩屋でした。
1
11最上稲荷奥之院一乗寺岩屋
スルーしてしまった三角点<写真13>を見に行く途中で気づきました。ちゃんと小さな石段もあり、かわいらしい岩屋でした。
12最上稲荷奥之院一乗寺
     岩屋内部お稲荷様
しゃがみこんで岩屋<写真11>の中をのぞくと、お稲荷様ファミリーが(^^♪
12最上稲荷奥之院一乗寺
     岩屋内部お稲荷様
しゃがみこんで岩屋<写真11>の中をのぞくと、お稲荷様ファミリーが(^^♪
13龍王山頂上三角点
      点名:龍王山
標高286.8m頂上三角点(点名:龍王山)です。道の脇にあり、目立ちません。
13龍王山頂上三角点
      点名:龍王山
標高286.8m頂上三角点(点名:龍王山)です。道の脇にあり、目立ちません。
14備前焼のお稲荷様
南下する参道も題目石だらけです。たまにあるお稲荷様は備前焼でした。さすが岡山、備前焼なのは狛犬だけではありません。
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14備前焼のお稲荷様
南下する参道も題目石だらけです。たまにあるお稲荷様は備前焼でした。さすが岡山、備前焼なのは狛犬だけではありません。
15最上稲荷境内ラジオ塔
1939年にラジオの普及のため建てられたもので、現存するのは全国で20基程度といわれています。
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15最上稲荷境内ラジオ塔
1939年にラジオの普及のため建てられたもので、現存するのは全国で20基程度といわれています。
16中國稲荷山鋼索鉄道
        奥ノ院駅跡
1929年に開通したケーブルカーの遺構です。当時は中国地方唯一のもので、最上稲荷旧本殿である霊応殿<写真31>とこことに駅がありました。1944年に廃線となりました。
16中國稲荷山鋼索鉄道
        奥ノ院駅跡
1929年に開通したケーブルカーの遺構です。当時は中国地方唯一のもので、最上稲荷旧本殿である霊応殿<写真31>とこことに駅がありました。1944年に廃線となりました。
17巌開明王
報恩大師がご修行の際に端座された岩(巌)の一つが割れ、清水がわき出したという伝承に由来します。飲み水には適さないそうで、2017年12月24日にあったひしゃくはなくなっていました。
17巌開明王
報恩大師がご修行の際に端座された岩(巌)の一つが割れ、清水がわき出したという伝承に由来します。飲み水には適さないそうで、2017年12月24日にあったひしゃくはなくなっていました。
18ヤマツツジ
樹高30cm程の小さな木で、花はこの2つだけでした。寒くなった後、急に暖かくなったのでつぼみができたのでしょう。
18ヤマツツジ
樹高30cm程の小さな木で、花はこの2つだけでした。寒くなった後、急に暖かくなったのでつぼみができたのでしょう。
19大阪徳文講祠
八畳岩<写真20〜24>に向かう道の少し奥まったところにあります。大阪の信者の方々の寄進によるものでしょう。鳥居にも「大阪」の文字が彫られたものがありました。
19大阪徳文講祠
八畳岩<写真20〜24>に向かう道の少し奥まったところにあります。大阪の信者の方々の寄進によるものでしょう。鳥居にも「大阪」の文字が彫られたものがありました。
20八畳岩の岩窟
備前四十八カ寺を開基したという報恩大師のもとに孝謙天皇の病気平癒の勅命が下り、大師は八畳岩の岩窟にこもって祈願を行ったとされています。八畳岩とはこの天井部分のひさしのように突き出た平たい岩のことでしょう。祠のあるてっぺんの岩<写真23>が左端に少しだけ見えています。岩窟の中は人が一人入れるほどの大きさで、前回(2018年05月14日)と同様、空っぽでした。
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20八畳岩の岩窟
