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Yamareco

記録ID: 1782786
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ハイキング
関東

【花追い田園散策】丹荘駅〜健康緑道〜金鑚大師・神社〜御嶽山〜こだま千本桜〜児玉駅【己21.3】

2019年04月06日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:34
距離
19.5km
登り
340m
下り
333m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:05
休憩
0:30
合計
4:35
9:40
27
10:28
10:29
33
青柳古墳群十二ヶ谷戸支群
11:02
11:11
12
11:23
11:24
7
11:31
11:32
4
御嶽の鏡岩
11:36
11:40
6
11:46
12:00
4
12:04
12:04
9
弁慶岩
12:13
12:13
8
12:21
12:21
27
12:48
12:48
24
13:12
13:12
63
こだま千本桜
14:15
児玉駅
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
往路:JR八高線丹荘駅
復路:JR八高線児玉駅
コース状況/
危険箇所等
ほぼほぼ一般道歩き。車の往来に注意。
御嶽山の麓では意外とフカフカ、上るにつれて道は狭く急になる。岩場もあり。

ベトナム語の飛び交う丹荘駅前で用を足して出発。
2019年04月06日 09:39撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 9:39
ベトナム語の飛び交う丹荘駅前で用を足して出発。
眼前に大耕地が広がる。
2019年04月06日 09:46撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 9:46
眼前に大耕地が広がる。
春の花が色とりどりに咲いている。
2019年04月06日 09:56撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 9:56
春の花が色とりどりに咲いている。
ようやく健康緑道(上武鉄道跡)に入る。
2019年04月06日 09:58撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 9:58
ようやく健康緑道(上武鉄道跡)に入る。
花の一つ一つが大きい。
2019年04月06日 09:59撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 9:59
花の一つ一つが大きい。
2019年04月06日 10:10撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 10:10
高山と子王山だろうか。
2019年04月06日 10:25撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 10:25
高山と子王山だろうか。
畑の中に古墳が3基4基。
2019年04月06日 10:28撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 10:28
畑の中に古墳が3基4基。
2019年04月06日 10:29撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 10:29
金鑚大師への道がこれで良いのか不安に思い、しばらく入り口でウロウロする。
2019年04月06日 10:49撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 10:49
金鑚大師への道がこれで良いのか不安に思い、しばらく入り口でウロウロする。
池田公園を経て金鑚大師に到着。
2019年04月06日 11:02撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:02
池田公園を経て金鑚大師に到着。
南無大師遍照金剛・・・って、こちらは天台宗の元三大師だった。
2019年04月06日 11:08撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:08
南無大師遍照金剛・・・って、こちらは天台宗の元三大師だった。
金鑚大師の桜
2019年04月06日 11:09撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:09
金鑚大師の桜
金鑚大師から若干足を伸ばすと御嶽山麓、金鑚神社の聖域に至る。
2019年04月06日 11:12撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:12
金鑚大師から若干足を伸ばすと御嶽山麓、金鑚神社の聖域に至る。
あちこちに罠が仕掛けられている。
2019年04月06日 11:18撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:18
あちこちに罠が仕掛けられている。
多宝塔
2019年04月06日 11:19撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:19
多宝塔
2019年04月06日 11:19撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:19
金鑚神社に参拝して奥の御嶽山へ。
2019年04月06日 11:23撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:23
金鑚神社に参拝して奥の御嶽山へ。
緩やかな登りもブランクがあると辛い。
2019年04月06日 11:26撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:26
緩やかな登りもブランクがあると辛い。
陽光を照り返す鏡石
2019年04月06日 11:31撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:31
陽光を照り返す鏡石
岩山展望
2019年04月06日 11:35撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:35
岩山展望
薄っすらと榛名
2019年04月06日 11:35撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:35
薄っすらと榛名
薄っすらと赤城
2019年04月06日 11:35撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:35
薄っすらと赤城
南側には御嶽山と同等の高さの山が並ぶ。
2019年04月06日 11:36撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:36
南側には御嶽山と同等の高さの山が並ぶ。
山間の集落は鬼石で、その奥は神流湖を挟む城峯山、雨降山だろう。
2019年04月06日 11:36撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:36
山間の集落は鬼石で、その奥は神流湖を挟む城峯山、雨降山だろう。
御嶽山本峰
2019年04月06日 11:36撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:36
御嶽山本峰
360度展望(狭い岩場なので足元に注意)
2019年04月06日 11:37撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:37
360度展望(狭い岩場なので足元に注意)
石仏が多く並んでいる。
2019年04月06日 11:40撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:40
石仏が多く並んでいる。
行場だったということもあり、本峰へ向けて道は狭く急になってくる。
2019年04月06日 11:43撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:43
行場だったということもあり、本峰へ向けて道は狭く急になってくる。
山頂直下は急登。
2019年04月06日 11:44撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:44
山頂直下は急登。
御嶽山山頂。
2019年04月06日 11:45撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:45
御嶽山山頂。
山頂からの展望は限られている。
2019年04月06日 11:46撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 11:46
山頂からの展望は限られている。
下山開始。
2019年04月06日 12:01撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 12:01
下山開始。
弁慶岩
2019年04月06日 12:03撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 12:03
弁慶岩
金鑚神社に戻る。
2019年04月06日 12:12撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 12:12
金鑚神社に戻る。
寄居駅まで歩こうかとも思ったが、児玉で留めることにする。
2019年04月06日 12:28撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 12:28
寄居駅まで歩こうかとも思ったが、児玉で留めることにする。
2019年04月06日 12:36撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 12:36
畑では春の仕込みが進む。
2019年04月06日 12:47撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 12:47
畑では春の仕込みが進む。
2019年04月06日 12:50撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 12:50
小山川、こだま千本桜に出る。
2019年04月06日 13:21撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 13:21
小山川、こだま千本桜に出る。
桜は五分〜七分咲きといったところか。
2019年04月06日 13:23撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 13:23
桜は五分〜七分咲きといったところか。
今回当初当て込んでいた御荷鉾山を見納めて小山川から上がる。
2019年04月06日 13:49撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 13:49
今回当初当て込んでいた御荷鉾山を見納めて小山川から上がる。
児玉駅到着。念願の金鑚寺社参拝と御嶽登拝といろいろな花見ができて結構良いハイキングだった。
2019年04月06日 14:14撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/6 14:14
児玉駅到着。念願の金鑚寺社参拝と御嶽登拝といろいろな花見ができて結構良いハイキングだった。

