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Yamareco

記録ID: 1706508
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
南アメリカ

ネバド・デル・トリマ 5215m (Nevado del Tolima, Colombia)

2018年12月31日(月) 〜 2019年01月03日(木)
 - 拍手
GPS
80:00
距離
55.7km
登り
4,170m
下り
4,162m

コースタイム

1日目
山行
5:40
休憩
0:00
合計
5:40
10:20
340
ココラ渓谷(2400m)
16:00
ラ・アルヘンティナ(3450m)
2日目
山行
8:20
休憩
0:10
合計
8:30
7:30
330
ラ・アルヘンティナ(3450m)
13:00
13:10
170
キンディオ(4750m)
16:00
ラ・プラヤ(3750m)
3日目
山行
12:40
休憩
0:10
合計
12:50
0:35
455
ラ・プラヤ(3750m)
8:10
8:20
305
ネバド・デル・トリマ(5215m)
13:25
ラ・プラヤ(3750m)
4日目
山行
6:00
休憩
0:00
合計
6:00
8:00
360
ラ・プラヤ(3750m)
14:00
ココラ渓谷(2400m)
天候 12/31 晴れ
1/1 晴れのち曇り
1/2 快晴
1/3 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年12月の天気図
アクセス サレントからココラ渓谷(トレイルヘッド)まで車で20分ほど。
コース状況/
危険箇所等
高度なテクニックは不要の山だが、中二日の歩行距離が非常に長いので、体力が非常に必要。
高度的にはそれほどでもないが、上記のように距離が長く体力的にきついのと2日連続で1300m以上の標高差もあり、高山病の症状は出やすい。今回私はダイアモックスを利用しなかったが、頭痛の症状が出たのと、血中酸素濃度が下山中に50%を切って厳しい状態だった。ダイアモックスは積極的に服用すべきと思う。
その他周辺情報 サレントには安くて良い宿がたくさんある。できれば数日滞在したい。また、近隣のフィランディアも風光明媚な所だとのこと。
ココラ渓谷から登山スタート
2018年12月31日 09:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
12/31 9:51
ココラ渓谷から登山スタート
ココラ渓谷のヤシの木は世界一背の高い品種だそう。
2018年12月31日 09:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
12/31 9:51
ココラ渓谷のヤシの木は世界一背の高い品種だそう。
山の斜面に椰子が生える風景。
2018年12月31日 10:10撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
12/31 10:10
山の斜面に椰子が生える風景。
出だしは沢沿いで何度か川を渡ります。
2018年12月31日 11:27撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
12/31 11:27
出だしは沢沿いで何度か川を渡ります。
雲霧林地帯ですが今日は天気が良く暑いです。
2018年12月31日 12:15撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
12/31 12:15
雲霧林地帯ですが今日は天気が良く暑いです。
昼食。
2018年12月31日 12:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
12/31 12:31
昼食。
デザートはパッションフルーツ。山で食うのに結構口に合う。
2018年12月31日 12:45撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
12/31 12:45
デザートはパッションフルーツ。山で食うのに結構口に合う。
相変わらずの樹林帯
2018年12月31日 13:20撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
12/31 13:20
相変わらずの樹林帯
結構いろいろな動物がおるんです。逢いませんでしたけど。
2018年12月31日 13:32撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
12/31 13:32
結構いろいろな動物がおるんです。逢いませんでしたけど。
だいぶ上ってきた。
2018年12月31日 14:07撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
12/31 14:07
だいぶ上ってきた。
我々の荷物をもって上がってきたミュールとミュール使い。
2018年12月31日 14:45撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
12/31 14:45
我々の荷物をもって上がってきたミュールとミュール使い。
珍しい植物。オーキッドの仲間だそう。葉の下に花が咲く。
2018年12月31日 14:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
12/31 14:51
珍しい植物。オーキッドの仲間だそう。葉の下に花が咲く。
何でしょうか?
2018年12月31日 15:15撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
12/31 15:15
何でしょうか?
何でしょうか2。
2018年12月31日 15:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
12/31 15:18
何でしょうか2。
3000mを越えてきました。
2018年12月31日 15:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
12/31 15:26
3000mを越えてきました。
ステファンを怖がる牛。
2018年12月31日 15:49撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
12/31 15:49
ステファンを怖がる牛。
馬もいます。小屋の周りにいろいろ放牧されている。
2018年12月31日 16:13撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
12/31 16:13
馬もいます。小屋の周りにいろいろ放牧されている。
一日目の宿のラ・アルヘンティナ。
2018年12月31日 16:15撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
12/31 16:15
一日目の宿のラ・アルヘンティナ。
雑然としてますが、居心地はいい。
2018年12月31日 16:42撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
12/31 16:42
雑然としてますが、居心地はいい。
犬もいっぱい飼ってました。
2018年12月31日 16:42撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
12/31 16:42
犬もいっぱい飼ってました。
台所ではグロリアさんが飯の支度。男たちは一心不乱にジャガイモの皮をむいている。
2018年12月31日 17:03撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
12/31 17:03
台所ではグロリアさんが飯の支度。男たちは一心不乱にジャガイモの皮をむいている。
夕方。
2018年12月31日 17:49撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
12/31 17:49
夕方。
ポテトスープ。これは非常にうまかった。男たちが必死に皮むきしてたジャガイモがどっさり。
2018年12月31日 18:37撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
12/31 18:37
ポテトスープ。これは非常にうまかった。男たちが必死に皮むきしてたジャガイモがどっさり。
グロリアおばちゃん働く働く。よそったらすぐ受け取って、そのまま食べます。
2018年12月31日 18:47撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
12/31 18:47
グロリアおばちゃん働く働く。よそったらすぐ受け取って、そのまま食べます。
豆スープとご飯と豚肉。美味しかった。バナナの素揚げも付くのが南米らしい。
2018年12月31日 18:48撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
12/31 18:48
豆スープとご飯と豚肉。美味しかった。バナナの素揚げも付くのが南米らしい。
朝は小屋内に牛が大集合していた。
2019年01月01日 06:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/1 6:50
朝は小屋内に牛が大集合していた。
二日目。崖崩れの水場。
2019年01月01日 08:16撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/1 8:16
二日目。崖崩れの水場。
落ちないように注意して通過します。
2019年01月01日 08:16撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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1/1 8:16
