雨の大普賢岳



- GPS
- 09:00
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 710m
- 下り
- 710m
コースタイム
間チェーン装着・凍結箇所と苦闘
9:30 和佐又ヒュッテ着
有人。駐車1000円、トイレあり。登山届けポストなし→ヒュッテに提出。
10:00 登山開始
10:41 和佐又山のコル
間40分アイゼン装着・行動食
12:09 笙の窟
12:30 日本岳のコル
13:32 小普賢岳
14:00 小普賢岳のコル
14:40 引き返し決定(頂上まで残り標高差で100m付近)
間30分遅めの昼メシ
16:13 小普賢岳のコル
17:46 日本岳のコル
19:00 和佐又ヒュッテ着
19:30 出発
間チェーン脱着
21:30 郡山着
天候 | 雨。風速5,6m。気温6度。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
次回厳冬期にやるのなら、下でとめて歩くことほうが時間と体力の懸命な使い方だと思った。 でも今日の暖かい豊富な雨で、帰り道はすでに雪・凍結箇所は解けていて大丈夫だった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
小普賢岳は、往きは直登ルート・帰りは巻き道ルート(夏道)を通った。 結果、帰りは少し下が切れ落ちた崖になっている箇所のトラバースが続き、神経を使うところがずーっとで、しんどかった。 今後は、冬道は迷いなく直登ルートを選択するべきだと思う。はるかに楽。 基本尾根に忠実なルートで、尾根上に大きな岩が邪魔をする箇所は巻いていく。岩を巻く際に、結構な高度がある箇所をハシゴなどで上らなければならないが、はしご諸共、雪で埋もれている箇所は、注意を要する。 |
写真
感想
この山の冬の頂に立つには、やはり時間との戦いだと思った。
アプローチも困難だし恐らく、前夜伯が妥当かと思う。
今回は山初心者が同行していたので、時間がかかった部分もあるが、天候も良くなかったのと、10年以上前にいったルートを覚えていなかったんで、普通ならもっと早くいけると思う。
幸い今回は大部分のルートが分かったので、もっとスマートに行ける気がする。
今回は残雪期を試したが、厳冬期にはより深い雪を相手にすることになろう。
多く雪が溜まったルンゼをトラバースする箇所が多かったが、帰りに滑落停止訓練をやってみたが、ベチャ雪過ぎてあまり滑れず、訓練にはならなかった。
注意を要するのは、ルンゼよりも尾根上の岩場を巻く箇所だと思う。
今回の雪は、深く蹴り込んだ前爪を奥まで効かせれば どうにかなったが、新雪で崩れやすい場合はロープでの確保も必要だろうと考える。
日本岳のコルに近づいたころ、少し空が高くなった。
台高山系方面の山並みが木々の間から少し顔を覗かしてくれて、たいへん喜ばせてくれた。
撤退を決めた帰りに 遅めの昼飯を取り、帰りは暗くなってしまった。
和佐又ヒュッテのおばあちゃんが心配してくれていて、車に着いたとたん中から出てきてくださった。
聞くと、大分携帯電話に連絡を取ってくれた模様。
それもそのはず、大普賢岳は夏でも遭難者が多い山。
本当に心配をかけて申し訳ない気持ちだった。
「春になったらまたおいで」と言われたので、来年の冬にまたお世話になりたいと話したが、来年は会えるか分からないと返ってきた。
聞くと、今年で79歳。ご主人は80歳の高齢だそうで、「ここの冬は体に応えるから...」と話してくださった。
さびしい気持ちを感じつつヒュッテを後にした。
今日も無事家まで帰れたことを感謝、感謝。
頂上までは至らなかったが、自分的には満足の行く山行ができた。
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