『約束された八ヶ岳ぶる〜』 北横岳＆雨池雪原
gg_
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 999m
- 下り
- 986m
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- 山行
- 7:00
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 8:01
実際は山麓駅〜山頂駅間は主にゲレンデ隅を歩いた
| 天候 | 曇のち八ヶ岳ぶる〜 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
※4/1〜19 RW運休 山麓駅WC使用可 山頂駅WC使用不可 ※3/31 スキー場終了 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
◆〜三ツ岳〜雨池山〜雨池峠 降雪の為かトレース薄又は無し 股踏抜きあり 雨池山の登りはすねラッセル ◆雨池峠〜雨池 トレース薄で時折踏み抜き 全区間として印もあり道は明瞭 |
写真
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暴風ガスガスなんですが...
”約束された八ヶ岳ぶる〜”は何処
もはや縞枯山方面へ行く体力＆時間＆気力なし
感想
久々のヤマレコ。山行自体も少なかったが、レコ作成が面倒でほとんどアップしていない（皆様、私は何とか生きております）。
今年は積雪が少ないとのことだが、ここに来て雪が降ったようだ。私としては早く夏山になって欲しい所なのだが、折角なのでスノーハイクを楽しもうかと物色する。色々と見ていると、何となく八ヶ岳あたりが良さそうだ。私の低山雪山装備でも対応できるだろう。最初は硫黄岳か蓼科山を検討していたが、北横岳周辺のスノーハイクレコが素敵だったので、触発されてこちらへ登ることにした。
北横岳RWのHPを拝見したら、スキー場はクローズ、RWは運休らしい。どうせ下から登るつもりだったし、ハイカーも少なそうだから静かな散策ができそうだ。RW駐車場に到着して3時間ほど仮眠。ここ最近雪が降っているようなので、スノーシュー、8本爪アイゼン、チェーンアイゼンを持ち万全を期す。さらには、お湯一杯の山専ボトル（1ℓ）に、コッヘル＆バーナーまでもザックに入れるという小心ぶりも発揮。まぁ他にも色々と小物を詰め込んでザックが重い。これが毎度ながら後々苦労することとなる。
閑散とした山麓駅駐車場からスタート。登山道がよく分からず、ゲレンデ隅を歩かせてもらった。予報では早朝は曇空で、一気に快晴へと変わる予定...なのだが、山頂はどんよりと厚いガスで覆われ、何となく風も強そう。今日は”約束された八ヶ岳ぶる〜”を堪能する予定だが果たして大丈夫だろうか？
何とか山頂駅に到着するも、以前として暑い雲に覆われ、強風が吹きつける。このままでは”八ヶ岳ブルー”ではなく”八ヶ岳ブルブル”である。暫く様子を見ていたが埒が明かないので、とりあえず北横岳を目指す。昨年あたりから、重いザック（といっても大したことはない）を背負うと肩や腰が痛くなってくる。ということで、無意味に重いザックなどは北横岳ヒュッテで投げ捨て、空身で山頂へ向かう。しかし山頂は未だガスガス暴風。鈍感故の寒さ耐性ある私でもとても我慢できないほどなので、木々の中に駆け込み、ガスが晴れるのを待つことにした。
しばらくすると、北峰の辺りが見えるようになってきた。「お！ついに来たか？もっと風よ吹け〜ガスなど吹き飛ばしてしまえぇぇぇ〜」などと、先ほどまで極寒の暴風に愚痴ってた同じ口とは思えないセリフを吐く。哀れなオッサンハイカーの願いが届いたのだろうか、みるみる晴れ渡る空。ついに”約束された八ヶ岳ぶる〜”劇場の開幕である（”八ヶ岳ぶる〜す”にならなくて本当に良かった...）
白い帽子を被った独立峰の如き蓼科山を眺める。まだ少々ガスで覆われているが、この後は何とか期待できそうだ。今日は縞枯山を経由して、素晴らしい展望の茶臼岳展望台まで行こうかと考えていた。しかし、三ツ岳の荒々しい岩稜を眺めていると、何となく行ってみたくなったので、あまりよろしくないが予定ルートを変更して”積雪期岩稜稜線縦走”と洒落込むことにした。
三ツ岳への分岐からは、踏み跡がなくなり、新雪に足を取られ始める。時折股まで踏み抜くのだが、この後の岩を考えると、スノーシューにチェンジするのも億劫でアイゼンのまま突き進む...またしてもただの歩荷になってしまいそうな激安＆激重スノーシュー。
