硫黄岳ホワイトアウトまたしても(フライング、ルーファイ、ラッセル、……敗退。二度あることは……)


- GPS
- 08:20
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,322m
- 下り
- 1,306m
コースタイム
天候 | 曇り時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
北沢はクラストしたトレースあり。 先日の低気圧での積雪か、赤岳鉱泉から先はトレース薄く、ジョウゴ沢から先はほぼノートレース。 大同心沢、ジョウゴ沢への踏み跡の方が濃いので、硫黄岳に行く場合は、注意が必要。 |
写真
感想
前回のホワイトアウトのリベンジをもくろみます。
土曜日の予報天気図は、本州に高気圧が張り出しているので、こりゃ晴れだとギリギリまで様子を見て、木曜日の夜に決断。レンタカー予約。
しかし、数時間後の予報では、おだやかな西高東低の気圧配置に加え、本土上空に小型の低気圧。
……2週間前に敗退した時と、とてもよく似た気圧配置……、大丈夫か? ま、行ってみます。
前回と同じように、道の駅蔦木宿で仮眠。
2時に登山開始します。
今日は満月で、雲が多いものの、月明かりがすごい。ヘッドライトなしで、充分歩けます。本当に。
しかし、3時過ぎから雲が多くなり、赤岳鉱泉から見る硫黄岳はガスガス。まさかまさかの、前回と同じ展開か?
それでもガスが明るいのが、せめてもの救い。しかし、雪も降りだします。
赤岳鉱泉から先、硫黄岳に登る人は気をつけましょう。
硫黄岳尾方面よりも、大同心やジョウゴ沢方面の踏み跡の方が濃いし、ジョウゴ沢から先はほぼノートレース。
先日の爆弾低気圧は、八ヶ岳にも雪を降らせたようです。
トレースがないばかりか、多くの場所でひざラッセルが待っています。登山道が、ただの雪の斜面と化しています。
ルートファインディングとラッセルで、緊張と充実の登山でした。
森林限界から先は、ガスで良く見えないけれども張り出している雪庇を避けながら登って赤岩の頭に出ました。
斜上トラバースっぽいトレースつけてしまって、これ自信ない。まちがっていたら、ごめんなさい。いや、多分間違ってる。
後続の方あれば、ご自身の判断を最優先に。
赤岩の頭からは、このところおなじみの光景(=しろーい世界)が広がっています。
ひとまず、硫黄岳へ。
しかし今日は、いつもより視界がいい。おまけに、一瞬だが太陽が顔を出す。
しかし、すぐ、いつも通りのガスガスに戻ってしまう。
視界は40メートル程度。いつもの倍はあるが、残念ながらこれで横岳には突っ込めない(私の技術では)。
30分ほど天候回復待ちましたが、回復の兆しがないので、残念ながら3連続の撤退です。
しかたがないよ、だって白いんだもん。
帰りは北沢で下ります。
途中晴れてきてきますが、それも一瞬で、すぐガスに包まれます。
美濃戸口付近でも雪が降っていて、ま〜こりゃあムリだわ、という感じ。
しかし、下山して10時20分というのは、破格の時間。
もう1山いけるねえ。
そうだ、「横岳」がむりなら、「北横岳」にいこう!
こういうシャレも、いいんじゃん。うまいね、よっ、座布団一枚。
と、意気揚々と車をピラタスロープウェーに移動させます。
が、しかし、ロープウェー駅にたどり着いて愕然。
な、なんと、4月末までロープウェー運休!!
なんたることだ!
ロープウェー使わないで登るには、時間が足りないし、心も足りない。
うまくいかないときは、なにしてもうまくいかんもんです。シャレにすらならん。
みょ〜なオチがついたところで、本日の山行はおひらきです。
やれやれ。
ルートファインディングと絶え間ないラッセルは、それはそれで満足いく楽しさではありましたが(硫黄岳まで登るのに、もう、へとへと)、ねらっている目的はそこじゃないからなあ。
ちょっと仕切り直しが必要だな。
硫黄からの南八ヶ岳の絶景が楽しみなんだが……。
seizanryoさん こんばんは
またまた深夜2時からの山行、今回も気合十分でしたね。
それにしてもまたホワイトアウトですか!
