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ヤマレコ

記録ID: 175476 全員に公開 沢登り丹沢

中津川水系 滝ノ沢(境沢)〜鍋嵐北尾根

日程 2012年03月19日(月) [日帰り]
メンバー
 kamog(CL)
天候晴れのち曇り(宮ケ瀬の気温8℃)
アクセス
利用交通機関
車・バイク

コースタイム [注]

県道70号駐車スペース10:10-
10:19宮ケ瀬湖15号橋-
10:32滝ノ沢入渓-
11:10標高430m二俣状-
12:24標高540m二俣状-
13:54鍋嵐北尾根(滝ノ沢右岸尾根)上標高790m14:04-
15:19ハタチガ沢橋-
15:43県道70号駐車スペース
コース状況/
危険箇所等
■滝ノ沢(昭文社エアリアでは「境沢」と記載)

 宮ケ瀬湖南部に鍋嵐(なべわらし)北面から流れ込む沢。
 この山域は一般登山道もほとんどなく、また公共交通機関も不便なので
 篤志家くらいしか足を踏み入れることもない。
 その分、静かな山行が楽しめクマさんなど生物体系も豊富なようだ。
 ただし読図ができないと厳しい山域だ。

 ★【後日判明した注意事項】
  宮ケ瀬湖畔で立入禁止看板がある箇所からのアプローチおよび湖畔立入は
  警察により検挙の対象となるようです。
  したがって湖畔から同沢へのアプローチはできません。
  記録は事実確認前のものなので同記録のアプローチはしないでください。

 遡行グレード:1級上〜2級下

 ゝ椒雲イらヤビツ峠方面へ行く県道70号を進み、ほぼ湖のバックウォーター
  に近い15号橋を渡った対岸に流れ込んでいる。
  駐車スペースは15号橋の北側、トンネル手前の湖側駐車スペースに数台可能。
  駐車スペースから橋までは徒歩20分程度。
  橋から10分程度のところにも駐車スペースらしきものがあるが、工事関係車
  の転回場になっているようだ。
  公共交通機関なら本厚木駅から宮ケ瀬行きのバスだが便も少なく1時間近く
  歩くので不便であろう。

 15号橋入口はゲートがあり入れない。30mほどヤビツ峠側に歩いて柵の
  終わったところから湖側に入ることができる。

 15号橋を渡って突き当たりを右側に行けば作業用の踏み跡があるので
  これを使う。ただしこのエリアは春から秋にかけてヤマビルが多く発生し
  作業用径路に入り込んだ途端、靴の上に這い上がってくるから
  ヤマビル忌避剤や虫除けスプレーをガンガンに塗り捲ろう。
  遡行当日は気温10℃にも行かないくらいであったのでやつらの姿は皆無。
  このエリアはやはり3月か11月がよい。
  さて作業径路を下ると2段10m滝が左に迫るが、これは滝ノ沢ではない
  ので間違わないように。
  この沢を過ぎると更に梯子階段が伸びている。ただ落石も多いせいか階段が
  半壊している箇所もある。
  どんどん追っていけば滝ノ沢のF1-7m上で沢床に立つことができる。
  橋から12〜3分といったところだ。

 以下、平凡な箇所は割愛し、ポイントとなる箇所のみ記しておきます。

 ど弦380m二俣は2条4mCS滝。この滝がジャンクションフォールに
  なっていて水量比は2:3。水量の多い右俣へ進む。

 ド弦430mもL(長さ)8mナメを前衛に10m滝がジャンクション
  フォールとなって二俣を形成している。10m滝は中間を登るが
  ちょっとスラブになっていて一部脆いホールドもある。卦-程度。
  水量比は3:2で右俣は植林帯の中から流れ込んでいる。
  ここは左俣へ進む。
  すぐに標高440mで再び二俣状。本流の左俣は3+2+2mの3段滝。

