記録ID: 1760314
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
大峰山脈
クマノザクラを求めて南奥駈道を玉置神社から熊野本宮へ
2019年03月14日(木) 〜
2019年03月16日(土)
奈良県
和歌山県
alpenrot
体力度
6
1〜2泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 51:27
- 距離
- 30.0km
- 登り
- 2,157m
- 下り
- 2,246m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
2日目
- 山行
- 9:42
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 10:23
距離 12.4km
登り 951m
下り 1,424m
| 天候 | 晴れのち曇り一時雨。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
五大尊岳の南東面急斜面の下りがきつい。帰宅後久しぶりに筋肉痛を起こした。夜間の通過は私には不可能。 |
| その他周辺情報 | 玉置神社の茶店では、ミカンなどの果物を売っている。 |
写真
熊野本宮バス停前の駐車場に駐車。河原の臨時駐車場にとめようかと様子を見に行ったが増水時には閉鎖するとあったので、万が一を考えこちらにとめることにした。
3/14 9:06
熊野本宮バス停前の駐車場に駐車。河原の臨時駐車場にとめようかと様子を見に行ったが増水時には閉鎖するとあったので、万が一を考えこちらにとめることにした。
熊野本宮大社。できれば明日中に、しかも”もうで餅”の売店営業中に戻りたい。玉置辻でテント泊なのでいけるとふんだがいささか甘かった。
3/14 9:07
熊野本宮大社。できれば明日中に、しかも”もうで餅”の売店営業中に戻りたい。玉置辻でテント泊なのでいけるとふんだがいささか甘かった。
小さな滝がある。2年前には花折れ峠からの下山道で道迷いをした。その時は、この滝の左手の急斜面で藪こぎをして何とかこの社にたどり着いた。
3/14 10:58
小さな滝がある。2年前には花折れ峠からの下山道で道迷いをした。その時は、この滝の左手の急斜面で藪こぎをして何とかこの社にたどり着いた。
道端にフキノトウが。春だなあ。五つほどいただきポケットに入れる。
歩道の案内板があるが、がけ崩れで通れそうにないので作業道を歩く。
”神社まであと2.5km 折立中学校生徒会”とある。今も少年少女たちはこのコースを登っているのだろうか。2012年に他の3中学校とともに十津川中学校に統合された。その校歌はさだまさしの作詞作曲で、歌詞のはじまりは「美しき空 美しき水 美しき山 美しき人」。
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3/14 13:09
”神社まであと2.5km 折立中学校生徒会”とある。
今も少年少女たちはこのコースを登っているのだろうか。2012年に他の3中学校とともに十津川中学校に統合された。その校歌はさだまさしの作詞作曲で、歌詞のはじまりは「美しき空 美しき水 美しき山 美しき人」。
今も少年少女たちはこのコースを登っているのだろうか。2012年に他の3中学校とともに十津川中学校に統合された。その校歌はさだまさしの作詞作曲で、歌詞のはじまりは「美しき空 美しき水 美しき山 美しき人」。
”駐車場まであとひといき”の若い看板にはげまされて、おじいさんは登る。
鳥居の前の茶店で”無農薬熊野ミカン6個 300円”を買う。ミカンは水場がかれている時など緊急時の水補給に大いに役立つ。今回も助けられた。。
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3/14 14:32
鳥居の前の茶店で”無農薬熊野ミカン6個 300円”を買う。ミカンは水場がかれている時など緊急時の水補給に大いに役立つ。今回も助けられた。。
和歌山県天然記念物枕状溶岩とある。一億〜一億五千万年くらい前に海底火山の噴火で作られたものだそうである。
杉の大木がたくさんある。写真ではあまり大きく見えないが、左手奥が神代杉。
お神酒をご自由にとある。山中では禁酒にしているが、神様が勧めてくださっている。ありがたく頂いてから水場へ。
巨樹の森から湧き出るみずがこんこんとあふれている。去年の秋に来た時にはたくさんの鯉が泳いでいたが、冬休み中らしい。階段下の手洗いの水には薄く氷が張っていた。。
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3/14 15:30
巨樹の森から湧き出るみずがこんこんとあふれている。去年の秋に来た時にはたくさんの鯉が泳いでいたが、冬休み中らしい。階段下の手洗いの水には薄く氷が張っていた。。
社務所。その横手には参拝客のための宿舎が。前もって、許可がもらえれば、素泊まりできる。社務所で護符を5枚買う。近畿で一番のパワースポットといわれる山のパワーがお土産。
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3/14 15:31
社務所。その横手には参拝客のための宿舎が。前もって、許可がもらえれば、素泊まりできる。社務所で護符を5枚買う。近畿で一番のパワースポットといわれる山のパワーがお土産。
かわいい龍が。私は辰年生まれ、孫娘にお水をどうぞと言われたような気分。
苔むした切り株の上から、水を落としている。うまい水から霊力をもらう。
しめ縄がかかっているのが“大杉”。和歌山最大の杉で幹回りは6mくらいあるそうだ。
玉置辻へ向かう。大平多山(左）と大森山(右）が樹間から見える。
帰宅後調べ”バイカオウレン”だとわかる。この先大森山の杉林の下には群落がたくさんあった。図鑑には花期は6-8月とある。紀州の花は早く咲くのか。
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3/14 16:06
帰宅後調べ”バイカオウレン”だとわかる。この先大森山の杉林の下には群落がたくさんあった。図鑑には花期は6-8月とある。紀州の花は早く咲くのか。
玉置辻についた。風もなく空がきれい。夜には満天の星。夜は寒がりのおじいさんにはこたえる。ダウンの上着を着て寝るが、足さきは冷たく、へその下あたりに汗をかくという状態で、安眠とは言い難い。膝から下あたりを温めるために湯たんぽを作ろうかとも思ったが、そこまでする緊迫感もなくうつらうつらで朝まで。
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3/14 16:15
玉置辻についた。風もなく空がきれい。夜には満天の星。夜は寒がりのおじいさんにはこたえる。ダウンの上着を着て寝るが、足さきは冷たく、へその下あたりに汗をかくという状態で、安眠とは言い難い。膝から下あたりを温めるために湯たんぽを作ろうかとも思ったが、そこまでする緊迫感もなくうつらうつらで朝まで。
4時起床。今回はGPSの使用は記録のみにし、歩くときは2万5千分の1地理図だけを使っている。実際の道と地図上の道が違うことが多いので、GPSを使うことが道迷いの原因となる。また、地図に載ってない林道やら作業道がたくさんあるので、これまた道迷いの原因になる。去年秋の奥駈けではGPSに頼りすぎて道迷いをたびたびして大変な時間ロスをした。南奥駈道では、地図と周りの地形、夜空の星を読む力が一番である。GPSやスマホの充電器の重さもばかにならず、おじいさんの奥駈ひとり旅には大変。
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3/15 4:59
4時起床。今回はGPSの使用は記録のみにし、歩くときは2万5千分の1地理図だけを使っている。実際の道と地図上の道が違うことが多いので、GPSを使うことが道迷いの原因となる。また、地図に載ってない林道やら作業道がたくさんあるので、これまた道迷いの原因になる。去年秋の奥駈けではGPSに頼りすぎて道迷いをたびたびして大変な時間ロスをした。南奥駈道では、地図と周りの地形、夜空の星を読む力が一番である。GPSやスマホの充電器の重さもばかにならず、おじいさんの奥駈ひとり旅には大変。
テントに氷がはっている。夜は氷点下になったらしい。寒かったはずだ。
天地に光があふれる。今年初めて拝んだご来光。傘寿、数えの80歳まで生きられたことを天地の神々に感謝する。
車道をまっすぐ行けば瀞峡。去年はこちらの方へあるいてしまい、二時間ほどロスしてしまった。車止めのある
右方向の林道へ進む。
右方向の林道へ進む。
右水呑金剛とある。時間の余裕がありそうなので、せっかくだから前から気になっていた第9靡水呑宿を訪ねることにした。
”善女龍王”の石碑。八大金剛童子のうちの慈悲童子が住むところでもあるそうな。
”水呑宿 真済僧正遺跡”の石碑。帰宅後調べて、真済僧正は空海の10大弟子の一人であったと知る。古くはここから旧笹尾辻に直通する道があったと”森沢義信：大峰奥駈道 七十五靡”に書かれている。藪こぎしていこうかなと一瞬思ったが、時間と水の余裕のあるときにして、元来た道を戻ることにする。とはいえ、もと来た道がわからずに数十mほど沢沿いに下りてしまい引き返す。行く時と帰る時では景色がまるで違う。
3/15 7:48
”水呑宿 真済僧正遺跡”の石碑。帰宅後調べて、真済僧正は空海の10大弟子の一人であったと知る。古くはここから旧笹尾辻に直通する道があったと”森沢義信：大峰奥駈道 七十五靡”に書かれている。藪こぎしていこうかなと一瞬思ったが、時間と水の余裕のあるときにして、元来た道を戻ることにする。とはいえ、もと来た道がわからずに数十mほど沢沿いに下りてしまい引き返す。行く時と帰る時では景色がまるで違う。
道標の場所へ戻る途中で急な斜面に出た。どうもおかしい。道を間違えたらしいが、尾根筋へまっすぐ登ることにした。結果的には近道をいくことになり正解だった。
3/15 8:55
道標の場所へ戻る途中で急な斜面に出た。どうもおかしい。道を間違えたらしいが、尾根筋へまっすぐ登ることにした。結果的には近道をいくことになり正解だった。
大きな動物の寝床らしいのが。思い当たるのは熊しかない。まだ冬籠り中なのか。
旧篠尾辻（ワサビ辻）とあるが、山と高原地図にある地点ではない？標石の文字は読み取れない。
篠尾の集落。かっての奥駈修験を助けた人たちが住むところ。五大尊岳の登山口。
前々回の道迷ポイントに着いた。この道標では左下方と読める。ところが、道しるべの先方5mほどのところで下を見たら道が見えた。これが前々回の道迷い原因だった。
3/15 11:17
前々回の道迷ポイントに着いた。この道標では左下方と読める。ところが、道しるべの先方5mほどのところで下を見たら道が見えた。これが前々回の道迷い原因だった。
切畑辻。第8靡岸の宿は近くのはずだったが気がつかずに通り過ぎたらしい。
五大尊岳へと。大和高原地図にあるシャクナゲ群生地とあるのはこのあたり。
五大尊岳北峰が見えた。低い山に見えるがしたたかなやまで悪戦苦闘。一歩踏み外してねんざでもしようものなら里は遠く救援ヘリを呼ぶほかない。
3/15 13:04
五大尊岳北峰が見えた。低い山に見えるがしたたかなやまで悪戦苦闘。一歩踏み外してねんざでもしようものなら里は遠く救援ヘリを呼ぶほかない。
五大尊岳に大した苦労もなく着いた。ところがこの先の下りで悪戦苦闘することになる。油断大敵。不動明王像が行方不明になったとの説明。
3/15 13:23
五大尊岳に大した苦労もなく着いた。ところがこの先の下りで悪戦苦闘することになる。油断大敵。
不動明王像が行方不明になったとの説明。
不動明王像が行方不明になったとの説明。
新しく置かれた不動明王。”当山派修験道真言宗醍醐派近畿連合会”とある。般若心経を唱えて一服。
振り返ってみればえらい急斜面。降りるときには目が慣れたせいか、あまり急斜面には見えないのが不思議。
ふたたび振り返る。荷物が重くて疲れている時には、むしろ登りの方が安全な斜面である。つま先をひっかけないように慎重に降りた。
第6靡金剛多和（別名六道の辻）。ここは冥界への入り口だそうだが私にはまだ早すぎる。般若心経を唱えて通過。
大黒天神岳への登り口付近に水場の案内標識があった。いざという時のために確認したいところだが、先を急ぐ。この調子では明るいうちに熊野本宮に着くのは無理な気配になってきた。3/15 15:42
大黒天神岳への登り口付近に水場の案内標識があった。いざという時のために確認したいところだが、先を急ぐ。この調子では明るいうちに熊野本宮に着くのは無理な気配になってきた。
十津川を右手に見ながら尾根筋を歩く。無理して暗くなってからついても、あのおいしい”もうで餅”は買えそうにない。適当な場所があったらテントを張ろう。
3/15 16:23
十津川を右手に見ながら尾根筋を歩く。無理して暗くなってからついても、あのおいしい”もうで餅”は買えそうにない。適当な場所があったらテントを張ろう。
予定外のテント泊になったのでいささ水不足。飯を炊くのはあきらめてアルファ米、フキノトウ入りのかぼちゃスープ、干し肉、熊野ミカンで朝食。ミカンは水不足の時のよい水分補給になる。
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3/16 5:15
予定外のテント泊になったのでいささ水不足。飯を炊くのはあきらめてアルファ米、フキノトウ入りのかぼちゃスープ、干し肉、熊野ミカンで朝食。ミカンは水不足の時のよい水分補給になる。
第4靡吹越山の吹越宿。ここは大峰八大金剛童子のうちの徐魔童子が守るところだそうだ。
”たちのぼる月のあたりの雲消えて光あふるる七越の峰”。和泉葛城山の七越峠にもあるが、本当はどちらで歌ったのだろうか。西行は2回奥駈をしたそうだが、健脚だったのだなあ。それにしても、食料の調達はどうしたのだろうか。
3/16 9:58
”たちのぼる月のあたりの雲消えて光あふるる七越の峰”。和泉葛城山の七越峠にもあるが、本当はどちらで歌ったのだろうか。西行は2回奥駈をしたそうだが、健脚だったのだなあ。それにしても、食料の調達はどうしたのだろうか。
河原が見えた。渡れそうなところを物色する。水量からいって何とか渡れそうだが、みずは冷たそう。
対岸に桜が咲いている。ひょっとしたら熊野桜かも。折立を出てから初めてお目にかかった桜である。
橋から下流へいきすぎたので引き返したら、橋の袂から河原に続く舗道があった。
河原へ下りて対岸の大齋原へ渡るルートをさがす。靴のまま渡ろうかとも考えたが、靴の後始末が大変だし、靴下一枚だと万が一滑ったときにはまず間違いなく全身ずぶぬれになる。やめた。
3/16 12:12
河原へ下りて対岸の大齋原へ渡るルートをさがす。靴のまま渡ろうかとも考えたが、靴の後始末が大変だし、靴下一枚だと万が一滑ったときにはまず間違いなく全身ずぶぬれになる。やめた。
川底をのぞいたら緑色の藻”カワシオグサ”が。狼平の渓にもたくさんあった。食べてもうまくはないが毒はないそうなので、ミネラルやビタミン補給には役立ちそうだ。
3/16 12:14
川底をのぞいたら緑色の藻”カワシオグサ”が。狼平の渓にもたくさんあった。食べてもうまくはないが毒はないそうなので、ミネラルやビタミン補給には役立ちそうだ。
山にはヤマザクラ。熊野桜である可能性大だが、昼食を優先し調べに登るのは断念。
あっぷしてみたら、花びらの一部がピンク色で花序柄もほとんどないように見える。葉も出ている。熊野桜に間違いなし。最後の最後にお目当てのヤマザクラにであうことができた。
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3/16 12:53
あっぷしてみたら、花びらの一部がピンク色で花序柄もほとんどないように見える。葉も出ている。熊野桜に間違いなし。最後の最後にお目当てのヤマザクラにであうことができた。
熊野桜 続き。
”願わくば花のもとにて春死なん。この如月の望月のころ”
”願わくば花のもとにて春死なん。この如月の望月のころ”
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
新聞紙
ろうそく
マッチ
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
シェラフ
シュラフマット
檜笠
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感想
これまで3回大峰奥駈に挑戦しているが、いまだ完走ならず。南奥駈道を軽く見てきたのが間違いだった。そのため去年の秋には12日間苦闘の末遭難寸前で退却した。今回は、玉置山から熊野本宮までのコース下見と熊野桜が奥駈道に咲いているのか確かめたくて、テント持ちででかけた。3月の山歩きは、寒がりのおじいさんには難しい。体を温めるための食料をたくさん持てば重くなり、衣類もウール製品が必要、寝袋も冬用が必要、テントもツエルトでは寒すぎる。そんこんなで多分15kgくらいの荷物になった。これくらいまでだと、ほぼ普通のコースタイムで歩けることがわかったが、吉野からあるいてくるには、テント泊を最小限にして、途中での食料補給を弥山小屋と玉置神社駐車場の茶店でして、1gでも荷物の負担を減らし、テント設営による時間ロスを最小限にすべきだろう。テントもシングルウオールタイプのものにして、行動開始時間を早めようと思う。
熊野桜の花期は4月中旬ころまでのようである。百人一首の歌、”もろともにあはれと思え山桜はなよりほかに知る人もなし”（行尊僧上）は一説には小笹の宿で詠まれたそうだが、本当に小笹に山桜があるのだろうか。確かめてみたいものだが、今回の尾根筋ではまったく山桜らしいものにお目にかからなかった。弥山小屋の前の桜はたしか6月頃に咲くと聞いたことがある。ひょっとすると熊野桜に近い桜かもしれない。 前鬼やその近くの小池の宿跡ではどうなんだろうか。 昔の人は、たびたび訪れて長滞在する宿所の近くに桜の花を愛でたのかもしれない。 山桜と峯々を照らす月を愛でながらちびりちびりも悪くない。
��如何にして梢の隙を求め得て小池に今宵月のすむらん”（西行）
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昨年秋のヤマコレ拝見しています。私より10年先輩のAlpenrot様の熱意・気力に拍手です。ご家族の想いを配慮しつつ、長く登山を続けられることを祈っています。
人生１００歳の時代、天寿をまっとうすべく、こりないお爺さんの山旅は続きます。５月のオオミネコザクラ、６月のシャクナゲが楽しみです。
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