赤岳主稜(撤退)
- GPS
- 08:23
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,123m
- 下り
- 1,115m
コースタイム
天候 | 23日 晴れ 24日 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2月末のときより積雪していました。 文三郎道の階段は雪の急斜面になっていて、下りはスリップに注意が必要です。 |
その他周辺情報 | J&Nにて入浴とお昼をいただきました。 |
写真
感想
今週末は北岳の予定でしたが、だいぶ荒れているようなので来週に延期。そこで八本歯の頭とGW予定の源次郎尾根の練習のつもりで、急遽赤岳主稜行きを計画したところ、lunetteさんもOKとのことで行ってきました。
今回が初めてのアルパインクライミング。どうなることやらワクドキでした。土曜日は夕方から入山して幕営するだけの移動日。2月の部山行の時より積雪が嵩んでいて、アイゼンでの岩稜登攀トレには理想的かと思えました。行者小屋まで行きたかったけど、営業してないので赤岳鉱泉に幕営。コンビニ弁当を食べてさっさと消灯しました。
日曜日の未明は恐ろしく冷え込んで、シュラフから出るのが億劫なほど。アタックザックと60mロープを持って出発しました。文三郎尾根の樹林帯を抜けると弱い風が吹いてきて、雪の急坂を登っていても汗一つかきません。
2月に確認していた取り口への入口も見つけられ、トラバースしていきます。ステップが切ってあったので、けっこう楽に取り付きまで歩けました。間近で見るチョックストーンは思ったより小さく、真下の足場が狭いことの方が気になりました。
足元のロープスリングでセルフビレーを取り、1ピッチ目トップで登ります。チョックストーンは掴めるところが多かったので、あっさり登れてしまい、ちょっと拍子抜け。アンカーはルート半分くらいまでしかなかったので、終了点近くの岩にスリングをかけて中間支点にしてみました。
さて、ここまでは順調でしたが、lunetteさんのビレイで体が冷え切ってしまい、lunetteさんが終了点に着いた時には体の震えが止まらなくなり、両手の指も冷えてズキズキ痛んでました。lunetteさんも指が痛いと言うので、これ以上の登攀は断念し、懸垂下降で下りることにしました。
文三郎尾根に戻り、体を暖めるつもりで山頂を目指しましたが、ガスで何も見えないし、山頂の風はもっと強いだろうと、下山することにしました。下山中主稜を目指すパーティは何組もいて、「寒くて気が進まない」という方もいました。行者小屋の温度計は-12℃でした。
というわけで、寒さに負けて撤退してきましたが、暖かくなったらまたぜひ行ってみたいと思います。
また、積雪期のアルパインクライミングは、ウェアを充実させる必要があることも実感しました。とりあえずは無雪期の修行に励みます。
BBCさん、今回もお世話になりました。リードばっちりでしたね。
しかし寒かったですねー。あんなに冷えるとは思いませんでした。
1ピッチ目でBBCさんが支点構築している間に手先の感覚なくなり、
こりゃ、グローブ考えなきゃなんないな。と思いました。
ブラックダイヤモンドで中がフリースでオーバーが防水になっていてセパレーツになるものを着用していたのですが、行動しているぶんには快適ですが、止まると途端に指先が冷たくなりじっとしていると指の感覚がなくなってきます。
個人差にもよるのでしょうが(またはウエア事体を防寒対策しておけばよかったか?)次回は厚手のウール+オーバーグローブで試そうと思ってます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する