感想

3月の約20連勤と人事異動後の嵐のような1週間を経て、ようやく一息。
前任からの引継ぎも後任への引継ぎもろくにできないような職場環境では「働き方改革」など望むべくもなく、「早く帰りましょう」というアナウンスが空しく響くのみ。
愚痴はこのくらいにして、それでも山行は絶えずやっていこうと思う。なんとなれば山こそ我が力の源なればなり。山を訪れると元気になり、2週間も山行をしないと山の気が恋しくなる。この週末を逃せば好機は容易に再訪すべからず。
というわけで、山行の構想(計画ではない)を練る。

【前説(北面・南面両睨み)】
年の初めに南関東の山々を歩いたので、暖かくなってきた今頃は北関東でも歩こうと思い立つ。それで上武県境の上野村まで足を伸ばして父不見山、御荷鉾山界隈を考えたのだが、電車とバスで行くとなると尺が足らない。また、ちょうど桜が満開の時期、桜も楽しみたいと考えた時に結論は「時期尚早」。南に目を転ずる。
南では昨年ヤマビルの蠢動に早々退散した仏果山に目をつける。こちらなら盛りが過ぎているかもしれないが桜を楽しめそうだ。状況によっては高尾または橋本を終点とすることもできる。山行区域が定まり就寝する。

【前説やり直し(平成狸合戦ぽんぽこ)】
当日朝、目覚ましはなったものの、ここ最近の疲れ払拭しきらず、もう少し寝たい気分で結局7時前に起きた。
初動が遅ければ(私の場合、7時にまだ家にいるのは十分遅い)、歩ける尺も短くなるので、丹沢前衛には見切りをつけ、再び北方に目を転ずる。
折も折、前夜の金曜ロードショーで『平成狸合戦ぽんぽこ』を視る。私は本作を隠れた名作だと思っているのだが、その中でも最後の方の妖術によって田園風景が蘇るシーンには心洗われる心地がする。というわけで、一度訪れてみたいと思いつつ一山だけでは歩くに足りないとなかなか足を伸ばせなかった御嶽山に、田園風景と桜の楽しみを添えてセットで歩くこととして上武県境へ向かった。

