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Yamareco

記録ID: 170718
全員に公開
雪山ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

御池岳・・・テーブルランドでテント泊

2012年02月20日(月) 〜 2012年02月21日(火)
 - 拍手
GPS
--:--
距離
15.8km
登り
1,114m
下り
1,099m

コースタイム

<1日目>
08:00 R306駐車地
10:30 鞍掛尾根 10:45
11:10 鈴北岳
11:45 夕日のテラス付近(昼食) 12:15
12:50 御池岳
14:10 奥の平〜東ボタンブチ(テント場)
16:00〜17:55 夕暮れのテーブルランド散歩

<2日目> 
06:10 御来光と朝のテーブルランド散歩 07:40
09:45 テント場出発
10:30 御池岳
10:55 鈴北岳
13:00 下山
天候 20日 曇り・ガス/晴れ
21日 晴れ/曇り
過去天気図(気象庁) 2012年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鞍掛尾根に向かう尾根の取り付き。
ここまでも、この先もトレースがある。
2012年02月20日 08:58撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 8:58
鞍掛尾根に向かう尾根の取り付き。
ここまでも、この先もトレースがある。
ありがたいトレースでいつもラッセルで苦しむ急斜面も楽々。
2012年02月20日 09:48撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 9:48
ありがたいトレースでいつもラッセルで苦しむ急斜面も楽々。
霧氷が登場!
2012年02月20日 10:31撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 10:31
霧氷が登場!
鞍掛尾根に到着。
でも雲がまだまだ多い。
2012年02月20日 10:44撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 10:44
鞍掛尾根に到着。
でも雲がまだまだ多い。
鈴北岳に向けてスノーシュー装着。
2012年02月20日 10:42撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 10:42
鈴北岳に向けてスノーシュー装着。
雪庇上を通過。
2012年02月20日 10:55撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 10:55
雪庇上を通過。
いい感じの霧氷なのに・・・
2012年02月20日 10:55撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3
2/20 10:55
いい感じの霧氷なのに・・・
周りが真っ白では。。。
2012年02月20日 11:08撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 11:08
周りが真っ白では。。。
鈴北岳に到着・・・ここも真っ白。
2012年02月20日 11:21撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 11:21
鈴北岳に到着・・・ここも真っ白。
テーブルランドに下りるとたまに晴れ間が。
2012年02月20日 11:25撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 11:25
テーブルランドに下りるとたまに晴れ間が。
夕日のテラスあたりで昼食休憩。
2012年02月20日 11:46撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
1
2/20 11:46
夕日のテラスあたりで昼食休憩。
ガスが切れると丸山とボタンブチが見える。
2012年02月20日 12:16撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
1
2/20 12:16
ガスが切れると丸山とボタンブチが見える。
5時間ちょっとで御池岳山頂に到着。
周りはガス・・・。
2012年02月20日 12:51撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 12:51
5時間ちょっとで御池岳山頂に到着。
周りはガス・・・。
奥の平方向は景色は見える。
2012年02月20日 12:59撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 12:59
奥の平方向は景色は見える。
下界は見えるが雲が・・・。
2012年02月20日 13:01撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 13:01
下界は見えるが雲が・・・。
ボタンブチ方向を見る。
2012年02月20日 13:05撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
1
2/20 13:05
ボタンブチ方向を見る。
奥の平。
雲が多く暗い・・・。
2012年02月20日 13:07撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 13:07
奥の平。
雲が多く暗い・・・。
お気に入りの樹もイマイチ冴えない。
2012年02月20日 13:09撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 13:09
お気に入りの樹もイマイチ冴えない。
・・・と思っていたら、後ろから青空が接近!!
2012年02月20日 13:24撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/20 13:24
・・・と思っていたら、後ろから青空が接近!!
待望の日差しが来た!!
太陽に霧氷が輝く!
2012年02月20日 13:43撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/20 13:43
待望の日差しが来た!!
太陽に霧氷が輝く!
東ボタンブチ方向に進む。
2012年02月20日 13:40撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
1
2/20 13:40
東ボタンブチ方向に進む。
またまた曇り空に。。。
2012年02月20日 13:50撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 13:50
またまた曇り空に。。。
東ボタンブチに到着。
2012年02月20日 13:57撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/20 13:57
