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記録ID: 175900
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ハイキング
近畿

猫の目天気の竜門岳(日本三百名山) 山口から

2012年03月17日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
02:25
距離
5.6km
登り
637m
下り
623m

コースタイム

12:35駐車場
12:50竜門寺塔跡12:55
13:50竜門岳山頂14:05
14:50竜門の滝14:55
15:00駐車場
   歩行時間2時間
天候 雨後晴れ後曇り後小雨 
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
名阪国道針ICから国道369号線、370号線を経て
県道28号線に入り、吉野運動公園手前を右折
山口神社の鳥居前を右折し細い道に入る
集落を抜け、道なりに行くと(山口神社から約1km)
石垣跡の残る駐車スペースあり(2〜3台)
その先も林道が続いており、軽トラは行けそう
コース状況/
危険箇所等
駐車場所から林道がまだ続いており、
簡易舗装されている所もあって、車でかなり行けますが
道路の余地は林業関係者の駐車スペースと注意書きがあるので
森林浴をしながら歩くのも良いと思います
簡易舗装が途切れると徐々に急坂
木段、標識が整備されている
岩場一箇所、トラロープあり

渡渉し、しばらく沢に沿って歩いた後
造林帯の急坂が山頂付近まで続く
山頂近く、やや笹藪がうるさくなっている
トレースがはっきりしているので問題ないが、滑りやすい
特に危険個所はありません
山口神社
この鳥居の左脇の細い道を行きます
2012年03月17日 12:22撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
3/17 12:22
山口神社
この鳥居の左脇の細い道を行きます
記録で見た写真より
大分草が茂り
石垣が分かりにくくなっています
2012年03月17日 12:32撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
3/17 12:32
記録で見た写真より
大分草が茂り
石垣が分かりにくくなっています
早速春を見つけました!
2012年03月17日 12:33撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
5
3/17 12:33
早速春を見つけました!
木々の香りの豊かな林道
森林浴に最適
2012年03月17日 12:40撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
3/17 12:40
木々の香りの豊かな林道
森林浴に最適
竜門寺の由来
三百名山である所以も
この辺りにあるのでしょうか
2012年03月17日 12:46撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
3/17 12:46
竜門寺の由来
三百名山である所以も
この辺りにあるのでしょうか
滝は下山時の楽しみにして…
とりあえず、先を急ぎます
2012年03月17日 12:50撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
3/17 12:50
滝は下山時の楽しみにして…
とりあえず、先を急ぎます
他にも建物があったようですが
発掘調査された塔跡
2012年03月17日 12:51撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
3/17 12:51
他にも建物があったようですが
発掘調査された塔跡
丸い窪みのある礎石
2012年03月17日 12:52撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
3/17 12:52
丸い窪みのある礎石
小さな滝も目を楽しませてくれます
2012年03月17日 12:56撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
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3/17 12:56
小さな滝も目を楽しませてくれます
徐々に急坂が始まり
2012年03月17日 13:05撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
1
3/17 13:05
徐々に急坂が始まり
やがて急な木段に
2012年03月17日 13:06撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
3/17 13:06
やがて急な木段に
トラロープの岩場
濡れると滑りやすい岩
2012年03月17日 13:09撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
3/17 13:09
トラロープの岩場
濡れると滑りやすい岩
古い堰堤を越えると
色とりどりの目印のテープ
安心です
2012年03月17日 13:19撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
3/17 13:19
古い堰堤を越えると
色とりどりの目印のテープ
安心です
岩を覆い尽くして青々と
苔が生えています
2012年03月17日 13:20撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
3
3/17 13:20
岩を覆い尽くして青々と
苔が生えています
本格的な登りになりました
風が心地よいほど汗だくに…
2012年03月17日 13:31撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
3/17 13:31
本格的な登りになりました
風が心地よいほど汗だくに…
山頂です
社が建っています
2012年03月17日 13:53撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
3/17 13:53
山頂です
社が建っています
一党三角点でした!
三角点マニアではありませんが
なぜか嬉しいのです
2012年03月17日 13:58撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
3/17 13:58
一党三角点でした!
三角点マニアではありませんが
なぜか嬉しいのです
吉野南方の山々
2012年03月17日 14:19撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
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3/17 14:19
吉野南方の山々
古い堰堤まで
戻ってきました
2012年03月17日 14:31撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
3/17 14:31
古い堰堤まで
戻ってきました
最後の渡渉
2012年03月17日 14:34撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
3/17 14:34
最後の渡渉
仰ぎ見た「竜門の滝」
スケールが大きすぎて
カメラに収まりません
2012年03月17日 14:52撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
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3/17 14:52
仰ぎ見た「竜門の滝」
スケールが大きすぎて
カメラに収まりません
目の下にも滝が続きます
全景が見られないのが残念です
2012年03月17日 14:52撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
3/17 14:52
目の下にも滝が続きます
全景が見られないのが残念です
山口神社向かいの
立派な鐘楼
2012年03月17日 15:13撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
3/17 15:13
山口神社向かいの
立派な鐘楼
本日の温泉
2012年03月17日 16:26撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
1
3/17 16:26
本日の温泉
撮影機器:

感想

以前から行ってみたかった日本三百名山に名前を連ねている山です。
どんな山なのだろうかと調べるのですが
最近の記録があまりなく、どう計画して良いのかちょっと不安でした。

遠い山なので、滅多に行ける訳もなく
今回はまとめて五つの山に行くことにしました。
竜門岳は比較的短時間で登れそうなので、第一日目に設定。
日が長くなりましたが、夜明けと共に出発です。

家を出る時に降りだした雨は次第に本降りになり
名古屋高速で土砂降り、名阪国道では青空が見え始め、
猫の目のような天気に悲しんだり、喜んだり。

六時間半の運転で、やっと目指す山口神社に到着。
そこでまた道を間違えて、行きつ戻りつしました。
ようやく写真で見覚えのある石垣の駐車スペースに辿りついた時は
もう今日の全日程が無事終了したような気持ちです。
実際これからが出発なのに…

春の日差し、フキノトウも美味しそうですが
のんびりしてはいられません。
時計は既にお昼を過ぎています。
四時までには戻ってきたいところ。
まして杉木立の谷間は暮れるのが早いですし、ぐずぐずしてはいられません。

歩きだすと、なんともかぐわしい木の香りに満ちた道です。
木漏れ日も優しく、先程までの辛さなどすっかり忘れてしまいます。
緩やかな川に沿った道は、小さな滝も目を楽しませてくれ、快適でした。

「竜門の滝」の標柱がある辺りから次第に登りが険しくなってきます。
滝から少し行った所に塔の跡があります。
他にもお堂や僧院が建てられていたとありますが
深い杉林の急斜面、礎石だけが四角く金網に囲まれています。
この塔から竜門の滝を見下ろせたのではないかと思います。

登りは更に険しくなり、渡渉するとまもなく古い堰堤に着きます。
堰堤を越えてからは木の幹にテープが多数あり、安心。
沢を離れると本日一番の急登が待っています。
急坂を愛する会の季節が今年もやってきました。
しっかり汗をかいて登ってみたい方にお勧めの登りです。

天気はまた下り坂のようで、日差しはいつの間にか消え失せていました。
ですが、谷間から吹きあげる風が汗には心地よく感じられます。
やっぱり春なのですね。これから、蒸し暑さとの戦いの日々が…
暑さを思うと、やっぱり雪の山の爽快感が惜しまれます。

記録を見ると竜門岳を縦走している方が多いようです。
山頂に着いて、この山が通過点であることがわかりました。
縦走してみたくなる山の形とでも言うのでしょうか?
眺望のない杉林の中に社が苔むしていました。

下山は転がるようにして(実際転がったら危険ですが)下れました。
葉に当たる雨の音、と思ったのは次第に近づく沢の水音でした。
いつ降り出してもおかしくない雲行きです。

竜門の滝まで下って来ました。
おやおや、道の真ん中に軽トラが止まっています。
こんな時刻に滝を見に来る方が居るとは…

滝壺近くでお会いした方は、下見に来られた方でした。
この24日、吉野村で村興しのイベントを行うそうです。
清々しい森林浴をしながら、竜門岳への周回登山を楽しんでもらう企画だそう。
雪解けで滝の水量も今が一番だそうです。
この爽やかな空気、それに三百名山なのですから、
村を挙げて宣伝するのも当然すぎることですが
静けさを失ってほしくないとの微かな思いも心をよぎります。

それにしても、滝はあまりにも大きすぎて、
滝壺付近から見ていたのでは全容はわかりません。
水しぶきで濡れている岩が苔むして滑りやすく、ちょっと注意も必要です。
こんな素晴らしい滝はあまり人に知られず、
立ち寄った人だけが喜びを独占するようであってほしいなんて思ってしまいます。

勝手なことを思いながら、どうやら無事に戻ってきました。
そういえば、本日この山で行き会った方は下見に来られた軽トラの方だけでした。
全く人の気配のない吉野の里山がなぜ、日本三百名山なのか
それは埋もれてしまった歴史なのですね。

今日の温泉は「津風呂湖温泉」。
設備の整った新しい日帰り温泉とは違いますが、谷合の静かな小さな温泉。
こんな温泉に安らぎを感じ、心惹かれます。
「おおきに」という言葉が自然で温かく、柔らかく耳に響きました。

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