落ちないように注意して通過します。
今日登るキンディオ方面が見えてきた。結構遠い。
2019年01月01日 08:16撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/1 8:16
今日登るキンディオ方面が見えてきた。結構遠い。
大きな木のある小屋で休憩。
2019年01月01日 08:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/1 8:31
大きな木のある小屋で休憩。
この小屋もいい場所だなぁ。
2019年01月01日 08:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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1/1 8:31
この小屋もいい場所だなぁ。
なんと絵になる風景だろうか。
2019年01月01日 08:37撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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1/1 8:37
なんと絵になる風景だろうか。
3800mを超えると森林限界でパルムが出てきます。
2019年01月01日 09:03撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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1/1 9:03
3800mを超えると森林限界でパルムが出てきます。
背の低いものから高いものまでさまざま。
2019年01月01日 09:03撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/1 9:03
背の低いものから高いものまでさまざま。
パルムの林を行きます。
2019年01月01日 09:25撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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1/1 9:25
パルムの林を行きます。
トリマが見えてきました。5215m。今日は風が強く常に雲がかかっていました。明日はどうかな…
2019年01月01日 09:49撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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1/1 9:49
トリマが見えてきました。5215m。今日は風が強く常に雲がかかっていました。明日はどうかな…
キンディオ4750mは雲の下です。今日はこちらに登ります。
2019年01月01日 10:20撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
1/1 10:20
キンディオ4750mは雲の下です。今日はこちらに登ります。
キンディオの噴火口は直径2キロだそう。外輪山もかなり大きい。
2019年01月01日 10:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/1 10:50
キンディオの噴火口は直径2キロだそう。外輪山もかなり大きい。
トリマ。氷河が少し見えている。
2019年01月01日 11:06撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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1/1 11:06
トリマ。氷河が少し見えている。
キンディオの外輪山に出ました。ここから山頂は近い。
2019年01月01日 11:59撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/1 11:59
キンディオの外輪山に出ました。ここから山頂は近い。
ザクザクの火山灰斜面をトラヴァース。
2019年01月01日 12:14撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/1 12:14
ザクザクの火山灰斜面をトラヴァース。
湖が眼下に。
2019年01月01日 12:20撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
1/1 12:20
湖が眼下に。
殺伐としてきました。
2019年01月01日 12:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/1 12:26
殺伐としてきました。
目指す山頂。
2019年01月01日 12:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/1 12:51
目指す山頂。
振り返ると鋭鋒が。すごい迫力。
2019年01月01日 12:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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1/1 12:51
振り返ると鋭鋒が。すごい迫力。
こちらは噴火口。火口の底は湿地帯(ウェットランド)になっている。
2019年01月01日 12:57撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
1/1 12:57
こちらは噴火口。火口の底は湿地帯(ウェットランド)になっている。
頑張れステファン!
2019年01月01日 12:57撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/1 12:57
頑張れステファン!
山頂にはサインがありました。
2019年01月01日 13:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/1 13:04
山頂にはサインがありました。
やりました。高度順応にしては結構きつい山だった。
2019年01月01日 13:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
1/1 13:04
やりました。高度順応にしては結構きつい山だった。
喜ぶ二人。
2019年01月01日 13:10撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/1 13:10
喜ぶ二人。
ウェットランドへ下ります。たまにきれいな花もありました。
2019年01月01日 13:56撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/1 13:56
ウェットランドへ下ります。たまにきれいな花もありました。
ウェットランドまで距離が結構あります。
2019年01月01日 14:07撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/1 14:07
ウェットランドまで距離が結構あります。
着きました。コケの浮島を渡ります。
2019年01月01日 14:16撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
1/1 14:16
着きました。コケの浮島を渡ります。
ベージュ色のところは底なし沼…
2019年01月01日 14:16撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/1 14:16
ベージュ色のところは底なし沼…
うっかり足を入れると無限に沈んで靴もずぶ濡れです。
2019年01月01日 14:19撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
1/1 14:19
うっかり足を入れると無限に沈んで靴もずぶ濡れです。
なんてことないように見えますが、細心の注意で進む必要がありました。
2019年01月01日 14:20撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/1 14:20
なんてことないように見えますが、細心の注意で進む必要がありました。
湿地帯。
2019年01月01日 14:21撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/1 14:21
湿地帯。
ルートを見極めながら進む。
2019年01月01日 14:24撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
1/1 14:24
ルートを見極めながら進む。
時々ジャンプも必要。
2019年01月01日 14:25撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/1 14:25
時々ジャンプも必要。
結構な難所でした。
2019年01月01日 14:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/1 14:26
結構な難所でした。
やがてまたパルムの林に。
2019年01月01日 14:30撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
1/1 14:30
やがてまたパルムの林に。
南米らしい風景になってきた。
2019年01月01日 14:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/1 14:33
南米らしい風景になってきた。
大きいパルムツリー