東ボタンブチに到着。
霊仙山と伊吹山。
2012年02月20日 13:59撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/20 13:59
霊仙山と伊吹山。
藤原岳。
東側は雲が切れる。
2012年02月20日 14:02撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
1
2/20 14:02
藤原岳。
東側は雲が切れる。
広々とした大雪原。
2012年02月20日 14:03撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
1
2/20 14:03
広々とした大雪原。
風が遮られるベストポジションにテント設置。
2012年02月20日 15:06撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/20 15:06
風が遮られるベストポジションにテント設置。
大雪原とテント。
テーブルランドの散歩に出掛ける。
2012年02月20日 16:01撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3
2/20 16:01
大雪原とテント。
テーブルランドの散歩に出掛ける。
藤原岳。
2012年02月20日 16:09撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/20 16:09
藤原岳。
岐阜・愛知方向。
2012年02月20日 16:03撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 16:03
岐阜・愛知方向。
三重方向。
2012年02月20日 16:10撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
1
2/20 16:10
三重方向。
ひと際白い竜ヶ岳。
2012年02月20日 16:04撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/20 16:04
ひと際白い竜ヶ岳。
この大雪原、最高!
2012年02月20日 16:13撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/20 16:13
この大雪原、最高!
2012年02月20日 16:17撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/20 16:17
ボタンブチと琵琶湖。
2012年02月20日 16:28撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/20 16:28
ボタンブチと琵琶湖。
雪庇と陰影。
2012年02月20日 16:33撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
6
2/20 16:33
雪庇と陰影。
2012年02月20日 16:35撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
4
2/20 16:35
2012年02月20日 16:38撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/20 16:38
雪原に伸びる陰影。
2012年02月20日 16:38撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
5
2/20 16:38
雪原に伸びる陰影。
足長の影
2012年02月20日 16:39撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/20 16:39
足長の影
2012年02月20日 16:39撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/20 16:39
藤原岳と東ボタンブチ方向
2012年02月20日 16:46撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 16:46
藤原岳と東ボタンブチ方向
再び奥の平。
雲はなくなり青空に。
2012年02月20日 16:51撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2
2/20 16:51
再び奥の平。
雲はなくなり青空に。
霊仙山と伊吹山。
2012年02月20日 16:55撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2
2/20 16:55
霊仙山と伊吹山。
ボタンブチと琵琶湖。
2012年02月20日 17:00撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
1
2/20 17:00
ボタンブチと琵琶湖。
霧氷達。
2012年02月20日 17:06撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/20 17:06
霧氷達。
雪原を横から。
2012年02月20日 17:10撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3
2/20 17:10
雪原を横から。
ボタンブチから奥の平を眺める。
2012年02月20日 17:13撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
1
2/20 17:13
ボタンブチから奥の平を眺める。
ボタンブチと夕日。
2012年02月20日 17:15撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 17:15
ボタンブチと夕日。
琵琶湖方向。
2012年02月20日 17:20撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 17:20
琵琶湖方向。
朱色に染まる雪原。
2012年02月20日 17:26撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/20 17:26
朱色に染まる雪原。
夕日タイム。
2012年02月20日 17:37撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/20 17:37
夕日タイム。
朱色に染まる雪原。
2012年02月20日 17:36撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
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2/20 17:36
朱色に染まる雪原。
夕日と雪原
2012年02月20日 17:39撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2