備前四十八カ寺を開基したという報恩大師のもとに孝謙天皇の病気平癒の勅命が下り、大師は八畳岩の岩窟にこもって祈願を行ったとされています。八畳岩とはこの天井部分のひさしのように突き出た平たい岩のことでしょう。祠のあるてっぺんの岩<写真23>が左端に少しだけ見えています。岩窟の中は人が一人入れるほどの大きさで、前回(2018年05月14日)と同様、空っぽでした。
21アキノキリンソウ
ここにだけ数株あり、まだきれいに咲いていました。今年は暖冬と言われ、気温が下がるのが例年よりも遅かったためでしょう。
21アキノキリンソウ
ここにだけ数株あり、まだきれいに咲いていました。今年は暖冬と言われ、気温が下がるのが例年よりも遅かったためでしょう。
22八畳岩越しに展望
八畳岩の岩窟<写真20>から引き返し、少し上ると見晴らしのいい岩の上に出ます。南方面に秀吉勢に攻められた備中高松城跡や石井山本陣跡などが見えます。動画も撮りました。
22八畳岩越しに展望
八畳岩の岩窟<写真20>から引き返し、少し上ると見晴らしのいい岩の上に出ます。南方面に秀吉勢に攻められた備中高松城跡や石井山本陣跡などが見えます。動画も撮りました。
23八畳岩正面
祠があり、やはり題目が彫られています。「最上尊ご降臨の聖地」ののぼりは前回(2018年05月14日)にはありませんでした。
23八畳岩正面
祠があり、やはり題目が彫られています。「最上尊ご降臨の聖地」ののぼりは前回(2018年05月14日)にはありませんでした。
24八畳岩より最上稲荷大鳥居
昭和47年(1972年)に建立されたもので、高さ27.5m、柱の直径4.6m、総重量2800tの規模を誇ります。平成26年(2014年)に改修工事が行われました。
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24八畳岩より最上稲荷大鳥居
昭和47年(1972年)に建立されたもので、高さ27.5m、柱の直径4.6m、総重量2800tの規模を誇ります。平成26年(2014年)に改修工事が行われました。
25題目岩・鬼子母神
最上稲荷の元宮といわれているそうです。鳥居をくぐって石段を上り、突き当たりが題目岩<写真26>、すぐ手前(右隣)に鬼子母神(きしもじん)の磨崖仏<写真27>があります。動画も撮りました。
25題目岩・鬼子母神
最上稲荷の元宮といわれているそうです。鳥居をくぐって石段を上り、突き当たりが題目岩<写真26>、すぐ手前(右隣)に鬼子母神(きしもじん)の磨崖仏<写真27>があります。動画も撮りました。
26題目岩
高さ約8mの岩に題目が彫られています。ここで行き止まりですが、後で下から見ると、さらに西に巨岩が並んでいました。
26題目岩
高さ約8mの岩に題目が彫られています。ここで行き止まりですが、後で下から見ると、さらに西に巨岩が並んでいました。
27鬼子母神
鬼子母神(きしもじん)は法華経の守護神です。足元に「鬼子母神」の札がある岩ではなく、題目岩<写真26>の右(東)隣の岩の少し上の方にあります。題目とともに19世紀半ばに最上稲荷山妙教寺15世日方聖人により彫られたものです。手前の岩から動画を撮りました。
27鬼子母神
鬼子母神(きしもじん)は法華経の守護神です。足元に「鬼子母神」の札がある岩ではなく、題目岩<写真26>の右(東)隣の岩の少し上の方にあります。題目とともに19世紀半ばに最上稲荷山妙教寺15世日方聖人により彫られたものです。手前の岩から動画を撮りました。
28白瀧天王&鬼子母神
白瀧天王の詳細は不明ですが、八大龍王<写真45>をお祀りしてあるところがあるので、水神様でしょう。上の方に鬼子母神(きしもじん)<写真27>が見えています。以前はこの辺りに最上稲荷の本殿があったのかもしれません。
28白瀧天王&鬼子母神
白瀧天王の詳細は不明ですが、八大龍王<写真45>をお祀りしてあるところがあるので、水神様でしょう。上の方に鬼子母神(きしもじん)<写真27>が見えています。以前はこの辺りに最上稲荷の本殿があったのかもしれません。
29天然の石塔?
T字路の西方面(龍王池・龍泉寺方面)は通行止めでした。左折し東に進むと、小さな鳥居が並んでおり、石を4つ積み上げたような塔?がありました。右下の五重塔のミニチュアが気になります。
29天然の石塔?
