破風山避難小屋の掃除をしてみた


- GPS
- 09:26
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,187m
- 下り
- 1,184m
コースタイム
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 3:53
- 合計
- 9:21
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
黒いのは最近小屋に残置されていた物で、やはりシュラフでした。
White SeekというAmazonで最近人気の物らしい4シーズン用でextreme-10℃となっていた、¥3,200だから惜しくないのか?
感想
今年1月に一人でこの小屋に泊まったら、何となく愛着が・・・。
その時、床の汚れや残置されたゴミが気になったので、また泊まって、チョット掃除でもしてみようかと2月10〜11日に再訪しましたが、天候や諸々の事情もあって何もせずの下山となってしまいました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1729582.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1705678.html
何となく心残りだったので、今回の山行となりました。
日帰りで掃除の時間を確保するため、今回は自家用車で行きました。
小屋に着いて扉を開けてみると先週きれいに掃いていったはずの床には小さな塵がありました、隙間風の為だと思います。
とりあえず、箒で掃いて雑巾(使い古しのタオル)で拭くと灰色や黒い汚れ(なぜか北西側の床は灰色で他は黒い汚れ)がすごかったです。
この汚れはやはりストーブがあるからだろうか?
雑巾がけをするには水がたくさん必要だろうと思って多量の水を持っていきましたが、汚れた雑巾を洗って再度使わず使い捨てにするのであれば、1L程度あれば十分でした。
前回の経験から、雑巾がけは手が汚れたり、冬は手が荒れたりするので、水仕事用の手袋を持って行ったのですが、結局素手で作業してしまったりで、残った水は最後の手洗いに豪勢に使う事に。
バケツや袋に入っていたストーブの灰はメッシュの袋に入れて灰だけを小屋裏の笹原(今は雪原だけど)に散らかし、残った炭は再度ストーブで燃やしてみました。
灰の中から出てきた不燃物は持ち帰りましたが意外と少なかったです、ただ中から五寸釘が何本も出てきて、何を燃やしたのだろう?
<南側の扉について>
2月に泊まった時、夜外は吹雪模様だったのですが南側の扉の隙間からの吹き込みが激しかったので、小屋にあった薄い銀マットを畳んで隙間に詰めました。
で、今回気が付いたのですが、戸車が脱線していました。
その為に隙間が広くなっていたとわかりました、要注意です。
扉の隙間にはスポンジのスキマテープが貼ってありますが、一部剥がれたり傷んでいます、隙間は1.5cm位です、何方か・・・
扉の下側の隙間も大きいです、2月の時には雪がかなり吹き込んでいました、寒さに対してどれほど効果があるかわかりませんが、雪の侵入は土間ですが、これを嫌うのであればシートか何か覆うしかないと思います。
<窓について>
この小屋の床に氷や水たまりがあるのは窓からの浸水(雪)の為だと思います。
鉄製の窓は観音開きで、小屋内側から見て左側の扉には扉を固定するリングがあります。(写真7)
今回このリングで左側の扉を固定した後右側の扉を閉めてカンヌキをかけましたが非常に困難でした
前回宿泊した時は左側の扉が固定されていない状態でカンヌキをかけた後、引っ張ってこのリングで固定しようとしましたが力及ばずできませんでした。
そして、この為隙間が大きかった為か夜の吹雪で雪が吹き込んでシュラフの上に雪が積もっていました。
左側の扉が固定された状態でカンヌキがかかっていたら雪が吹き込みがどの位少なかったかわかりませんが、この窓は要注意です腕力に自信の無い方は開けないでください。
また、開けた場合は責任をもってしっかり閉めましょう。
<有志の管理人キコリさん>
この小屋には有志の管理人(仮称)キコリさんという方がいて、管理をされていたそうです。
Web上の山行記録やヤマレコの記録にも度々登場し2015年12月の記録では、登山歴50年以上で70歳近い方だとありました。
小屋にある備品の多くはこの方が持ち込んだ物かもしれません。
非常食用の缶詰なども備蓄運搬していたそうです。
その後、レコにも登場しませんし、現在の小屋の状態から見て、高齢のため引退したのだろうか?
今回は日帰りだけどあえて大型ザックで行き、小屋のゴミを少々持ち帰りました。
グラスファイバー製のテントポール(なぜかポールだけあった)、トレッキングポールの残骸、壊れた鋸2丁、乾電池、カメラの電池、ガス缶、缶詰の空缶、飲料の空缶、チャッカマンやライター、アルミのヤカン(キコリさんのかな)、等々です。
鋸は以前からある先端が折れた物と最近持ち込まれたロックの壊れた物を組み合わせて、畳めないけど使える一丁にしておきましたが、切れ味はいまひとつです。
クイックルワイパーの本体は2本ありましたが1本はシート固定するところが壊れていたのでゴミとして持ち帰りました。以前はタッパーのケースに入れたウェットシートがありましたが現在ありません。
今回調べてみたらスコップだけでも、プラスティックの雪かき用スコップ(少し破損していたような)、角スコップ、赤い小型の剣先スコップ(変形していてそのままでは使い物にならない)、小型の剣先スコップ(木製の柄が破損していて取っ手が付いていない)がありました。
スコップはゴミやストーブの灰を処理するためあるのだろうか?壊れたまま小屋に放置されているのもどうかと思うが・・・重そうだ。
他にも竹箒とか長靴とかバケツとか、キコリさんが担ぎ上げたのか?もしくは埼玉県の物なのか?
小屋の中のゴミを多少整理したといっても、今は雪があるからあまり見えないだけで小屋の周りはゴミだらけだし、無意味とわかっていても、やって満足はできない事も知っているが・・・何やってんですかね?たぶん性分ですね。
メモ:SANKYO No,7
山口商店(長野) FAX0265-43-3077
コメント
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こんばんは、heinaiさん。
おいらはまだ避難小屋使ったことがないのですが、使う際は「来た時よりも美しく!」を心掛けないといけないと、改めて肝に銘ずるところです。
それにしても・・頭が下がります。
還暦過ぎのおやじですが、とてもまねできない・・・・。
まねできるようにならんといかんよな〜
QuincyBowさん こんばんは
最近は気力体力ともに減退気味でこんなぬるい山行ばかりです。
私のほうが若いのに、とてもまねできないと思いながらいつも山行記録を拝見しております。
お恥ずかしいかぎりです。
小屋に一泊すると、確かに何か恩返ししたいような…愛着、わかりますね。私は昨年山行で見た時、立派な避難小屋だとは思いました。
でも、こんな風に支えてくれる人がいてこそかと、思いました。
ほんとご苦労様でした。
yumipakuさん こんばんは
レコにUPなどせず黙ってやっていればよいものをと、自身小賢しいなと思っており恐縮です。
機会がありましたら、利用してみてください。
コメントありがとうございました。
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