2/20 17:39
夕日と雪原
夕日と雪原
2012年02月20日 17:40撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 17:40
夕日と雪原
沈む太陽。
2012年02月20日 17:43撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
9
2/20 17:43
沈む太陽。
オレンジ色の夕暮れ空。
2012年02月20日 17:48撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
1
2/20 17:48
オレンジ色の夕暮れ空。
雪原を歩きテントに戻る。
2012年02月20日 17:49撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 17:49
雪原を歩きテントに戻る。
夜は夜景!
岐阜と愛知方向。
2012年02月20日 19:49撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
5
2/20 19:49
夜は夜景!
岐阜と愛知方向。
藤原岳と三重の夜景。
2012年02月20日 20:11撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
5
2/20 20:11
藤原岳と三重の夜景。
2012年02月20日 20:16撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/20 20:16
<2日目>
東ボタンブチでご来光を待つ。
2012年02月21日 06:10撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/21 6:10
<2日目>
東ボタンブチでご来光を待つ。
2012年02月21日 06:15撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/21 6:15
来た!!
2012年02月21日 06:34撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/21 6:34
来た!!
藤原岳付近から昇る太陽。
2012年02月21日 06:35撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
10
2/21 6:35
藤原岳付近から昇る太陽。
ご来光と雪庇。
2012年02月21日 06:50撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/21 6:50
ご来光と雪庇。
霊仙山と伊吹山。
2012年02月21日 06:48撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
1
2/21 6:48
霊仙山と伊吹山。
伊吹山。
2012年02月21日 06:51撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
7
2/21 6:51
伊吹山。
霊仙山。
2012年02月21日 06:51撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2
2/21 6:51
霊仙山。
朝日を浴びるテント。
テーブルランドを朝の散歩に。
2012年02月21日 06:53撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/21 6:53
朝日を浴びるテント。
テーブルランドを朝の散歩に。
竜ヶ岳〜御在所岳方向。
2012年02月21日 07:04撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
1
2/21 7:04
竜ヶ岳〜御在所岳方向。
朝の陰影。
2012年02月21日 07:08撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
1
2/21 7:08
朝の陰影。
琵琶湖方向。
2012年02月21日 07:13撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/21 7:13
琵琶湖方向。
琵琶湖に雲海、その先に比良の山々。
2012年02月21日 07:22撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
1
2/21 7:22
琵琶湖に雲海、その先に比良の山々。
2012年02月21日 07:25撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
1
2/21 7:25
大雪原に1本のトレース。
2012年02月21日 07:34撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
1
2/21 7:34
大雪原に1本のトレース。
再び霊仙山と伊吹山。
2012年02月21日 07:35撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/21 7:35
再び霊仙山と伊吹山。
雪庇
2012年02月21日 07:35撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/21 7:35
雪庇
木々の陰影とテント。
後ろの丘と木々が風を遮ってくれて、ベストポジションだった。
2012年02月21日 07:38撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
4
2/21 7:38
木々の陰影とテント。
後ろの丘と木々が風を遮ってくれて、ベストポジションだった。
テント撤収すれば曇り空に。
2012年02月21日 09:47撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/21 9:47
テント撤収すれば曇り空に。
あの青空はどこに・・・。
暗いテーブルランドに。
2012年02月21日 09:59撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/21 9:59
あの青空はどこに・・・。
暗いテーブルランドに。
奥の平。
2012年02月21日 10:17撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/21 10:17
奥の平。
鈴北岳に向かって下る。
2012年02月21日 10:34撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/21 10:34
鈴北岳に向かって下る。
さらに元の鞍掛尾根を下る。
2012年02月21日 11:01撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
2/21 11:01
さらに元の鞍掛尾根を下る。
撮影機器:

