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ハイキング
伊豆・愛鷹

贅沢杉・河津桜の佳景に初音 チャリレコ ★東伊豆道路・縄地周辺(白浜板戸ー河津村)の旧道区間

2019年02月24日(日) [日帰り]
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GPS
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距離
41.5km
登り
637m
下り
672m

コースタイム

前日の日記に記した予定では、朝に満開であろう河津桜を直撃し、\300の温泉へなどという極めて軟弱な計画だったのが
当日は河津の先の稲梓で下車。河津に抜けるレア林道を探索してからの河津行きとなりました。
(計画)明日はお気楽な休日
https://www.yamareco.com/modules/diary/63100-detail-180907

伊豆急行線稲梓駅まで輪行
8:00稲梓(河津へ抜けるレア道+東伊豆道路旧道)ー9:10河津(河津桜・図書館)12:00(下田街道から下田へ南下)ー13:30下田
伊豆急行線伊豆急下田駅から輪行
天候 晴れ4
過去天気図(気象庁) 2019年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自転車
行き:伊豆急行線稲梓駅まで輪行
帰り:伊豆急行線伊豆急下田駅から輪行

全線自転車を使用
!様々な発見につき・うp
8:30 稲梓駅から山中のピークです。河津に向かいます(下田市縄地の峠ピーク)
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!様々な発見につき・うp
8:30 稲梓駅から山中のピークです。河津に向かいます(下田市縄地の峠ピーク)
下田市縄地?峠。特に名称はないみたいけど下田街道稲梓から河津に向かうサブルートを発見しました!
下田市縄地?峠。特に名称はないみたいけど下田街道稲梓から河津に向かうサブルートを発見しました!
峠を降って。右に行くと下田方面なので。。左に分け入る(看板の”この先行き止まり・許可なく進入禁止 松崎町”)
峠を降って。右に行くと下田方面なので。。左に分け入る(看板の”この先行き止まり・許可なく進入禁止 松崎町”)
許可なく進入禁止 松崎町”をスルー。すると思っていた風景が飛び込んできた(^^
許可なく進入禁止 松崎町”をスルー。すると思っていた風景が飛び込んできた(^^
伊豆の里山に癒される。単独チャリ(徒歩も)に許された土地と空気
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伊豆の里山に癒される。単独チャリ(徒歩も)に許された土地と空気
昔の幹線道路は静か。DQN車はご遠慮だろう
昔の幹線道路は静か。DQN車はご遠慮だろう
六地蔵。どうも東浦道&R135の旧道区間のようです(縄地旧道)
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六地蔵。どうも東浦道&R135の旧道区間のようです(縄地旧道)
江戸時代には縄地金山の採掘が拡大し、急傾斜の縄地周辺は徒歩の道が発達していたようだ。
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江戸時代には縄地金山の採掘が拡大し、急傾斜の縄地周辺は徒歩の道が発達していたようだ。
金山時代から今なお残っている”唯一”のお寺。
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金山時代から今なお残っている”唯一”のお寺。
唯一の唯でーす! 唯我独尊可愛杉かも(;´Д`)
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唯一の唯でーす! 唯我独尊可愛杉かも(;´Д`)
縄地の旧道を進むと採石場の跡地が。。(縄地旧道)
縄地の旧道を進むと採石場の跡地が。。(縄地旧道)
過疎の道野辺に河津桜の植林地とか?(縄地旧道)
過疎の道野辺に河津桜の植林地とか?(縄地旧道)
東日本大震災害に心を痛めた植林だそうだ(縄地旧道)
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東日本大震災害に心を痛めた植林だそうだ(縄地旧道)
やがて現道(R135)に合流したが、稲梓から1時間・佳い旧道を堪能させてもらいました
やがて現道(R135)に合流したが、稲梓から1時間・佳い旧道を堪能させてもらいました
稲梓から北を目指した合流地点は河津手前。何気ない里道はおそらく東浦道&R135旧道だ。自分が恐ろしい(・∀・)
稲梓から北を目指した合流地点は河津手前。何気ない里道はおそらく東浦道&R135旧道だ。自分が恐ろしい(・∀・)
