岬に続く伊豆南端の分水嶺 妻良峠〜三坂富士〜石廊崎

2018年12月30日(日) [日帰り]

• GPS: 08:21
• 距離: 16.6km
• 登り: 754m
• 下り: 873m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:06
• 休憩: 1:05
• 合計: 8:11

5:11 吉田口バス停
5:25 5:25 妻良峠
6:02 6:08 255m峰
6:40 6:40 伊豆下田カントリークラブ北端
7:45 7:50 三坂富士
8:20 8:25 伊豆下田カントリークラブ南端
8:55 8:56 180m峰
9:10 9:15 県道16号のトンネル上の峠
9:30 9:40 190m峰
10:10 10:14 220m峰
10:45 10:50 車道
11:23 11:31 南端の風車
11:52 11:52 220m峰
12:30 12:40 県道16号
12:42 12:42 石廊崎灯台バス停
12:57 12:58 石廊埼灯台
13:01 13:04 石廊崎
13:07 13:09 石廊埼灯台
13:22 石廊崎港バス停

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

妻良トンネル東側出口，吉田口バス停近くに駐車．
石廊崎港口から日野までバス（520円）．ここで伊浜行きバスに乗り換えて吉田口まで乗車（570円）.

コース状況／危険箇所等

　吉田口バス停から妻良トンネル上の峠(ここでは便宜上妻良峠と記載)近くの分水嶺の稜線までは車道，踏み跡を歩きすぐ着く．稜線から少し歩くとまた車道に出る．255m峰に向かう車道は入口にゲートがあり入れないので稜線を歩いてから車道に戻り山頂に向かう．255m峰からの稜線には踏み跡があるがやぶが目立つ．伊豆下田カントリークラブの北端からゴルフ場西側の縁を歩く．ゴルフ場内は快適そうだが境界には獣除けと思われる金網が続いており入れない．金網の外は獣道と思われる踏み跡があるがやぶが多くて大変．特に分水嶺がゴルフ場内にある場所では急なトラバースを強いられる．一箇所，岩と急斜面の場所では金網が切れていた．三坂富士からも金網に沿って歩くが部分的に踏み跡がある．ゴルフ場から離れてからも踏み跡が続いている．部分的に不明瞭だがやぶは薄い．296.8m峰南側にはトラバースできる明瞭な道があるので利用する．石廊崎風力発電所では風車に沿った車道を歩く．南端の風車から稜線に戻ると比較的明瞭な踏み跡がある．稜線は車道が近づくにつれてやぶが目立ってくる．後は石廊崎まで車道歩きとなる．石廊崎灯台バス停から石廊崎までは車道工事中だったが晦日なので作業をしていなかった．

　このコースは伊豆下田カントリークラブの脇の通過が一番大変で，石廊崎近くの車道に出るまでの稜線もやぶが目立つ．後は踏み跡がある場所が多い．踏み跡は部分的に不明瞭だが，踏み跡を見失っても両手を使わなければならないやぶ漕ぎは少ないので登山道ではないルートとしては比較的歩き易い．指導標はないので地形図やGPSで確認しながら歩く必要がある．赤テープなどのマーキングはほとんどない．また山頂から下る時は踏み跡が交錯しているので常に下る方向を確認しないと間違い易い．