感想

ずっと寒波が来ていて天気が悪かった近畿北部が・・・。

「曇りのち晴れ」の滋賀北部の天気予報。
ここにきて御池岳に登るチャンス到来!

でも晴れるのは午後を過ぎてからになりそうな気が・・・。
日帰りでは下山の時間に青空になる。。。
・・ということで、テント泊に!!

青空のテーブルランドを思う存分、のんびりと満喫するにはテント泊しかない。

<1日目>

【国道306号〜鞍掛尾根】

冬季通行止めの国道306号。
今日は途中まで車1台分除雪されていた。
進めるところまで進み車を駐車、これで辛い国道歩きは半分になる。ありがたい。

国道を30分歩き、鞍掛橋から御池谷に入る。
ここまで土日のトレースがガッチリある。
スノーシューを手に持ったまま、ツボ足で尾根の取り付きに到着。

ここからの急斜面もしっかりトレースある様子。
過去何回も登っているが、トレースないのが当たり前。
苦しいラッセル覚悟で来たのにこれは予想外の展開。

10本アイゼンは必要ないと思い持ってきていない。
ツボ足のキックステップで登る。

硬いトレースに新雪が積もっているのでツボ足でも登りやすい。
テント泊装備のザックが重いがサクサクと快調に進む。

ありがたいトレースのおかげで簡単に鞍掛尾根に到着。
こんなに苦労せずに楽に登れたのは初めて。

【鞍掛尾根〜御池岳】

疲れずに登れたのはいいが・・・周囲はガスガス。
鈴北岳も雲の中で見えない。

天気回復を信じてここからスノーシューで鞍掛尾根を登る。
霧氷がビッシリのこの付近・・・でも周りもガスで白いのでイマイチ。
これではテンションも上がらない。

ガスで真っ白の鈴北岳に到着。
でもほとんど風がなく寒くない。

テーブルランド西側の雪原に降りるが、ガスで周りは全て真っ白・・・。
しっかり進む方向を掴んでいないとエライことになる。

直接、御池岳山頂に向かうつもりだったが、時々日差しが。
ガスが切れるのを願って夕日のテラス方向へルート変更。

夕日のテラスの東側展望所で昼食にする。
たまにガスが切れて、ボタンブチあたりが見える。

結局ガスのまま御池岳山頂に到着。
霧氷の状況はイマイチ。

【御池岳〜東ボタンブチ・テント場】

トレースがあり、楽して5時間ほどで着いた。
フルラッセルで7時間かかった去年に比べると特に疲れもない。

奥の平はガスはなく曇りでテーブルランドの景色は見えている。
たまに日差しが来るが1分と持たない・・・。
とりあえず東ボタンブチに向かう。

しばらく進むと雲の切れ間に広い青空がこっちに接近している。

そして今日一番の太陽の日差しと青空!
霧氷も一気に輝き、明るいテーブルランドに。

天候は確実に回復している。
テンションを上げながら東ボタンブチに到着。
岐阜と三重側は雲は少なく、展望は最高。

さっそく風が防げるテント場を探す。
東ボタンブチは西から風が通る場所なので林の中でもダメ。

低い丘に風が遮られる良さそうな場所発見。
やや斜面なのでスコップで整地し、スノーシューで踏み固める。
1時間弱かかったがテント設置完了。

西からの風はうまく丘の周りを通り、テントには全く当たらない。
しかもご来光と夕日が見えるスポットまで徒歩3分。
大雪原の中のベストポジション!!

【夕暮れのテーブルランド散歩】

テント内で暖かいコーヒーとパンを食べてちょっと休憩。
そして防寒準備をしカメラを持ってテーブルランドの散歩に出掛ける。

まだまだ雲は流れてくるがほとんど晴れ。
大雪原をスノーシューで自由自在に歩き回る。

雪原に、斜光で伸びた木々の陰影が美しい。
ドリーネもいい感じで陰ができている。
この時間だからこそ見れる雪原の景色。

再び奥の平。
もう完全な青空になり、雲は全くない。

白く輝く霧氷が美しい。
遠くに真っ白な霊仙山と伊吹山も見える。
日帰りなら見れなかったこの風景、テント泊にして大正解!

