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Yamareco

記録ID: 1792750
全員に公開
雪山ハイキング
北陸

高杉山

2019年04月13日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
13.3km
登り
1,374m
下り
1,374m

コースタイム

日帰り
山行
7:34
休憩
1:03
合計
8:37
6:16
54
スタート地点
7:10
7:15
32
小口川第二発電所
7:47
7:55
181
導水管最上部
10:56
11:43
119
13:42
13:45
25
導水管最上部
14:10
14:10
43
小口川第二発電所
14:53
ゴール地点
トレースは手書きでかなり適当です。
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス 有峰林道小口川線入口を目指します。常願寺川上流の大川寺前交差点から県道43号を辿り、牧集落を通過してしばらくしたら道案内に従い右折して道なりに行けば水須連絡所です(今はまだ林道開通前なのでゲートが閉まっています)。連絡所前に駐車場があります(公衆トイレは閉鎖中)。
立山へ向かう県道6号を利用する場合は芳見橋交差点まで行って右折、常願寺川を渡り突き当りを右折して常願寺川左岸を戻るように行きます。
県道6号から最もアクセスの良いルート(富山地方鉄道ガードを潜ったらすぐ右折して橋を渡る)は通行止めになっています。
車が軽四の場合は横江頭首工(尖山登山口駐車場交差点を常願寺川方向へ)の連絡水路橋が通行可能ですが本来は関係車両のための通路らしいのでその辺は自己責任にて。
コース状況/
危険箇所等
登山届ボックスなどはありません。

