雲仙岳(妙見岳〜国見岳〜普賢岳)(池の原園地より周回)


- GPS
- 04:34
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 794m
- 下り
- 783m
コースタイム
天候 | 霧雨→曇り☁️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■池の原園地〜妙見神社 池の原園地の駐車場から舗装された道を進むとやがて九十九折の階段に変わり、仁田峠まで続く。仁田峠からは再び妙見岳に向けて階段の急登が始まる。山頂部の妙見神社まで来ると平坦になる。 ■妙見神社〜普賢岳 妙見神社から平坦な尾根道を進み、国見岳に取り付く。国見岳は岩稜の山で岩登りが続く。鎖も2ヶ所ある。ツツジの枝がはみ出していて歩きづらい。国見岳から下ると分岐からさらに下り、紅葉茶屋から普賢岳に取り付く。普賢岳に向けてはゴロゴロの岩場の急登が続く。祠まで来れば、山頂はあと一息。 ■普賢岳〜仁田峠 普賢岳を下り、紅葉茶屋からさらに谷底まで石の階段下る。谷底に達するとそのまま下り気味に整備された道を進む。遊具広場を過ぎるとさらに良く整備された遊歩道になる。途中の階段の登り返しを終えると平坦な道が続き、やがて仁田峠に達する。 |
その他周辺情報 | 雲仙小地獄温泉館 ¥420 |
写真
感想
前日のうちに、多良岳から雲仙岳麓の池の原遊園に移動して車中泊。翌朝目覚めると、まだ雨が残り、霧雨状態。今日は大丈夫だろうとタカをくくっていたのだが、慌ててまだ濡れたレインギアを装着してスタート。何とか妙見岳は見えるものの、その先は?
妙見神社に至るまではひたすら階段に継ぐ階段。汗だくになり、霧雨も止んだようなので、一旦レインギアをはずしました。普賢岳は見えず、普賢岳の方から強い風が吹き込んできたので、また上着を装着しました。国見岳に登りかけると、予想外に岩稜の山。手袋をはめて慎重に登ると、見る見るうちに雲が切れていき、国見岳山頂に達する頃には、普賢岳と平成新山ご二人羽織のようにそびえる姿がはっきりと見えるようになりました。
普賢岳への登りも急峻な岩稜の坂で、火山特有の岩がゴロゴロと散乱していました。息も絶え絶えに山頂に達すると、普賢岳山頂標の背後に平成新山が不気味に盛り上がり、まるで固まったゴジラを見るようでした。山頂からは妙見岳、国見岳のほか、遠方に前日に登った多良岳も確認できました。
普賢岳から下山して仁田峠に向かうと次々と登山者が登ってきていました。仁田峠まで戻り気がつきましたが、ほとんどの人は妙見岳を越えずに直接普賢岳に向かっているようで、そのうち多くの人は注意書きにもかかわらず仁田峠に駐車して登山しているようでした。
雲仙岳は、火山特有の荒々しく荒涼とした風景を見せるだけでなく、緑豊かでミツバツツジの赤やズミの白で彩られた魅力的な山でした。令和の最初の山が雲仙岳になりましたが、これはたまたまそうなったに過ぎないけれど、平成の時代に大災害をもたらした山を令和の初めに登り、災害の多かった時代に区切りをつける、そんな意味合いもこの登山には感じられるような気がしました。
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