雪を纏った岩稜の荒々しい姿は、恐ろしくもあり美しくもあった。まぁ苦労して来たかいがあったというものだ。岩で踏抜くと大怪我しそうなので、一歩一歩確かめながら確実に歩を進める。途中踏抜いた拍子にサングラスを落とし、探しに戻るというトラブルもあったが、何とか三ツ岳を縦走することができた。雨池峠までのルートを確認しつつ眺めていると、ひときわ目立つ白い空間があった。どうやら雨池のようだ。そういえば他の方のレコにその幻想的な風景が載っていた。またしてもルート変更して「雨池を目指そうかなぁ」と思い始める。
雨池山まで一旦下って登り返す。その登りは脛ラッセルであった。実は1月に鈴鹿の御池岳に登ったのだが、ラッセルで思いの外苦戦してしまい心折れてしまった（まぁいつも折れてますが）。不慣れという事もあるが、雪山は少々苦手なのかもしれない。今回も小休止を繰り返しボロボロになりながら山頂到達。この頃には、縞枯山＆茶臼岳縦走などという考えは露ほどもなく、雨池へのお気軽スノーハイクへと頭は切り替わっていた。
しかし、実際のところ雨池まではそれほど甘くはなかった（後から調べたら、縞枯山よりも標高差、距離共に倍くらいあるではないか...）。林道出合ってからもノートレースで、辛いけど気持ちが良い。しかし思ったよりも雪が深いので、ここでやっとスノーシューに履き替えることにした。暫くその快適さに喜んでいたのだが、何となく左足に違和感を感じた。調べてみると何とバックルが破損しているではないか。平坦なところは良いが、登り下りではちょっと使えそうになかった。進退窮まるような状況でなく良かったが、やはりリペアの必要性を感じた。
そんなトラブルに見舞われながら、何とか雨池に到着。急に現れた雪原に思わず息を飲む。昨年夏に訪れた雨池の記憶もまだ新しいので感動も一際である。荷物を下ろし、ゆっくりその景色を楽しむことにした。本来なら、ここでカップラーメンとするところなのだが、ここまでで行動食をむさぼり食ったせいかお腹が空いていない。少しでも荷を軽くしたいので、頑張って運んだ1ℓのお湯を雨池の雪解けに貢献させていただいた（涙）。
【雨池雪原？】
その後、雨池峠まで何とか登り返しホッと一息。縞枯山の登り口から目線を逸らしつつ、縞枯山荘を目指す。ここも、昨年夏に訪れた際、その牧歌的風景に感動したのを覚えている。山間に広がる雪原。その中に山荘はあった。「あぁ、やっぱりここはいいねぇ」いつか泊りたい山小屋リスト（私調べ）の中でも、ランキング上位に位置する小屋だ。
そこから坪庭を経由したが、雪に覆われていて岩があまり見えない。ここはもう少し雪解けした方が景観を楽しめそうだ。山頂駅で作業中の方々とハイカーさん4名に出会った。山行途中で出会ったハイカーさんは1名だけ（北横岳ヒュッテ付近）という静かなスノーハイクであった。下山もゲレンデ隅を歩かせていただきながら、中アや南アなどを望む。雪の赤岳など南八の迫力ある山容が見えてしまうと「やっぱり茶臼岳まで行った方が良かったかなぁ」などと脳裏をかすめるが、いやいや三ツ岳＆雨池を選択したのは悪くないと思い直す。いつか硫黄岳か天狗岳から眺める事にしょう。痛い肩と腰に苦しんだが、何とかゴールして「ボッチなオレお疲れしゃん」と呟く。ホッとしたら小腹が空いたので、結局駐車場で湯を沸かしてラーメン食べた。本当に何のためにお湯1ℓも運んだのやら...
久々の山行。予想通り体力＆筋力の低下はいかんともしがたかったが、また少しづつ鍛え直して、今年もアルプスロングハイクに挑戦したいと思う”豆腐メンタル中年ハイカー”春の訪れであった。
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ADFX-02Morgan さん
翌日同ルート行きましたohanaです。
トレース&素敵なレコアップありがとうございます(^^)雪深いところを歩かれた大変さがよくわかり、改めてパイオニアに感謝します。
写真の八ヶ岳ブルー、どこ切り取っても素敵ですね~
私もこんな景色が見たかったです。私は八ヶ岳ぶるぶるのほうだけでしたw
ohanaさん コメありがとうございます
苦労してズボズボと踏み跡残した甲斐がありました
拙いトレース使っていただいてありがとうございます
とは言っても、
私が不慣れなだけで実際のところ大して積雪ではなかったですよね
翌日の天候はイマイチだったようですね...
私も早朝は曇天＆暴風でどうなることかと思いましたが
予報通りの天候回復で良かったです
次回は八ヶ岳ぶる〜を満喫できること願っております
こんばんは ggさん
お久しぶりです。レコあげるのも大変です。私は記録用でせっせと残してます。
この景色、久しぶりに見ました。懐かしい。私が行ったときは曇ってました。雨池を横断したことが懐かしい。スノーシュー履いて膝ラッセルでした。
青空が見えるなんていいなあ。青と白と緑の世界。もう一度味わえたら。
お久しぶりです sireotokoさん
レコだんだん億劫になってきております...