当日の状況です。

有峰林道小口川線を徒歩で辿ります(取りつきの発電所まで最低限の落石除去はしてあるので今は自転車でもいけると思います)。
序盤にトンネルが3つあります。2番目のトンネルは長いのですが明かりがついているのでヘッドランプは不要です(それでも少し暗いところがあります)。そこそこ歩いたら二股に右に入る道があるのでそちらへ行きます。小口川を渡って左に行けば小口川第二発電所があります。門は開いていますがそこに入らず、右側の踏み跡を辿って(石垣の上を通行してちょっと怖いですが)回り込めば導水管に出ます。手すりをまたいで導水管通路に降り立ちひたすら階段を登ります。
最上部まで来たらサージタンクがあります。そこからきついやぶ漕ぎで尾根を登ります(サージタンク左側から登った方が登りやすいです)。しばらくすれば藪はきつくなくなります。標高1000mまでは雪があったりなかったりの尾根です。
1000mから上は基本的に雪上歩行ですが、途中の細尾根でかなり地面(+藪)が露出している区間があります。
この山の尾根は凹凸が多く体力が削られます。また、植生が杉主体なので見通しが悪く、現在位置をロストしやすいと思います。行きはさほど難しくない(といっても広尾根では変なコース取りをしがちです)のですがノートレースの初見で下山する場合はGPSなりの補助が必要かと思います。
サージタンク以降の往路注意点
・序盤のやぶ漕ぎではストックをしまった方が良いと思います(藪が逆目なので)。
・二重山稜、三重山稜が散見されますが凸凹で余計な高度を稼がないようにするため谷側を使った方が良いかも(但し見通しが悪くなるデメリットもあるのでなんとも言えず、自分は山側を選択しました)。
・湿雪でしんどくなったらさっさとワカンなりスノーシューをつけた方が良いです(自分はツボ足で長く頑張りすぎました)。
・この山の踏み抜きは深さが半端ないです。はまるのは仕方ありませんが心の準備はしておいた方が良いです。
復路注意点
・事前に地形図を予習して別尾根に迷いこみやすいところをチェックしておくと良いです。
・1260〜1280m地帯はトレースがないと難易度高いです。コンパスワーク(あるいはGPS)なしの初見(周回コースの降り等)はお薦めできません。
・1151ピークで右へ方向転換しますが直後(1110m)に左へ方向転換します。ここも往路トレースを見ずにぼーっとしていると見落とすと思います。
・その直後(1080m)にまた二股尾根になっています(正解は右ですが、左に寄っていない限りは分岐だと意識しないかも)。
・1004m地点も意識的に左方向へ曲がらないとサージタンクへの尾根を見落とすと思います(勘違いもあったのですが自分のトレースがなければ直進して別尾根に入っていました。というか、自分のトレースと合流するだろうと思って少し入ってしまいました。思い込みは本当に怖いです)。
水須連絡所が出発点、序盤は有峰林道を徒歩で行きます。駐車場には車が一台ありました(先行者?)。
2019年04月13日 06:16撮影 by  N01F, DoCoMo
4/13 6:16
水須連絡所が出発点、序盤は有峰林道を徒歩で行きます。駐車場には車が一台ありました(先行者?)。
発電所建物の脇を抜け、導水管に到達。ひたすら階段を上ります。
2019年04月13日 07:15撮影 by  N01F, DoCoMo
1
4/13 7:15
発電所建物の脇を抜け、導水管に到達。ひたすら階段を上ります。
階段終了地点のサージタンクを見ています。
2019年04月13日 07:36撮影 by  N01F, DoCoMo
4/13 7:36
階段終了地点のサージタンクを見ています。
サージタンク直下には小口川第三発電所へ向かう水平道があります。先行者の真新しいトレースはこちらに向かっていました(熊尾山アタック?)。右手の囲いの中には小型ショベルカーが格納されていました。
2019年04月13日 07:47撮影 by  N01F, DoCoMo
4/13 7:47
サージタンク直下には小口川第三発電所へ向かう水平道があります。先行者の真新しいトレースはこちらに向かっていました(熊尾山アタック?)。右手の囲いの中には小型ショベルカーが格納されていました。
サージタンク前から富山広域圏クリーンセンターを中心に見ています。右手にちょこんと見えるピークは尖山、写真下部は索道施設で有峰林道小口川線も少し見えています。
2019年04月13日 07:55撮影 by  N01F, DoCoMo
4/13 7:55
サージタンク前から富山広域圏クリーンセンターを中心に見ています。右手にちょこんと見えるピークは尖山、写真下部は索道施設で有峰林道小口川線も少し見えています。
杉の巨木。山行中はこのような巨木が次から次へと出てきます。
2019年04月13日 08:17撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 8:17
杉の巨木。山行中はこのような巨木が次から次へと出てきます。
1004mポイントあたりになると雪がつながって来ます。
2019年04月13日 08:45撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 8:45
1004mポイントあたりになると雪がつながって来ます。
右手に見えるのは1109.8ピークだと思います。尖山の山頂展望図には「水須山」として紹介されていたと思います。
2019年04月13日 09:15撮影 by  N01F, DoCoMo
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右手に見えるのは1109.8ピークだと思います。尖山の山頂展望図には「水須山」として紹介されていたと思います。
右下に見える切断面が平らになっていて左上の枝切断跡も切断面がきれいです。人の手が入っていると思います。
2019年04月13日 09:50撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 9:50
右下に見える切断面が平らになっていて左上の枝切断跡も切断面がきれいです。人の手が入っていると思います。
ここは杉巨木ファンにはたまらない山でしょうね。
2019年04月13日 09:54撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 9:54
ここは杉巨木ファンにはたまらない山でしょうね。
ブナが並木のように直列しているように見える箇所です。
2019年04月13日 10:23撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 10:23
ブナが並木のように直列しているように見える箇所です。
おそらく1300m付近で後ろを振り返っています。
2019年04月13日 10:31撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 10:31
おそらく1300m付近で後ろを振り返っています。
数日前の新雪が湿雪になってしんどいです。
2019年04月13日 10:37撮影 by  N01F, DoCoMo
4/13 10:37
数日前の新雪が湿雪になってしんどいです。
もうすぐ頂上ですが平野部の展望ポイントがあります。手前の山は水須山(この呼び名はあまり一般的ではないようですが)です。右端の杉木立から登ってきています。下山時は左側の谷へ行かないよう注意です。
2019年04月13日 10:53撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 10:53
もうすぐ頂上ですが平野部の展望ポイントがあります。手前の山は水須山(この呼び名はあまり一般的ではないようですが)です。右端の杉木立から登ってきています。下山時は左側の谷へ行かないよう注意です。
山頂部に到達しました。
2019年04月13日 10:56撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 10:56
山頂部に到達しました。
僧ヶ岳、駒ケ岳を中心に見ています。
2019年04月13日 11:01撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 11:01
僧ヶ岳、駒ケ岳を中心に見ています。
わかりにくいですが来拝山、鍋冠山、高峰山あたりが中心です。
2019年04月13日 11:04撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 11:04
わかりにくいですが来拝山、鍋冠山、高峰山あたりが中心です。
中大日岳の上からピークをのぞかせている剱岳を中心に見ています。
2019年04月13日 11:05撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 11:05
中大日岳の上からピークをのぞかせている剱岳を中心に見ています。
立山中心です。立山の右に鍬崎山ピークがあるのですが背景に紛れて目立ちません。
2019年04月13日 11:07撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 11:07
立山中心です。立山の右に鍬崎山ピークがあるのですが背景に紛れて目立ちません。
鳥ヶ尾山(遠方だと大明神山)を中心に見ています。
2019年04月13日 11:07撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 11:07
鳥ヶ尾山(遠方だと大明神山)を中心に見ています。
薬師岳中心です。
2019年04月13日 11:09撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 11:09
薬師岳中心です。
鉢伏山中心です。
2019年04月13日 11:09撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 11:09
鉢伏山中心です。
熊尾山、北ノ俣岳中心です。
2019年04月13日 11:10撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 11:10
熊尾山、北ノ俣岳中心です。
東笠山中心です。
2019年04月13日 11:14撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 11:14
東笠山中心です。
白山中心です。
2019年04月13日 11:19撮影 by  N01F, DoCoMo
4/13 11:19
白山中心です。
白山アップ
2019年04月13日 11:20撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 11:20
白山アップ
白山の右側中心です。
2019年04月13日 11:21撮影 by  N01F, DoCoMo
4/13 11:21
白山の右側中心です。
白山の右側アップ
2019年04月13日 11:21撮影 by  N01F, DoCoMo
4/13 11:21
白山の右側アップ
白山の左側アップ
2019年04月13日 11:23撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 11:23
白山の左側アップ
白山の左側中心。
2019年04月13日 11:23撮影 by  N01F, DoCoMo
4/13 11:23
白山の左側中心。
特徴的な山並みなのですがわからないです。
2019年04月13日 11:26撮影 by  N01F, DoCoMo
4/13 11:26
特徴的な山並みなのですがわからないです。
高頭山アップ。
2019年04月13日 11:27撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 11:27
高頭山アップ。
高頭山と思われます。
2019年04月13日 11:27撮影 by  N01F, DoCoMo
4/13 11:27
高頭山と思われます。
山頂部は広いです。見えている物体はレジャーシートを敷いてザックを横倒ししたものです。
2019年04月13日 11:36撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 11:36
山頂部は広いです。見えている物体はレジャーシートを敷いてザックを横倒ししたものです。
下山にかかっています。ブナ並木ポイントです。
2019年04月13日 12:01撮影 by  N01F, DoCoMo
4/13 12:01
下山にかかっています。ブナ並木ポイントです。
往路は右。上部で落とし穴にはまりました(少し大きめの穴部分)。帰りは左から来ました。はまったところから雪が転がり、バウムクーヘンができていました。
2019年04月13日 12:04撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 12:04
往路は右。上部で落とし穴にはまりました(少し大きめの穴部分)。帰りは左から来ました。はまったところから雪が転がり、バウムクーヘンができていました。
この尾根を下っていけばサージタンクです。
2019年04月13日 13:18撮影 by  N01F, DoCoMo
4/13 13:18
この尾根を下っていけばサージタンクです。
モンスターみたいですね。
2019年04月13日 13:20撮影 by  N01F, DoCoMo
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4/13 13:20
モンスターみたいですね。
やぶ漕ぎに夢中になっているとサージタンクを見落とすかもです。下山時は進行方向右側に注意を。
2019年04月13日 13:35撮影 by  N01F, DoCoMo
4/13 13:35
やぶ漕ぎに夢中になっているとサージタンクを見落とすかもです。下山時は進行方向右側に注意を。
サージタンクから下山方向を見ています。
2019年04月13日 13:42撮影 by  N01F, DoCoMo
4/13 13:42
サージタンクから下山方向を見ています。
小口川第二発電所まで来ました。右手から下りてきています。この後は林道を辿って下山終了です。
2019年04月13日 14:10撮影 by  N01F, DoCoMo
4/13 14:10
小口川第二発電所まで来ました。右手から下りてきています。この後は林道を辿って下山終了です。

