冬の石鎚山 氷と雪の鎖場修行登山

2018年12月19日(水) [日帰り]

• GPS: 05:45
• 距離: 10.1km
• 登り: 1,164m
• 下り: 1,161m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:54
• 休憩: 1:52
• 合計: 5:46

8:50 スタート地点
8:50 8:52 山頂成就駅
9:13 9:13 成就社
9:18 9:18 八丁坂
9:25 9:26 八丁のコル
10:05 10:23 前社が森
10:40 10:40 夜明峠
10:52 11:01 一ノ鎖（下）
11:09 11:18 二の鎖下
11:23 11:33 二ノ森・面河渓方面分岐
11:37 11:46 三ノ鎖（下）
11:50 12:04 石鎚山・弥山
12:16 12:24 石鎚山
12:32 12:46 石鎚山・弥山
12:50 12:50 三ノ鎖（下）
12:53 12:54 二ノ森・面河渓方面分岐
13:02 13:02 一ノ鎖（下）
13:10 13:10 夜明峠
13:21 13:23 前社が森
13:45 13:46 八丁のコル
13:57 13:57 八丁坂
14:07 14:13 成就社
14:28 14:36 山頂成就駅
14:36 ゴール地点

天候

1600m以上は一日中ガスに覆われ展望利かず。
石鎚山ロープウェイ駐車場の朝の気温：3℃
石鎚山頂上12時の気温：0℃

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

石鎚山ロープウェイ駐車場にて駐車（車中泊）駐車料金￥700
この時期のロープウェイ時刻：始発8：40〜最終17：00（20分間隔）

コース状況／危険箇所等

・積雪は頂上で20〜30cm。
・鎖場の迂回道を通る分には、急登な所は無く、さほど危険という箇所は無いと思う。但しアイゼンの躓きによる落下注意。
・鎖場は、雪と氷に覆われいるので、ピッケル・アイゼンの岩と氷・雪のMIXに慣れた冬山熟練者で無いと非常に危険。冬場は迂回ルートの利用が安全。
・弥山から天狗岳だけへの稜線は、岩場なので氷で滑り易く、雪の状態にもよるが、両サイドへの滑落注意。アイゼン着用必須。

