また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 1696949
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

七面山。新年、身の引き締まる思い頻りの登山道

2019年01月05日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:00
距離
12.4km
登り
1,472m
下り
1,689m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:43
休憩
0:18
合計
9:01
7:39
209
スタート地点
11:08
11:08
88
12:36
12:36
22
13:57
13:57
9
14:06
14:07
11
14:18
14:27
10
14:37
14:38
119
16:37
16:39
1
16:40
ゴール地点
GPS不調で最初の20ほどログなし。途中も捕捉できていないがときがあり、少々乱れている。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
7時10分、登山口を出発。
山門が、登山道の入口だった
2019年01月05日 07:09撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 7:09
7時10分、登山口を出発。
山門が、登山道の入口だった
親切な注意書きあり。
門を潜ると、雰囲気がかわり、聖域に入りこむよう。自然身の引き締まる思いがする
2019年01月05日 07:11撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 7:11
親切な注意書きあり。
門を潜ると、雰囲気がかわり、聖域に入りこむよう。自然身の引き締まる思いがする
すぐに神力坊。二丁目らしい
2019年01月05日 07:15撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 7:15
すぐに神力坊。二丁目らしい
お堂があり、背筋が伸びる
2019年01月05日 07:16撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 7:16
お堂があり、背筋が伸びる
参道のおもむき。
初めてで登山道の様子がわからなかったが、山上の敬慎院までずっと参道だった。とても歩きよい
2019年01月05日 07:19撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 7:19
参道のおもむき。
初めてで登山道の様子がわからなかったが、山上の敬慎院までずっと参道だった。とても歩きよい
一丁目ごとに石灯籠あり。数多くの灯籠も聖なる雰囲気をかもし出す
2019年01月05日 07:28撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 7:28
一丁目ごとに石灯籠あり。数多くの灯籠も聖なる雰囲気をかもし出す
信者さんの選んだ日蓮上人の言
2019年01月05日 07:44撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 7:44
信者さんの選んだ日蓮上人の言
要所要所に「日蓮上人のお言葉」あり。この言葉の現れは、深閑とした森に調和するようだ。編年体で置かれているようだ

2019年01月05日 07:48撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 7:48
要所要所に「日蓮上人のお言葉」あり。この言葉の現れは、深閑とした森に調和するようだ。編年体で置かれているようだ

