ウペペサンケ山【メトセップ林道から】
- GPS
- 10:26
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 1,597m
- 下り
- 1,614m
コースタイム
天候 | 無風快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
快晴予報の休日。これは何があっても山に行かねば!
そうだウペペサンケ山へ行こう。ウペペサンケ山は昨シーズンに同じルートから登って稜線の標高1595mピークで引き返している。次は快晴の日に登ろうとこの日を待っていたのだ。
仕事が終わってからほぼ寝ないで登山口まで移動。途中あまりの眠さに何度も仮眠したい衝動になった。でもスタート時間が遅れてしまうため何とか耐えた。
メトセップ橋の駐車スペースに車を置いてスタート。ヘッドライトを点けてメトセップ林道に入っていく。林道はあまりの雪の少なさにビックリだった。ほぼラッセルもなく進む。眠くてあまり力が出なかったけど林道から時々見える稜線の姿にモチベーションも上がった。
昨シーズン巻いた林道の崩壊ポイントは、さらに崩壊して地形が変わったのか巻かなくても通過することが出来た。途中左スキーのシールが剥がれてしまう。どうやっても付かなかったのでガムテープで一時的に補修してしのいだ。
林道奥からは作業道のようなところを進む。作業道終点からは右の斜面に取り付いて尾根まで上がる。あとは標高1595mピーク方向目指してせっせと尾根を登るだけ。尾根はヤブが邪魔で登りにくかった。かなり雪が少ない。
稜線まで登ると360度の大絶景が広がっていた。正面にはウペペサンケ山の稜線がドーン。眼下には然別湖や十勝平野、遠くには雌阿寒岳までくっきりと見えた。眠気も吹っ飛んだ。標高1696mピークの先でスキーはデポしてアイゼンに履き替える。
糠平富士まではバリズボも少なく快適に歩いていけた。糠平富士まで登るとニペソツ山や遠くには大雪山の山々も良く見えた。マジ素晴らしい景色だ。糠平富士からはキレキレの細尾根を通ってウペペサンケ山の本峰方向へ進む。少し稜線を進んだら一旦コルまで標高差70mぐらい下る。結構な急斜面なので慎重に下りた。
コルから先はバリズボが酷かった。一歩歩くごとに深いところで足の付け根まで埋まってしまう面倒な雪でなかなか前に進めずしんどい登りが続いた。山頂が近くに見えるのに全然近づいてこないのだ。でもパノラマ風景を見ながら登っているとしんどさも気にならない。気が付いたらウペペサンケ山の山頂に到着していた。
ウペペサンケ山山頂からも絶景が広がっていた。ニペソツ山が近い。2017年の秋に登った時はガスで何も見えなかったので山頂からの風景を見るのは初めてだ。色々な位置関係とか良く分かった。無風快晴の空だけど気温が低くて止まっていると寒いし、帰りの時間を考えると残念ながらあまり長居は出来ない。出来ればナイタースキーは避けたいし。写真を撮っておやつを食べたら登ってきた稜線を戻る。糠平富士までの稜線歩きは登りの時ほどしんどくは無かった。
デポしたスキーを回収後、標高1595mピークまで戻ってからシールを外す。滑りはブッシュが邪魔で全く楽しめなかった。ブッシュを避けながらただ下りただけという感じかな。作業道の滑りはスピードが出過ぎて恐怖だった。
林道の戻りは前回と違い雪が少ない上に倒木等の障害物が多くて楽ちん自動運転という感じにはならなかった。それに林道崩壊ポイントで足元が崩れて2mぐらい落ちてしまい登り返すのに難儀した。林道の戻りもそれなりに時間が掛かった。
無風快晴の空で素晴らしい風景を見ながらの超快適な稜線歩きを楽しむことが出来た。もっと雪があれば稜線からのスキーも楽しめると思う。また天気がいい日に登ろう。
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