2019年01月01日 14:41撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/1 14:41
大きいパルムツリー
背丈を優に超えます。
2019年01月01日 14:41撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/1 14:41
背丈を優に超えます。
今日のお宿、ラ・プラヤ。ここには2泊します。
2019年01月01日 16:24撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/1 16:24
今日のお宿、ラ・プラヤ。ここには2泊します。
夜中から登り始めるので、この日は7時に就寝。
2019年01月01日 16:57撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/1 16:57
夜中から登り始めるので、この日は7時に就寝。
三日目。標高4800mで夜明け。快晴で雲一つなし。この日はほんとラッキーでした。
2019年01月02日 06:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
1/2 6:18
三日目。標高4800mで夜明け。快晴で雲一つなし。この日はほんとラッキーでした。
氷河の末端は標高5000m。山頂までわずか200mですが、クランポンを装着し完全防備で臨みます。
2019年01月02日 06:44撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/2 6:44
氷河の末端は標高5000m。山頂までわずか200mですが、クランポンを装着し完全防備で臨みます。
西斜面はしばらく日陰に入るのでずっと寒かった。
2019年01月02日 07:22撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/2 7:22
西斜面はしばらく日陰に入るのでずっと寒かった。
頑張れステファン!
2019年01月02日 07:22撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/2 7:22
頑張れステファン!
なかなか太陽が出ない。
2019年01月02日 07:36撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/2 7:36
なかなか太陽が出ない。
迫力あるチムニー
2019年01月02日 07:36撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4
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迫力あるチムニー
一か所だけ急な斜面があり、その準備をする。
2019年01月02日 07:43撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/2 7:43
一か所だけ急な斜面があり、その準備をする。
ようやく太陽出た。
2019年01月02日 07:58撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/2 7:58
ようやく太陽出た。
頑張れステファン!!
2019年01月02日 07:58撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/2 7:58
頑張れステファン!!
山頂台地。トリマの頂にようやくつきました。
2019年01月02日 08:07撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/2 8:07
山頂台地。トリマの頂にようやくつきました。
やった!!
2019年01月02日 08:08撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4
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やった!!
ゴキゲンのセルフィー
2019年01月02日 08:08撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5
1/2 8:08
ゴキゲンのセルフィー
ディエゴありがとう!!
2019年01月02日 08:10撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/2 8:10
ディエゴありがとう!!
ステファンもよく頑張った!!
2019年01月02日 08:13撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/2 8:13
ステファンもよく頑張った!!
気を付けて下ります。
2019年01月02日 08:39撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/2 8:39
気を付けて下ります。
この氷河はのっぺりで方向を見失いやすいので十分注意。
2019年01月02日 08:39撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
1/2 8:39
この氷河はのっぺりで方向を見失いやすいので十分注意。
末端まで無事戻りました。
2019年01月02日 09:10撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/2 9:10
末端まで無事戻りました。
4800mで休憩。この時に血中酸素を測ったら49%まで下がっていた。具合は全く悪くなかったが、もし登りだったら即刻下山せよ数値。やっぱりダイアモックスを飲まなかったのはよくなかった。
2019年01月02日 09:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/2 9:51
4800mで休憩。この時に血中酸素を測ったら49%まで下がっていた。具合は全く悪くなかったが、もし登りだったら即刻下山せよ数値。やっぱりダイアモックスを飲まなかったのはよくなかった。
トリマの氷河を振り返る。
2019年01月02日 10:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/2 10:26
トリマの氷河を振り返る。
パルムと合いますね。
2019年01月02日 11:27撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/2 11:27
パルムと合いますね。
ヘロヘロの姿を…
2019年01月02日 11:53撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/2 11:53
ヘロヘロの姿を…
標高4300m。雲が出てきたがここまで下ればもう安心。
2019年01月02日 11:57撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/2 11:57
標高4300m。雲が出てきたがここまで下ればもう安心。
パルムの林。
2019年01月02日 12:05撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/2 12:05
パルムの林。
湿地帯とその先に目指すラ。プラヤ小屋が見える。あと1時間だが、この時点で疲れて3人とも足がなかなか動かなくなった。
2019年01月02日 12:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/2 12:33
湿地帯とその先に目指すラ。プラヤ小屋が見える。あと1時間だが、この時点で疲れて3人とも足がなかなか動かなくなった。
水場でほっと一息。
2019年01月02日 12:48撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/2 12:48
水場でほっと一息。
無事小屋に戻ってやれやれ。ステファンと小屋の子供。この子、ほんと可愛かった。
2019年01月02日 13:41撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
1/2 13:41
無事小屋に戻ってやれやれ。ステファンと小屋の子供。この子、ほんと可愛かった。
コカ茶がおいしい。南米はこれに限ります。日本には残念ながら持ち込めない。
2019年01月02日 13:45撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
1/2 13:45
コカ茶がおいしい。南米はこれに限ります。日本には残念ながら持ち込めない。
小屋のまどから。
2019年01月02日 13:58撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
1/2 13:58
小屋のまどから。
夕飯はやはり台所で。台所周りに座席があり、おばちゃんがよそった皿を受け取ってすぐに食べるのはコロンビア方式ですね。効率的で結構いいシステムだと思いました。
2019年01月02日 18:25撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
1/2 18:25
夕飯はやはり台所で。台所周りに座席があり、おばちゃんがよそった皿を受け取ってすぐに食べるのはコロンビア方式ですね。効率的で結構いいシステムだと思いました。
ご飯と豆スープ、チョリソとバナナ。もう山の食事の定番ですね。
2019年01月02日 18:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
1/2 18:31
ご飯と豆スープ、チョリソとバナナ。もう山の食事の定番ですね。
最終日、朝ご飯。大鍋はレッチェと言っていたのでたぶん牛乳でしょう。
2019年01月03日 07:36撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/3 7:36