貴殿のように高頻度の山行にもかかわらず
きちんと記録残されてるのには脱帽です
写真アップとコースタイムまでは作成するのですが
その先に進まずそのまま放置です
雨池横断されたんですか
私も真ん中くらいまで行きたかったのですが
勇気が足りませんでした（まぁヘタレですので致し方ない）
今回は念密に天候チェックして決行しました
以前なら多少天候が怪しくてもでも遠征したものですが...
最近は確約ないと足が向きません
こんにちは。
お久しぶりです。
このルートは秋に歩きましたが、牧歌的な風景の中を楽しく歩いておりました。
ノートレースの冬場となると、さぞや大変だったことでしょう。
三ツ岳の岩々地帯は、雪がつくとどこか落とし穴か分からず、怖かったのでは？
おまけにRWも使わず（休止中では使えませんね）お疲れ様です。
でも北横からの綿帽子蓼科と八ブルー、それにナント行っても雨池ホワイトは最高ですね
私も雨池ホワイト見てみたいです。
ｇｇさんらしい、楽しいレコでした
totokさん ご無沙汰してます
北八は変化に富んでいて見所沢山あり素敵な所ですよね
今回も青天の雪景色を楽しめて嬉しかったです
三ツ岳の岩と雪のMIXは油断なりませんねぇ
難易度がそれほど高くないだけに思わず油断してしまいそうです
踏抜いて岩の隙間に落ちたらちょっとヤバそうですよね
機会ありましたら
是非雪の雨池横断してみて下さいな
ggさん こんばんは。
いきなりですが、パワーロスが嫌なのですぐにアイゼン装着。
同じく！メッチャ良く分かるので、思わず笑ってしまいました。
少し滑っただけで超！損した気分になるんでよ！私も。。
当日は前日まで完全な晴れマークの予報が、天気の回復遅れましたね。
ですが、その分晴れてからのテンション上がる！そんなシチュエーションだと思いました。やはり八ヶ岳ブルーは綺麗で、絵になりますね。
それと三ツ岳は、さぞかし大変だったと察します。
最近山で出会った人からも、三ツ岳のラッセルは半端ないと聞かされたので。
久しぶりの雪山、たいへんご苦労様でした。
ゆっくり休んでください。
rupmoさん コメありがとうございます
私もパワーロス凄く嫌です
序盤の林道歩きでもすぐにチェーンアイゼン付けます
何なら泥道でも使いたいくらいです...
北横岳山頂の木々に避難している間
「こんはずじゃないのに...こんなはずじゃないのに...」
ブツブツとぶーたれてましたよ
一気に晴れ上がった時は毎度のことながら嬉しいものです
山での最高の瞬間ですよね
私がヘタレなだけで
実際の所ラッセルという程の事はなかったですよ
貴殿のようなラッセルフェチにとっては
あまりにも歯ごたえなかったことでしょう
ggさんこんばんは(^o^)
まさかの、同じ日に八ヶ岳山系登ってました( ^ω^ )
我々は南の編笠山でしたが、出だしの曇り&強風が嘘のように見事な八ヶ岳ブルーにポカポカ陽気の天国ハイクに様相が変わりましたね❗️(o^^o)
私も冬山装備はあれもこれもとチキン装備をするので腰と背中、肩にきます(ｰｰ;)
また今年もロングハイクの季節が巡ってくるわけですね、楽しみにしてます(*^ω^*)
mako_hattoさん コメありがとうございます
レコ拝見しました
そちらでも八ヶ岳ぶる〜を漫喫できたようでお互い何よりでしたね
それにしても南八の山容は迫力ありますね
アップで赤岳の雄姿を見たかったなぁ
冬装備は辛いです
「備えあれば憂いなし」は登山にとって大事なことですが
とはいえ”重さ”もリスクと言えますからね
もう少し荷物減らせるはずなのですが...無駄が多い
肩と腰がすぐに痛くなるんですよ
肩荷重と腰荷重を交互に繰り返してごまかしますが
最後は両方ともOUTになり悶絶してます
夏山のアルプスが恋しくなっています
お二人も精力的に登ってらっしゃいますから
今年も色々と計画されてるのではないですか？
アルプスのハイシーズンはすぐに終わっちゃいますからね
ggさん，こんばんは。
北八ヶ岳もまだまだ雪がありますね。
ロープウェイはスキーシーズンが終わって，
グリーンシーズンに向けてメンテナンス中ということですか？
あのロープウェイは通年営業ですよね？
ロープウェイなしで，歩いて登り下り，お疲れさまでした
高いお山には，まだまだあと2ヶ月ぐらいは雪がありますね。
もうちょっと雪を楽しみに行きたいですね
hushiyamaさん ご無沙汰してます
雪が降ったのでモフモフの雪道でしたよ
私はアセアセ＆ヒイヒイでしたけど
RWはどうやら点検整備のようでした
動かしていましたので
恨めしそうに眺めていましたが乗せてはもらえませんでした
夏山が恋しくなってはおりますが
残雪のアルプスに後数回は行ってみたいところです
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