筑豊を歩く

2019年04月14日(日) 〜 2019年04月16日(火)

• GPS: 24:37
• 距離: 106km
• 登り: 682m
• 下り: 650m

コースタイム

1日目
7：04 行橋-8：28 みやこ町境-9：57 新仲哀トンネル-10：37 香春町(新高野)-12：09 赤駅-12：51 大任郵便局-14：06 西添田駅
2日目
6：01 西添田駅-6：41 川崎町境-7：28 田川市境-8：13 嘉麻市境-10：44 飯塚市境-12：13 筑豊烏尾トンネル-13：05 糸田駅-13：33 福智町境-15：03 直方市境-16：01 直方市頓野(プラザホテル)
3日目
6：53 直方-7：40 宮若市-9：35 鞍手町境-12：06 中間市境-12：40 遠賀町境-14：29 海老津駅(岡垣町)

写真

4/14 7:15

筑豊の旅はかって歩いた中津街道の行橋(大橋宿)である。
正八幡神社。

4/14 7:40

何気ないこんな風景にも癒されます。レンゲの効力か？草色か？山並みか？

4/14 8:08

猿田彦の石碑。時節柄伊勢神宮がマスコミによく登場するが、天孫の道案内をした神です。

4/14 8:08

大分八幡神社とあります。”おおいた”とは読みません。さてどう読むのか。”だいぶ”です。
飯塚市に本宮があるようです。

4/14 9:22

山の中の勝山にボートピアがありました。名前通り勝てればよいですが。

4/14 9:31

素晴らしい地名だと思いましたが、”太陽”はバス会社の名前でした。

4/14 9:32

香春を”かわら”と読むのを知りました。
調べてみると小倉のモノレール駅に”香春口三荻野”があります。明治前夜に長州藩に追われた小倉藩がここに移転して香春藩を作ったので、小倉から持ってきた地名でしょう。

4/14 9:36

ちょっと長いトンネルのようです。

4/14 9:37

新仲哀トンネル。快適に歩けました。
トンネル内が町境です。

4/14 10:00

名水の自動販売機。数日後に何気なく見たTV番組で、ここに芸能人が来ていました。

4/14 10:00

操作盤です。

4/14 10:01

このような名水の自動販売所は各所で見かけました。

4/14 10:05

ここも名水。

4/14 10:14

ここもです。それなりに繁盛しているようです。

4/14 10:27

鏡山大神社

4/14 10:39

香春町の中心部、役場が近いです。
向かいの山は石灰の採石場のようです。

4/14 11:36

平成筑豊鉄道の駅です。赤村です。
この鉄道は筑豊本線から産炭地へ分岐する支線をJRから引き継いだものです。

4/14 11:51

内田三連橋。炭鉱の運搬車が走っていた炭鉱遺産です。

4/14 11:59

素晴らしい村名です。色だけの自治体名はちょっと思いつかない。
緑区は多いが、市町村とは違う。

4/14 12:01

大祖神社の一の鳥居が見えます。

4/14 12:39

立石峠を目指して登ってきたが、峠の標識がないまま、大任町に入ります。

4/14 12:41

標識はないが、茶屋はありました。
自治体の境界の峠は、峠名の標識が欲しいです。
地理院の地図にはあります。

4/14 12:57

山間部でしじみの里とは驚きました。
しじみと言えば宍道湖や十三湖が有名で汽水に生息するものとばかり思っていました。
川の中流以上に生息するのが、”ましじみ”、
汽水に生息するのが”やまとしじみ”だとか。

