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Yamareco

記録ID: 182842
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山滑走
栗駒・早池峰

快晴!焼石岳スキーツアー_2012/4/15

2012年04月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:58
距離
17.9km
登り
1,176m
下り
1,165m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

 6:00ツブ沼の駐車場を出発-6:42標高600mの分岐-7:20広くなだらかな尾根に取り付く-8:13標高1001mのピーク-8:40中沼コースとの合流点-9:03銀明水避難小屋に到着-10:05姥石平に到着-10:34焼石岳に登頂-11:13銀明水に到着-11:37下山開始-12:35針葉樹林帯に突入-12:43ゲートに到着-12:56ツブ沼に到着
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ツブ沼の駐車場は、乗り入れ部分に雪が残っていたため、側溝を乗り越えて進入しました。
ただ、大きなタイヤの車以外は入れないと思います。
コース状況/
危険箇所等
ツブ沼のトイレはまだ使用できませんでした。
下山後はひめかゆ温泉にどうぞ!

感想

 残雪期の焼石岳に初めて出かけてきました。
 5年ほど前に、スキーで焼石岳に登頂している記事を見て以来、ずっと気になっていたロングコースです。
 ただ、やっぱり長いよな〜、とか、自分のスキー技術で大丈夫かな〜、となかなか実現に至らずにいたんです。
 それが、しばらく中沼登山口が使用できず、ツブ沼から焼石に何度か入山したこともあり、いつしか「長い」に関しては問題なしと思うようになり、残るスキー技術に関しては、何とかなるさ!と出かけた次第です♪

 今回のメンバーはふたりです。
 この時期初めてということもあり、朝一番で入山したいと考えツブ沼に前泊しました。
 男ふたりが前泊となれば、当然飲みます!
 初めは外で飲んでいましたが、次第に寒くなったのでテントに中で宴会継続です。
 結局、21時に就寝となりました。
 あまりに飲みすぎたのか、夜中の2時にトイレタイムで外に出たのですが、満天の星空でちょっとオレンジがかった半月が怪しげに輝いていました。
 朝5時に起床して、朝飯を詰め込み、お湯をテルモスに入れて、出発準備です。
 テントは下山後に撤収することにしたので、あっという間に準備完了です。

 6時にツブ沼の駐車場を出発しました。
 国道のT字路交差点から夏道の階段をスキーを持って上がり、雪が出たところでスキー装着です。
 ここ数日のものと思われる踏み跡が続いており、追いかけるようにスキーで登ります。
 踏み跡がどうも夏道と違うように感じたのですが、あとで軌跡を見たら、多少のショートカットがあったものの、基本夏道とおりでした。ちょっと夏道がわかりにくいですね。

 6時42分、標高600mの分岐に到着です。
 ちなみに、自分は、分岐を右に進む尾根コースのほうが、泥で靴が汚れないので好きなんですが、尾根コースは通行止め扱いになっています。
 ここは踏み跡どおり分岐を左に進みます。
 金山沢川を徒渉する手前で、夏道を外れ、左の尾根に取り付きます。
 この尾根をスキーで登っていた記録があったので、参考にさせていただきました。
 
 7時20分、ちょっと苦労しましたが、広くなだらかな尾根に取り付きました。
 快晴の空の下、ブナなどの広葉樹の尾根を登るにつれ、展墓が広がってきます。
 風もなく申し分ない天気です。

 8時13分、標高1001mのピークで夏道と合流します。
 ここからの展望がなかなかでした。
 こんないいとこあったっけ!?と考えたら、夏場は葉っぱが生い茂るため展望が無いのかもしれません。
 このピークの下りは雪が付いていなかったので、スキーを脱いで降りました。
 雪だ出てきたところで再びスキーを履き、白く輝く横岳から続く稜線に目を奪われながら、なだらかな地形を進むと、正面に雪庇が張り出した箇所が出てきました。

 8時40分、中沼コースとの合流点に到着です。
 ということは銀明水はもうすぐです。
 右手に経塚山と天竺山を見ながら登っていくと、正面に銀明水の赤い屋根が見えてきました。
 水場がある小屋の下の広場は雪で埋もれていたので、そのまま小屋を目指します。

 9時3分、銀明水避難小屋に到着です。
 風も無かったので、小屋には入らず、外で小休止をしました。
 小屋には誰もいませんでしたが、どうやら昨晩泊まったメンバーが山頂に向かったようです。
 自分たちも追いかけるように焼石山頂を目指します。
 6月の花の時期でも、銀明水から上には雪渓が残っていますが、所々夏道が出て雪渓は分断されています。
 ところが、この時期の雪渓は、姥石平まで途切れることなくひとつの雪渓でした。

