仙人岱小屋泊り
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 680m
- 下り
- 679m
コースタイム
3/19 8:30仙人岱小屋-9:20酸ヶ湯
天候 | 3/18 晴れのち濃霧 3/19 吹雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
酸ヶ湯までの道路の雪も消え春山気分で仙人岱小屋目指しました。
気温も高く、上着を脱いで、汗をかきかき、溶けかけの雪なので、楽に登れました。
下界では晴れていたのに、名無し山硫黄岳の鞍部の頃にはガスが濃くなって、景色が見えません。
仙人岱小屋には、冬季入口から入る。数名の方が休憩中、2階に陣取りラーメべているともう外に出るのは大儀です。
しかし、こんなときこそコンパス訓練と大岳目指して出発。小屋から夏道の合流地点までは、竹ざお、合流部分は地面に近い赤い旗が目印。しかしそこからは、全くの白い世界、木も山も空も見えません。救いは、足元は先行者のスノーシューやスキーの跡。先を行く沢やさんはコンパスを見て、振り返って、を繰り返しながら登っていきます。うねりが強くてスキー歩行が難しくなり、スキーをデポすることに、帰りに道をはずすと大変だからと、6本のスキー板を離して見逃さないように刺します。スキー靴でも、沈み込みもなく、かといってガリガリでもないので、楽しい登山です。その頃、森かずさんは、ガスに酔い苦しんでいたようです。次次とポールやスコップを目印に刺して、ついに頂上とのことで、バンザイして記念写真を沢やさんと取り合い。森かずさん迎えに沢やさんを下りて行く、そして目印のひとつ分下りた地点で、なにやらへんな動きをして、登り返してきました。森かずさんは登ってきている、自分はもう少し先へ歩いてみる、と進んで行きました。ガスの中の沢やさんの影はあきらかに自分の位置より上にあり、現在いる位置が頂上ないことがはっきりしました。沢やさんがもどり、森かずさんも登ってきたところで、地図を見直して、現在地を確認し、今度こそは本当の頂上へ。5分ほどで頂上広場へ雪の世界なのに看板はきちんと出ています。写真を撮って見回すと、広場の柵は小さな樹氷の連なり。頂上広場はガスが弱いが、帰り道が気になるので、すぐに下山。スキーデポ地で、森かずさんと合流。スキーを装着しようとすると、金具が緩んで時間がかかります。さらに、ポールの輪がとれて、少し戻って捜索。装備の悪さを指摘されてしまいます。
無事小屋にもどって時間記録のために小屋の屋根を写真にとる。あとで見ると屋根雪に亀裂が入ってました。
小屋は忘年会以来でしたが、床はほこりだらけだし、トイレのバケツにはゴミが入っているし、灯油缶は空。と3人で嘆き、運び上げた灯油でストーブをつけ、落ち着く前にまず掃除。
夕食は、おいしいスープと焼肉。18時すぎ、歯磨きしながら外を見に行くと、入口の戸が開きません、力を入れても3分の1ぐらいしか開きません。外においてあるスコップを引き抜こうとしても取っ手はつかめますが、動きません。今積もった雪ではなく重い屋根雪が落ちたのだと気がつきました。中からスコップをもらってせまい入口から出て雪かき、まだ屋根には雪が残っているので、さらに念入りに森かずさんも雪かき。そして19時には寝袋に。話しないと外の風が気になりますが、疲れた私はすぐ寝ました。夜通し風が吹いて、下山が気になりながらも良く寝ました。
朝は沢やさんのおいしいチャーハンを食べて、もう一度小屋を掃除、トイレも拭いきました。
外は吹雪きで、前日にもまして視界なし、竹ざおを頼りに、シールをはいだ沢やさんを先頭に、シールをつけた、私と森かずさんが進みます。地獄沢源頭をすぎ、たぶん夏の太い橋のあたりをすぎたあたりで、沢やさんが白い世界に酔ったといいます。もう危なくないからと先頭を交替、向い風と新雪でスピードが出ないので、スキーもゆっくり進みます。ラッセルに近い深さになってきて、森かずさんと交替。竹ざおに導かれて沢からはなれ酸ヶ湯へ向かうとほっとしました。酸ヶ湯にもどるとガスは晴れているのですが、雪が深く、車には山のような雪と、曇りガラス状に凍った窓。気温はマイナス10度くらいか。
沢やさんいつも私達を心配してくれてありがとうございます。
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