その他周辺情報

下山後は、2時間ほどかかるが、四国に滅多に来る事が出来ない者としては、有名な道後温泉が一番。

写真

12/19 8:07

昨日は剣山登山で今日は石鎚山登山。ロープウェイ駅のりっぱな像に安全祈願して。

12/19 8:24

石鎚山ロープウェイ、この時期の始発は8：40です。

12/19 8:56

ロープウェイ成就駅そばの積雪は4,5cmくらいでした。

12/19 9:22

石鎚神社中宮成就社で安全祈願して八丁坂登山道に入って行きます。

12/19 9:54

登山道はこんな感じの積雪でした。早朝、ロープウェイ使わず下から登って来られた先行者の足跡がありました。

12/19 9:55

同じく。

12/19 10:08

前社森の試しの鎖（74m）です。今日の登山者は全員鎖場は避け、迂回ルートを登っておられたが、私は「試しの鎖」を登る。ここからアイゼンとピッケルを装備。

12/19 10:14

74mの落差は、滑落すれば、恐怖の滑り台。

12/19 10:14

鎖の一部は、凍り付いていたり雪の埋もれているので、ピッケルで氷・雪を振り払いながら、鎖に確実にピッケル、アイゼンを使って慎重に登る。

12/19 10:15

剣山1600m付近から霧氷となっています。

12/19 10:15

試しの鎖を登り切ったてっぺんです。降りる側も鎖となっています。

12/19 10:40

夜明峠付近。1700m以上は霧がかかって、石鎚山の展望ゼロ。

12/19 10:54

安全な迂回ルートは通らず、「一ノ鎖（33m）」ルートを選択。鎖は雪と氷に覆われて、岩に張り付いています。ピッケルで鎖についた雪と氷を砕きながら慎重に直登。

12/19 11:10

一ノ鎖をクリアし、途中にある神社。

12/19 11:13

安全な迂回ルートは通らず「二ノ鎖（65m）」ルートを選択。急斜面は膝上まで雪に埋もれ、ラッセルしながら登ります。

12/19 11:17

岩に氷や雪が張り付いてすべりやすいので、アイゼンのスタンスは鎖やしっかりした雪面に確実に取りながら。

12/19 11:19

写真では傾斜感が上手く撮れないが、ピッケルを鎖の輪っか部分に確実に引っかけて。

12/19 11:19

写真では傾斜感・高度感をうまく写せないが、こんな感じの雪と氷の斜面です。

12/19 11:33

ニノ鎖も無事クリア。

12/19 11:33

樹氷モンスター。

12/19 11:33

同じく。

12/19 11:34

迂回ルートと二ノ鎖上の分岐点。

12/19 11:36

自然が創る芸術なんて！きれい！青空があれば、もっと映えるのだが😖

12/19 11:42

安全な迂回ルートから外れて「三ノ鎖（67m）」を選択。写真では傾斜感・高度感が中々出せませんが、三ノ鎖は雪も氷も一番張り付いていて傾斜もあり、試しの鎖、一ノ鎖、二ノ鎖より、さらに難しくなる。このてっぺんが弥山です。

12/19 11:48

三ノ鎖の傾斜はこんな感じです。滑落すれば、死の滑り台です。

12/19 11:55

鎖は完全に雪に埋もれ、凍っていて張り付いています。ピッケルで鎖がありそうな位置に探りを入れながら、一歩一歩慎重に登ります。

12/19 11:55

アイゼンは一歩一歩確実に雪や鎖にしっかりと掛けながら登っていきます。

12/19 11:59

弥山の建物が目の前です。三ノ鎖もあと、もう少しで終わりだ。

12/19 11:59

最後の油断が事故の元。頂上まであと数歩だが、最後まで確実に。

12/19 12:01

弥山に無事に登頂。残念ながら霧で展望は利かないが、鎖場は全て無事にクリアし達成感あり。

12/19 12:03

迂回ルートから登って来られた方に撮って貰いました。

12/19 12:06

石鎚神社です。

12/19 12:11

天狗岳に向かっている登山者。天狗岳の尖った峰が見られないのが残念！

12/19 12:20

天狗岳にて登頂記念。百名山95座目となります。

12/19 12:22

天狗岳の北東側のスッパリと切れ落ちた感じを撮りたいがガスでNG。

12/19 12:32

青空が一瞬出て、明るくなり期待したが．．．

12/19 12:43

昨日の剣山のように晴れてくるかと思ってしばらく待ったが、今日の石鎚山の山の神様は、願いを叶えて頂けないようだ！

12/19 12:48

晴れは諦めて、樹氷、霧氷を楽しみながら下山。

12/19 12:48

同じく

12/19 13:11

石鎚山の路程図です。

12/19 13:12

復路の夜明峠付近。石鎚山は相変わらずガスの中。

12/19 13:21

前社森の「試しの鎖」の岩場（南側）です。

12/19 13:54

遠くに面白そうな山。瓶ヶ森という山かな？

12/19 14:13

無事に下山。成就社へお礼参りして。

12/19 14:13

こちらの神社にも無事下山のお礼参り。

12/19 14:17

瀬戸内海が遠くに見えます。山以外は晴れの天気なのだが！

12/19 14:26

石鎚山の案内図。

12/19 14:46

ロープウェイで下山。四国の山々、Bye!

12/19 17:14

下山後はちょっと遠いが、道後温泉まで移動し、汗と疲れを落としてさっぱり。

ヤマテンの天気予報は正確でした。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

iPhone X 64GB SIMフリー Apple

感想

まっちゃん

前日の剣山登頂に次いで、今日は百名山95座目石鎚山登頂。天候は恵まれなかったが、雪と氷の鎖の斜面を直登し、修行をやった見たいな感じで、冬山の要素を多く堪能できたので満足感ありだった。四国となると遠いので、簡単には来られないが、いつかまた天気の良い日の別な季節に来てみたい。下山後は、道後温泉でゆっくりして、松山に住んでいる中高時代の友達と酒を交わす約束。山のお陰で何年ぶりの友達会えていい良い年末を過ごせそうです。