最終日、朝ご飯。大鍋はレッチェと言っていたのでたぶん牛乳でしょう。
ラ・プラヤ小屋ともおさらば。
2019年01月03日 07:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/3 7:50
ラ・プラヤ小屋ともおさらば。
一応、このような看板もたまにある。
2019年01月03日 08:07撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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一応、このような看板もたまにある。
今日は風が強い。
2019年01月03日 08:39撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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今日は風が強い。
3800mの峠を越える。風が強いのでさっさと進む。
2019年01月03日 08:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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3800mの峠を越える。風が強いのでさっさと進む。
きれいな花だった。
2019年01月03日 09:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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きれいな花だった。
これもオーキッドの仲間と言っていた。この山域はオーキッドの種類が多い。
2019年01月03日 10:19撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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これもオーキッドの仲間と言っていた。この山域はオーキッドの種類が多い。
再び雲霧林に入ってきた。
2019年01月03日 10:22撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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再び雲霧林に入ってきた。
小屋で休憩。3190m。
2019年01月03日 10:55撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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小屋で休憩。3190m。
ここは快適そうでした。登山者もいっぱい。
2019年01月03日 10:57撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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ここは快適そうでした。登山者もいっぱい。
ディエゴが作ってくれるサンドイッチは非常にうまい。
2019年01月03日 11:01撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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ディエゴが作ってくれるサンドイッチは非常にうまい。
快適な下山路。
2019年01月03日 11:24撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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快適な下山路。
水も豊富になってきた。日本の山のようだ。
2019年01月03日 11:32撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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水も豊富になってきた。日本の山のようだ。
ミュール使いのおっちゃんは皆かっこいい。颯爽とやってきて颯爽と去ってゆく。
2019年01月03日 11:56撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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ミュール使いのおっちゃんは皆かっこいい。颯爽とやってきて颯爽と去ってゆく。
橋は一度に一人だけ。
2019年01月03日 13:16撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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橋は一度に一人だけ。
再びココラ渓谷。ようやく帰ってきました。
2019年01月03日 13:23撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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再びココラ渓谷。ようやく帰ってきました。
背の高い椰子の木が風車のように並ぶ。
2019年01月03日 13:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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背の高い椰子の木が風車のように並ぶ。
トレイルヘッド。
2019年01月03日 13:56撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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トレイルヘッド。
高い!!
2019年01月03日 13:58撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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高い!!
ビールをすすめられたが、サレントまで我慢。代わりにセブンナップを。
2019年01月03日 14:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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ビールをすすめられたが、サレントまで我慢。代わりにセブンナップを。
サレントの夜。
2019年01月03日 18:41撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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サレントの夜。
照明は派手派手。広場もどんちゃん騒ぎでした。
2019年01月03日 18:44撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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照明は派手派手。広場もどんちゃん騒ぎでした。
夜景はきれい。
2019年01月03日 18:57撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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夜景はきれい。
ステファンと打ち上げ。トルーチャの野菜焼きを食べました。ステファンとは色々な話をした。また世界の山を一緒に登りたいものだ。日本にも来たいと言っていた。
2019年01月03日 20:08撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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ステファンと打ち上げ。トルーチャの野菜焼きを食べました。ステファンとは色々な話をした。また世界の山を一緒に登りたいものだ。日本にも来たいと言っていた。
翌朝。ホテルの窓から。サレントを去ります、、名残惜しい。
2019年01月04日 07:12撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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翌朝。ホテルの窓から。サレントを去ります、、名残惜しい。
いい部屋でした。サレントはまた来てみたい。
2019年01月04日 07:12撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1/4 7:12
いい部屋でした。サレントはまた来てみたい。
ボゴタのボテロ美術館。有名なモナリザの絵の前は人だかりです。
2019年01月04日 17:23撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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ボゴタのボテロ美術館。有名なモナリザの絵の前は人だかりです。
ボゴタの薬局でダイアモックス入手!!次回は服用します。
2019年01月05日 19:53撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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ボゴタの薬局でダイアモックス入手!!次回は服用します。
撮影機器:

感想

 コロンビアが安全に旅行できるようになったのはわずか10年くらい前からのことであり、したがって登山対象の山もまだ少ない。最高峰であるカリブ海沿いのクリストバル・コロン(5775m)は登れなくはないが、登山システムは無いに等しく、すべて自力で準備が必要で期間も2週間はかかるとのこと。比較的登山システムが出来上がっているのがコロンビア中央部のロス・ネバドス国立公園であり、その中でもネバド・デル・トリマ5215mが外国人に最もよく登られている山である。
 トリマはロンリープラネットでも登山対象として紹介されている山で、欧米人には比較的人気である(日本人が登った記録はネットでは発見できなかったが…)。ふもとの街サレントには手配を行ってくれるエージェンシーがいくつかあるが、今回はCrested Outdoor(http://crestedoutdoors.com/)に依頼した。1ヵ月ほど前に偶然同行したいというドイツ人ステファンが現れ、ガイドのディエゴと合わせて3人でトリマに登ることとなった。ステファンと料金が折半できたのでとても助かった。
 トリマは標高5000m以上は氷河で覆われていてロープアップするので、クランポン、ハーネス、ヘルメットなどが必要である(アクスは不要)が、これらはツアー料金に含まれており日本から持参する必要はない。持参するのは登山靴、スティック、冬用防寒着一式、サングラス程度で大丈夫だが、私は夜が寒いのを警戒して念のためシュラフも持って行った(山小屋には毛布が山ほどありこれも結果不要だった…)。行程はサレント発着で3泊4日。トリマの登頂は3日目だが、2日目に高度順応のため可能ならキンディオ4750mにも登る予定である。