十三丁目、肝心坊
2019年01月05日 07:58撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 7:58
十三丁目、肝心坊
まだまだ参道のおもむき。
俗世の塵埃から遠のいていく感じがする
2019年01月05日 08:00撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 8:00
まだまだ参道のおもむき。
俗世の塵埃から遠のいていく感じがする
二十丁目石灯籠
2019年01月05日 08:18撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 8:18
二十丁目石灯籠
ずっと参道。
徐々に身の穢れが落ちていくようだ
2019年01月05日 08:25撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 8:25
ずっと参道。
徐々に身の穢れが落ちていくようだ
二十三丁目、中適坊
2019年01月05日 08:26撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 8:26
二十三丁目、中適坊
「日蓮上人のお言葉」に種々考えさせられる
2019年01月05日 08:39撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 8:39
「日蓮上人のお言葉」に種々考えさせられる
「展望よし」の場に到着。展望を楽しみならここでしばし休憩。
甲府方面
2019年01月05日 08:54撮影 by  Canon EOS M3, Canon
2
1/5 8:54
「展望よし」の場に到着。展望を楽しみならここでしばし休憩。
甲府方面
眼下の集落
2019年01月05日 08:54撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 8:54
眼下の集落
三十丁目石灯籠
2019年01月05日 09:04撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 9:04
三十丁目石灯籠
穿ったことをいうものだ。信者さんの実体験だろう。
間違いなくそう感じられた。何の初心かは、人ごとに違うだろが、誰もが抱く共通項は純粋ということではなかろうか
2019年01月05日 09:05撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 9:05
穿ったことをいうものだ。信者さんの実体験だろう。
間違いなくそう感じられた。何の初心かは、人ごとに違うだろが、誰もが抱く共通項は純粋ということではなかろうか
「日蓮上人のお言葉」かくなる当為も現代では怪しいのではないか
2019年01月05日 09:15撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 9:15
「日蓮上人のお言葉」かくなる当為も現代では怪しいのではないか
水は出しっぱなし。氷らないように(晴雲坊)
2019年01月05日 09:23撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 9:23
水は出しっぱなし。氷らないように(晴雲坊)
三十六丁目、晴雲坊通過。まさしく参道
2019年01月05日 09:24撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 9:24
三十六丁目、晴雲坊通過。まさしく参道
三十九丁目。
江戸期の山登りを証する石碑らしい
2019年01月05日 09:36撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 9:36
三十九丁目。
江戸期の山登りを証する石碑らしい
並んだ日蓮上人の言。静謐な道で思考を刺激してくれるのは楽しいものだ
2019年01月05日 09:42撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 9:42
並んだ日蓮上人の言。静謐な道で思考を刺激してくれるのは楽しいものだ
「日蓮上人のお言葉」は全部採取したと思う
2019年01月05日 09:51撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 9:51
「日蓮上人のお言葉」は全部採取したと思う
和光門に到着
2019年01月05日 10:05撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 10:05
和光門に到着
精進か。もう精進は遠い存在かな
2019年01月05日 10:06撮影 by  Canon EOS M3, Canon
2
1/5 10:06
精進か。もう精進は遠い存在かな
本堂への最後の参道
2019年01月05日 10:06撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 10:06
本堂への最後の参道
鐘楼に到着。鐘を突かせていただく。
いい音色の余韻が長く続いた
2019年01月05日 10:10撮影 by  Canon EOS M3, Canon
2
1/5 10:10
鐘楼に到着。鐘を突かせていただく。
いい音色の余韻が長く続いた
自然、この門内を入っていったが……。
(後で教えていただいたが、鐘楼前の坂を上った随身門前が四十九丁目だった)
2019年01月05日 10:13撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 10:13
自然、この門内を入っていったが……。
(後で教えていただいたが、鐘楼前の坂を上った随身門前が四十九丁目だった)
並ぶ堂宇。
こんなにも高いところに、これだけのものがと、驚き。精進の賜だろうか
2019年01月05日 10:15撮影 by  Canon EOS M3, Canon
2
1/5 10:15
並ぶ堂宇。
こんなにも高いところに、これだけのものがと、驚き。精進の賜だろうか
敬慎院。山上というのなんと素晴らしいお堂だろう。
五十丁目の標石あり
2019年01月05日 10:19撮影 by  Canon EOS M3, Canon
2
1/5 10:19
敬慎院。山上というのなんと素晴らしいお堂だろう。
五十丁目の標石あり
宿坊を兼ねている様子
2019年01月05日 10:20撮影 by  Canon EOS M3, Canon
2
1/5 10:20
宿坊を兼ねている様子
随身門を見上げる。(四十九丁目に戻ることになったが)
こちらもすばらしい門で驚きが
2019年01月05日 10:22撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 10:22
随身門を見上げる。(四十九丁目に戻ることになったが)
こちらもすばらしい門で驚きが
額縁富士山。笠雲もなかなかいいものです
2019年01月05日 10:23撮影 by  Canon EOS M3, Canon
4
1/5 10:23
額縁富士山。笠雲もなかなかいいものです
随身門正面。本当にすばらしい
2019年01月05日 10:24撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 10:24
随身門正面。本当にすばらしい
広い展望地に到着。本年年始、関東地方はずっと天気がいい。隈なく見渡せた
2019年01月05日 10:24撮影 by  Canon EOS M3, Canon
2
1/5 10:24
広い展望地に到着。本年年始、関東地方はずっと天気がいい。隈なく見渡せた
富士山笠雲アップ
2019年01月05日 10:34撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 10:34
富士山笠雲アップ
少しアップをもう一枚
2019年01月05日 10:34撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 10:34
少しアップをもう一枚
全景
2019年01月05日 10:41撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 10:41
全景
大天一如とは何ぞや
2019年01月05日 10:43撮影 by  Canon EOS M3, Canon
2
1/5 10:43
大天一如とは何ぞや
もう一度額縁富士を撮影して、七面山山頂へ向かう。
参道はここまで。
これまで寒さ知らずで登れたのはありがたい。
2019年01月05日 10:43撮影 by  Canon EOS M3, Canon
2
1/5 10:43
もう一度額縁富士を撮影して、七面山山頂へ向かう。
参道はここまで。
これまで寒さ知らずで登れたのはありがたい。
しばらくは林道の様子で、カラマツ林を行く
2019年01月05日 10:56撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 10:56
しばらくは林道の様子で、カラマツ林を行く