現道135を河津に降ると。。
現道135を河津に降ると。。
読めていたが、豪華
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読めていたが、豪華
葉っぱは読めなかった('◇')ゞ
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葉っぱは読めなかった('◇')ゞ
2月にこの光景。。(( ;゜Д゜))
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2月にこの光景。。(( ;゜Д゜))
おっと、河津図書館訪問w
おっと、河津図書館訪問w
上の画は河津の石原眼科医が考えた色盲検査シート
上の画は河津の石原眼科医が考えた色盲検査シート
図書館でも満開(;'∀')
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図書館でも満開(;'∀')
昼食\108:満開の河津でこれか。。(TOPVALU)
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昼食\108:満開の河津でこれか。。(TOPVALU)
小場所の今井浜の温泉は、ありゃ向かう集団がいる・・スパスw
小場所の今井浜の温泉は、ありゃ向かう集団がいる・・スパスw
風呂に入った気になってw
風呂に入った気になってw
今井浜を後に(パチモン看板多数)ww
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今井浜を後に(パチモン看板多数)ww
大渋滞の下田街道
大渋滞の下田街道
もうカエルの産卵(;゜Д゜)
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もうカエルの産卵(;゜Д゜)
下田街道を天城に向かわず下田にJターン
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下田街道を天城に向かわず下田にJターン
河津への入口。大峰トンネル
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河津への入口。大峰トンネル
脇に埋められている河津隧道
脇に埋められている河津隧道
扁額は見えます(河津隧道)
扁額は見えます(河津隧道)
大峰トンネルを抜けて下田への降り
大峰トンネルを抜けて下田への降り
隣は伊豆縦貫道の建設
隣は伊豆縦貫道の建設
おおっ!? 櫓なまこの養蚕住宅か!?(稲梓駅の北)
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おおっ!? 櫓なまこの養蚕住宅か!?(稲梓駅の北)
こっちにも櫓住宅(蓮台寺駅前)
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こっちにも櫓住宅(蓮台寺駅前)
混んでいるだろう河津から伊豆急下田まで漕いできました
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混んでいるだろう河津から伊豆急下田まで漕いできました
車窓からの河津
始めますかぁ (・∀・)
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始めますかぁ (・∀・)
今日は大島が霞んでいます片瀬白田ー稲取区間。撮影ポイントはいつも同じなんですがぁ(伊豆急車窓から)
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今日は大島が霞んでいます片瀬白田ー稲取区間。撮影ポイントはいつも同じなんですがぁ(伊豆急車窓から)
伊豆北川駅からの大室山(伊豆急車窓から)
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伊豆北川駅からの大室山(伊豆急車窓から)
根府川駅での離合
根府川駅での離合
根府川(東海道本線です)
根府川(東海道本線です)
温泉は残念でしたがー
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温泉は残念でしたがー
河津町縄地周辺の”車道”を帰宅後に検証。赤線が今回走ったルートでS29までの主要道である。なお稲梓方面分岐から下田市方面にも旧道が続いているので近々に探査でいます。縄地地区は江戸時代の金山があり幹線の昔道(東浦道)も通じていた。
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河津町縄地周辺の”車道”を帰宅後に検証。赤線が今回走ったルートでS29までの主要道である。なお稲梓方面分岐から下田市方面にも旧道が続いているので近々に探査でいます。縄地地区は江戸時代の金山があり幹線の昔道(東浦道)も通じていた。