‐‐‐‐

12/30(日) ツアー前日
 コロンビア第2の都市メデジンからローカルバスでサレントに入った。コロンビアの山岳地帯は道路事情が悪い。あちこち崩れて工事が多く、7時間もかかってようやくサレントに到着した。もう真っ暗の夜8時だったので、バス停近くに宿を予約してあったので助かった。9時前にガイドのディエゴが宿にやってきて初顔合わせ。装備などをチェックしてOKをもらった。ディエゴは34歳とのこと。なかなかのナイスガイだ。

‐‐‐‐

12/31(月) 第1日目 晴れのち曇り
ココラ渓谷(2400m)〜ラ・アルヘンティナ(3450m)(6時間)
 9時にドイツ人のステファンと合流し、手配車でココラ渓谷へと向かった。サレントから車で20分ほど。ココラ渓谷は山の急斜面に世界一背の高い種類のヤシの木が風車のように立ち並ぶ独特の景観。ここは大人気で午前中から観光客でごった返していた。共同装備と各自の装備をミュールにあずけ、軽い荷物で出発する。今日は6時間くらいの工程とのことなので気楽である。
 前半は沢沿いの気持ちの良い雲霧林を行く。ときどき渡渉があるが、すべて橋が架かっており問題はない。時々ディエゴが植物の解説をしてくれる。彼は山の知識が凄く豊富で話も面白い。オーキッドの種類がいろいろあるのに驚いた。葉の下に花が咲く珍しい品種もあった。
 やがて登山道は沢から離れ、標高2900mを超えると斜面のトラヴァースとなる。水の得にくい地帯に入ったのではないかと心配していたが、この山域は斜面を流れる枝沢が非常に多く、意外にも水が豊富だ。今まで登ったペルーやエクアドルでは無かったパターンで、コロンビア独特の湿潤な気候を思い知る。まるで日本のようだ。今日泊まるフィンカ(小屋)のラ・アルヘンティナも斜面に築かれた放牧地だったが、やはり付近を枝沢がいくつか走り、水の豊富な場所だった。
 宿は隙間風がビュービューの凄まじい掘っ立て小屋だ。これらの放牧地やフィンカは100年以上前からあるというが、最近は登山者が増え、本業の牧畜ではなく登山者の宿で生計を立てているようだ。グロリアというおばさんが食事を賄ってくれるが、台所のまわりに座席があり、皿によそったそばから登山者はご飯を貰って食べることができる。食べた後はすぐに食器を渡して洗ってしまう。とても効率的なシステムだ。
 この日はまだ標高も低く、高山病の症状もなく、快適に眠りについた。