T字路の西方面(龍王池・龍泉寺方面)は通行止めでした。左折し東に進むと、小さな鳥居が並んでおり、石を4つ積み上げたような塔?がありました。右下の五重塔のミニチュアが気になります。
30本滝
八大龍王の本滝です。水垢離(みずごり)ができるようになっています。
30本滝
八大龍王の本滝です。水垢離(みずごり)ができるようになっています。
31最上稲荷旧本殿(霊応殿)
寛保元年(1741)年に再建された建物で、新本殿建立の際に移築されました。最奥の小さな建物(神社でいうとこれだけが本殿)は岡山市の重要文化財に指定されています。
31最上稲荷旧本殿(霊応殿)
寛保元年(1741)年に再建された建物で、新本殿建立の際に移築されました。最奥の小さな建物(神社でいうとこれだけが本殿)は岡山市の重要文化財に指定されています。
32ウリハダカエデ
西方向をズームしてみました。若木の樹皮は緑色の縦筋模様が入り、ウリの皮に似ているというのが名前の由来です。条件がよければ、葉はさらに赤くなります。よく似たホソエカエデのほうは兵庫県以東に分布しているそうです。
32ウリハダカエデ
西方向をズームしてみました。若木の樹皮は緑色の縦筋模様が入り、ウリの皮に似ているというのが名前の由来です。条件がよければ、葉はさらに赤くなります。よく似たホソエカエデのほうは兵庫県以東に分布しているそうです。
33最上稲荷七十七末社
旧本殿(霊応殿)<写真31>の北東に最上稲荷のご本尊である最上位経王大菩薩(最上尊)に仕える七十七の諸天王が祀られています。
33最上稲荷七十七末社
旧本殿(霊応殿)<写真31>の北東に最上稲荷のご本尊である最上位経王大菩薩(最上尊)に仕える七十七の諸天王が祀られています。
34油揚げ目当ての猫
旧本殿(霊応殿)<写真31>の軒下に集まっていました。お稲荷様にお供えする油揚げを食べていたそうです。
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34油揚げ目当ての猫
旧本殿(霊応殿)<写真31>の軒下に集まっていました。お稲荷様にお供えする油揚げを食べていたそうです。
35オオモミジ?
葉の直径は6〜7cmと大きめでした。おそらく、残っている葉は3割程でしょうが、まだ鮮やかでした。
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35オオモミジ?
葉の直径は6〜7cmと大きめでした。おそらく、残っている葉は3割程でしょうが、まだ鮮やかでした。
36親子お稲荷様
この辺りも鳥居や題目石、お稲荷様だらけでした。
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36親子お稲荷様
この辺りも鳥居や題目石、お稲荷様だらけでした。
37最上稲荷お火たき大祭
本殿(霊光殿)前では、ちょうどお火たき大祭が行われていました。一年間お祀りされたお札を感謝を込めておたきあげする、最上稲荷の三大祭典の一つで、12月第ニ日曜日とその前日に行われます。この炎に体や手をかざせば一年間無病息災で過ごせるそうです。動画も撮りました。
37最上稲荷お火たき大祭
本殿(霊光殿)前では、ちょうどお火たき大祭が行われていました。一年間お祀りされたお札を感謝を込めておたきあげする、最上稲荷の三大祭典の一つで、12月第ニ日曜日とその前日に行われます。この炎に体や手をかざせば一年間無病息災で過ごせるそうです。動画も撮りました。
38最上稲荷仁王門
石段の上からズームしてみました。昭和33年(1958年)に完成したインドの殿堂様式の石造仁王門です。2009年に登録有形文化財に指定されました。左右にお稲荷様<写真40>が見えています。ちなみに、参道側には仁王像があり、某有名企業の名前がありました。
38最上稲荷仁王門
石段の上からズームしてみました。昭和33年(1958年)に完成したインドの殿堂様式の石造仁王門です。2009年に登録有形文化財に指定されました。左右にお稲荷様<写真40>が見えています。ちなみに、参道側には仁王像があり、某有名企業の名前がありました。
39最上稲荷山門越しに
         根本大堂
明治14年(1881年)に再建された建物で、日蓮聖人などをお祀りしています。
39最上稲荷山門越しに
         根本大堂
明治14年(1881年)に再建された建物で、日蓮聖人などをお祀りしています。
40仁王門裏照明付きお稲荷様
仁王門の境内側に左右一体ずつあります。照明スイッチがあり、押すとライトアップされます。なかなか現代的でした(*_*;仁王門の外に出て引き返し、「秀吉本陣」<写真43>方面に進みました。
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40仁王門裏照明付きお稲荷様
仁王門の境内側に左右一体ずつあります。照明スイッチがあり、押すとライトアップされます。なかなか現代的でした(*_*;仁王門の外に出て引き返し、「秀吉本陣」<写真43>方面に進みました。
