奥の院(甲籠山)☆憧れのコースは調教の道


- GPS
- 04:20
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 696m
- 下り
- 1,000m
コースタイム
天候 | くもりときどき雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
しっとり気持ちよく歩けます |
写真
感想
ゴールデンウィーク三座目。
御岳山スタートでロックガーデンからの奥の院直登コースです。
ずっとずっと、歩いて(終わってみれば爆登り)みたかった、だがしかし、歩いた人の記録がどこにもない直登コース。
某トレッキングコースガイドにはきっちり載ってるのに、山と高原地図では空白地帯。
これは、行っちゃいけない道なの?と、躊躇していた道。
ところが、2019年版の山と高原地図に道ができてる!!!
破線コースと、ほぼ平行して、【急坂】とだけ書かれて……
でもでも、破線コースとは別になっているし。
ヤバいと思ったら撤退すればいいじゃない。
これは、満を持して、時がきた!!!
明日には城山山歩き部の部活もあることだし、なんかヤバそうな道を行くので、ケーブル、使っちゃいましょう。
天気予報では晴れマークだったのに、御嶽駅は霧に包まれています。
とぼとぼ、ケーブル駅から舗装道を歩き、これから向かう奥の院を臨もうと奥宮参拝するも、奥の院がどこにいるのかも分からない有様。
わたし、今から、あの霧の中歩くの?
気を取り直し、ロックガーデンへ。
緑が綺麗なんだけど、青空欲しいわね。
ぶつぶつ言いながら、おやつをもぐもぐし、綾広の滝を冷やかして、いざ!
直登コースの入り口は道標さえなく、ほんとうに行ってもいいのか一瞬ためらうも、気合いを入れて藪へ突っ込みます。
一応、石段は組まれているので悪しからず。
がさがさと登っていくと、ちゃんと道はある。
大丈夫、わたし、行ける。
ゆるゆる登り進むと、上からご夫婦?らしきハイカーさんが。
なんだ、人が下れる道なんじゃん。
オーケイ、わたし、行ける。
すれ違ってから、上の様子を聞いておけばよかったかなーなんて呑気に考えながらさらに進むと、だんだんと険しさが増してきます。
あれ?あの夫婦、こんな道下ってきたの?
と思う頃にはもう、様子がおかしいくらい急登です。なんなら、三点支持です、場所により。コワイヨー。
えー?あのガイドにはそんなこと書いてなかったよー。「あえぎあえぎ登ると」ってさらっと紹介してたじゃん。
中程を過ぎるとトラロープも張られてますが、結ばれた先を見ると、めっちゃ心細いか弱そうな木にくくりつけられてます。
これ、つかむやつじゃなくて、行っちゃだめロープね……
あえぐどころじゃねえよ、落ちたら死ぬわ、こんな道。舌打ちも出るわ。
しかし、楽しくて仕方がない。
脳内麻薬がどばどばと音をたてて、流れ出します。なんなら、先日の伊豆ヶ岳の男坂よりおもしろい!
と、気が付けば奥の院への石段が。
そこで、長尾平からやってきたハイカーさんと遭遇。いっしょに奥の院へ登ります。
聞けば、鎖場が相当ヤバいというではないですか!
まじかー、今、やっと闘いが終わったと思ってたのに、まだ試練があるのかー。
ハイカーさんを見送り、しばし貸切になった奥の院で勝利のひとときを過ごします。
さて、それではそろそろおなかも減ったので、その鎖場とやらをやっつけますかね。
下り始めてすぐきゃわいい山ガールズとすれ違ったので「クサリ、ヤバいですか?」と聞くと「えー、こわいですよ、片側断崖ですよ。下りの方がこわいと思いますよー」と。
まじか。ヤバかったら撤退だ。
撤退するにも、ここからあの下りは無理だから、そしたら大岳山まで行かないといけないの?とほほ。
なんて思ってたらクサリが見えてきました。
…クサリ?
……クサリ??
………クサリ???
必要?
びびらせんなよー。
クサリ、つかまなかったよ。。。
あとはもう、スキップしながら長尾平に向かっておひるごはんです。
あー、楽しかったー。
ごはん食べながら、わたし、こういう修行も好きかも。。。ヤダ、わたし、どえむ?
なんて、赤面していました。
ところで、鎖場を過ぎたあたりで、雨が降ってきたのですがママズアンドお子様ハイカーとすれ違いましたが、「雨だー、傘!傘!」って言ってたけど、傘さして奥の院に行こうとしてたのかなあ。それはちょっと心配だなあ、と思いました。
【追記】冷静の今日の山行を振り返ると、かなり無茶した感もあります。山と高原地図に載ったからといって、そそくさと出向いたものの、去年までは掲載されてないということは、バリエーションルートの類ということかな。山歩きを始めて1年にも満たないわたしが行くには、本来は早過ぎたかもしれない。ちょっと反省。
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