南斜里岳
- GPS
- 05:18
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,007m
- 下り
- 1,004m
天候 | 晴れのち曇り、のち雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
南斜里岳直下はアイゼンが必要です。スノーシューではちょっときついと思います。 海別岳の林道は除雪が入りました。T字路まで入れます。地図上に写真マークしてあります。 |
写真
感想
遠音別に行くつもりで早起きするが、ちょっと寝坊。ライブカメラの斜里岳と羅臼岳は晴れている。小清水を越えると斜里岳は晴れているが、海別は雲の中。そして遠音別も見えない。ロングコースで晴れないと意味は無い。呆気なく中止し、根北峠へ。アイゼンを借りていたのでさっそく使える南斜里岳を目指す。準備をしていると斜里岳に雲がかかり、また下り坂と別の所を目指しかけたが、雲が消えてきたので慌てた戻り出発。風もなく日差しがある。スキーのトレースが凍りついて伸びている。雪はうっすらと被っているのみ。ルートファインディングの時間ロスが勿体ないので、何も考えず巨木の疎林帯のトレースを進み、ぶっ飛ばす。南斜里は途中で左に曲がり沢を越えなければならないので、途中から気をつけながら進むが、ラッキーな事に南斜里に向かっているようだ。疎林帯を抜け、広場に出て展望が開け、東斜里と南斜里がドンと聳える。トレースは沢を下っていたが、標高を落とすのが勿体ないので、そのままトラバース気味に斜面を降り、反対の尾根に取り付こうと進むが、対岸の斜面の登りに思ったより苦労する。大きくジグを切ってやっとこさ尾根上に出ると広い回廊のように上に続いている。振り返ると海別岳とオホーツク海の沖に霞んで流氷が。そして南には標津山地が連峰のように連なっている。特徴的な尖峰と武佐が見える。対岸の尾根には東斜里岳が聳えている。
尾根上の雪はカリカリ、折角なので新兵器のアイゼくんを使ってみる。テレマークビンディング汎用のスキーアイゼンは、登りでもスキーを上げる必要が無く自然に歩ける。あまりにも自然過ぎて効き目が実感できない。が、全く滑らない。きっと効いてるのだろう。1278m凸を越えると平らになり、アイゼくんも刺さらないほど硬くなり、高下駄状態で進む。左奥に凍結した湖面が見え、屈斜路湖だと思っていたがどうやら摩周湖らしい。東斜里の奥にやっと斜里本峰が見えだすが、雲が多くなってくる。急斜面を前に借りてきたアイゼンを着け、ピッケルに変えて歩き出す。アイゼン歩行は初。とりあえず引っ掛けることだけをしないように注意し歩くが、意外と自然に歩ける。が、意外とふくらはぎに来る。風が無いのでそれほど注意することもなく、それほど危険な場所もなく、踏み抜きに多少苦戦しながら南斜里岳山頂に到着。高曇りだが斜里岳本峰も東斜里も良く見える。斜里岳は意外と高い凸が乱立している山だということに初めて気がついた。海別と標津山塊が良く見えないのは残念だが、斜里岳が見え、南斜里山頂に立てたということで満足。急斜面を降りると青空が出るが、北風が強くなってきた。アイゼンからスキーに変え、1278m凸に着くころには吹雪模様になり、シールを外し滑りだすが、滑りが全く駄目。何でこんなに下手糞になってしまったのだろう。重い雪とカリカリに苦戦しながら沢に下り、登りで見つけたオープンバーンに戻るが、慣れないアイゼン歩行のせいか飛ばし過ぎたせいか、左腿裏が攣り気味で攻めきれず。吹雪模様の対岸の尾根をトラバース気味に戻り、トレースに忠実に峠まで帰る。
帰り峠の下りで大きな鷹に会う。路上の何かを捕ったらしい。オオタカ?クマタカ?写真ばかり撮って双眼鏡で見なかった。
海別に行き、林道が除雪されているのを確認して、ウナベツ温泉へ。300円石鹸付無料ロッカー付き。洗い場5つの小さな浴場だが、久しぶりに入ったら良いお湯でした。網走経由で帰り、すごい久しぶりに止別駅でラーメンを食べた。原生花園にはガンの群れが来ていた。
やっぱりアイゼンは必要だ。買おう。
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