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Yamareco

記録ID: 1792304
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

アカンダナ山

2019年04月13日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
09:42
距離
7.0km
登り
800m
下り
798m
歩くペース
ゆっくり
1.61.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:26
休憩
0:17
合計
9:43
6:06
358
スタート地点
12:04
12:21
208
15:49
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道158号線冬期ゲート前に駐車
冬季閉鎖中の国道158号線(安房峠)のゲート前から出発。車道は歩かず右の斜面に取り付く
2019年04月13日 06:09撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
4/13 6:09
冬季閉鎖中の国道158号線(安房峠)のゲート前から出発。車道は歩かず右の斜面に取り付く
所々に笹が出ている
所々に笹が出ている
電線を通過
その後、国道に合流。しばらくは国道歩き
その後、国道に合流。しばらくは国道歩き
国道を離れアカンダナへ取付く
国道を離れアカンダナへ取付く
樹林の薄い樋状の斜面を登る。次第に斜度があがり、ここでアイゼンを装着。右岸を選ぶが、突破できそうにないので左岸にトラバース
2019年04月13日 09:18撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
4/13 9:18
樹林の薄い樋状の斜面を登る。次第に斜度があがり、ここでアイゼンを装着。右岸を選ぶが、突破できそうにないので左岸にトラバース
トラバースすると樹林の薄い斜面があった。復路はこちらを使って快適に降りることができた
トラバースすると樹林の薄い斜面があった。復路はこちらを使って快適に降りることができた
標高1960mの緩斜面でワカンを追加。。ワカンの刃が雪面側にあるので、アイゼンの効果はイマイチ(失敗)。ユルユルの急斜面の降下では踏み抜き覚悟でアイゼン単体に替えるべきだった
2019年04月13日 10:32撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
4/13 10:32
標高1960mの緩斜面でワカンを追加。。ワカンの刃が雪面側にあるので、アイゼンの効果はイマイチ(失敗)。ユルユルの急斜面の降下では踏み抜き覚悟でアイゼン単体に替えるべきだった
アカンダナ上部は、ツリーホールがそこら中にあって、とても怖い
2019年04月13日 11:49撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
4/13 11:49
アカンダナ上部は、ツリーホールがそこら中にあって、とても怖い
山頂らしい。読み取れないけど
2019年04月13日 12:02撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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4/13 12:02
山頂らしい。読み取れないけど
山頂からは焼岳方面も見えた。あちら側は登山者が見えた
2019年04月13日 12:05撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
4/13 12:05
山頂からは焼岳方面も見えた。あちら側は登山者が見えた
笠ヶ岳も
2019年04月13日 12:06撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
4/13 12:06
笠ヶ岳も
霞沢岳かな
2019年04月13日 12:17撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
4/13 12:17
霞沢岳かな
謎肉で昼飯
2019年04月13日 12:17撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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4/13 12:17
謎肉で昼飯
下山時。足を滑らせて、隠れていたツリーホールに落下(這い上がった後に撮影)
2019年04月13日 13:12撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
1
4/13 13:12
下山時。足を滑らせて、隠れていたツリーホールに落下(這い上がった後に撮影)
手を伸ばしても届かない深さ。マジか
2019年04月13日 12:57撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
2
4/13 12:57
手を伸ばしても届かない深さ。マジか
標高1960m付近までは慎重に降りた。ここで一安心
2019年04月13日 14:03撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
4/13 14:03
標高1960m付近までは慎重に降りた。ここで一安心
笹の出た急斜面を避けて緩斜面から車道歩きで戻る
2019年04月13日 15:40撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
4/13 15:40
笹の出た急斜面を避けて緩斜面から車道歩きで戻る
ひらゆの森で夕食。朴葉味噌の飛騨牛のせで無事生還を祝杯
2019年04月13日 17:17撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
1
4/13 17:17
ひらゆの森で夕食。朴葉味噌の飛騨牛のせで無事生還を祝杯

装備

個人装備
ザック(1) GPS・地図(1) ファーストエイド・ツェルト・リペア類(1) 着替え・予備グローブ(1) ダウン・目出し帽(1) 保存食・行動食・水(1) サングラス(1) ヘッデン(1) アイゼン(1) グローブ(1) ビニール袋(1) ストック(1) ワカン(1) ツェルト(1)

感想

アカンダナ山は登山道は勿論、テープ類も一切無いルートで、当日の入山者は自分のみ。降雪直後だったので残雪期の汚れた雪面ではなく純白ノートレース。視界もあり笠〜焼〜西穂〜霞沢〜乗鞍の展望を独占した。また、残雪期の晴天で暑かった。
最後はシャツ1枚になるほど気温は上昇。日なたではアイゼン団子、樹林帯の日陰は膝下ラッセルとなり、アイゼン・ワカンとも大活躍だった。

残雪期ならではの厳しさも経験する。標高2000m以上でのツリーホール。底が見えない穴が、これでもかと出現し、踏み抜きに悩まされた。というか下山時にハマった。。。
山頂直下のゆるゆる腐り雪となった急斜面で、足を滑らせ深さ3mはある隠れツリーホールに落ちた。内部は広くて、身体を自由に屈めザックから荷物を取り出せるほどの大きさ。形状的としては、ツリーホールというより急斜面の凹みに隙間が出来たようだった。幸運にも急傾斜を滑り台のように足から滑り落ちたのでケガはなかったが、手を伸ばしても穴の縁に届かない深さ。
脱出だが、穴の上部は固いザラメで下部は凍結。(もともとの広さもあり)上部を崩しても埋没する恐れはなさそう。滑落時に両手に持っていたストックの1本は飛ばされてしまったが、1本は手元に残った。また、ザックに括りつけてあったピッケルも無事。そのため、穴の縁手前をピッケルで、最上部をストックで広げると、雪に埋まっていた木の枝が出てきた。その後は、凍結した下部にステップを切りつつ、枝を掴んで穴を抜け出した。

2000mちょっとだし残雪期だからピッケルは不要かも。と甘い考えをしていたけど、ピッケルは持っていって大正解。落ちた後も、ゆるゆるになった急斜面では、踏み抜きが怖くて後ろ向きでピッケルを押し込んで降りる状況だった。

今期の雪山登山は(ゲレ滑走を楽しんだので)日帰りのこの1本だけになりそうだけど、、、とても濃い山行になった。

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