41最上稲荷妙見堂
備中高松城の守護神として祀られていた北辰妙見大菩薩の尊像をお祀りしています。日蓮宗と妙見信仰との結びつきを考えると、納得できます。
41最上稲荷妙見堂
備中高松城の守護神として祀られていた北辰妙見大菩薩の尊像をお祀りしています。日蓮宗と妙見信仰との結びつきを考えると、納得できます。
42日蓮聖人像
龍王山陣跡<写真43>にあります。高さ7.6mの鉄筋コンクリート造りで、1953年に除幕式が行われました。
42日蓮聖人像
龍王山陣跡<写真43>にあります。高さ7.6mの鉄筋コンクリート造りで、1953年に除幕式が行われました。
43龍王山陣跡
   (秀吉本陣一の丸)
備中高松城を攻めるにあたり、秀吉が最初に構えた陣跡です。ベンチもあり、少し開けているのでゆっくり休憩できます。土塁や堀切があるそうですが、周辺には祠や重機が入って立ち入り禁止の所があり、地形が変わってしまっている可能性があります。
43龍王山陣跡
   (秀吉本陣一の丸)
備中高松城を攻めるにあたり、秀吉が最初に構えた陣跡です。ベンチもあり、少し開けているのでゆっくり休憩できます。土塁や堀切があるそうですが、周辺には祠や重機が入って立ち入り禁止の所があり、地形が変わってしまっている可能性があります。
44永代橋
この橋を渡り、荒行堂(洗心閣)に向かいました。修行の場なので人気はありませんでした。
44永代橋
この橋を渡り、荒行堂(洗心閣)に向かいました。修行の場なので人気はありませんでした。
45八大龍王像
荒行堂(洗心閣)の側の小さな池のほとりにありました。頭にしがみついている竜神様の顔が怖い(*_*;
45八大龍王像
荒行堂(洗心閣)の側の小さな池のほとりにありました。頭にしがみついている竜神様の顔が怖い(*_*;
46十三重層塔
家運永昌祈願のもののようです。龍王山陣跡<写真43>から地形図の破線の道の入口が立ち入り禁止だったため、ここまで引き返してきたのですが、すぐに合流できそうだったので、ここから斜面に取り付きました。崩れやすい土でしたが、無事に道に入れました。
46十三重層塔
家運永昌祈願のもののようです。龍王山陣跡<写真43>から地形図の破線の道の入口が立ち入り禁止だったため、ここまで引き返してきたのですが、すぐに合流できそうだったので、ここから斜面に取り付きました。崩れやすい土でしたが、無事に道に入れました。
47龍王山国民休養地の東屋
たまに崩れやすくなる斜面登りがありましたが、途中から古い遊歩道らしき細道になり、不意にここに出てきました。この東屋は二十人近く使えそうな広さで、周辺もベンチだらけでした。ここからはきれいな広い道になり、すぐに往路で通った所に合流しました。
47龍王山国民休養地の東屋
たまに崩れやすくなる斜面登りがありましたが、途中から古い遊歩道らしき細道になり、不意にここに出てきました。この東屋は二十人近く使えそうな広さで、周辺もベンチだらけでした。ここからはきれいな広い道になり、すぐに往路で通った所に合流しました。
48サルノコシカケの仲間
          の幼菌
県道241号線に向かう道の入口にはトタン板の囲いが見えていたので行き止まりかと思いましたが、脇に細道がありました。切られて転がった丸太に生えていた白いキノコのカサの直径は5cm程でした。おそらく、これからもっと大きくなるでしょう。
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48サルノコシカケの仲間
          の幼菌
県道241号線に向かう道の入口にはトタン板の囲いが見えていたので行き止まりかと思いましたが、脇に細道がありました。切られて転がった丸太に生えていた白いキノコのカサの直径は5cm程でした。おそらく、これからもっと大きくなるでしょう。
49ナンキンハゼの実を
      ついばむエナガ
ジュ、ジュと独特の鳴き声に見上げると、メジロと一緒にたくさん群れていました。すばしっこいので写真はあきらめ、動画に撮り後からカットして写真にしました。口が小さいので、つついて食べようとしていましたが、かたそうな茶色い外皮がなかなか取れません。イラッときて口いっぱいほおばったところです。
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49ナンキンハゼの実を
      ついばむエナガ
ジュ、ジュと独特の鳴き声に見上げると、メジロと一緒にたくさん群れていました。すばしっこいので写真はあきらめ、動画に撮り後からカットして写真にしました。口が小さいので、つついて食べようとしていましたが、かたそうな茶色い外皮がなかなか取れません。イラッときて口いっぱいほおばったところです。
50ナンキンハゼの実を
      食べたいエナガ
冬は大好物のアブラムシがなかなか見つからないので、こうした木の実も食べるようです。この個体は食べるのに必死で、こちらには目もくれませんでした。連れは、一番手前でご馳走そっちのけでこちらをのぞきこんでいる個体をずっと見ていたそうです。そろそろうちの庭にも来る頃です(^^♪