ボタンブチに下りると琵琶湖に向かって沈む太陽が眩しい。

そして夕日タイム。
大雪原がオレンジ色に染まり感動的。
真っ赤になった太陽が沈んで、夕暮れの空に。
見事な夕日だった。

テントに戻り、まずはキンキンに冷えたビールを飲む。
そして水を作りながら夕食のレトルト牛丼とミニラーメンを食べる。

食後は東ボタンブチから岐阜・三重・愛知の夜景を眺める。
夜も楽しめる最高のテント場。


<2日目>

【朝のテーブルランド散歩】

朝方でテント内マイナス5℃。
テントの中に霜が張り付くがそんなに寒くない。
夜中も風の音はしてたがテントは全く影響なし。
快適な一晩だった。

6時過ぎ、完全防寒をして東ボタンブチでご来光を待つ。
そして藤原岳のあたりから太陽が昇る。
雪原に日差しが届き、美しい風景に。

南側に移動すると鈴鹿南部の山々が全部見える。
真っ白な竜ケ岳がインパクトがある。
天気さえ恵まれれば次にチャレンジしたい。

そして琵琶湖には雲海が広がり、その先に比良の山々。
これもまた素晴らしい景色。

朝日を浴びて、雪原に伸びる木々の陰影。
夕方の陰影とはまた違って印象的。

【東ボタンブチ〜下山】

テントに戻り朝食を食べる。
入り口を明けると、朝日がテント内に差込み暖かい。
なんとも言えない、まったりとした贅沢な時間。

そしてのんびり過ごしたあとは、かたずけてテント撤収。
撤収完了して気が付けば、全面曇り空。
早朝の青空は全くない・・・。

今日は帰るのみ。
再び暗いテーブルランドになったので、寄り道せずに最短距離で。

太陽がなく、日差しもない・・・朝の美しい風景とは大違い。
晴れの有難さをしみじみと感じながら歩く。

御池岳山頂を通過し、真の池へ下る。
雪深い谷筋の下りは、スノーシューでフワフワサクサク下れて気持ちがいい。

鈴北岳でこの先鈴ケ岳〜茶野〜大君ケ畑へ下ろうかと考える。
時間があるので初チャレンジしたいが、ザックが重いし、車の駐車地までまた国道を戻らないといけない・・・。
今回はパスすることに。

冒険せずに元のルートで下り、無事に車の駐車地に到着。

結局、昨日今日と二日間、他の登山者には一人しか会わなかった。
予報通り天気も回復し、一番いい時間に青空の晴れとなった。
今回もテーブルランドをたっぷり満喫でき満足度100%。

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コメント

いいなぁ、テント泊・・・
masaさん、こんばんは

イイッすね、テント泊
この冬の間にもう一度雪中のテント泊を考えてるのですが鈴鹿イイですね

でも今週は仕事で泊まりはムリ。
再来週にって思ってますが雪は残ってるかな・・・

それにしてもテント、ナイスポジション
広大なテーブルランドで風を防げる場所があったなんて

夕日に夜景に日の出に・・・伊吹や霊仙も素晴らしいっすね
2012/2/22 21:03
素晴らしい♪
どの写真もすごくきれいですねぇ!!!
やっぱ、雪山は、晴れていた方がいいですね(^^

青空と真っ白な雪と樹氷と伸びる影と、
夕日と夜景と朝日と…
どれをとっても、素晴らしい!!
なんてスペシャルな世界なんでしょう!!

こんな世界を見るのは、夢の夢なんで、
まささんの写真をありがたく拝ませていただきます(^^
2012/2/22 21:55
ブラボ〜! はじめまして yuconです。
 拍手する写真が多すぎて面倒なので(笑)
すべての写真にまとめて拍手いたします。

 写真を拝見すると御池岳の積雪もだいぶ減ってきて春の予感を感じます。
 もしかしたら 今シーズン最後のチャンスだったのかも、このタイミングでテン泊までされたmasaさんが羨ましいです。

 しかし夜景がこんなにもきれいだなんて!
【青空→夕日→夜景→星空→ご来光】 のスペシャルコース、一度味わって見たいものです。

 最近悲しいニュースを聞いて、御池岳への思いを少し躊躇していましたが
 また 登ろうという気持ちが湧いてきました。

 ありがとうございました・・・・・!

