北海道残雪期の旅③「大雪山」（RW姿見駅⇌旭岳）

2019年05月01日(水) [日帰り]

天候

霧雨
視界不良

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

大雪山旭岳ロープウェイ
山麓駅⇌姿見駅（往復券1900円、午前9時開業）

車は山麓駅の大型駐車場に駐車。夜間の車中泊は禁止となっていますが、ここに至るまでの道路には各所に広めの自由に使えるPがあります。

コース状況／危険箇所等

姿見駅の周囲にはおびただしい数のトレースが残っていました。また踏み抜きポイント多し。
五合目以上は、強風のためか、ほぼトレースは消えていました。

この日は視界不良であり、また霧雨が舞う中での寒い雪山登山となりました。いつのまにか全身・全装備が湿っているタイプの行動しにくい日。手袋を三枚目のスペアに付け替えた頃、ようやく下山しました。
他の登山者はほとんどいませんでした。

その他周辺情報

日帰り温泉「湧駒荘」

写真

5/1 9:19

昨夜の知床からの大移動、小雨のなかの運転でした。大雪山の予報は曇り。登頂には支障がないと信じますが、粉雪やみぞれぐらいは覚悟します。

5/1 10:05

ロープウェイ姿見駅から踏み出して、笑う。まっしろけっけ。ホワイトアウトまでにはいかないですが、多すぎて乱雑なトレースが、かえってミスリードを誘いそうです。

5/1 10:10

それと、ワカンを置いてきたことを後悔。踏み抜きだらけ。入山者がダントツに多い山だから、踏みしめられているだろうと予想した私が浅薄でした。笑う。

5/1 10:44

七合目。何が嫌かって、雪山登山なのに霧雨が風に舞って、全身全装備を湿らせていくこと。羅臼と斜里でできた靴擦れと、乾かないブーツの相性は最悪。苦笑します。

5/1 11:39

八合目より上は、風に消されてトレースは無し。超大型連休なのに前後に登山者無し。

5/1 11:44

手が寒い。手袋が完全に濡れています。スペア第2号に換装。北海道の自然環境は厳しいと知りました。

5/1 11:47

５月、陽春の山です。

5/1 12:02

北海道最高峰に登頂。
踏み抜きに時間をとられながらも、到着しました。誰もいない…

5/1 12:12

冷風がぴゅーぴゅー。水滴が舞い、カメラのレンズを濡らします。
『ヤマノススメ』の雪村あおいもビショビショ。
「なんにも見えなーい！」

5/1 12:20

天候回復の予兆はないので、早く下山したいな、と思うも踏み抜き減速。笑う金庫岩。

5/1 12:48

下山中、ご夫婦のハイカー1組とだけ挨拶をかわしました。いつまでも変わることのない風景。

5/1 12:56

ドボンと落とし穴。また手袋が濡れているので、スペア第3号に。やれやれ。

5/1 12:55

下山しました。ロープウェイがすぐに出る時間のようなので、最低限の片付けだけして、急いで飛び乗る！

5/1 13:25

下山後、山麓駅で食事。旭川笹豚丼。芽キャベツやポテトがフレッシュ。湿ったソフトシェルグローブを比較材料にして、皿の大きさをお伝えします。苦笑い。

5/1 15:21

で、もちろんここまで来たらココでお終い。

撮影機器：

サイバーショット DSC-WX500 SONY

iPhone 7 Plus Apple

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター マフラー ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック アイゼン ピッケル ビーコン スコップ ゾンデ 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 水筒（保温性） ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証

感想

sprout

３日目。３座目。
天気の巡りにより、当初の登るべき順番はとうに破綻。運転時間も大幅に加算されて、疲れが目立ってきました。

道内全域が悪天候のこの日、大雪山あたりだけは雨雲が避けてくれる可能性がでていました。
ロープウェイ利用で、かつコースタイムの短いピストン登山。登れないことはないと判断。あわよくば、なか日の骨休めぐらいにならないかと甘く考えていました。

ところが、予想以上のガスガスで霧雨が降りはじめる始末。
北海道の山は本州のそれに標高を1000m足して考えろとはよく言われますが、まさにそのような自然環境。なんだかんだで疲労が積み重なる登山でした。
それでも目標であるピークハントだけは成すことができて、ホッとしました。

この後、再び道東に引き返します。
明日の阿寒岳ならば登頂できそうな天気予報を確認して、大移動です。
さて、残り２座。気力体力はもつのでしょうか？
(その④阿寒岳に続きます)