‐‐‐‐

1/1(火) 第2日目 晴れのち曇り、強風
ラ・アルヘンティナ(3450m)〜キンディオ4750m〜ラ・プラヤ(3750m)
 今日は出来れば高度順応のために4750mのキンディオに登ろう、でも疲れたら翌日に差し障るから、途中で進むか撤退するか判断しよう、と昨日3人で相談していた。が、ふたを開けてみるとディエゴは最初から登るつもりでガンガン進んでいった。ステファンと私は顔を見合わせ、まあ仕方ないか、、という感じでついてゆく。
 今いる場所はコロンビアのキンディオ県(Quindio)であり、山の名前のキンディオは県名と同じである。キンディオは大きな古い火山で大きなクレータがあり、その直径は2キロとのことだ。今日はキンディオに登った後、そのクレータ底の湿地帯を抜けて下ってゆくコースだ。まずは外輪山まで標高をひたすら稼ぐが山が非常に大きく登っても登ってもまだ先があった。標高3800mを超えると高山帯になりパルムの木が林立する独特の景観になる。パルムは南米で見られるのはコロンビアとエクアドルだけでペルー以南にはないそうだ。これは南米というよりはむしろルウェンゾリやキリマンジャロで見たアフリカの景観に近い(あちらではロベリアとかセネシオとか呼んでいた)。ディエゴが言うにパルムは寒い高山帯にあるが、元来は熱帯由来の植物なので、赤道から外れると見られないとのことだ。
 ヘロヘロに疲れてようやく外輪山の縁に立ったのはもう正午すぎだった。すでに5時間以上も歩いている。風が非常に強く寒いが、キンディオの山頂はもうすぐなので頑張って進む。ベージュ色の火山灰の急斜面をあえいで登ると何もない山頂だった。立っていられないほどの強風だが、とりあえず無事に登れて三人で喜びあい、やっぱり寒いからとすぐに辞して河口へと下って行った。
 火口の底はディエゴはウェットランドと呼んでいた。これは日本でいう尾瀬のような湿原で、ところどころコケに覆われた浮島が浮かんでいる不思議な光景だった。厄介なのは浮島でないところはベージュ色の火山灰の泥水で、底なし沼になっておりずぶずぶ沈む。間違って足を踏み入れようものならエライことになってしまう。コケの浮島を伝って進まなければならないが足を滑らせないよう十分注意する必要がある。そこをなんとかやり過ごすと再びパルムの林立する台地となった。難所を無事通過しやれやれだった。
 あとはパルムの台地を次のフィンカへ向けて下ってゆくだけだ。ここは正規のルートから外れているのか道が何もない。ディエゴは適当に下っているように見えるのでときどき不安に駆られるが、ルートマネジメントは完璧で、やがて正面ドンピシャに今日の宿ラ・プラヤが見えてきた。今日は1300mの標高差を8時間半も歩いてしまい、かなりの難航軍になってしまった。
 疲れたので食事までベッドで寝ていたが、起きたら頭痛がする。今日の行程はかなりきつく、そしてラ・プラヤも3750mの標高なので高山病の症状が出てしまったようだ。血中酸素濃度も72%とだいぶ下がってしまっている。ディエゴはだいぶ心配していたが、自分としては今までの経験からそれほどひどくはなっていないから安心してと諭した。イブプロフェンを飲み、早めに休むこととした。

‐‐‐‐

1/2(水) 第3日目 快晴、強風
ラ・プラヤ(3750m)〜ネバド・デル・トリマ(5215m)〜ラ・プラヤ(3750m)
 0時に起床。こぼれんばかりの星空の下、出発だ。頭痛は治り体調も悪くないが、いざSpO2を測るとまさかの60%台だ。ディエゴは「本当に具合は悪くないのか」と聞いてくるが本当に悪くない。自分は5000m峰で60%台だった経験は何回かあるので、何とか行けるだろうと思っている。だが十分注意はして進むことにする。ステファンはこの時点で70%台はあり、高山病には強いようだ。歩きだしてもディエゴは心配だったようで、「ジョヘイは呼吸がとても荒い、大丈夫か?」と聞いてくる。これはマラソンと同じ呼吸法だ、意識してやっている、大丈夫だと返す。
 途中、そこそこ大きな沢を2回ほどわたってようやく尾根に取り付くが、ここまでで早足で歩いても2時間はかかりかなりの距離を歩かされる。トリマはアプローチが異様に長い山だ。途中、北斗七星や南十字星も見え、星談義になる。ステファンはかなり星に詳しい。ダラダラとした登りがずっと続くが標高4400mくらいから急斜面になってきて苦しくなってくる。ようやくトリマの射程距離に入ったようだ。ここから先はもう泣き言は無しだ。西方向には夜景も見えてきたのでアルメニアの街か?と聞いてみるが、ペレイラとコルドバだという。
 標高4800mほどでいったんヘリポートのような広い大地に出る。6時を過ぎ、ようやく明るくなってきた。ここから氷河の末端まで、ルンゼ上の危険個所を登ることになる。一応ディエゴはショートロープシステムをするかと打診してきたが、ステファンも私も断り、ディエゴもそれ以上勧めなかった。我々のことをそこそこ信頼してくれているのだろうと思う。標高5000mで氷河の末端に到着。ここからクランポンを装着し、ロープも使って万全の態勢で臨む。
 氷河は1か所をのぞいて傾斜は緩く、クレヴァスだけ注意していれば問題はなかった。アクスは不要と聞いていたが、スティックだけで全く問題なく登れた。1か所だけある急斜面もステップが切られており、不安も恐怖感もなく登れた。山頂は野球場ほどあろうかというほど広い台地だった。時間は8時すぎ。いろいろあったが無事に山頂まで登れてとにかくうれしかった。3人で写真を撮ったり雄たけびを上げたりして十分山頂を満喫した。
 下山は順調だったが、途中4800mくらいでSpO2を測ったら50%を切っていて唖然…命の危険がある数値だ。体調は快調そのもので全く問題ないが、体の方はかなりダメージを受けているのかもしれない。でもあとは下りなのでこれ以上は悪化しないだろう。フィンカまであと1時間ということろで3人とも足がほとんど止まってしまった。もう12時間以上歩いている。ステファンと私はともかくディエゴも相当疲れているようでスピードが上がらない。ここで野宿かなぁ、とか言いながらタラタラ歩いた。
 なんとかラ・プラヤのフィンカに帰着。昼食をすすめられたが、コカ茶だけがぶ飲みしてすぐにベッドに行きバタンキューだった。どうしようもなく疲れてはいたが、充実感でいっぱいだった。今まで南米の山でここまで楽しい登山は初めてだ。南米の山は6000m峰でさえ車道がかなり高いところまで通っており、日帰り短期決戦のイメージが強いのだが、トリマはアプローチも2日かかり、しかも変化があって面白かった。素朴なコロンビアのフィンカもこの地域ならではの特色で、とても印象に残った。