 左側がハング岩となるときれいなナメが出てくる。
  すぐにL10mナメ滝。流芯左のスラブクライミングが楽しめる。
  卦蘢度で意外とフリクションはよく利く。

 Г気蕕縫淵瓩見事に続いて標高510m二俣状は左へ行く。
  登るには苦労しそうな5m滝が行く手を塞いでいる。
  左は一見容易に巻けそうだが落ち口から沢に戻る箇所がいやらしそうなので
  右の土ザレを登る。途中の岩が脆く、所々出てくる木の根を騙しながら
  ホールドにし、滝の落ち口よりも10mくらい上の位置まで登ってから
  赤岩のスラブの上部の悪いザレをトラバースする。
  この沢の核心の一つであろう。

 標高540m二俣も左沢へ進む。右沢は涸れていた。
  すぐにトイ状L10m滝。傾いた畳状の中央を足を入れ替えながら登る。
  卦蘢度。続く4m滝は右を卦蘢度だ。

 少しで10mスラブ滝。右側をフリクション効かせ卦蘢度。
  次の5mスラブ滝は難しくないが、その後の7m滝は直滝で両岸は
  壁に囲まれている。高巻きも岩が脆いので、左の脆い土ザレ(ザレの下は
  スラブ岩なので慎重に)を滝の落ち口左側に立っている立木に向かって
  登る。木に立ったら落ち口へトラバースするのだがバランスが必要で
  悪い登りに不慣れな人にはかなり怖い。元蕁
  ここがこの沢のもう一つの核心部。岩は脆くハーケンは効かないと思う。

 標高640mで5mナメ滝。ここは斜度があるので右から高巻く。
  すぐに標高650m二俣状。右へ進むとまたきれいなナメが続き、
  4mトイ状滝が出てくる。中央右から元-で登る。
  次の4m滝は中央を卦+くらい。
  これで滝は終わり稜線が上部に見える。
  詰めは沢も尾根も急で岩も脆いので要注意。

 下降は鍋嵐の北、814mピークから北東に伸びる滝ノ沢右岸尾根を使う。
  踏み跡が薄いが付いており所々木にテープ、そして境界見出し標が
  打ってある。
  一般登山道ではないので当然読図は必要。
  尾根の末端まで行くと護岸堤なので、末端手前80m程の植林帯を降りると
  護岸堤の切れた弱点から林道へ降りられる。
  または標高420mあたりの植生保護柵ゲートを潜ってから右側の尾根へ行くと
  柵沿いに森林作業用径路が残っている。これを下るとハタチガ沢の下部に
  降りる。そのままハタチガ沢を下って湖のバックウォーターまで来れば
  左手にトラロープがあるのでこれに従うと林道に出られる。

※今回のルート全体的に携帯(docomo)は圏外であった。
ファイル 20120319takinosawa.xls (更新時刻:2012/03/18 23:18)
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図 [pdf]

