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Yamareco

記録ID: 182030
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沢登り
白山

白山・尾添川蛇谷支流カジヤ谷右俣〜ジライ谷

2011年07月04日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
15m
登り
1m
下り
0m

コースタイム

駐車地6:30-10m滝7:50-30m滝9:30-稜線11:40-ジライ谷本流13:00-蛇谷本流15:50-駐車地16:05
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年07月の天気図
アクセス 白山スーパー林道入口脇に駐車可
コース状況/
危険箇所等
30m大滝の処理が核心
ジライ谷は連続懸垂となる
蛇谷本流を渡って遡行開始
2011年07月03日 06:41撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
7/3 6:41
蛇谷本流を渡って遡行開始
朝靄煙るカジヤ谷
2011年07月03日 06:41撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
7/3 6:41
朝靄煙るカジヤ谷
カジヤ谷から返り見る秘湯中宮温泉
2011年07月03日 07:11撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
7/3 7:11
カジヤ谷から返り見る秘湯中宮温泉
シビアな滝が多い
2011年07月03日 07:14撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
7/3 7:14
シビアな滝が多い
2011年07月03日 07:47撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
7/3 7:47
15m大滝。寒くなければ登れそうだ
2012年04月14日 14:29撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
4/14 14:29
15m大滝。寒くなければ登れそうだ
白山連峰は濃い雲の中
2011年07月03日 07:55撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
7/3 7:55
白山連峰は濃い雲の中
30m大滝の前衛滝。ここからがカジヤ谷の核心部
2012年04月14日 14:28撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
4/14 14:28
30m大滝の前衛滝。ここからがカジヤ谷の核心部
ようやく全貌が見えてくる
2011年07月03日 09:26撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
7/3 9:26
ようやく全貌が見えてくる
見上げるほどのスラブ滝。さて、これをどう処理するか。
2011年07月03日 09:35撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
7/3 9:35
見上げるほどのスラブ滝。さて、これをどう処理するか。
ジライ谷を下降
2011年07月03日 12:27撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
7/3 12:27
ジライ谷を下降
大岩の急下降
2012年04月14日 14:30撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
4/14 14:30
大岩の急下降
2011年07月03日 13:45撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1
7/3 13:45
2011年07月03日 14:03撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
7/3 14:03
懸垂の連続。多数の捨て縄が必携だ
2012年04月14日 14:31撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
4/14 14:31
懸垂の連続。多数の捨て縄が必携だ
ジライ谷のV字谷
2011年07月03日 14:22撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
7/3 14:22
ジライ谷のV字谷
雪渓が残る
2011年07月03日 14:39撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
7/3 14:39
雪渓が残る
猿岩
2011年07月03日 15:22撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
7/3 15:22
猿岩
旧ジライ谷野猿公園。現在は閉鎖。
2011年07月03日 15:50撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
7/3 15:50
旧ジライ谷野猿公園。現在は閉鎖。
撮影機器:

感想

昨日の疲れもなんのその?今日もまたまた沢登り。しかし今年2発目に「蛇谷」ということで、ちょっとだけ気合いを入れることに。

しかし昨日同行したH子から「雪は無いんすか?」と聞かれてドキ!そ、そーやった、雪があるかもしれないじゃないの、まだ7月じゃん。

谷が南向きであるということで、雪は消えていることを願って恐る恐る現地に向かう。白山スーパー林道も開通しているようで、すでに観光客の車は入り口で待機していた。

蛇谷本流を渡って遡行開始。

カジヤ谷はとてつもなく急だ。疲れたからだにむち打つ感じで、重い足を引きずって登ってゆく。しかし同好の士はなんて飛ばすんだろ。オレを殺す気だろうか…。振り替えると自分の車が米粒のように見えるではないか。ひゃー一気上りだよ、これ。

地形図上の岩マーク点にはやはり20m大滝が。時間をかければ登れそうだが、ここは安全策で左岸ルンゼから巻き上がるが、これも出だしが被っていて難儀なルート。Konpasuさんが登ってロープを延ばす。上部は灌木が多く、さほど難しくはなかった。

その上には、カジヤ谷最大の80m大滝が現れる。で、でかい…。最初の一言がこれだった。まるで一枚壁のような、岸壁のような滝である。一見して直登は無理という感じだが、両岸も切り立って岩盤となっており、どちらを巻くかで協議となる。

これは確かにヤバいな。地図上でも大きな岩マーク。取付点は灌木でも上部は岩場で行き詰まる可能性も。うーん、微妙…。とりあえず見た目楽そうな左岸の尾根をから取り付いてみることに。しかしここもかなり急で、まるで猿の木登り状態。しかしオレにとっては足で登るより、木登りの方が楽。ここでずいぶん楽をさせてもらったが、しかしそれでもほんと急な斜面で、誤って落ちたらまずは止まらないだろうという急角度。慎重に、慎重に。

上は灌木の緩斜面に変わり、ほどなく本流に戻ることができる。滝の直登はできなかったものの、ここの巻き、ルート取りがこの谷の核心部であろうことは疑いのないところ。右岸壁を行っていたらえらいことになっていたのではないかと顔を見合わせる。

谷は一気に勢いを落とし、あとは淡々と詰め上げるだけ。鞍部へ出るルート取りを若干西へ進んでしまってちょっとだけ修正。こういう場合にGPSは威力を発揮。見事にコルへと我々を導いた。

ここから一気にジライ谷に下降する。ジライ谷も滝が多く、連続懸垂を要する谷。しかし流程が短く、下降には打って付け。何よりこのジライ谷は蛇谷の中で一番入渓経験があるので、そうした意味で安心なのだ。

天気も上々、青空が上空を流れて絶好の遡行日和。遥か眼下の白山スーパー林道を見下ろしながら、蛇谷本流へと駆け下った。

カジヤ谷は想像していたよりも核心となる部分が呆気ない谷だったが、それでも周辺山域では類を見ない大滝が存在し、これだけ知られた蛇谷の中にあっては秘境の趣を未だ色濃く残している、希少な谷という感じがした。今度はこの谷の左又が目標。ここも右又に負けず劣らずシビアな遡行ができる谷と聞くが、さて、実際はどうなんだろう。

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