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50ナンキンハゼの実を
      食べたいエナガ
冬は大好物のアブラムシがなかなか見つからないので、こうした木の実も食べるようです。この個体は食べるのに必死で、こちらには目もくれませんでした。連れは、一番手前でご馳走そっちのけでこちらをのぞきこんでいる個体をずっと見ていたそうです。そろそろうちの庭にも来る頃です(^^♪
51ボーイング767
岡山空港が近いので、かなり近くに見えました。楽しい空の旅をお祈りします(^^)
51ボーイング767
岡山空港が近いので、かなり近くに見えました。楽しい空の旅をお祈りします(^^)

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 防寒具 軍手 雨具 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 サブザック ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

◆◇天下取りのきっかけを作った秀吉の史跡を訪ねて◇◆
 この辺りは、天正10(1582)年に織田信長から中国計略の命を受けた羽柴秀吉と毛利方の清水宗治との合戦の最前線となり、激しい攻防が繰り広げられたところです。
 最初に訪問したのは、「鳴谷川(なるたにがわ)遺跡」<写真04,05>です。吉備平野の湿地帯にある備中高松城を攻めあぐねていた秀吉軍は、名参謀の黒田官兵衛の助言により、水抜きではなく、逆に水攻めにしようとします。
 足守(あしもり)川の水だけでは足りないと考えた秀吉は、龍王山の北側にある鳴谷川をせき止め、その水を城に流しこうもうとしました。結局、この工事が完成する前に備中高松城は開城しました。
 そして、最上(さいじょう)稲荷参道コースを経て辿り着いたのは、秀吉軍が最初に本陣を構えた「龍王山陣跡(一の丸)」<写真43>です。現在は公園になっている備中高松城跡やその周辺一帯が一望できます。
 水攻めが本格的に進むにつれ、本陣を備中高松城の東近くの石井山に移しました。水攻めにより敵将の清水宗治が自刃したことで、秀吉軍は「中国大返し(おおがえし)」と言われる日本史上屈指の強行軍にて引き返し、「山崎の戦い」にて明智光秀に勝利し天下を取ります。
 もし、備中高松城の戦いが水攻めにより早期に終わっていなければ、秀吉が天下を取ることはなかったかもしれませんし、その後の歴史の展開も大きく変わっていたかもしれません。
 慶長20年(1615年)、大坂夏の陣で秀吉の息子である豊臣秀頼は、徳川軍に大阪城を守っていた堀を埋められて陥落させられるという皮肉な結果を招きました。まさに、ここ吉備平野で起きたことは歴史のターニングポイントになったのでしょう。

◆◇岡山最強のパワースポット!龍王山〜最上(さいじょう)稲荷コース◇◆
 今回は龍王山(最上稲荷奥之院)を北<写真08>からアプローチしました。旧参道らしく古い石段が頂上まで続いているので、歩きやすいです。龍王山頂上全体は最上稲荷奥之院一乗寺の境内となっています。
 ここから、南の最上稲荷本殿(霊光殿)までが岡山最強のパワースポットといわれています。天平勝宝4年(752年)、孝謙天皇が病におかされている折、報恩大師が龍王山の中腹にある八畳岩<写真22〜24>で祈願していると、白狐に乗った最上位経王大菩薩が出現しました。大師がその尊影を刻んで祈願すると、天皇は病から回復しました。その後、大師は桓武天皇の病も治したことから、現在の地に龍王山神宮寺が建立されました。これが最上稲荷の起源といわれています。
 現在では伏見稲荷・豊川稲荷とともに日本三大稲荷として多くの人々から崇敬されています。
 最上稲荷の正式名称は「最上稲荷山妙教寺」です。つまり、最上稲荷はお寺なのです。 明治時代初頭に発布された神仏分離令においても、岡山県で唯一、神仏習合の形態が許されました。
 写真や動画でも紹介していますが、多数の磐座(いわくら)、題目石、お稲荷様、鳥居、末社などに満ちています。きわめつけはインドの殿堂様式の仁王門です。ここまで来ると、それぞれのパワーがありすぎて相殺されるのでは?(+o+)

◆◇サプライズな自然との出会い◇◆
 12月中旬近くなので動植物は特に期待していませんでしたが、意外とたくさん観察することができました。
 モモジはまだ紅葉が見られるものもあり、ヤマツツジのように本来は4月〜6月に咲く花が狂い咲きしていたりもしました。サザンカのような旬の花以外の植物が見られたのはサプライズでした。
 また、セグロセキレイやエナガのような愛嬌ある鳥の鳴き声が心地よいBGMとなり、山行中、ずっと穏やかな気分で歩けました。



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