写真

15号橋はゲートと柵があるので30mほどヤビツ峠方面に行き柵の端から湖側に入る
2012年03月19日 10:05撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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15号橋はゲートと柵があるので30mほどヤビツ峠方面に行き柵の端から湖側に入る
宮ケ瀬湖にかかる15号橋
この橋終点の右の径路に入る
2012年03月19日 10:05撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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宮ケ瀬湖にかかる15号橋
この橋終点の右の径路に入る
径路を少し下ると出てくる2段10m滝。
過去間違えてこの滝を登ってしまったことがあったが、これは滝ノ沢ではない。
2012年03月19日 10:08撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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径路を少し下ると出てくる2段10m滝。
過去間違えてこの滝を登ってしまったことがあったが、これは滝ノ沢ではない。
2段10m滝を見送りさらに湖岸の径路を進む
2012年03月19日 10:09撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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2段10m滝を見送りさらに湖岸の径路を進む
進む進む・・・
2012年03月19日 10:11撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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進む進む・・・
下りに入ると滝ノ沢F1-7mが眼下に見えてくる
2012年03月19日 10:22撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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下りに入ると滝ノ沢F1-7mが眼下に見えてくる
F1の上で滝ノ沢に降りる
降りるあたりのタンカン橋は壊れていた
2012年03月19日 10:25撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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F1の上で滝ノ沢に降りる
降りるあたりのタンカン橋は壊れていた
最初のナメ
2012年03月19日 10:36撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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最初のナメ
2条4mCS滝
ジャンクションフォールになっている
2012年03月19日 10:55撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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2条4mCS滝
ジャンクションフォールになっている
1
L10mナメ滝
流芯左側をフリクション利かせ登る
2012年03月19日 11:45撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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L10mナメ滝
流芯左側をフリクション利かせ登る
L10mナメを登っているところ
2012年03月19日 11:46撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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L10mナメを登っているところ
その上もまだナメが続く
2012年03月19日 11:50撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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その上もまだナメが続く
1
標高510m二俣の上の5m滝は左岸の脆いザレから巻いた。グズグズで悪い。
2012年03月19日 12:08撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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標高510m二俣の上の5m滝は左岸の脆いザレから巻いた。グズグズで悪い。
トイ状L10m
真ん中を登れる
2012年03月19日 12:17撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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トイ状L10m
真ん中を登れる
10mナメ滝
右を直登できる
2012年03月19日 12:25撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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10mナメ滝
右を直登できる
10mナメを登っているところ
2012年03月19日 12:27撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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10mナメを登っているところ
7m滝
両岸が高い壁状で高巻きも容易でなく
左側のザレから写真左上の木に登る。
そこから落ち口へトラバースするがバランスが必要で慣れていない人にはお奨めできない。
2012年03月19日 12:30撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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7m滝
両岸が高い壁状で高巻きも容易でなく
左側のザレから写真左上の木に登る。
そこから落ち口へトラバースするがバランスが必要で慣れていない人にはお奨めできない。
少しだけ雪が残っていた
2012年03月19日 12:47撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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少しだけ雪が残っていた
1
5mナメ滝
斜度があるので右から巻いた
2012年03月19日 12:48撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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5mナメ滝
斜度があるので右から巻いた
4mトイ状滝
流芯の1m右側から登った
2012年03月19日 13:12撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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4mトイ状滝
流芯の1m右側から登った
最後の詰めは左の急な尾根に取り付く
2012年03月19日 13:29撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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最後の詰めは左の急な尾根に取り付く
鍋嵐北峰814mピークの北東側に到着
2012年03月19日 13:42撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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鍋嵐北峰814mピークの北東側に到着
滝ノ沢右岸尾根を下降
途中は少々痩せ尾根がつづく
2012年03月19日 14:08撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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滝ノ沢右岸尾根を下降
途中は少々痩せ尾根がつづく
15号橋が見える
2012年03月19日 14:23撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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15号橋が見える
この柵を潜ってから今回は右側に派生する尾根を使ってみた
2012年03月19日 14:36撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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この柵を潜ってから今回は右側に派生する尾根を使ってみた
1
尾根下降中
2012年03月19日 14:41撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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尾根下降中
ハタチガ沢(二十女ケ沢)に出た
2012年03月19日 14:45撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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ハタチガ沢(二十女ケ沢)に出た
ハタチガ沢左岸を行くと宮ケ瀬湖のバックウォーター。
カモが仲良く泳いでいた。
2012年03月19日 15:01撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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ハタチガ沢左岸を行くと宮ケ瀬湖のバックウォーター。
カモが仲良く泳いでいた。
ハタチガ沢橋へはトラロープ沿いに登る
2012年03月19日 15:03撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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ハタチガ沢橋へはトラロープ沿いに登る
林道を15号橋に向かう
2012年03月19日 15:19撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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林道を15号橋に向かう
宮ケ瀬湖と滝ノ沢
2012年03月19日 15:27撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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宮ケ瀬湖と滝ノ沢
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