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記録ID: 182518
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山滑走
白山

シール登行で悪戦苦闘の野伏ヶ岳

2012年04月15日(日) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 福井県 岐阜県
 - 拍手
GPS
07:05
距離
13.8km
登り
1,044m
下り
1,046m

コースタイム

6:45白山中居神社駐車場-7:59〜8:08和田山牧場跡-8:33〜46ダイレクト尾根取付
-11:15〜33野伏ヶ岳山頂-12:46〜55和田山牧場跡-13:42白山中居神社駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東海北陸自動車道 白鳥ICで降り、国道156号線を北上、歩岐島大橋手前で左折して
県道314号線へ。道なりに進み、いとしろシャーロットタウンスキー場前で右折し
県道127号線を進むと白山中居神社があります。鳥居前と少し下った橋の手前と奥
にも駐車場があります。
コース状況/
危険箇所等
 登山ポストは見当たりませんでした。

<白山中居神社駐車場〜和田山牧場跡>
 基本的には、林道歩きとなりますが、所々でショートカットがあり、踏み後や
テープが付いている所もありますが判り難い所もあります。特に、最後のショート
カットは尾根を直登しますが、踏み跡がないと判り難いと思います。
(林道をそのまま歩くと、かなりの時間がかかると思います。)

<和田山牧場跡〜ダイレクト尾根取付>
 最初は、牧場跡の雪原を歩いて行きますが、判り難い時は、野伏ヶ岳に向って
左手の山をトラバースするように歩いて行けますので、ホワイトアウト時は、
こちらをお勧めします。(こちらだと、アップダウンもあまりない。)

<ダイレクト尾根取付〜野伏ヶ岳山頂>
 ダイレクト尾根取付きから尾根に出るまでは、ひたすら直登。かなり急な斜面
ですので、雪の状態によっては、取付く前にアイゼンの装着をしたほうが良いと
思います。尾根に出てからは尾根の直登となります。山頂からの稜線に出る手前で
2ヶ所程急登があります。この日、稜線に出て直ぐのところの雪面にクラックが
入っていましたので、今後は注意が必要です。以後は、稜線に沿って山頂を目指し
ます。天気が良ければ、山頂からは、360°の大展望が待っています。

<山頂からの滑降>
 下りは、山頂から稜線出合まで下り、ここから牧場跡に向けてルンゼを降りる
予定でしたが、所々で斜面にクラックが入っていたので、途中までこのルートを
下り、途中からは登ってきた尾根に沿うように、踏み跡を避けて滑り降りた。
また、ダイレクト尾根取付きの直登の斜面は、木々の間を斜滑降で下りたが、ここ
も所々でクラックがあり、ルートを捜しながら苦労して下る。ダイレクト尾根を
降りたところで板を外し、牧場までは担いで歩く。以降は滑れるところまで林道を
滑って下りました。

 下山後の温泉は、先週に引き続き「美人の湯 しろとり」(650円)に浸かって
きました。当初、帰路にある「満天の湯」に寄ろうとしたら、駐車場はかなり
埋まっていたので、空いていそうなこちらへ。やっぱり、空いていました。
白山中居神社
2012年04月15日 06:45撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
4/15 6:45
白山中居神社
これから登る野伏ヶ岳山頂が見えます
2012年04月15日 06:46撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
4/15 6:46
これから登る野伏ヶ岳山頂が見えます
途中、ショートカットが数箇所、踏み後、テープがしっかりとあります
2012年04月15日 07:39撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
4/15 7:39
途中、ショートカットが数箇所、踏み後、テープがしっかりとあります
ショートカットコース
ここを登り切ると和田山牧場跡地に出ます
2012年04月15日 20:26撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
4/15 20:26
ショートカットコース
ここを登り切ると和田山牧場跡地に出ます
和田山牧場跡はだだっ広い
2012年04月15日 07:55撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
1
4/15 7:55
和田山牧場跡はだだっ広い
テントが...
一度やってみたいですね
2012年04月15日 07:59撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
4/15 7:59
テントが...
一度やってみたいですね
ダイレクト尾根に向けて林間を進みます
2012年04月15日 08:22撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
4/15 8:22
ダイレクト尾根に向けて林間を進みます
ダイレクト尾根取付き
(ここでブーツに履き替え、板を装着)
2012年04月15日 20:26撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
4/15 20:26
ダイレクト尾根取付き
(ここでブーツに履き替え、板を装着)
ダイレクト尾根に出たのでスキーを装着
2012年04月15日 20:26撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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4/15 20:26
ダイレクト尾根に出たのでスキーを装着
山頂がかなり近くなってきました
2012年04月15日 10:08撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
4/15 10:08
山頂がかなり近くなってきました
稜線に出たところで、目の前には大きなクラックが
2012年04月15日 10:57撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
4/15 10:57
稜線に出たところで、目の前には大きなクラックが
山頂には多くの人が
2012年04月15日 11:12撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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4/15 11:12
山頂には多くの人が
乗鞍岳方面
2012年04月15日 11:16撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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4/15 11:16
乗鞍岳方面
白山方面もくっきりと
2012年04月15日 11:17撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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4/15 11:17
白山方面もくっきりと
遠くに、槍や奥穂が見えています
2012年04月15日 11:33撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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4/15 11:33
遠くに、槍や奥穂が見えています
このルンゼを下ります
2012年04月15日 11:39撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
4/15 11:39
このルンゼを下ります
先行者が滑って行くのを待ちます(ルートを参考にさせて頂きました)
2012年04月15日 11:42撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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4/15 11:42
先行者が滑って行くのを待ちます(ルートを参考にさせて頂きました)
ダイレクト尾根取付きで板を外し、牧場跡まで歩きます(シールを付けるのが面倒くさくなった)
2012年04月15日 12:12撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
4/15 12:12
ダイレクト尾根取付きで板を外し、牧場跡まで歩きます(シールを付けるのが面倒くさくなった)
雪がなくなり、ここで板を外します
2012年04月15日 13:16撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
4/15 13:16
雪がなくなり、ここで板を外します
橋まで戻って来ました
2012年04月15日 13:33撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
4/15 13:33
橋まで戻って来ました