まあ自然が相手ですし、しゃあないですね。
18枚目の写真とコメント、申し訳ないですがかなり笑えました。
悪いことことばかりは続かないものですし、
反動で今年は天気連戦連勝になりますよ。多分。。。
ほんとにお疲れ様でした。
houraikenさん、こんばんは。
気合いも充分だったんですが、ま〜ね〜。
登りはじめは、まだ月も出ていて明るかったんですがね〜。
ま、ラッセルとルーファイの連続で、それなりに充実はしていましたし、一瞬ですが太陽も出て、ガスの中景色がオレンジ色になってそれはそれできれいだったので、よしとします。
写真はもう、おかしなテンションになってました。
エリアス軍曹な神田大尉。
うん、やっぱおかしなテンションだったんだろうな。
帰りに見てみると、南八ヶ岳だけ、雲に覆われていたようです……。
気を取り直して、もうすこし雪山で遊びたいと思います!
ホワイトアウトって奴はひょっとしてクセになっちゃうものなんでしょうか??
我が家同様、seizanryoさんも連発ですか
最後のコケ徳利…
すっごく似合います
そいいや今年の冬は晴れた記憶がないな…
きっと次は晴れる…と何回つぶやいてるか…
とにかくお疲れ様でした…
utaotoさん、こんばんは。
そうですね〜、確かにutaotoさんもこのところずっと白い世界ですよね。
ま、その中でソリとかするから、すごいんですが!!
ホワイトアウトはクセになる?
脱臼みたいなものか??
ずっと天候が不安定でしたからねえ、こんどこそって思いますよ!
そのときは、コケない徳利でお祝いがしたい!!
次こそは、いい天気でありますように!!
お互いに!!
seizanryoさん、こんばんは!
私も最初は、この日硫黄岳の予定だったので、
かなり真剣に拝見させて頂きました
甘く見てました
こけ徳利の写真、ちょっと笑ってしまいました(ゴメンナサイ
あまり似合わない様にしてくださいネ
これで次の山行が
pippiさん、こんばんは。
どうも、八ヶ岳と相性が悪いのかもしれませんね、私。
晴天になることが多い山なのに、ガスにまかれることの多いこと多いこと。
ま、トレーニングにもなるからいいんですが、硫黄岳までは意地でも行きます。釈然としないから。
この時期くもる、硫黄の強風地帯にプラス氷雪プラスホワイトアウトになるので、シビアではあります。
でも、pippiさんのように一泊二日の行程なら、硫黄岳ありだったかもです。
おそらく、翌8日はドッピーカンだったはずですから。
八ヶ岳だけガスに包まれている写真を見ると、何とも恨めしいというか、笑えるというか……。
そうです、焦らされてますから、晴れの日が楽しみ過ぎます!!
その折には、ぜひ堂々と直立する徳利をアップします!!(そういう問題ではない、か?)
といいつつ、次はちょっと目先を変えてみようかと思ってます。
おはようございます、seizanryoさん。
麓からの景色が凄いガスっぷりですね。
2週連続敗退とは、、
無知ですみませんが、この時期の八ヶ岳はガスにまみれる事が多いのですか
天は我をみはなした〜の図
何か映画のワンショットみたいですね
あと、こけ徳利!って(^_^;)
クダ巻いてみました…みたいな?
次回は3度目の正直になると良いですね!
ukkysuzさん、こんばんは。
どうもこのところ、ガスに好かれているようで。
本来の山の形を、忘れてしまいそうです。
ガスで残念でしたが、今回はジョウゴ沢から先がいきなりノートレースで、それなりに緊張感があって楽しくはありました。
が、横岳はとおいなあ。
八ヶ岳が、毎回こんな荒れるはずないんです。翌日はピーカンだったようですから。
やれやれ、次もダメなら「ガス男」という新しい呼称が生まれるかもしれません。
残念会は何とも、やさぐれ気分です。
ま、しゃーない。次は、勝利の美酒を! そしてお祝いに、高いもの食べてやる!
ukkysuzさんも撤退だったようで……。
お互い次こそ、うまくいくといいですな。
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