秩父1.5億年前の地層観察と破風山ジオハイク

2018年12月16日(日) [日帰り]

• GPS: 05:38
• 距離: 9.4km
• 登り: 422m
• 下り: 518m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:22
• 休憩: 1:52
• 合計: 5:14

11:19 札所34番水潜寺
12:35 13:14 札立峠
13:20 13:23 管理番号 8-018 埼玉県
13:29 14:09 破風山
14:11 14:14 皆野町(風30)
14:17 14:21 皆野町(風18)
14:36 14:36 花と香りの森
14:40 14:48 桜ヶ谷観光トイレ
15:40 15:47 椋神社
15:48 15:49 椋宮登山口
15:59 15:59 高橋沢登山口
16:11 16:12 破風山登山口駐車場
16:27 16:33 皆野駅
16:33 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

皆野駅10:25ー札所前10:49

コース状況／危険箇所等

危険なところはない
地層観察や生痕跡採取しているので時間はたっぷりかかっています

写真

12/16 11:03

12/16 11:07

秩父札所34番　日沢山水潜寺　日本百観音の結願寺

12/16 11:10

12/16 11:11

西国33 坂東33　秩父34　百観音

12/16 11:12

12/16 11:12

12/16 11:15

霊験記　札立峠の寄進された絵馬

12/16 11:16

12/16 11:19

奥の院の「水潜りの岩屋」（石灰岩鍾乳洞）は現在立ち入り禁止

12/16 11:25

層状チャート（薄い泥や火山灰が挟まっている）

12/16 11:30

12/16 11:30

12/16 11:33

泥岩を割って生物生痕跡を捜す

12/16 12:01

黒色泥岩

12/16 12:08

砂岩泥岩互層の小褶曲　下流側に平行葉理、上流側の褶曲は海底地滑りによるスランプ

12/16 12:43

札立峠　安山岩

12/16 13:08

砂岩泥岩層にあった生痕化石　海底扇状地に堆積したタービダイト中の生物の移動、食事、排斥物等跡

12/16 13:25

両神山

12/16 13:26

12/16 13:37

12/16 13:37

12/16 14:01

武甲山から奥多摩の山の連なりと低位、中位、高位河岸段丘を一望　水田が広がる太田条理遺跡は低位段丘

12/16 14:04

秩父盆地に降った雨が荒川水系として北の皆野町方面に流れるのが見て取れる

12/16 14:09

三頭三角点

12/16 14:33

12/16 15:19

桜ケ谷の不整合　ジュラ紀のチャートを砂岩が覆っている。

12/16 15:20

12/16 15:22

基盤直上はチャートの大きな礫

12/16 15:38

下ってくると砂岩しか見えない。下に基盤が埋まっていると思われる

12/16 15:47

吉田道の記載が

12/16 15:50

12/16 15:50

12/16 15:51

12/16 15:54

異形の狛犬

12/16 16:41

撮影機器：

RICOH WG-4 リコー

感想

LadyM

　日本百観音の結願寺　札所34番水潜寺から巡礼道を登る。
先ずは石灰岩。鍾乳洞は現在立ち入り禁止で入れず残念。約1億5千年前の秩父帯の付加体、層状チャート、黒色泥岩、砂岩泥岩互層、生痕化石を見つけたりしながら杖立峠で昼食。
　破風山は低山ながら、男体山から両神山、武甲山、蕎麦粒山そして秩父盆地が眼下に広がり景観抜群。パラグライダーテイクオフの下から段丘地形を確認。低位段丘の太田条理遺跡が示すように、なぜ水田が作られたかを学ぶ。大きな基盤のチャート礫を砂岩が覆う桜ケ谷の不整合を見、同傾斜の道を下ったところは砂岩しか見えていない謎を推測。
　椋神社の異形な狛犬を見て暗くなり始めた皆野駅に戻った。宿題たっぷりの充実したハイクだった。