‐‐‐‐

1/3(木) 第4日目 曇りのち晴れ、強風
ラ・プラヤ(3750m)〜ココラ渓谷(2400m)
 今日は下山するだけ。プレッシャーから解放され、高度順応も完全にできたので体調も良い。下山ルートは3800mの峠を越え、しばらく稜線を歩くが、とんでもない強風で参った。しかしその後はココラ渓谷へ降りるトラバース道になり、風はあたらなくなった。休憩しながらのんびり下り、6時間ちょうどでココラ渓谷のトレイルヘッドに到着した。ミュールが到着するのを少し待ってから、迎えの車でサレントに戻った。
 ステファンから夜は一緒に食事しないか?と誘われていたので、トルーチャのおいしいレストランでビールを飲みながらいろいろ話をした。ステファンはミューニック在住の36歳。若いころ1年半くらい南米に留学しながらあちこち旅行していたので、スペイン語はペラペラ。もちろん英語とドイツ語も普通に話せるのでトリリンガル。全くうらやましい限りだ。海外もあちこち旅行しているが、「南米がどこよりも一番好き」なんだそう。人もいい、食事もおいしい、素朴な景色、こんなに楽しいところはほかにないとのこと。ボリビアとコロンビアが特に好きなんだそう。自分も今回の旅でコロンビアは南米で一番に気に入ってしまった。ボリビアにもいつか行ってみたいものだ。
 彼は日本にもいつか来たいとのこと。そしてまた海外の山に登る際は都合が合えば一緒に行こうという話になった。ウェルカムだ。もう少し広場で遊んでいくというステファンと別れ、ホテルに戻った。全く楽しい旅行だったが、弾丸旅行ゆえ翌朝にはもうサレントを去らねばならない。ほんと名残惜しかった。

‐‐‐‐

その後の足取り…
 翌朝、ローカルバスで1時間ほどでペレイラまで出た。乗り換えのバスを探したが、うまく見つけられず、タクシーを捕まえて空港まで。ビバ・コロンビア航空という怪しげな飛行機で首都ボゴタへ。
 ボゴタでは1泊し、市内もちょこっと観光。繁華街は大道芸がいっぱい出ていてとても楽しかったが、見た感じメデジンよりも少し治安が悪そうなので、夜の出歩きは控えめに。あとは郊外のシパキラの塩坑教会を見学した。掘りまくった洞窟教会は全く異様な光景だった。
 ボゴタでは薬局も数件のぞき、ダイアモックスを激安で手に入れました!!
 ボゴタ→ニューヨーク→成田と飛び、寒い日本に帰国。まったく南米は遠かった!

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コメント

楽しそうですね
ずいぶんと年末年始は遠いところへ遠征してたんですね。やはり異国は日本と違う景観が展開していて魅力的です。食事や風俗などもかなり違いますね。道中は全部英語ですか? それともスペイン語がしゃべれる? また話をしましょう。
2019/1/17 22:33
Re: 楽しそうですね
コロンビア遠かったです。しかし観光資源のとても多い、楽しく旅行しやすいオススメな旅行先です。
スペイン語はもちろん話せませんので、山中では英語でしたが、ガイドのディエゴは英語は達者だったので最低限のことは大丈夫でした。ただラテンアメリカはどこでもそうですが、メデジンやボゴタの大都会でさえも英語はあまり通じません。当然ながら田舎は全く通じません。色々大変でした。

またそのうち飲みに行きましょう〜
2019/1/17 22:55
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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