装備

備考 ・ストック、ワカン、ピッケル、アイゼンすべて持参しました。
ストックは常時利用、往路は1200m付近でワカンをつけ、復路は地面が露出する細尾根地帯でワカンを外しました。
ピッケル、アイゼンは未使用でした。
・飲料水は2リットル用意しました。水1.5リットル。自家製エナジードリンク500ミリリットル。余裕あるかと思いましたが結構きつきつでした。

感想

前々回鳥ヶ尾山に登った時、高杉山が見えていたので狙っていました。今年の山行記録がネット上に出てきているので昨年のhokekyoさんヤマレコ記録と合わせて参考にしました。
帰りに、あるポイントを「通過済み」と認識していたところ実は未通過でコースの方向を変えるべき場所をスルーするところでした。自分の往路トレースが見当たらなくなったので気付きましたが、ノートレースだと気づかなかったと思います。思い込みは怖いと思いました。
今回は最初から最後まで誰にも会わず、人影も見ないという静かな行程でした。
思ったより時間がかかり、体力も削られましたが絶好の日よりになり、大満足の山行になりました。

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コメント

お疲れ様でした
ニアミスでしたね、この日は私1人かと思ってましたがまさか他にも来ておられるとは。
2019/4/15 7:37
Re: お疲れ様でした
コメントありがとうございます。
先行者はdanmariusagiさんでしたか?!
今回は某登山コミュニティーサイトの記録(高杉山から熊尾山まで足を延ばされた記録)を参考にさせていただきました。ありがとうございます。
ニアミス日は熊尾山を越えて東笠山、西笠山まで足を延ばされたんですね(自分なら日帰りでは無理です)。いずれはこれらの山も狙っているので参考にさせていただきます。
2019/4/15 8:20
Re[2]: お疲れ様でした
拙い記録を見て頂きありがとうございます。
黒部別山行かれてるのですね、凄い!
こちらもなにかと参考にさせて頂きますね
2019/4/15 12:40
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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