 10時5分、姥石平に到着です。
 この辺りは雪が付かないのか、ところどころ石が顔を出していました。
 姥石平からは、焼石山頂を目指して登っている姿が5人ほど確認できました。
 少し風が冷たくなってきたので、登りに入る前に、アウターを着込みます。
 頂上に登る途中、焼石の左肩から鳥海山が姿を現しました。
 イエーイ!歓喜の声を上げながら、頂上を目指します。
 
 10時34分、焼石岳に登頂です。
 自分たちの前に登っていた5人が、自分たちが登頂する前に下山してしまったので、思いがけず焼石山頂をふたり占めです♪
 焼石山頂からは360度の大展望です。
 北に岩手山から秋田駒、西に三界山と西焼石岳、その奥に鳥海山、そのまま南に向かうと虎毛山から栗駒山、近くに横岳、東に向かうと東焼石岳の奥に経塚山と遠く早池峰山、すぐ近くに牛形山が見えます。
 こんなに見えて良いんだろうかというくらい、360度の大展望です。
 展望を楽しんだ後、小休止をしていよいよ下山開始です。

 10時53分、大(!?)滑走です♪
 あっという間に姥石平です。笑
 そのまま一気に銀明水まで滑走します。
 
 11時13分、銀明水に到着です。
 銀明水前には10人ほどのスキー客が休憩していました。
 頂上で休憩してからさほど経過していないのですが、小屋に入って休憩しました。
 小屋の中には知っている顔もあり、いろいろと情報収集です。
 ツブ沼に自分たち以外の車が無かったので、どこから入山したのか確認したところ、大荒沢沿いのスキーツアーコースを登ってきたとのこと・・・。
 赤いゲート前に車を止めて、そこから入山してきたそうです。
 スキーツアー用の赤い番号札もかかっているとのことなので、公のルートなんですね。
 この大荒沢沿いのスキーツアーコース・・・。
 噂では聞いていたのですが、ネットで調べても見つからないんですよね・・・。
 次回はそのルートを登りたいなと考えながら、いよいよ下山です。
 小屋の外に出ると、新たな10人ほどの団体客が休憩をしていました。
 ツブ沼までのゲートがオープンした初の週末ということで、多くの登山客が訪れたようです。

 11時37分、下山開始です。
 最後の団体さんはツボ足だったみたいで、はっきりと踏み跡が確認できました。
 その踏み跡を目印にして下っていくと、踏み跡が登ってきたルートと違う方向に進んでいきます。
 他にもスキーの踏み跡が確認でき、よく見るとスキーツアーの番号札もあったことから、これが噂の大荒沢沿いのスキーツアールートだと確信しました!
 となれば、スキーツアーの番号札と踏み跡を見ながら、このルートを下山しよう!ということになりました。
 ルートは、地形が複雑なこともり、1本尾根を下るのとは違い注意が必要ですね。
 今回は歩いたばかりの踏み跡があったことあり迷うことはありませんでしたが、踏み跡がないと迷いそうな感じです。

 12時10分、平らな地形のところに出ると、沢には小さな水芭蕉が芽を(?)を出していました。
 あとどのくらいで花をつけるのかなあ!?
 このあと再び斜度が増します。
 爆弾低気圧の影響か、結構枝が落ちているので、スキーのコース取りが難しいです。

 12時35分、そうこうしているうちに、針葉樹林帯に突入です。
 焼石でも植林している林があるんですね…。
 いつしかルートは、植林のときに使用したと思われる作業道を進んでいました。
 道なりに進むと、左手に国道を閉鎖している赤いゲートが見えてきました。

 12時43分、ゲートに到着です。
 ゲート前には、多くの車が停められていました。
 これじゃあ、ツブ沼に車が無いわけです。
 しばらくスキーを担いでアスファルトの上を歩きましたが、道路脇には1mほどの積雪が残っていたので、再びスキーを履いてツブ沼を目指しました。

 12時56分、出発から7時間、ツブ沼に到着です。
 やはりスキーの下りは快適ですね。
 銀明水から1時間で下山したことになります。
 
 さて、GPSの軌跡です。
 思いがけず周回ルートとなりました。
 スキーツアールートは、東側の展望が無いのが残念な感じですが、今度は登りで使ってみたいと思います。

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