岩木山 嶽→百沢スキー場 山スキー
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,178m
- 下り
- 1,424m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
百沢ルートは焼止りヒュッテより上部はいつ雪崩が発生してもおかしくない斜面である。ビーコン、プローブ、シャベルは必携。降雪直後や気温の急激な変化があった場合はルート変更が望ましい。 |
写真
感想
岩木山の百沢ルートは残雪期には何度も山スキーで滑走したことはあるが、厳冬期に滑走したことはなかった。厳冬期には百沢ルート、特に焼止りヒュッテより上部は雪崩の危険が高いため、なかなか近づけなかったのだ。厳冬期の滑走はいつも嶽ルートに終始していた。しかし、千歳一隅のチャンスが巡ってきた。予報を見れば、成人の日より前はしばらく好天が続き、気温の変化も少ない。このことから、南東向きの斜面であることも相まって、積雪の上層は安定化の条件となる圧密と焼結を繰り返していると考えられた。弱層の形成もここ一週間の天気を見ればあまり考えにくかった。当日も気温は高すぎず、高気圧に覆われる予報だった。この条件に対し私は、百沢方面の積雪の状態は安定していると踏んだ。厳冬期百沢ルート滑走のまたとないチャンスだった。
当日はバスでアプローチした。できるだけ早く上に上がりたかったので、登りは嶽ルートをチョイスした。ありがたいことに嶽ルートはトレースがしっかりとあり、ラッセル無しで登ることができた。八合目からスキーを背負ってツボ足で登る。下から見た時は山頂付近は雪煙が舞っており、強風が吹いていると見えたが、私が上がった時は穏やかな天気になっていた。鳳鳴ヒュッテにスキーをデポし、ほどなく山頂に到達した。厳冬期の岩木山は自身三度目で、1月の登頂は初めてだった。滑走は鳳鳴ヒュッテから始めた。滑走前に念のため、鳳鳴ヒュッテに最初に着いたときに弱層テストをした。シャベルテストを実施し、結果は良好であった。百沢ルートの滑走は最高だった。残雪期とは違い、柔らかい雪の上を滑走する感覚は新鮮だった。登山靴+ジルブレッタでの滑走もだいぶ慣れてとても満足だった。樹林帯に入り、傾斜が緩くなったところはブッシュが出てて滑走しづらかった。これだけは不満が残った。しばらく滑っていくと百沢スキー場トップに出た。後はゲレンデを滑走する。三連休最終日かつ晴天ということもあって、スキー場は大賑わいだった。ゲレンデスキーヤ−&スノーボーダーの間を、ザック+登山靴+ジルブレッタビンディングの山スキーで颯爽と降りていくのはなんとも気持ちがよいものである。レストハウスでバスまでの時間を潰し、14:00過ぎに岩木山神社に下山した。
今回は絶好の条件をしっかりとモノにできてよかった。これからも山スキーを楽しんでいきたいものである。
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