篭山 〜大展望の山頂でヤマゴハン〜



- GPS
- 04:43
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 473m
- 下り
- 475m
コースタイム
- 山行
- 3:28
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 4:43
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今回のコースは多分一番歩きやすいコースです。登山道は整備されていて、要所には標識も立っていて山頂までの距離もわかります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
半袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
ウインドブレーカー
日よけ帽子(キャップ)
靴
サブザック(15L)
昼食(米+鶏肉+刻み野菜+回鍋肉たれ+ワカメスープ)
深型パン
アルミ食器
バーナー
固形燃料
風防
割り箸
スプーン
行動食(飴)
非常食(シリアルバー)
飲料(お茶500mL+水900mL)
地図(コース図)
iPhone(GPS+カメラ)
iPad mini
バッテリー
携帯電話
腕時計
手拭い
レジャーシート
目薬
メンタム軟膏
|
---|---|
備考 | 食材(米、回鍋肉材料)は同伴者(娘)が持ちました。 |
感想
連休中、東京で勤めている娘が帰省していた。家でスマホをいじりながらゴロゴロしてばかりいるのももったいないので、天気も良さそうだし一緒に山を歩こうと誘った。登山経験のほとんどない娘でも楽しめそうな、眺めが良くて道も整った山ということで、智頭の「篭山」(かごやま)を歩くことにした。この山は去年歩いて(「篭山 〜歩きやすい登山道・抜群の展望〜」 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1501355.html )、山歩きの楽しさを感じられるお薦めの山として記憶に残っているところだ。ついでに山ゴハンの楽しさも感じてほしいと思い、山頂での調理も計画した。
鳥取市の我が家を出たのは9時過ぎ、途中でコンビニに寄ったりして、1時間ほどで登山口に着いた。登山口には既に車が1台停まっていた。先に歩いている人があるようだ。そして、支度をしているとさらに2台車がやって来たが、その車の人達は山菜採りが目的なのか、登山口ではなく茂みの中に入って行った。
歩き始めは比較的広い未舗装作業道を踏みしめながら上って行くのだが、都会暮らしの娘はすぐにへたばってしまう。都会では意外と歩くものなのだが、平らな舗装道路を歩くのと、土と石の上り坂を歩くのでは勝手が違うようだ。50mほど歩いては道端に座り込んで水分補給、息を整えてまた歩き出すことを繰り返していた。私は音を上げそうな娘をなだめすかしながら道端の花や木の写真を撮っていた。ある程度上ると、スギやヒノキの林、雑木の森から展望の良い山腹を横切る道に出る。私は周囲の峰を眺めてはどのピークが何山なのか気になっているが、娘にとってはみんな知らないひと並びの「山」だ。それでもスマホで写真を撮ったりしている。足元には紫色のスミレのなかまや、黄色のヘビイチゴ(キジムシロかも)の花が点々と見られた。
「市之瀬」三角点まで上るとそこからは西向きに稜線を歩いて行くことになるが、この稜線にはあまり大きな木は無く周囲の山を見渡せる。ただ、この日のような晴れの日には日差しが強くて暑い。そこそこアップダウンもある。当初は篭山山頂に正午までに着く計画だったが、12時半を過ぎてしまった。この稜線で、先に登っていた(おそらく)夫婦とすれ違った。登山口に停まっていた白い車の主であろう。それ以外にこの山で出会う人は無かった。
山頂に到着、早速山ゴハンの調理にとりかかった。まず急ぐのはご飯炊き。ペットボトルに1.5合の無洗米と350mLの水を入れたものを持ってきたので、それをアルミのカップに入れ、固形燃料1個に火をつけ、その上にセットした。このアルミカップは私が小学生か中学生の時に買ったキャンプセットのものだ。メスティンなんか買わなくてもこれで充分にご飯は炊ける(半分つよがり)。ご飯を炊くのと並行して別のカップでお湯を沸かしてワカメスープを作る。こちらはガスのシングルバーナーを使った。そしてメインディッシュは鶏と野菜の回鍋肉(ホイコーロー)。前日に材料を買ったときには鶏肉と野菜の蒸し焼きにしようと思っていたが、家で野菜と肉を切って調味料を物色していたら回鍋肉のたれがあったので、これを使うことにした。鶏肉でも、タマネギが入っていても、蒸し焼きにしていても、回鍋肉のたれで煮ているので、「回鍋肉」ということにしておこう。油も水も加えなくても鶏肉の油と野菜の水分でうまい具合にできた。野外で暖かい料理を食べたのは初めてだという娘は父の手作り料理を喜んでくれた。私もいつもは一人の山ゴハンなので今日はちょっと張り合いがあった。
食事を終えて、復路は往路と同じコースを戻った。娘は往路の苦しさは無く稜線の展望を楽しみながら、あまり休憩もとらずにすたすたと歩いていた。
連休の後半に娘との初めての山歩きを行った。娘が小さい頃は車から降りて少し散歩する程度のことしかしたことがなかった。最近になって山やキャンプ場で出会う親子を見ては、「こういう経験もさせておくべきだったな」と思うことしきり。けれどもそんなことをいまさら悔いてもどうにもならない。親元を離れてしまった子供たちではあるが、時には一緒に山に登り、一緒に時間を過ごす機会を持つように心掛けたい。私の自己満足だけではなく、娘も最初は苦しそうではあったものの、山から下りた後は満足げであった。次回のリクエストは「片道2kmぐらいで」ということだったが、うーむ、なかなか難しいなぁ。
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