武奈ヶ岳(イン谷-西南稜-山頂-北陵-八雲ヶ原-イン谷)
- GPS
- 11:15
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,359m
- 下り
- 1,359m
コースタイム
※ルートはGPSを持っていないため私見です
天候 | 晴れ→曇り→粉雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【イン谷〜金糞峠】 青ガレ手前辺りから積雪あり。特に危険個所なし。 【金糞峠〜中峠〜ワサビ】 奥ノ深谷に入ると積雪量が多くなる。トレース、テープあり。また、トレース外では膝当たりの踏み抜きあり。 最後のコヤマノ岳への分岐以降、トレースが減り1、2名分のみのトレースとなる。 中峠〜ワサビ峠はトレースないが、この日は目視でワサビ峠(と思われる地点)が確認できたのでコンパスと目視でそこを目指しました。 (結局、後ろのパーティが先行されたのでトレースが出来上がりました)。 なお、急な下り坂のためchieoに前爪アイゼンを貸し、私はワカンを履いてみたが(実際は急すぎて下りにくかった)、雪が柔らかいためツボ足でも十分いけたと思いました。 ところでこのルート、歩く人は少なさそうで降雪直後等はトレースがなく大変そう。でも静かでとても素敵な道でした。 【ワサビ峠〜西南稜〜武奈ヶ岳】 今までの静けさが嘘のような賑わいぶり、もちろんトレースばっちり。雪庇に注意。 【武奈ヶ岳〜北稜〜細川峠〜広谷小屋〜イブルキノコバ〜八雲ヶ原】 北稜はトレース少なめで踏み抜きあり。細川峠の位置を地図上で当たりをつけるも、標識は雪の中か分岐はわかりませんでした。 沢を目指して下り、沢沿いを高巻きながら歩いて広谷小屋を目指す。 この間ワカンを履いても膝〜腿まで埋まります。途中で沢沿いのトレースを発見し辿っていくと広谷小屋到着(沢沿いの広谷小屋手前には、山と渓谷社1/50000地図に記載のない小屋が二つあるので注意。一度騙され?右におれてしまいました)。 小屋を少し過ぎたところで標識(埋もれかけ)を確認し一安心。イブルキノコバ、八雲ヶ原へはトレースあり。 【八雲ヶ原〜金糞峠】 トレース、テープあり。 ※比良駅、イン谷口から少し歩いた管理事務所に登山ポストあり ※比良駅、大谷口にトイレあり |
写真
感想
またまた武奈ヶ岳に行ってきました。
数週間前、同郷の友人chieoより、関西に行く用があるのでどこか一緒に登りたいと連絡をもらいました。しかも雪山に行ってみたいとのこと。
雪山好きな私としてはchieoが雪山に興味を示したことに喜んでお山を探しますが…。
未踏の大峰山脈は雪が随分なくなってそうだし、伊吹山や氷ノ山は前爪アイゼン要りそうだし(chieoが未所有)…と悩みに悩んで、
春山チックになってるけどさすがにまだ雪はあるだろうとふんでまたまた比良山系に。笑
前から気になってる西南稜から武奈ヶ岳に行ってみよう☆
金曜の雨に雪がなくなっちゃうとやきもきしつつ当日日曜。
すっかり馴染んできた比良駅を降り、比良山たちを眺めると、うーん、山頂は白いけど先週よりさらに少ない?!
と思ったのもつかの間、金糞峠に近づくにつれ積雪は増え、chieoはすでに満足の様子。笑
奥ノ深谷以降は雪質も変わり、木々と雪面の雰囲気も良くなってきます。
踏み抜きを経験しつつ中峠へ向かうと、なんと美しい樹氷がお出迎え!
