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Yamareco

記録ID: 1747616
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

岩神山

2009年12月19日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.7km
登り
391m
下り
386m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車

感想

2009年12月19日。
岩神山に登りました。

少年自然の家の駐車場に車を止めます。
ちゃんと利用申請すれば問題なく車を停めさせてもらえますし、けっこう立派なルートマップをもらえます。

少年自然の家周辺には、いくつものトレッキングコースがあるのですが今回はやまめさん一押しのコースを案内していただくことになりました。
カラマツコース…でしたっけ?(^^;
フィールドの左外縁部のコースです。

歩き始めは林間を縫って歩くコースです。
昨夜降ったばかりの新雪が、木々の枝や地面にふんわり積もり心配していた天気もばっちりで、きれいな青空が見えています。

閉伊川の源流部に沿って進んでいきます。
川の石の上に帽子のように乗っている雪とか、木々の隙間から差し込む木漏れ日とか
いやぁ、これは絵になりますね〜♪
全員で「綺麗だ」「すばらしい!」を連発しながら進みます。

途中から、源流コースと袂を分かち木々の根元をくぐりぬけ、林道に抜けます。
この源流コースとの分岐点から林道に出る部分が非常に分かりづらいです。
一応目印のテープはついているのですが、藪がうるさく見落としそうになります。

林道も近年は使われていないのか、半ば廃道状態で立ち枯れた笹などが行く手を阻みます。やまめさんが以前訪れた時は、もっと雪が深く藪も気にならなかったそうなので今年は極端に雪が少ないのかもしれません。

廃道状態の林道から逸れ、放牧地の原っぱに入っていくと…おお! 一面の雪原!
しかも動物の足跡一つ無い、まさにバージンスノーではないですか!

やっぱ、誰の足跡も付いていない雪原を見ると踏み荒らしたくなるのが男のサガですよね?(笑
いや、人間の業というべきかっ!?

この青空と、足跡一つ無い雪原なんて、なかなか見れるもんじゃないですよ。
本当にいいタイミングに来ました♪
いや〜、ここの平原、いいですね〜。
送電線があるのが難点ではありますが、見方によってはこの送電線すらいいアクセントになっています。

雪原を縦断し、今来た道を振り返ります。
全員がそれぞれにバージンスノーを楽しんだようで、トレースが4本できていました。だれも前の人のトレースをなぞらなかったんですね。
なんて贅沢な!(笑

新雪の平原を縦断したあと、コースは再び林間へと還っていきます。
この入り口がまた分かりづらい!
やまめさんがいたから迷わなかったものの初めての人だと目印を探すだけでも一苦労だと思われます。

コースには先客がいました。
おそらく鹿だと思うのですが、登山道を忠実になぞって歩いた跡があります。
やはり動物も、人間が切り開いた場所は歩きやすいのでしょうか?
今の季節だと入山してくる人間も少ないでしょうし、動物たちの天国なのでしょう。

途中で小休止をとり、岩神山への最終アプローチにとりかかります。
「奥の広場」と書かれた森が開けた場所。
このあたりから、道の傾斜がやや増します。

山頂が近くなると、木々の間から兜明神嶽が姿を見せてくれます。
いつ見ても特徴的な山頂ですよね〜。

岩神山も兜明神ほどではないですが、山頂は岩峰になっています。
その直下には何かのアンテナが建っているので、ロケーションとしてはちょっとアレですが(^^;
スノーシューで登ってきたという証拠写真でも撮っておきますかね。

ツートン、山頂に立つ!
ツートンは岩神山初登頂となります。おめでとうございま〜す。

岩神山山頂からの眺望は、鉄塔に遮られて限定的なものですが(よりによって早池峰山方向に鉄塔が!)盛岡市内方面はよく見えます。北に目を転じれば姫神山も見ることができます。岩手山は残念ながら雲の中…。朝は綺麗に見えていたのですがねぇ…。

一通り景色を堪能したら、また慎重に雪の岩場を下ります。
山頂を極め心を満たしたら、次はお腹を満たしに参りましょう!
馬っこ広場にある山小屋に向けて下山を開始します。

ランチが待っているので、足取りも軽く雪の斜面を下り馬っこ広場にやってきました。ここの景色もいいですよね〜。
さっきの大平原とはまた違った趣があります。

どどんとそびえる岩峰、兜明神。近くで見ると迫力があります。
無雪期であれば、当然兜明神にも立ち寄るのですが、さすがに今の季節は、アイゼン・補助ロープ無しでは少々危険と判断してパスします。

山小屋の中は広々としていて、薪ストーブもあります。
薪を背負ってくれば、ここでくつろぐこともできますな〜。

ランチ終了後は、馬っこ広場から、少年自然の家へのコースは複数あるのですが、やまめさんお薦めの見晴らし山を経由するコースを下ることにします。

見晴らし山からは、岩神山から見えづらかった区界方面の景色が見えます。
ここで山田線の列車でも来てくれれば、私のテンションはさらに上がったと思うのですが残念ながら列車は来てくれませんでした。
…まぁ一日4往復じゃ、狙って来ないとタイミング合いませんわな。

兜明神と早池峰山が一つのフレームに収まるポイントもありました。
残念ながら早池峰山は上半分が雲の中ですが、これは晴れた日に来たら良い写真が撮れそうな予感。

見晴らし山からの眺望を楽しんだ後は、林の中を通って下山となります。
他の遊歩道やら作業道やらが錯綜していますが、道標などもありますし迷うことはなさそうです。遠回りしてしまったりすることはあるかもしれませんが。

いや〜、冬の岩神山楽しかった〜♪
他にも複数のコースがありますし、どれもしっかりした道なので迷う心配もないし(カラマツコースの何カ所か、ちょっと怪しいヶ所がありますが…)冬山初心者にお勧めの山でした。

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