装備

個人装備
ロードレーサー+LOOKペダル(歩けない自転車靴)

感想

かつて有料だった東伊豆道路、現:一般国道135号線(路線延長48.3 km)の道は大きく3つに分かれていて、以下順次開通した。
・S29 1954年開通(縄地道路)下田白浜ー河津区間
・S31 1956年開通(伊東道路)八幡野(伊豆高原)ー伊東区間
・S37 1962年開通(東伊豆道路)八幡野(伊豆高原)ー大川ー北川熱川ー稲取区間
※S53 1978年 伊豆近海地震により白田ー稲取区間の旧道が罹災し放棄
※S57 1982年 全線無料化

実際に”縄地や尾ヶ崎ウィング”あたりのR135はトンネルが狭く歩道がなくチャリや歩行者に厳しいという、自動車専用道路の構造が見て取れ、旧道がないほうが不自然なのだ。。
※伊東道路と東伊豆道路の旧道はすでにMy道

■走り始めてさえすれば
前回の山行が重かったので稲梓から軽く流そうとしたのだが、
(縄地道路)下田白浜ー河津区間に、偶然に迷い込む
稲梓を越えて縄地集落に入り何人かに尋ねるが、”ここは旧道”という言葉が耳につく・・R135の旧道か!?

帰宅後の後追い調査で、この区間は”縄地道路の旧道らしい”ということが解った。
しかしこの狭い道がS29以前のバス通りだったとは恐れ入る(;'∀')

縄地道路
S29 1954年12月1日 - 白浜村板戸から下河津村浜までの区間が有料道路縄地道路として開通
S31 1956年7月1日 - 縄地道路を日本道路公団が引き継ぐ。
S32 1957年11月28日 - 下田町小字武ケ浜から下河津村字浜までの工事完了。
 12月12日 - 有料道路「縄地道路」を含め、下田町武ケ浜から下河津村浜までの区間を有料道路下田道路と呼称変更し、本区間が開通。
S42 1967年4月25日 - 有料道路東伊豆道路の一部となる。
S57 1982年4月1日 - 無料開放。

堅い話が続きましたが、チャリだーの特性上・クルマが少ない道を流すのは基本中の基本で、それがバイパス建設により戦争から解放された旧道ならなおサイコー!
何故なら元々の過疎地ではないが故に、クルマの通過地点としての道を通されたもののその狭さや線形ゆえに交通戦争に巻き込まれ、結果バイパスにより戦線から解放されるという悲惨な?歴史があり、現在は静寂な街道に戻っていることが多いのだ。

今はチャリに楽しい道だが、S29以前は交通戦争の道で撮影に立ち止まることさえ許されなかっただろう。

■河津図書館(文化の家)へ
この道の謂れを河津図書館に訪ねた。二回目の訪問で河津謂れの伊豆の踊子や眼科医の石原氏の特設コーナーがある。
問題なのは”河津町史”が発刊されていない事実で(驚愕)、調べものに困ることとなる。ファイルされた”季刊の河津便り”などから拾うしかないが、拾いきれないw
河津町には”町史の発刊”を是非お願いしたい(;'∀')
 ▼河津町史・編纂 (屮゜Д゜)屮カモォォォン
学芸員の方にお願いしておいた

■伊豆に換気櫓(やぐら)つき住宅!! しかも櫓は”なまこ壁仕様”だってー (;'∀')
これは伊豆の絹産業遺産群、、ではないのか!?
伊豆の養蚕は明治〜戦前まで盛んだったらしいけど、古代より根付いていなかったぶん廃れるのも早かったようです。
しっかし、なまこの換気櫓とはびっくりだな (ノ・ω・)ノ

■呑みながら事後検索
呑んでいると気持ちが前面に出てしまう癖がある。前面に出るときもまず”リスペクトありき”なんじゃないかと思う。
旧道に別け入れば、温泉観光地とは違う地元の素朴な人たちとの触れ合いが待っていたのだった。勿論こんな触れ合いは駅前にも転がっているのだが、探索チャリ野郎VS異人が進入しない谷戸集落の人たちとなれば、お互い笑いが止まらない
今日の伊豆行きの根本は、宇佐美の廃道で染谷姉妹の慰霊碑を発見してしまったことにある。
姉妹の事故はS38年1月13日・道幅狭い宇佐美峠の区間で起こり今は廃道区間なこと、また伊豆に限らず旧主要道が今も現役なこと、いやいや俺たちチャリだーは廃道とかも苦にしないぜ、とか。今日の旅はそんな出来事を姉妹に報告する楽しさでもある。

■溢れ出る河津桜に初音かな
しかし二月だというのに、満開の河津桜の並木群はお見事としかいいようがない。そしてやや離れた稲梓の谷戸での初音(はつね・鶯の初鳴き)はまさにダブル役満。。

 ▼よく”春を探しに”という言葉が使われるが、立春をすぎれば寒くてももう春であり、早春、春寒、春浅、彼岸、という言葉で表される。
民放の天気予報を見るたびに(上位)陰陽師>>>(下位)気象予報士 だなとよくと思う。
冬に逆戻りとか、真冬の寒さとか、連休中の暑さにとか、ようやく春らしいとか。それを表す言葉があるのに。。
春=春真っ盛りのみではありませんし

■河津から下田へ
満開の河津の人出はものすごかった。これは座って帰れない。。風呂をパスした時間を利用し下田駅まで漕ぎましてBOX向かいの夫婦と熱海まで喋って帰りましたとさ(;'∀')

 毎年よ彼岸の入に寒いのは  正岡子規

 溢れ出る河津桜に初音かな  ほの香
 旧道を古道に分けて春の蝿  ほの香
 静けさや初音とどめる古集落  ほの香
 電停の錆びた架線や初桜  ほの香
 佳き日なり初音響ける伊豆の谷戸 ほの香
 むかし川に湊ありけり初桜  ほの香
 レンズぶれ土産とするや人と花  ほの香
 下田路にラーメンすする花見かな  ほの香
 呑む人と今日の桜を語りけり  ほの香
 まんじゆうを頬張り転ぶ花見の子  ほの香
 花守の集まつている屋台かな  ほの香

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