(樹氷は稜線だけだったのでこのままコヤマノ岳経由に変更しようかとほど。笑)
とはいえ初志貫徹。
ノートレースの雪を楽しみながら沢を登ってワサビ峠につくと、今までの静けさが嘘のような賑わいぶり。
坊村から登る人が多いとは聞いていたけどすごい人です。
西南稜は期待通りのスケールで気持ちいい稜線です。なんとか京都方面の山々や琵琶湖も見えるし、正面のコヤマノダケの樹氷もきれいでした。
山頂で下山ルートをchieoと相談。
西南稜と同じく前から気になっていた北稜経由で下山することにしました。
(これだけ人がいればトレースあるだろうという読みでしたが、これが甘くこのあと大変でした)
北稜もダイナミックな稜線で、晴れてればかなり気持ち良さそうです。
雪庇の景観を(注意しつつ)楽しみながら細川峠を探しますが、いまいちわからず行きすぎてしまいました。
山頂に戻ろうかとも思いましたが、そのまま下ることに。
地図とコンパス、携帯GPSとわかんが大活躍する下山となりました。
なんとかヘッデンつかわず登山口まで。
chieoの雪山デビュー戦は超盛りだくさんとなってしまいました…。
もう懲りていやだって言われたらどうしようと心配しましたが、来シーズンは装備を揃えて本格デビューするとのこと。
来期が楽しみです☆
一つ目の小屋はう〜んどこかしら、2つ目と近いと2つ目と関係するところかしら…。
二つ目は大阪大学阪大ワンゲルの暮雪山荘、三つ目は同志社高校山岳部OB讃嶺岳会のスゲ原小屋(利用したことはないですが、関係者にはワタシもお世話になっています)で、地図にのっているのはもう少し広谷に近い場所沢の右岸にある旧日本電気硝子の小屋のことかと思います。広谷にはその昔、大津刑務所の優良受刑者による耕作地や炭焼小屋がたくさんあり、お山が開けた時代は、京都岳連さんの望武小屋をはじめ、宝酒造さんや高津高校さんの小屋等、たくさんの小屋があったそうです。今はそれだけ。現実的に利用されているのは同志社小屋と阪大ワンゲル小屋ぐらいの様です。
細川越はわからなくてよかったですね。命拾いしたかと…(笑)。本来の細川越からスゲ原におりる登山道は、巨大なセッピで閉ざされ、この時期突破は遭難事故の恐れが高く、熟練者の複数でないと、危険です。
北稜からスゲ原は、細川越の少し南側にある小さな林からの尾根をくだると安全かつ楽チンにおりれますので、ワタシは山中では一般の方にはそこをご案内しています。
ところで…中峠〜ワサビ峠の口の深谷は、積雪期は大変危険で、時には命に関係するしかねない事故も発生しています(確か過去死亡者も出ていたような)。したがって、事情をしる方で、雪どけがだいぶ進むまではなれない人は通らないよう呼び掛けている方は多く、ワタシもその一人(ブログに書きましたが11日朝確認に行っています)、で、事実上通行止めに近い状態となります。
ワタシの日記でも書いていますが、この数日、その近辺で遭難が立て続けに発生しています。
そのうち最初の1件は、その口の深谷からワサビ峠に向かおうとして途中道を間違え反対の奥の深谷におりてしまったものです。
この2件に関してはワタシも警察担当部署とやり取りしていて、昨晩も電話で話していたのですが、昨年も口の深谷で沢を渡れず(渓谷の様になっていたかと)立ち往生、他の道を探しているうちに道迷いでヘリで救助となった遭難があったそうです。
ここ立て続けにその近辺で遭難が発生しているので、現在対策をどうするか、警察では頭を痛めている様です。
尚、ワタシは、警察担当部署との相談の結果、比良遭対協関係で滋賀岳連関係の「レスキュー比良」
http://blogs.yahoo.co.jp/hiratozan/
名で、この週末、山上2か所、雪どけまでは口の深谷or奥の深谷を通って坊村に至る周回コースは初級者は安易に行かないよう掲示を出す予定です。
残雪期の口の深谷はワタシも大好きなんですけどね…(笑)お山の美しさと危険は同居ということなんでしょうね。
比良山はとても魅力的ですが、「関西の谷川岳」との異名もあり、遭難が多い山域で毎年死亡事故が発生、比良ファミリーの方も白骨化した遺体を発見しています。どうかこれからも安全第一で比良の自然を堪能してくださいね。
尚、今回の2件の遭難はヤマレコの日記にも書きましたが、北稜からスゲ原の件等はブログの方に過去の記録がありますので、ご興味がありましたらどうぞ。
長文になっちゃってごめんなさい。。。
引っ越しても相変わらずガンガン行ってますねえ
こちらは細々と八ヶ岳を歩いています。。。
お気楽コメントしようと思ってたら上(↑)の長文を熟読…、「そーなんだぁ!」と身が引き締まるような…。
無事戻れてよかったっすね。
話題は変わりますが、八ヶ岳にまた雪が積もりました。
権現では先週1週間で1m以上積もったとか
行くなら今!ですゼ…。
(でもコース選びは慎重に、ね)
詳細なコメントありがとうございます。
細川峠を通りすぎたことに気付きいたものの、戻ってもずっとセッピのイメージだったので、林をトラバースしながら沢に降りました(なかなか楽しかったです。笑)
とはいえ楽しかったのはここまでであとは現地確認を繰り返して内心必死でしたけどね。
この日、中峠に向かう最中、堂満岳の方でしょうか、救助ヘリが向かってました。
仰るように迷いやすい山だと思います。中峠は雪の状態見てどうするか決めようと思ってました。
色々ありましたが基本静かな道が好みなので中峠、北稜はすっかりきにいってしまいました〜。
安全登山を心がけながら楽しみたいと思います♪
比良の魅力満載のコースですね
我が家も初めての人を案内するのにほぼ同じルートを案内しました
まぁ無雪期に、ですけどね
奥の深谷にヨキトウゲ谷、そしてコヤマノの霧氷に雪の西南稜…
やっぱ比良はイイですね、大好きっす
冬の北稜も歩いてみたいなぁ…
とにかくお疲れ様でした
気付きませんでしたが、大阪転勤もいいことあるじゃないですか〜
チエオさんと一緒に行きやすくなったわけですね?
て言っても大阪と広島も十分遠いか・・・
こんばんわ!
そう、akihiraさんの仰っている通り、結構シビアな山だと思います。
ジャンルは雪山ハイキングだと思うんですけど、
今までとは違った危険を感じて、ある意味これまでより緊張感もって歩いてます。
比良をご存じな方にはわかって頂けるかと思いますが、
1回目より2回目、2回目より3回目と徐々にマイナールートに向かってるつもりです。笑
まぁ今回は二人とも下山しながら、帰れるかね?あした仕事だけど…と声に出さなくても暗黙の了解で感じてました
でも最後は楽しかったと言ってもらえたので良かったです。
(ちなみに前よりはちょっと成長したので、初めての道では左手に地図、右手にコンパスをほぼ離さず持ってますよ )
こんばんわ!
まぁ確かに。。。笑
でも来期は八ヶ岳だねって言ってます
一か月以上雪山ハイキングで、そろそろ雪山の厳しさの方も楽しみたい感じです笑
美しさは…ですから
関東で言うとこの・・・
丹沢みたいな感じなのかな?
エリッペは仕事がかなり忙しいらしく
ネットを見ることもできん!と目を吊り上げながら
言っていたので、しばらくコメントは無いと思われます(笑)
チエオさん、サングラス買ったんだねぇ…
こんばんわ!
すみません、お返事が反映されてなかったようで順番が前後しました。
細川峠以降が長かった(時間と気分的に)ので実際の距離以上に長く感じました。
いや〜西南稜もいいですが、個人的には静かな北稜が好みですかね。
かなりせっぴってましたが、片側だけだし逆にとてもきれいな光景を作ってました。
細川峠以降はラッセルに近い沈み具合でしたが、ぜひいかれて感想をお聞かせください♪
こんばんわ☆
コメどうもです〜。
うーん、私は丹沢的感覚で行ってますが、実際のとこはよくわからないんですよね〜(ただかなり雪山&迷いやすいので心構えは違います(が^-^))。
でも武奈ヶ岳=蛭ヶ岳なのか塔ノ岳なのかもハテナです。
誰か教えて〜って感じ。
ちなみに週末八つに滞在してますので、万が一うろうろされる場合はお声がけくださいな〜。笑
tamaoさん
武奈ヶ岳お疲れ様でした。
あまり歩かれていない里山の方が
かえって難しかったりしますね
明るい内に下山出来て良かったです。
今年は寒いのでこの辺りの山でも
もう少し雪山が楽しめそうですね
週末は八ッですか、楽しんで来てください。
八ッも良いけど次はこれ、どうだい
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20120315ddlk28040396000c.html
ちなみに週末は天気悪いよ…
あれ?ひょっとして4連休かぁ
こちらは仕事ですよ
こんばんわ☆ミ
ここの山はなんか沢を歩いたりすることが多く、
稜線出るまで結構時間かかることもあり、なんだか分かりにくいです。。
丹沢も一歩外れると似たようなもんですかね。
ほんとヘッデン一歩手前でした。。
登山口はセーフでしたが、駅に着くころには大きな声ではいえないですが真っ暗に…
八は天気悪そうですが雰囲気だけ楽しんできます
ひょっとしての4連休です
月曜無理矢理休んじゃいました!
だから八で適当にしてます。
天気悪かったら一日ふて寝してるかもしれないです。笑
ちなみに朗報っていうからこっちにも雪山でも発見してくれたかと思って覗いたら、
なんですか〜お山の婚活情報ですね♪
楽しそう!
とかいうわけはなく、
「よくぞこういうぴったりなサイトを探してくるなぁ 」という驚愕!
ある意味尊敬 笑
tamaoさん、関西の生活も山を取り込んで段々と楽しくなってきたみたいですね。
地図とコンパスを手にしてもまだ道迷いがあるのは素晴らしい(?)ことだ!
カモスポで講習を受けた成果が出てるかな?
コメントありがとうございま〜す。
今回は道じゃないところ(ある意味バリ?)を歩いたので道迷いじゃないですよ!笑
前noboさんと一緒に歩いた時に教えてもらったことや
カモスポ講習のおかげで、前よりましになってきました (ような気がします )
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