雷雨予報の中、観天望気に頼って登った富士山
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 1,388m
- 下り
- 1,400m
コースタイム
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:00
この時期の富士宮口五合目からの富士登山は天気に恵まれれば難しくない。とはいえ、一昨年は強風で、昨年はアイゼンの不調で、いずれも八合目でリタイアしているので、今年はそこをクリアしたい。
天候 | 晴れ後あられ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
90%以上雪上を歩きました。 |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
感想
新五合目まで車で登る富士スカイラインは今年も4月末に開通した。しかし、残雪が多く、融けた水の凍結によるスリップの恐れから夜間通行止めになっている。そこで、前日に5合目まで登って車中泊することにしました。
登山日は、晴れて風が弱そうな5月4日に決定。ところが、前日の昼の天気予報で、当日は上空に寒気が入るため、午後は静岡、山梨、神奈川で雷雨の予報となってしまいました。
今の時期富士山では避難できる場所がないので雷は絶対に避けなければならない。
しかし、雪山では地表(雪面)温度が上昇しないので積乱雲はできないのではないだろうか?そうだとすると、周辺で発達した積乱雲の影響をどの程度受けるかの問題になる。この日を逃すとしばらく登れそうにないので、ピークハントにこだわることなく様子を見ながら登ることにしました。
富士山は携帯電話の電波が届かないと聞いているし、スマホでも最新の情報は得られないと思うのだが、私の後に登っていた他の多くの登山者はどのように判断していたのだろうか。もしスマホで情報を得られるなら、ガラケーから切り替えることを考えたいと感じました。それとも、もしかして富士山の気象を熟知していれば心配しないのかもしれない、など分からないことだらけでした。
結局、山頂に到達することができ、下山時にあられやみぞれにあったのも想定の範囲でおさまってくれたし、雷には遭わずに終えることができました。 ただ、結果は良かったものの、途中の判断が正しかったか否かは何とも言えず、幸運だっただけなのかもしれません。雷雨予報の中、観天望気にはとても気を使いました。途中何度も雲の状況を観察しました。真っ暗になってしまったら遅すぎてアウトです!!どの位の速さで積乱雲が発達するかの判断が重要でした。結局、下山開始するまでに山頂部では顕著な変化はありませんでした。ただ、中腹では悪化しつつあるのが感じられたので、歩くペースが上がらなかったり、シリセードができない雪質で時間が稼げなければ途中で引き返したと思います。
このようなことを全てひっくるめて、幸運の富士登山になりました♫
ちなみに、この日は予報を越えて首都圏一円の広い範囲で雷雨になったようでした。そして、丹沢山塊で落雷のため一人亡くなられたのは、大変残念でお気の毒でした。
約50年前に西穂高で起きた松本深志高校生が多数死傷した落雷事故は、同年代だった私にとって決して忘れられない大きな衝撃でした。今、気象変動によって同様な現象の起こる確率が上がっていると危惧しているので、今回、しつこく雷について書いてみました。
読んでくださった方にとっていくらかでも参考になれば幸いです。
私にとっても、さまざまなリスクがある登山において今後も危険予知に留意して山歩きしたいとの思いを新たにした一日でした。
Hide6さん こんにちは(^^)
雷に見舞われず下山できて良かったです。
私もほっとしました
予定していた予報から急に変わってしまうことありますから、急なゴロゴロがやっていたとしても早く下山できるようなスピード力も備えていればいいなぁと思っております。
珍しくHide6さんのお姿の写真が掲載されていて嬉しかったです⤴
しかし3776m!私も頭痛で登れないだろうなぁ。
moontopazさん、こんばんは
ありがとうございます。2年連続八合目リタイアだったので、さすがに今回は準備万端(のつもり)でした。それでもまさかの雷雨予報とは、何が起こるか分からないもんですね(;^_^A
topazさんは昨年3000m峰に登っているし、それが平気だったら富士山も問題ないですよ♫ 老若男女、多くの皆さんが登っている山ですから、一生に一度は登ってみてくださいネ(^^♪
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する