写真

12/30 6:04

6:04　255m峰．石像がある．ここは展望が良いがまだ暗いので良く見えない．

12/30 6:04

6:04　風車が回っている．

12/30 6:52

6:52　伊豆下田カントリークラブの脇を通る．ゴルフ場との境界には獣除けと思われる金網が続いている．脇に踏み跡があるがやぶで大変．

12/30 7:14

7:14　ゴルフ場内は快適そうだが金網があり入れない．ここは急斜面のトラバースをしなければならないのできつい．ゴルフ場には人がいた．

12/30 7:15

7:15　海が見える．

12/30 7:40

7:40　三坂富士が近づくと楽になる．

12/30 7:48

7:48　三坂富士山頂．

12/30 8:25

8:25　ここでゴルフ場から離れる．踏み跡を歩く．

12/30 8:48

8:48　ここは岩がありやぶがきつい．

12/30 8:56

8:56　180m峰．マーキングあり．

12/30 8:56

8:56　綺麗な樹相．

12/30 8:57

8:57　NHKのアンテナがある．

12/30 8:58

8:58　石廊崎風力発電所が見える．あそこも分水嶺なので向かう．

12/30 8:59

8:59　稜線を下る．

12/30 9:13

9:13　県道16号のトンネル上の峠．旧道の痕跡がある．

12/30 9:13

9:13　もう車は通れない．

12/30 9:18

9:18　稜線には踏み跡と境界見出標がある．

12/30 9:28

9:28　照葉樹林で気持ちいい．

12/30 9:40

9:40　190m峰．

12/30 9:57

9:57　ここにも荒れた林道跡がある．

12/30 10:14

10:14　220m峰．

12/30 10:24

10:24　296.8m峰南側にトラバースできる明瞭な道がある．

12/30 10:45

10:45　車道に出た，

12/30 10:45

10:45　ここから出てきた．

12/30 10:57

10:57　車道から稜線に戻ると道がある．

12/30 10:57

10:57　風車が見える．

12/30 11:02

11:02　石廊崎風力発電所の車道を歩く．

12/30 11:11

11:11　風力発電の風車群．

12/30 11:30

11:30　南端の風車に着いた．

12/30 11:31

11:31　風車群を振り返る．

12/30 11:33

11:33　稜線に出ると明瞭な踏み跡がある．

12/30 11:47

11:47　海が見える．

12/30 11:47

11:47　中木の港だと思う．

12/30 11:50

11:50　ここも踏み跡あり．

12/30 12:18

12:18　この辺は岩があり巻くのに疲れる．やぶもある．

12/30 12:20

12:20　稜線最後はやぶが目立つ．

12/30 12:21

12:21　ここにも岩とやぶがある．

12/30 12:25

12:25　また歩きやすくなる．

12/30 12:39

12:39　車道に出た．

12/30 12:39

12:39　ここから出てきた．

12/30 12:58

12:58　石廊崎灯台．

12/30 12:58

12:58　案内板．

12/30 13:01

13:01　石廊崎に着いた，感激！

12/30 13:02

13:02　輝く海．船が見える．

12/30 13:03

13:03　伊豆七島が見える．

12/30 13:03

13:03　神社がある．

12/30 13:03

13:03　展望図．

12/30 13:09

13:09　石廊崎灯台．

12/30 13:14

13:14　景色は南国．

12/30 13:16

13:16　ハイビスカスが咲いている．

12/30 13:20

13:20　石廊崎港．

12/30 13:22

13:22　石廊崎港バス停．

12/30 14:09

14:09　石廊崎港口バス停とアロエの花．このバスで戻る．

12/30 14:53

14:53　妻良トンネル(吉田口バス停)に戻ってきた．

撮影機器：

LUMIX DMC-TX1 パナソニック

感想

yukitsubasa

　このコースは途中の分水嶺に伊豆下田カントリークラブがあるのでどう通過するかいろいろ考えた．ゴルフ場を西回りにするか東回りにするか迷ったけど三坂富士に登りたかったので西回りで歩いた．ゴルフ場の脇には獣除けと思われる金網があるので場内には入れない．ゴルフ場内を歩けばかなり時間を短縮できると思うが，作業の方やゴルファーがおり怒られそうなのでやめた．金網の外側は獣道と思われる踏み跡があるが部分的にやぶが深い．特に分水嶺がゴルフ場内にある場所ではやぶで急なトラバースを強いられる．このコースではここの通過が一番大変だった．
　石廊崎に近い稜線もやぶがやや目立つが，その他の部分は踏み跡がある場所が多い．踏み跡は部分的に不明瞭だが，踏み跡を見失っても通過をためらうやぶ漕ぎはあまりないので登山道ではないルートとしては比較的歩き易い．ただし指導標はないので地形図やGPSで確認しながら歩く必要がある．赤テープなどのマーキングはほとんどない．また山頂から下る時は踏み跡が交錯しているので常に下る方向を確認しないと間違い易い．実際にボーとして歩いていたら何ヶ所か間違って下った．稜線で他の人に会うことはほとんどないと思うので自分でしっかりとルートを確認しなければ間違う．

　伊豆半島は津軽半島の分水嶺と比較するとやぶが薄く踏み跡があるという点で，はるかに歩きやすいので，ルートを探しながら静かな山歩きを好む山慣れた方にはいい場所と思う．それに対し津軽半島の山は楽しみより苦労の方が多いので余程の目的がないと勧められない．

　これで津軽半島からここまでの分水嶺が繋がった．雪の竜飛崎と異なりこの季節にもかかわらず水仙やアロエ，ハイビスカスが咲いている石廊崎は温暖で日本も気候，景色にずいぶん差があるものだと思う．そして，ここまで長い分水嶺を歩いて繋げたと思うと感慨深いものがある．津軽半島の分水嶺は1ヶ所だけ繋がっていない場所があるが，これは3月に行こうと思う．

　ここから北に続く分水嶺山行：
南伊豆の分水嶺　蛇石大池〜暗沢山〜352.9m峰〜大平山〜妻良峠
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1689957.html