たくさんのサルオガセ。カラマツ林を過ぎるころから一般登山道となる
2019年01月05日 10:56撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 10:56
たくさんのサルオガセ。カラマツ林を過ぎるころから一般登山道となる
ナナイタガレに到着
2019年01月05日 11:10撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 11:10
ナナイタガレに到着
大迫力の大崩れ
2019年01月05日 11:11撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 11:11
大迫力の大崩れ
底は随分と深い。あまり覗き込むと吸い込まれそうだ
2019年01月05日 11:11撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 11:11
底は随分と深い。あまり覗き込むと吸い込まれそうだ
今立っている場所もいつかは崩れてしまうのだろうか。
2019年01月05日 11:11撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 11:11
今立っている場所もいつかは崩れてしまうのだろうか。
七面山山頂到着(途中凍結箇所があり、要注意)。
さらに先へ進む。この先は小暗い樹林内で、薄いがけっこう雪が残っていた。ずいぶんと倒木が多く回り道を余儀なくされ、かつ雪で道が分かりにくいため目印テープを見落とさないよう慎重を期した
2019年01月05日 11:30撮影 by  Canon EOS M3, Canon
2
1/5 11:30
七面山山頂到着(途中凍結箇所があり、要注意)。
さらに先へ進む。この先は小暗い樹林内で、薄いがけっこう雪が残っていた。ずいぶんと倒木が多く回り道を余儀なくされ、かつ雪で道が分かりにくいため目印テープを見落とさないよう慎重を期した
喜望峰到着。
七面山山頂から風がかなり強くなる
2019年01月05日 11:58撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 11:58
喜望峰到着。
七面山山頂から風がかなり強くなる
残念ながら、南アルプスの山頂辺りにガスが流れていた
2019年01月05日 11:59撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 11:59
残念ながら、南アルプスの山頂辺りにガスが流れていた
こんな感じで
2019年01月05日 12:03撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 12:03
こんな感じで
寒い中、お湯などを飲みながら。30分経過で、このくらい見えたが。
2019年01月05日 12:26撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 12:26
寒い中、お湯などを飲みながら。30分経過で、このくらい見えたが。
笊ヶ岳は鮮明に見えるようになった
2019年01月05日 12:28撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 12:28
笊ヶ岳は鮮明に見えるようになった
小一時間ほど昼食をとりながらいたが、なかなか晴れなかった。
そろそろ引き上げないと。
喜望峰では冷たい風が吹き荒れる中、ずっとひとりだった
2019年01月05日 12:33撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 12:33
小一時間ほど昼食をとりながらいたが、なかなか晴れなかった。
そろそろ引き上げないと。
喜望峰では冷たい風が吹き荒れる中、ずっとひとりだった
下山時、駿河湾を望む
2019年01月05日 13:14撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 13:14
下山時、駿河湾を望む
だいぶん雲のとれた富士山。
この様子では、完全になくなるかもの期待
2019年01月05日 13:42撮影 by  Canon EOS M3, Canon
2
1/5 13:42
だいぶん雲のとれた富士山。
この様子では、完全になくなるかもの期待
敬慎院まで戻ってくる
2019年01月05日 13:56撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 13:56
敬慎院まで戻ってくる
こちらからが順道だろう
2019年01月05日 13:57撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 13:57
こちらからが順道だろう
一の池は雪の中。
奥の院へ向かう
2019年01月05日 13:57撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 13:57
一の池は雪の中。
奥の院へ向かう
二の池に到着。
干上がって、雪が残っているようです
2019年01月05日 14:04撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 14:04
二の池に到着。
干上がって、雪が残っているようです
突き当たりまで進む。小さい池も雪でおおわれていた
2019年01月05日 14:05撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 14:05
突き当たりまで進む。小さい池も雪でおおわれていた
奥の院に到着
2019年01月05日 14:11撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 14:11
奥の院に到着
奥の院本堂へ
2019年01月05日 14:12撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 14:12
奥の院本堂へ
またまた立派なお堂
2019年01月05日 14:16撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 14:16
またまた立派なお堂
休憩所でお茶をいただきました。七面焼きの湯呑みで。
信者でもないというのに申しわけなさ一杯。
やさしい心遣いに感謝
2019年01月05日 14:24撮影 by  Canon EOS M3, Canon
3
1/5 14:24
休憩所でお茶をいただきました。七面焼きの湯呑みで。
信者でもないというのに申しわけなさ一杯。
やさしい心遣いに感謝
奥の院からの富士山。ここからもきれいに見える
2019年01月05日 14:28撮影 by  Canon EOS M3, Canon
4
1/5 14:28
奥の院からの富士山。ここからもきれいに見える
影嚮石というらしい。綱がハート形に見えるのは、ユーモアの一端でしょうか
2019年01月05日 14:31撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 14:31
影嚮石というらしい。綱がハート形に見えるのは、ユーモアの一端でしょうか
三たび、富士見の展望地に戻る。
完全に雲がとれた。
富士山アップ
2019年01月05日 14:47撮影 by  Canon EOS M3, Canon
2
1/5 14:47
三たび、富士見の展望地に戻る。
完全に雲がとれた。
富士山アップ
すっきりときれいな富士山
2019年01月05日 14:48撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 14:48
すっきりときれいな富士山
富士山、見納め。
随身門より下山開始
2019年01月05日 14:50撮影 by  Canon EOS M3, Canon
4
1/5 14:50
富士山、見納め。
随身門より下山開始
帰路、登ってくる人、数組に会いました。
行きにはなかったはずの赤い出来立ての帽子
2019年01月05日 15:12撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
1/5 15:12
帰路、登ってくる人、数組に会いました。
行きにはなかったはずの赤い出来立ての帽子
こちらも新品の赤いおべべ。
きっと会った人の誰かが着せたのだろう。感慨深し。また、いろいろと考えさせていただいた
2019年01月05日 15:13撮影 by  Canon EOS M3, Canon
2
1/5 15:13
こちらも新品の赤いおべべ。
きっと会った人の誰かが着せたのだろう。感慨深し。また、いろいろと考えさせていただいた
行きで知った八丁目の石碑を撮影
2019年01月05日 16:19撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1/5 16:19
行きで知った八丁目の石碑を撮影
夕暮れが近い。登山口に到着
2019年01月05日 16:38撮影 by  Canon EOS M3, Canon
2
1/5 16:38
夕暮れが近い。登山口に到着
撮影機器:

装備

個人装備
一般ザック 軽量ダブルストック 革登山靴 暖性ズボン 冬長袖シャツ 保温性水筒 夏帽子 冬帽子

感想

 かつて身延山久遠寺のしだれ桜を見に行ったとき、その古木の満開の姿に圧倒的な美しさを感じたものだが、ついでにと言っては失礼極まりないが、主眼が桜だったのでそう言わざるをえないのだが、本堂も公開されており立ち寄った。
 ところが、この本堂に不意打ちを食らった。立派な堂塔やら均整のとれた伽藍配置、きめ細やかな内陣などではなく、その気さくな振る舞いに驚かされたのだ。堂内はどこもかしこも開け放たれてまさしく風通しが良かったが、修行僧らしき多くの若者が気忙しそうに動いてた。その動作の機敏さには好感が持て、会えば、惜しみなく礼儀正しい挨拶をした、それも自然に。「お参りくださりありがとうございます」「おはようございます」「お気をつけてください」「あちらでございます」と張りのある爽快な声が響く。お堂では見慣れぬ光景だった。
 十把一絡げにはしたくはないが、だいたいが古都のお坊さんは、慇懃無礼で、出し惜しみが強く、威丈高なものだなどと、そんな斜視を余儀なくさせる部分があったのは確かと思う。捉え方は、こちらの不徹底さからくる虚像に違いあるまいが。そのお坊さんのイメージを一新してくれたのが、ここ、久遠寺の本堂内だった。その後もう一度桜の時期にここ身延山を訪れた次第だ。
 七面山は、この身延山とは姉妹関係にあるのだろうと思い、この山もきっと気さくで、優しく、かつ峻厳に違いないと。残念ながらお坊さんには会わなかった。
 想像以上に七面山はすばらしかった。何がといえば、肌身に感じられる神聖さ、身の引き締まる空気感、考えさせる種々の言と、登るほどにそれらの交互流通が見事と思う、きっと個人差はあろうが。心身の改まる新年にはもってこいの山。ひと味もふた味も違う登山を望むなら、ここをおいて他にあるまい。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:584人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 関東 [2日]
七面山表参道(宿坊敬慎院泊)往復
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら