左大文字山にリハビリ・ハイク


- GPS
- 01:33
- 距離
- 3.4km
- 登り
- 200m
- 下り
- 195m
コースタイム
- 山行
- 1:21
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 1:34
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好に整備された登山道 |
写真
感想
この記録は山行から既にかなりの時間が経過しているのだが、この記事を読まれた親しい方々にはご心配をかけることになるだろうと思われ、当初レコにあげることを躊躇われたためである。既に受傷から時間も経過し、骨折も順調に快復しつつあるところであり、リハビリの過程における教訓的な記録としてレコをアップしておきたいと思う。
左膝の膝蓋骨骨折の受傷から2週間が経過したところだ。今週になって、膝蓋骨骨折の怪我を負った患側の脚を用いて階段を登ることが出来るようになった。当初は健側の右脚から一段ずつしか階段をのぼることが出来なかったのが、患側の脚に重心を載せて登ることが出来るようになった。階段を降りるのは患側の脚から下ろして、一段ずつ下るのだが、健側の脚から下ろす動作は全くままならない。
北大路通りを西進すると、通りの正面に左大文字が大きく見えることに今更ながらに気がつく。金閣寺の観光駐車場に車を停めて歩きだすも、左大文字の火床に上がるための林道は金閣寺境内の駐車場から上がるのだが立ち入り禁止の札が懸けられている。
駐車場から車を出し金閣寺の境内の西側に廻ってみる。住宅地の中にあるコインパーキングに車を停めて、住宅地の東側を北に伸びてく尾根へと続く道を登っていく。車止めの先は良好に整備された林道となる。林道を進むと小さな広場があり、一台の軽自動車が停められていた。車のフロントガラスのところには「測量中」といるプレートが置かれていた。
林道終点からは足元には羊歯が目立つなだらかな道となる。山道に入ると、林道からは左手に見えていた?の住宅街が視界から消えて、右手の左大文字山の南尾根の稜線との間で囲まれた小さな谷しか目に入らなくなると、一瞬にして深い山の中に入った様な錯覚を感じる。
あたりは松の樹林となるが、マツクイムシの被害がこのあたりでも深刻なのだろう。松の樹が疎らに思われるのは既にマツクイムシの被害にあった樹々を伐倒されたためと思われる。周囲の林の中にはビニールの袋が多く見られるが、伐倒された松の樹の中にいるマツノマダラカミキリの幼虫を燻蒸して殺虫するためのもののようだ。このマツノマダラカミキリがマツクイムシとして知られるマツノザイセンチュウを運ぶらしい。
山道は緩やかながら傾斜を増してゆくが、登りは健側の脚の歩幅を伸ばすことで距離を稼ぐことが出来る。山腹をトラバースする明瞭な道に出たところで、右手に進む。下には金閣寺を見下ろすことが出来る。樹林の間からは京都の市街を眺望する展望地がある。ここからは夜景も綺麗だろう。
P314からの尾根道と合流して鞍部に達すると緩やかに登り返して小さなピークに達する。地図上は標高点もないピークであるが、このピークの方が左大文字山より高い。左大文字山の山頂はここから尾根を南に少し下がったところにあるので、いよいよ問題の下りとなる。ダブル・ストックを患側の脚を前に出すと同時に突いて、次には健側の脚を少し前に進めるという動作を繰り返すことで慎重に下ってゆく。
すぐに小さな鞍部へと達し、軽く登り返すと左大文字山の山頂である。山頂は樹林に囲まれた小さな広場で眺望はない。
左大文字の火床に下ってみようとピークから南の尾根を下りかける。テープはついているのだが踏み跡は明瞭とは云い難い。どうやら本来のルートは東の斜面を下るようだ。山頂に戻り斜面を下る。普段は急坂とは到底思われない坂道なのだが、今の状態では斜度が妙にきつく感じられる。
慎重に降りているつもりではあったが傾斜が緩やかになったところで油断したのだろう。前に出した健側の脚がズルリと滑り、次の瞬間、患側の膝が強制的に曲げられることになった。骨折した膝蓋骨に激痛が走り、倒れ込む。しばらくは激痛のあまり全く動くことが出来なかった。しばらくすると痛みは和らぎ、先刻と同様に歩行出来るようだ。火床まであとわずかな距離ではあるが、ここは諦めて撤退する潮時だろう。
再び辿ってきた道を往復し、今度は無事に駐車場に帰り着くのだった。左大文字の火床は快復してから捲土重来することにしよう。春の季節だろうか。
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