感想

 先週に引き続き、山スキーへ。この雪の季節にしか登れない野伏ヶ岳へ行って
来ました。ここ、1、2週間で一気に雪が減ったようで、登りは林道途中まで雪が
ない所もあり、結局ダイレクト尾根取付きまで板を担いで登りました。ここで板を
装着し、シール登行開始しますが、斜度が急すぎて登ることができず、結局途中で
板を外し、ブーツのまま登りました。尾根に出てから再度板を装着し、先行者の後
について登りますが、先行者が登っていく斜面を私がついて行こうとすると、ズル
ズルと滑りだす。BD社のナイロンシールにしたが、モヘアの方が良かったのか?
結局は、自分が全く使いきれていないからだろうな。ターンを細かく切りながら、
2つ目の急登は何とか乗り切るが、稜線に出る最後の急登は、先行者がかなり手
こずっているようだったので、早めに板を外して稜線に出る。ここで、目の前に
クラックがあり、飛び越えて反対側へ。後は、少し傾斜が緩くなった斜面を登って
行くと、山頂に到着する。山頂には、多くの方が休憩されている。風もほとんど
なく、ウィンドウブレイカーだけでも充分の暖かさ。ここからは、360°の大展望が
待っていて、景色を堪能する。
 下りは、山頂で板を装着し滑り降りる。クラック部分は、稜線に飛び出た所より
も少し下で何とか板をつけたまま渡ることができ、ここから目の前のルンゼを下ろ
うとするが、登りの時にみた途中のクラックを避ける必要があるので、途中まで
下り、途中からはダイレクト尾根沿いの踏み跡がない所を選んで滑り降りる。最後
の急な下りは、斜滑降をしながらルートを探して下る。ダイレクト尾根取付きに
着いたところで板を外し、牧場跡まで担いで登る。ここからは、林道を滑れる所
まで下り、雪が切れたところで板を外して、後は担いで駐車場まで。下りはずっと
スキーブーツのままで歩いたので、駐車場に着く頃にはかなり足にきていた。
 まだまだ、シール登行に対しての課題が残ったが、かなりの成果のあった山行と
なった。(実際、山頂まで登山靴のままで登っていたら、もっと早く着いていた
だろう。)

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コメント

シール登行考 (噛みそう!)
kameさん、こんばんは。

ふつう、ナイロンの方が、モヘアより把握力があります。
でも、まれに雪質により、モヘアが良く効くときもあります。

先行者のトレースでスリップする場合は、
トレースを外して、無トレース上を進んだら、よく把握しますよ。

私は、ナイロンがカサ張るのを嫌って、ナイロン・モヘアMIXを使ってますが、
両方の特徴の相乗効か? 想定外によく雪面を把握してくれます。

クトーを加えて、斜め登りするのも、急登を登るコツのひとつですね。

くま
2012/4/16 22:42
ありがとうございます
 こんにちは、kuma-sanさん。

 シール購入時、ショップの方から湿雪にはナイロンが
いいよということで、こちらを選びました。(元々、
この季節メインでの山スキーを考えていたため。)

 トレースを外すと、確かにすんなりと登れてはいた
のですが、ここで復帰しようとしたから悪かったので
しょうね。また、せっかく購入したクトーを、持って
いったにもかかわらず、どのタイミングで使っていい
のかわからず、ただの荷物になってしまってもいま
した。

 もっと、周りの人を見て、参考にするといいですね。
ご意見、ありがとうございました。
2012/4/18 12:14
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