4/14 13:01

大任町のメインストリート。
小雨だが、桜も散っていますが、旅人を応援してくれる並木であり、花壇でした。

4/14 13:25

大行事村と今任原村が合併して大任村になりました。

4/14 13:42

添田町に入ったと思います。

4/14 14:09

西添田駅。本日はここまでです。

4/14 14:14

駅構内は”パラソル作業場”となった部屋が二つありました。かっては駅務室と待合所だったと思われます。

4/14 15:07

宿は田川伊田駅から少し歩きます。
日曜日だと言うのに殆どシャッターが下りています。

4/15 6:44

川崎町です。宮城県にも川崎町があります。
地方自治体で同名は他にも多数あります。

4/15 7:34

田川市に入ります。と言っても山間部を嘉麻市への通過です。

4/15 8:02

仏様ではないようだが、中国風の石像が多数あります。
特に説明などの案内はありませんでした。

4/15 8:10

嘉麻市に入りました。嘉穂町は知っていたが、嘉麻市は初めて知りました。平成の合併で旧郡名を市名にしたようです。

4/15 8:18

三高山と思います。

4/15 9:40

麦畑が素晴らしい。集落があり、背後に山がある。
日本の原風景の一つです。

4/15 9:44

鉄砲が出てきたのでしょうが、今のレンゲの方が好きです。

4/15 10:45

飯塚市に入ります。

4/15 11:21

綱分八幡宮の入口ですが、右端の常夜灯の上部は奇妙な形状をしています。風化で変形したのでしょうか？

4/15 11:49

筑豊烏尾トンネルに入ります。今回の旅で最長です。
1530m。

4/15 12:04

新仲哀トンネルのようにうまく撮れませんでした。
壁面で反射します。

4/15 12:16

豊前と筑前の国境にあたる糸田町です。
国境石のモニュメントが欲しいです。

4/15 12:17

少しだけ田川市を通り、再び糸田町に入ります。

4/15 12:22

道の駅に突き出た塔は何だろう。

4/15 12:37

漢検1級を目指して、勉強し始めたが、この字は読めませんでした。”たぎり”

4/15 12:47

糸田町に入りました。

4/15 13:02

山頭火の句碑です。
筑豊を歩いていても、ぼた山は見かけません。

4/15 13:07

糸田駅。
炭鉱で栄えた町ですが、現在は国道も主要地方道も町中心部から離れた地域を通っています。

4/15 13:26

平成”筑豊”鉄道と平成”ちくほう”鉄道を使い分けているようです。
どちらにしても「筑豊」の怖いイメージは残っています。払拭するにはまだまだ時間がかかるでしょう。

4/15 13:35

福智町です。炭鉱とともに廃れた町です。

4/15 13:49

福智町の金田駅には平成筑豊鉄道の本社があります。

4/15 13:53

金田駅

4/15 14:26

彦山川です。

4/15 15:04

直方市に入ります。宿は長崎街道を歩いたときに利用した頓野のプラザホテルです。

4/16 7:04

彦山川と遠賀川の合流地点です。

4/16 7:07

”博識”稲荷神社とあります。
ちょっと惹かれます。

4/16 7:42

蒲生田池の畔にあるボウリング場。こんな立地でやって行けるのか気になります。

4/16 9:02

宮若市役所。筑豊最大の炭鉱があったが、今はトヨタ九州関連の都市になっている。

4/16 9:36

鞍手町に入ります。

4/16 9:50

新幹線とレンゲ畑

4/16 9:51

生活道路。

4/16 10:12

十六神社

4/16 10:14

今は麦畑ですが、先ほどの十六神社の神田がこの辺りにあったと思われます。

4/16 12:07

中間市です。高倉健の出身地くらいしか知りません。

4/16 12:35

中間大橋。今回の旅で大きなミスルートです。
中間大橋を渡り、遠賀川右岸を下り、遠賀川橋を渡って左岸に戻るべきだった。何となれば水巻町を歩けたのである。水巻町はまたの機会になります。

4/16 12:43

遠賀町です。

4/16 12:48

塩田堰らしいが、詳細不明？
”えんでん”と読むと意味不明。
”しおた”と読むと埴生地内塩田地区の水田を潤すために遠賀川から水を引き入れていた堰と理解できる。

4/16 13:20

遠賀川駅

4/16 13:48

岡垣町。長崎街道の旅では、この町内に泊まりました。

4/16 14:34

真っ暗になっていますが、今回の旅のゴール、海老津駅です。

撮影機器：

サイバーショット DSC-W810 SONY

感想

ア?ドッポ

行橋をスタートして、筑豊地方の市町村を巡りながら、岡垣町の海老津駅までの旅でした。かっては筑豊炭田で賑わい、全国から抗夫が集まった地方です。そのためか気性が激しく、怖いイメージのある地方です。
筑豊ナンバーには気をつけろと言われますが、歩行者には優しかったように思います。しかし、どの町も衰退して、商店街は寂しい限りです。新しい借り手もないのか、小さな飲み屋やスナックの看板が林立したままでした。福岡県は人口が増えているようだが、福岡市周辺への一極集中を実感しました。北九州や筑豊も発展して欲しい。
鉄と石炭は昭和に隆盛し、平成で廃れたが、町は令和に蘇って欲しい。