 
2012/2/23 9:20
utaotoさん
いつもありがとうございます

時間に余裕があって、のんびりできるテント泊はやっぱりいいですよね〜。
最高に贅沢な時を過ごしている気になります

でもテーブルランドでのテント場は悩みますよ・・・
風を避けて林の奥に入れば展望スポットは遠くて開放感がないし、逆にロケーションを求めて雪原なら風の直壁だし。

あのベストポジションのテント場、風向きが変わった時は最悪の場所でしたけどね
ほんと天気に恵まれて感謝感謝の御池岳でした

utaotoさんのテント泊・・・鈴鹿なら霊仙山なんかいいんじゃないですか?
あの広々とした雪原で、時間無制限の大ソリ大会ができるんじゃないかと。冬はヤツらもいないしね
2012/2/23 14:08
aachanさん
そう!!晴れないとダメなんですよ!
晴れないとテンションが上がらない

でもね・・・まだ自分の求めている理想の冬の御池岳テント泊ではないんですよ。
「テーブルランド全て霧氷で真っ白」っていうのが今回欠けていて・・・まだまだパーフェクトではないのです。
そんなスペシャルな絶景に出会えるまで毎年通い続けます

aachanさんもスノーシューを始めたなら、もっとステップアップして雪山にどっぷりハマりましょう
冬の山は楽しみ所、見所満載で最高です。
2012/2/23 14:24
yuconさん
はじめまして、コメントありがとうございます。

yuconさんの御池岳レコ拝見させていただきました。
御池岳への情熱・・・5〜6年前の自分を思い出しましたよ

雪のテーブルランドに絶対に行きたくて、何度もチャレンジしては深雪に敗退して、また懲りずにチャレンジしての繰り返しでした。
過去5年間、10回のチャレンジで絶景に会えたのは5回です。やっぱり御池岳は厳しい山です。

で、あの絶景を見てしまったら、もうちょっとした中毒症状ですね
毎年見ずには春を迎えられません

登るルートのオススメは、今回の御池谷を進み、途中沢が二股になる尾根からがいいかと思いますよ。
かなり急斜面で、ラッセル時は大変ですが・・・。

遭難事故の件は、途中会った登山者から初めて聞いて、帰ってから詳しく知りました。まだ見つからないのは残念です。

悲しい出来事の後ですが、またyuconさんの御池岳情熱レコを待ってます
2012/2/23 15:21
途中であった 登山者です
はじめまして 
菰野町にすんでます
テント泊 夜景に 普段見れない景色
すばrしいですね

お天気もなんとか 大丈夫で 縦走できましたが
お互い 単独行は 気をつけましょうね
2012/2/23 23:12
gannchannさん
はじめまして。
あの日唯一人に出会ったのはgannchannさんだけでした。

日帰りであのコースはなかなかハードですね。
帰りの国道歩きが大変そうで・・・。

何度も登って歩き慣れた山が一番油断していて危険ですね。どんなハプニングや怪我が起こるか分からないので、お互い万全の体制で山に挑みましょう。
2012/2/25 1:54
冬の御池岳は遠いですね
どうもお久しぶりです、最近ハンドルネーム変更しヤマレコ併用+HP引越し検討中です。

滋賀県側から御池岳へは2年前に行ったルートが一番近く、また歩きたいと思いつつなかなか行けてません。
苦労して辿り着いたテーブルランドの風景は素晴らしかったでしょうね。
2012/2/26 14:25
やっぱりですか・・・
nakato932さん・・・やっぱり温泉玉子さんでしたか。

毎年の恒例になりそうですよ〜御池岳テント泊は。

今回は珍しくトレースがあったので楽して辿り着きました。
いつも帰りは同じルートなので、今度は鈴ケ岳〜茶野のコースにチャレンジしてみたいと思ってます。
2012/2/26 23:02
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