桑谷山☆巨杉とイワウチワに遭う山旅
- GPS
- 03:05
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 632m
- 下り
- 635m
コースタイム
- 山行
- 2:59
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 3:06
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
雨の予報ではなかったものの、朝から雨が降り続いている。すぐにも止むだろうと思った雨が上がったのは10時近くになっていた。夕方には出張で東にむかう新幹線に乗り込む必要があるのだが、出張前の軽い山行に桑谷山を周回する山行を考える。
寺谷川に沿って、峰定寺へ向かう道に入る。桑谷林道のとの合流地点には広い駐車適地がある。桑谷林道に沿って歩き始める。林道の法面には深山片喰を見かけるが、ほとんどが蕾の状態であり、開花したものも先程までの冷たい雨で、すっかり花を閉じて俯いてしまっている。
林道にはすぐにも多数の杉の倒木が出現する。おそらく昨年の台風によるものだろう。倒木を越えるかすかな踏み跡があるように思われる。踏み跡に導かれて倒木を越えていくうちに、しばらくすると林道上の倒木は少なくなり、歩きやすくなる。30分程歩いたところで登山口に辿り着いた。
尾根への取り付きは急登であるが、尾根が緩やかになると途端に林には見事な台杉が次々と現われる。
尾根の上部に至るとイワウチワの大群落が出現する。大部分はまだ蕾の状態ではあるが、わずかに花が咲いている株がある。ピンク色の花に混じって真っ白な花も見られる。あともう一週間もすれば、満開となるのだろう。
桑谷山は遠くからでも見て取れる双耳峰が特徴である。東峰のピークは登山路が稜線に出た地点からわずかに東に進んだところにある。山頂のあたりの地面はすっかり雪に覆われている。一昨日から昨日にかけて降った雪だろう。山頂広場は倒木で荒れている。山頂標のそばではマルバマンサクの花が春を告げていた。
東峰のピークからは西峰への吊尾根は倒木で荒れている。北東の方向を振り返ると真っ白な武奈ヶ岳が目に入る。山頂の周りの樹々は見事に霧氷を纏っているようだ。
西峰からはまずは南西方向にすすむ尾根を辿ることになるのだが、尾根上には明瞭な踏み跡がついており、東峰からの吊尾根よりも歩きやすい。尾根を下り始めると、こちらの尾根でもイワウチワの花がちらほらと咲いている。
尾根を進むと岩稜地帯となる。踏み跡は尾根の左手をトラバースしているようだ。岩稜からは展望が開けており、皆子山、峰床山方面を望む。尾根を先に進むと、再び展望の開けた伐採地となる。伐採斜面には大きな杉の樹が存在感を放っている。
その先のピークからは左手の尾根を進む。広々とした尾根を進むうちに754m峰へと辿り着く。尾根上にはピンクのテープが出現するが、テープを追ううちに林道の入口へと向かう尾根を通り過ぎて東に進みすぎてしまっていた。このまま尾根を東に下る方法もあるかもしれないが、等高線の間隔が尾根の下の方では急峻だ。南側の斜面をトラバースして目指す尾根に乗ると、尾根を緩やかに下る。最後は桑谷の沢を渡渉して林道の入口に帰り着く。
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