権現岳


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,364m
- 下り
- 1,345m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
最盛期には近くの路肩に駐車されるようですが今日はその路肩にも積雪があり、駐車は困難なようです。 昨夕の駐車場付近の道路は傾斜があり、薄く雪があって、19日朝も路面に雪が残り、午後には大分溶けましたが、ノーマルタイヤの場合は困難な日もあると思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
天女山入口駐車場付近は傾斜があり、近辺も積雪がある場合があります。 登山ポストは天女山入口からさほど遠くない地点で見かけました。 ピッケルは三つ頭までは使用せずフリーハンドでしたが、三つ頭からは有効でした。 今日は山頂直下も問題無く、危険個所はありませんでした。 但し、前日のように強風が吹けば、バラクラバなどの装備が必須で、これは近くの赤岳と全く同じです。 今日は三つ頭から先は風が強くなり、バラクラバのお世話になりました。 |
写真
感想
駐車場付近の様子
前日夕方天女山入口駐車場に来ると、四台の車か泊っており、テント泊の車のようでした。
深夜に1台、6時前に1台到着し、いずれも6時頃歩き始めました。
明け方は相当に冷え、うっかり朝食にとおにぎりを買ったのですが、カチカチに硬くなり食べられず、予備に買っておいたパンを食べて朝食としました。
この冷えで、なかなかシュラフから出られず、六時頃から日帰りらしい二組が出発した後、七時近くになってようやく出発することになりました。
しかし、我慢して六時に出発するべきでした。
駐車場付近から積雪がありましたが、雪質はしまり、その上に薄く新雪が乗るような状態で、硬いトレースを踏んで登り始めました。
前三つ頭までの状況
雪は乾燥しており、1800m標示のある石標までは緩やかな山道でトレースはしっつかりしており、アイゼンは全く不要でした。
この石標から50m位先に古いベンチがあり、いつもここでアイゼン装着しています。
そして間もなく、急傾斜が前三つ頭まで続きますが、トレースの雪面は硬く、アイゼンの刃がしっかり雪面に食い込み難なく歩いてゆけました。
途中「ここが一番きつい。もう少しで前三つ頭が見える」の標識通り、3分ほどで前三つ頭が見えるところに出ます。
但し、前三つまではまだ30分近くかかりました。
前三つ手前の樹木のしたに一基のテントが見えました。
山頂までの様子
前三つ頭から三つ頭近くの樹林の中に4基のテントがありました。
それぞれ数人のグループのようでとても賑やかな良い雰囲気でした。
ようやく三つ頭まで来ましたが、かなり疲れ、このところ風邪をひいたためかも知れず、まあ山頂まで行くことも無いかと、写真を撮っていると、若い女性の方が降りてこられ、御話しているうち、ひと押しして戴き、やはり行ってくるか、と山頂へ向かいました。
前三つ頭辺りまではほとんど無風だったのですが、この辺りからかなり風が強くなり、鼻の痛みも始まり、バラクラバ使用となりました。
話題にされる山頂直下のトラバースは今日は全く問題なく、ダケカンバの数m上を西側へ回り込むようにして難なく通れるようになっていました。
山頂に達し、その後、権現小屋が見える所で写真を撮って引き返しました。
さきほどの女性の方のお話では、先程拝見したテントのあるグループが赤岳へ向かったそうですが、適当なところで引き返した模様でした。
山頂から下山まで
山頂から数分も下ると、本日最も素晴らしい風景に出ます。
手前に奥三つ頭の雪庇、その先に三つ頭、さらにその先には富士山という風景です。
特に奥三つ頭の雪庇は独特で、先に向かってせり上がっている姿がなんともいえません。
一昨年三月に来た時4人の権現岳日帰り山行者にお会いしましたが、今日の権現岳日帰り山行者は私一人だけだった模様で、数人いた山行者は三つ頭か前三つ頭までのようでした。
ひょっとしてもう誰にも会わないかもと思いながら下ると、これから下ろうとするテント山行の方々に再びお会いしました。
また、三つ頭が目的のご夫婦の方1組がもう少しで三つ頭という所でも出合いました。
前三つ頭からはスノーシューでこられたという方と暫くご一緒に下山しました。
とても調子が良いとのことでした。
アイゼンの場合も、しまった傾斜なので、フラットフィッティングで急傾斜を踏みこむと、気持ちよく下山できました。
下りの場合のアイゼン使用も、往路と同じく、1800m標示の石標の50mほど前三つ頭に近い地点にある辺りで不要となり、駐車場までアイゼンを使用しない方が快調に歩けました。
天女山入口駐車場に到着すると、付近の道路の雪は溶けていました。
まだ太陽は駐車場を照らしており、車の車外温度計を見ると、マイナス3℃でした。
駐車場の標高は1370m程度ですが、これを見ても早朝は相当な冷え方だったと思われます。
最後に
昨日は天気予報でも想像できたように、晴れてはいたものの強風だったそうですが、今日は三つ頭まではとても静かな天候で、恵まれた一日でした。
どなたかも書いていましたが、積雪期の権現岳は、明るく、展望が良く、私の住所から見て高山としては、最も近いのでとても好きな山の一つです。
今日は三つ頭でお話できた女性の方に、もしこの記事をご覧になられたらここでお礼を申し上げます。
softbreezeさん、こんにちは
快晴の権現岳、素晴らしい
天気の読みも流石です
昨日の八ヶ岳は甲府からも息をのむ美しさでした
このレポートを見てまた私も行きたくなりました.
bekopapaさんありがとうございます。
やはり、山歩きの魅力には勝てません。
bekopapaさんの学習能力は大したものです。
早くもプロフェッショナル登山家の趣で驚いています。
昨日の権現岳の天気図はあまりにも典型的で、誰が見ても見分けがつくものでしたね。
これから三月中位まで、さらに雪庇も成長して登山者を楽しませてくれそうです。
其の他、これから杣添尾根も良さそうですね。
素晴らしい景色ですね。あらためて八ヶ岳の良さを堪能させて頂きました。やっぱり甲斐駒ケ岳かな。わたしの好きなのは・・・・(笑)。しばらく八ヶ岳にも行っていませんが、今度ゆっくり行者小屋あたりに出没したくなりました。
junjapaさんはじめまして。
甲斐駒ケ岳は変化があって私も好きです。
二度と行きたくないコースはひたすら森の中を歩くだけの笊の雨畑コースですね。
小笠山の六枚屏風は最近初めて知りました。
junjapaさんの御報告を拝見しましたがとても楽しそうです。
またよろしくお願いします。
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