【概要】
ちょうどよい八高線の便を捕まえて小ぢんまりとした丹荘駅に降り立つ。駅前にはハイキングコースの案内板があるものの、道標は十分とは言えず、手探り状態で健康緑道を目指す。健康緑道は、かつての上武鉄道軌道の跡で、直線に伸びた道と駅の跡に名残を残す。道中、GPSの電池が切れるというアクシデントが起きたが、幸いすぐにセブンイレブンがあり充電。ついでに食料も調達した。
緑道を離れてからは池田公園を経て金鑚大師・神社へ。住宅街からいきなり道が山の中に入っていくので、道標があるにもかかわらず大丈夫かしらとウロウロ。他に道が無いので突入すると、桜とツツジが満開の金鑚大師の側面に出る。
金鑚神社の奥が御嶽山である。なかなか木曽御嶽山に行けない上武の人々が行場としたこの御嶽山。どのくらい厳しい山道が待ち構えているのだろうかと思っていたが、今回歩いたルートは歩きやすかったようだ。岩山展望というピークからは360度の展望で、空気が澄めば榛名、赤城もより鮮明に見える。山頂は木々に囲まれていたが、結構満足できるものだった。今度は別のルートも歩き尽くそう。
御嶽山から来た道を戻り、児玉へ。小山川に並ぶ桜並木はまさに「千本桜」だ。丹荘駅前と同様、ベトナム人技能実習生または留学生と思わしき若者や、イスラム系の人など、観光地とはまた違った国際色である。
かくして、田園、金鑚大師・神社、御嶽山、桜に限らない春の花と見たいものは全て見ることができ、心洗われる気持ちで山行を終えたのだった。

【「故郷」について考え、駄文を書き連ねる】
『平成狸合戦ぽんぽこ』は故郷喪失の話である。「兎追ひし彼の山」も「小鮒釣りし彼の川」も時が経つにつれ失われていく。そもそも小さい自分に故郷で兎を追ったことのある者など齢60歳以上でもどれだけいるだろうかという今日、大多数の都市化された地域に生まれ育った人には、もはや故郷を偲ぶに即した歌さえ無い。
故郷を離れた人にとって故郷というと、たいていの人には憧憬と寂寥感を伴って、良いものとして映る。ほとんどの場合、故郷にいた時よりも今現在の生活の方が便利で快適であるにもかかわらず。一体何故なのだろうか。
それは結局、社会の荒波に揉まれる前、子供として守られ、ある程度自由に行動ができたということと、多感な少年期、青年期を過ごした故郷というものが自らの人格形成に大なる影響を与えていることが大きいかもしれない。良いことも悪いこともひっくるめて私という人格の一部になっている。
しかし、それだけでは故郷に対する寂寥感を伴う憧憬の説明としては足りない。故郷への思いには何かしら寂しさのようなものが付きまとう。それは自分ではどうにもならない、手の施しようのない喪失、風化への諦めであり、悲しみなのか。
私が子供の頃、小学校手前の道は舗装されていなかったが今は完全舗装。家からちょっと歩けば何町歩も広がっていた水田は今は「〇〇台」という新興住宅地となった。遊んでいた小川は暗渠になった。ついでに実家も建て直して私の部屋は無くなり、全然アットホームな気持ちにならない。
自分史を書いたノートがいつの間にか書き換えられたり墨塗りされているような気持ち悪さ、そして悲しさ。喪失感。私の生まれ育った地は、もはや私の故郷ではないという気さえしてくる。そうしたことを踏まえると、故郷への憧憬というのは、本当は、想像上の、「理想の故郷」に対する思いなのではないか。棚田ブームや軍艦島人気などもその類なのかもしれない。(だとすると、あまりにも観光地化しすぎた所は、所詮ただの観光地でしかなく、人の心に響くことは無いのだろう。)

【総括】
北関東に今年の初手を打つか、ヤマビルの活動が活発化する前に丹沢山域を歩くかは持ち越しとなった。いずれにせよ、決めたら迅速にやることが肝要である。

〜おしまい〜

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