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Yamareco

記録ID: 174967
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
祖母・傾

最後は氷瀑下り? 祖母山から親父山、黒岳へ

2012年03月15日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:15
距離
8.9km
登り
932m
下り
944m

コースタイム

宿5:15-6:05北谷登山口6:30-7:15風穴7:25-8:20祖母山8:40-9:30古祖母山分岐-10:05障子岳10:10-10:30親父山10:50-11:13黒岳分岐-11:17黒岳-11:20黒岳分岐-11:50氷瀑終わり-12:30最終渡渉点-12:45北谷登山口-熊本空港ー羽田空港-22:25自宅
天候 晴、風強
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・五カ所から北谷登山口間の道路は、殆ど舗装されて居らず、現在工事用の大型ミキサー車が通行している事もあって、道路があれている部分が多い。従って車高の低い車はバンパーやデフを擦るので注意が必要。
コース状況/
危険箇所等
・北谷登山口に登山者名簿があるが、備え付けのボールペンは寒さの為か書けなかった。
・北谷登山口にトイレ有り。

<危険箇所>
・風穴上部(≒1600m)の登山道は、一部湧き水が凍って居る。今回は注意して通過すれば特に問題無かった。
・祖母山直下の岩場の最後が凍って居る。梯子やフィックスロープが有るが、今回はロープも一部凍り付いていた。
・黒岳から、北谷への下りはルート選択に十分注意が必要。下り始めを左側に取ると、100m弱下ったところから、氷の滝になっている。今回は谷幅一杯に凍って居て、下るのが非常に危険であった。下り始めで、少し右側を取れば、多分クマザサこぎで抜けられそうに思われた。(写真を参照)
北谷登山口駐車場
2012年03月16日 20:16撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
3/16 20:16
北谷登山口駐車場
風穴前後に梯子がある
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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風穴前後に梯子がある
綺麗な氷
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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綺麗な氷
登山道も凍って居る箇所が沢山ある
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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登山道も凍って居る箇所が沢山ある
漸く陽が当たり、障子岳も見えてきた
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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漸く陽が当たり、障子岳も見えてきた
大きなツララ
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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大きなツララ
クマザサ樹氷?が落ちて雪の上を歩く様
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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クマザサ樹氷?が落ちて雪の上を歩く様
祖母山頂上
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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祖母山頂上
古祖母山とこれから行く障子岳
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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古祖母山とこれから行く障子岳
ヘーズの中に一昨日登った阿蘇山と昨日登った根子岳が見えた
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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ヘーズの中に一昨日登った阿蘇山と昨日登った根子岳が見えた
祖母山頂上直下の岩場の始まり
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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祖母山頂上直下の岩場の始まり
左下の穴に向かって岩を巻いて行く
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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左下の穴に向かって岩を巻いて行く
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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祖母山を振り返る
白く見えるツララが登山道に落下してくる
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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祖母山を振り返る
白く見えるツララが登山道に落下してくる
祖母山からの下りを振り返る
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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祖母山からの下りを振り返る
中央が障子岳
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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中央が障子岳
場所によっては樹氷(霧氷)が有る
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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場所によっては樹氷(霧氷)が有る
障子岳頂上(ブルーシートは登山道整備資材?)
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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障子岳頂上(ブルーシートは登山道整備資材?)
祖母山からのルートを振り返る
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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祖母山からのルートを振り返る
左橋は親父山、小さく見えるピークは黒岳
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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左橋は親父山、小さく見えるピークは黒岳
障子岳頂上の登山道整備資材?
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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障子岳頂上の登山道整備資材?
倒木が目立つ
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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倒木が目立つ
B29墜落記念板
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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B29墜落記念板
黒岳頂上
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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黒岳頂上
北谷登山口への下り口
右の表示は登山道の方向を示す矢印を兼ねている様だ
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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北谷登山口への下り口
右の表示は登山道の方向を示す矢印を兼ねている様だ
最初の氷瀑
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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最初の氷瀑
漸く半分位氷瀑を下った
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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漸く半分位氷瀑を下った
普段でもロープ箇所
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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普段でもロープ箇所
振り返ると左側に”黒岳登山道”の表示が・・
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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振り返ると左側に”黒岳登山道”の表示が・・
渡渉地点も飛沫が凍って居る
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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渡渉地点も飛沫が凍って居る
ヒガラ
(一寸拡大)
2012年03月16日 20:12撮影
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ヒガラ
(一寸拡大)
対岸に綺麗な花?
シャクナゲの葉でした
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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対岸に綺麗な花?
シャクナゲの葉でした
最後の渡渉
奥から来るのが本谷
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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最後の渡渉
奥から来るのが本谷
車道に出た
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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車道に出た
さようなら祖母山
五カ所への道路から振り返る
2012年03月16日 20:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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さようなら祖母山
五カ所への道路から振り返る
撮影機器:

感想

九州の山4日目。今日は祖母山に挑戦

・20歳くらいと思われる男女11名が同宿(真下と隣の部屋)になり、朝方3時過ぎまで騒いで殆ど眠れなかったので、眠い眼をこすりながら出発。
・R8から五カ所で登山口への道に入ると、道路条件が非常に悪い。轍の部分が所々深くえぐれ、盛り上がった中央部分が凍って居るので、車高が非常に低いレンタカーのバンバーやデフが嫌な音を発するので、ノロノロと進む。
・このため、漸く北谷登山口に着いたときは、既に明るくなり始めていてヘッドランプが必要なくなっていた。
・登山届けの記入をしようとしたが、備え付けも自分の物も両方のボールペンのインクが出てこなくて、氏名と携帯の電話番後だけ書くのが精一杯。

・比較的緩やかで、少し杉の部分は有るものの、雑木林が多く明るい登山道を登る。
・傾斜がきつくなって暫くすると、風穴に到着。中に入るにはクランポンとロープが必須との注意板もあり、通過することにする。
・大きなツララが下がっていると見とれていたら、登山道が氷の滝になっている。しかし、氷の周囲には足場や手がかりも有るので、注意して通過すれば大きな危険は無い。
・結構強い風が吹いているが、クマザサが風よけになってくれて助かる。
・もうそこが頂上かな?と思わせながら、なかなか頂上にならない。
・漸く着いた祖母山の頂上は360°の素晴らしい展望台。これから向かう障子岳方面も良く見える。しかし、ここのところの晴天続きの為か、遠くの山は阿蘇山がかすかに見えるだけで、残念ながら久住等は見えない。

・九重町の登山ガイドから、黒岳経由で下るのは、非常に石が滑りやすく時間がかかるので勧めないと言われたが、フライト迄は十分時間が有るので、予定通り黒岳方面に向かうことにする。
・祖母山からの下りは、いきなりロープも有る岩場の急降下から始まる。少し下り、正面の岩峰を東側にかわしながら下る部分は、湧水が凍って一面氷になっている。しかし、フィックスロープや梯子が有効なので、十分注意して下れば大きな危険はない。
・その後は、クマザサの間をゆっくりと下る。
・途中何カ所かの”展望台”があり、祖母山や古祖母山の眺望が楽しめる。
・古祖母山への分岐を過ぎて少し登り返すと障子岳。ここも素晴らしい眺望で、”熊ノ社”の碑があり、その脇には登山道の整備資材と思われるヘリの荷揚げが置いてあった。

・親父山への緩やかな下りにはいると、突然ブナの倒木が累々と横たわる場所になる。原因は不明だが、何か我々が要因を作っているのであろうか?
・雑木林の中に突然星条旗がはためいているのを見るとびっくりする。B29の墜落慰霊板を過ぎると間もなく親父山。
・日だまりの頂上は、障子岳方面だけ眺望があり、今辿ってきたルートと古祖母山が見える。
・遠くヒガラがと飛び回っているのを見ながらのんびりする。

・黒岳迄は思った以上に距離があるが、遠くから見た程頂上への登りは急ではない。
・黒岳頂上直下から、北谷登山口への下りが始まる。
・下り始めに、”北谷登山口”の表示と、”落石凍結危険”の表示が並んでいて、左右にかすかなトレースがある。
・左側の方がトレースが僅かに強いので、こちらに入ってみる。
・直ぐに急斜面の上に、明瞭な踏跡が階段状に続いている。凍って居るので、赤テープに従い、滑らないようにゆっくりと下る。
・およそ100m弱下ったかと思われる頃に、突然沢全面が氷で覆われている部分に出くわしてしまった。
・何とか脇を通り、下ったらその先も数十メートル全面氷。万一滑ったら相当滑落し、良くて重傷の可能性がある。
・まさか、このルート以外に通れる場所があるとは思わなかったし、もう一度祖母山まで引き返し、風穴ルートで下るには、時間が足りない。
・暫く思案したが、年寄りの経験と勘で何とか下ることを決意し、慎重に慎重に時間をたっぷりかけて下る。
・30,40mの下りに30’程かけて漸くこの難所を通過でき、ほっとしたところで、トラロープが前面に張ってある。下って見上げると登山禁止の表示と共に、左側に”黒岳登山道”の表示があり、クマザサの中にかすかなトレースがある。尾根からの下り初めて右側に入っていれば、こちらに出られた様だ。自分の判断がまずかったのを強く反省すると共に、案内(危険)表示にもう一言有れば判りやすかったと思う。
出来れば祖母山からの下りに、何らかの表示が有れば、黒岳から北谷へのコースは検討したと思った。

・ここからは、沢に沿って赤テープとケルンを目印にひたすら下る。
・渡渉地点も、岩に飛沫が凍り付いているので、慎重に渡渉する。あわび谷と本谷が合流する最後の渡渉を過ぎると、植林された杉林の中を暫く登ると駐車場の少し下に出る。

・駐車場には3台の車が来ていた。
・無事下山させてもらった事に感謝し、山に向かって手を合わせ、帰りの準備をする。
・五カ所迄の道路は、朝以上に荒れていて、慎重に下る。途中登ってくる大型ミキサー車と遭遇。


4日間素晴らしい九州の山有り難う!!

お天気にも恵まれたが、人の手が余り入らない自然の登山道と、親切な人々、又機会が有ったら九州の山には登って見たいものだ。

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